訪日外国人最多 一過性の特需にせずに(2015/07/24京都新聞)
今年1〜6月にわが国を訪れた外国人旅行者が914万人に達した。過去最高だった昨年上半期の約1・5倍に増え、政府観光局は年間を通した旅行者は1800万人前後になると見込んでいる。訪日外国人は2年前に初めて1千万人を超えた。政府は、外国人旅行者を呼び込み、経済活性化につなげる「観光立国」を掲げている。東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに年2千万人にする目標が、早い時期に達成できる可能性も出てきた。ただ、最近の訪日者の急増は、旅行者の日本での滞在や買い物に有利な為替の円安傾向に負うところが大きい。一過性の特需に浮かれることは、あってはならない。・・・ 訪日客急増を引っ張ったのは、「爆買い」に代表される中国からの旅行者だ。上半期の推計を国・地域別で見ると、トップは中国の218万人、韓国182万人、台湾179万人が続く。中国は昨年上半期の2倍を超える伸びだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/
BACK
鶴見俊輔さん死去 「思想の科学」、ベ平連 93歳(2015/07/24朝日新聞)
60年5月、岸内閣の新日米安全保障条約強行採決に抗議して東京工大を辞職。翌年、同志社大教授となるが、大学紛争下の70年、辞職した。作家の小田実らと結成した米国のベトナム戦争に反対する「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)運動を展開した。「思想・良心の自由」の信念から、ベトナム戦争からの脱走米兵援助や国外退去処分になった韓国人らを本国送還するまでの期間拘禁した大村収容所の廃止運動、さらに、投獄されていた韓国の反体制詩人・金芝河(キムジハ)氏への支援などに努めた。漫画や映画、テレビドラマ、演芸などにも見識が深く、戦後思想と結びつけた独自の大衆文化論を京都を拠点に展開。現代思想、大衆文化論への貢献と在野思想を確立した業績で、94年度の朝日賞を受賞した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11877220.html
BACK
(声)疑問つきない集団的自衛権行使(2015/07/24朝日新聞)会社員 武内淳一(神奈川県 59)
集団的自衛権行使の推進派の本を何冊か読んだが、やはりその必要性を理解できない。そこでは、必要性の理由として、海洋進出を進める中国や核ミサイルを開発する北朝鮮といった脅威をあげる。しかし、冷戦時代にも「ソ連の脅威」が強調されていた。爆撃機や軍艦が日本周辺にひんぱんに出没していた。核ミサイルが日本を射程に入れているとも言われた。だが、集団的自衛権について特に問題になっていなかった。脅威の対象国がソ連から中国、北朝鮮に置き換わっただけとも考えられる。それならなぜ今、集団的自衛権なのだろうか。推進派は集団的自衛権を「殴られている友達を助けること」になぞらえる。しかし、米国は日本が集団的自衛権を行使しないと言っていた時代から安保条約を維持してきた。基地を置くことを認めた条約の利益が大きいからだろう。在日米軍基地が世界戦略を支えているのだから。その米国が「日本が集団的自衛権を行使しなければ安保条約を継続しない」と言い出しているのだろうか。疑問はつきない。参議院の審議で明らかになるよう期待する。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11877079.html
BACK
(声)手遅れにならないうちに廃案に(2015/07/24朝日新聞)農林業 橋本理市(三重県 77)
「安全保障関連法案に反対する学者の会」に賛同する大学教授ら約150人が20日、東京都内で記者会見をして、「世論調査で反対多数の状況での強行採決は、国民の意思を踏みにじる立憲主義と民主主義の破壊」とする抗議声明を発表した。発起人のひとりでノーベル賞受賞者の益川敏英・京都大名誉教授は「安倍首相が有事と思えば戦争ができるようになる。鉄槌(てっつい)をくださなければ」と警鐘を鳴らした。また、上野千鶴子・東京大名誉教授は「手遅れにならないうちに行動しなければ」と訴えた。強行採決当日の衆院特別委員会で、安倍晋三首相自身も「まだ国民の理解が進んでいる状況ではない」と認めたように、多くの国民が、この法案に対する疑問を持っている。数をたのんで安保法案の採決を強行した自公政権を選んだのは、国民である。しかし、いま投票した国民の多くが後悔しているのではないだろうか。論語に「過ちて改めざる、これを過ちという」とある。この危険な法案が廃案になるように、「手遅れにならないうちに」国民ははっきりと意思を表すべきではないだろうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11877081.html?ref=pcviewpage
BACK
どこにも拠らず考えぬいた 鶴見俊輔さんを悼む 寄稿、社会学者・上野千鶴子(2015/07/24朝日新聞)
鶴見さんが、とうとう逝かれた。いつかは、と覚悟していたが、喪失感ははかりしれない。地方にいて知的に早熟だった高校生の頃から「思想の科学」の読者だったわたしにとって、鶴見さんは遠くにあって自(おの)ずと光を発する導きの星だった。・・・「思想の科学」はもはやなく、鶴見さんはもうこの世にいない。いまどきの高校生がかわいそうだ。鶴見さんは、このひとが同時代に生きていてくれてよかった、と心から思えるひとのひとりだった。・・・ 鶴見俊輔。リベラルということばはこの人のためにある、と思える。どんな主義主張にも拠(よ)らず、とことん自分のアタマと自分のコトバで考えぬいた。何事かがおきるたびに、鶴見さんならこんなとき、どんなふうにふるまうだろう、と考えずにはいられない人だった。哲学からマンガまで、平易なことばで論じた。座談の名手だった。いつも機嫌よく、忍耐強く、どんな相手にも対等に接した。女・子どもの味方だった。慕い寄るひとたちは絶えなかったが、どんな学派も徒党も組まなかった。・・・ 加藤周一さんらと共に、「九条の会」の呼びかけ人にもなった。今夏の違憲安保法制のゆくえを、死の床でどんな思いで見ておられただろうか。
1996年に「思想の科学」が休刊し、十数年後にその意義をふりかえるシンポジウムが都内で開催された。病身を圧(お)して奥さまと息子さんに両脇をかかえられながら、京都から鶴見さんが参加された。そのときのスピーチもきわだって鶴見さんらしいものだった。「思想の科学」の誇りは「50年間、ただのひとりも除名者を出さなかったことだ」と。社会正義のためのあらゆる運動がわずかな差異を言い立てて互いを排除していくことに、身を以(もっ)て警鐘を鳴らした。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11877110.html
BACK
(ウォッチ安保国会)二等兵だった元首相「暴挙だ」(2015/07/24朝日新聞)
「70年間、この国の平和を守り続けた憲法を一総理の意思で変えるのは絶対に許せない」安全保障関連法案の参院での審議入りを間近に控えた23日夜。法案に反対する国会前集会に、村山富市元首相(91)が大分から駆けつけた。「いてもたっても、いられなくてね」。白く、長く伸びた眉毛の下の目が一瞬和らいだ。学徒動員中に徴兵検査を受け、二等兵として宮崎県都城市に。一等兵からは「おれの命令は天皇陛下の命令だ」と言われ続けた。戦争に負け、新たな憲法ができる。「まったく晴れ上がったような気持ちだった」と当時を振り返った。約4分半のあいさつでは、その憲法を解釈によって変えた現首相の政治手法をきつく批判した。「国民の意思を無視した暴挙だ」国会前でマイクを握ったのは「20年ぶり」。壇上から見える風景は当時と少し違った、という。「この国は大丈夫か、この国をどうすべきか、悩み、行動しようとする若者の姿があった」(山本亮介)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11877246.html
BACK
鶴見俊輔さん「理解した上で反論を」 残した知の指針(2015/07/24朝日新聞)
鶴見俊輔さんは多くの知識人にとっての指針だった。朋友(ほうゆう)として交わり、後進として薫陶を受けた。僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(93)は「私にとって恩人です」と話す。50年近く前、大逆事件で死刑になった管野須賀子の小説(「遠い声」)を書こうとしたとき、どこの出版社も掲載を渋るなか、「うちで書いたら」と「思想の科学」に載せてくれた。「その後も色々と相談に乗ってくれて本当に感謝している。今なお元気だったら、安倍政権に黙っていないで一緒になって、反対の声を上げていたと思う」映画評論家の佐藤忠男さん(84)は新潟で工員をしながら映画評論を書いていたころ、「思想の科学」に「任侠(にんきょう)について」という評論を投稿すると、評論と同じくらいの長さの手紙をもらい、感激した。「鶴見さんは、それまで議論の対象になりえなかったチャンバラ映画に哲学的な意味を見いだすなど、意表を突く文章を書かれ、大いに影響を受けた。自分と異なる思想の人を理解すべきだとおっしゃっていました。相手の人生や論理を理解したうえで反論すべきだ、と。私が文章を書くうえで、忘れられない教えになりました」哲学者の梅原猛さん(90)は京都大人文科学研究所の研究会の後輩として刺激を受け、目標としてきた。「鶴見さんの大きな仕事は思想や哲学を出来るだけ分かりやすく語り、民衆の立場で考えたこと。(戦前の政治家の)後藤新平の孫で、子どものころは一等車に乗って避暑に行ったという。しかし、そういう家に生まれたことにコンプレックスを持ち、民衆の中へ分け入った」
鶴見さんは仏文学者の桑原武夫、多田道太郎らとともに1976年、「現代風俗研究会(現風研)」を立ち上げ、身近な都市の風俗や娯楽の研究も進めた。同会理事で京都文教大教授の鵜飼正樹さん(56)は「現風研の年報には会員から『便所』『風呂』など様々なテーマについてはがきで情報を送ってもらう『はがき報告』のコーナーがあり、鶴見さんは大変重視した。研究対象としては『玉石混交』だが、普通の社会学研究では抜け落ち、見失われてしまう『石』に意味を見いだそうとする姿勢は、後進に多くの影響を与えた」と振り返った。 現風研の会員だった国際日本文化研究センター副所長の井上章一さん(60)は話す。「頭のいい人でした。20年ほど前、ご本人に直接申し上げたら、『私の頭が一番回転していたのは、毎週1回、(文化人類学者の)梅棹忠夫さんと京都大近くの老舗喫茶店で話をしていたときだった』と言われ、意外でした。梅棹さんは比較的自民党に近い立場に身を置き、鶴見さんは反権力の姿勢が鮮明で、全く逆方向に進んでいましたから。そんな思い出を聞き、京都の学者たちには立場や思想を超えたつながりが確かにあり、鶴見さんがその学問風土の真ん中にいたのだと感じました」
http://digital.asahi.com/articles/ASH7S2TW4H7SPTFC001.html?iref=com_alist_6_01
BACK
(集団的自衛権)「九条の会」信念貫き10年 きょう渋谷で講演会(2015/07/24朝日新聞)
イラクに自衛隊が派遣された2004年に生まれた「九条の会」が10日、発足10年を迎える。「憲法9条を守ろう」。作家の大江健三郎さんら9人の呼びかけから、各地にできた草の根の組織は7千を超す。集団的自衛権をめぐって解釈改憲へとひた走る安倍政権に危機感を抱く保守層まで取り込み、今も広がっている。・・・「九条の会」ができたのは2004年。政府は自衛隊のイラク派遣に踏みきった。他国の武力行使と一体化しないよう派遣先を「非戦闘地域」に限ったが、地域によって戦闘行為が続いており、その線引きがあいまいだと批判された。評論家の故加藤周一さんを筆頭に、大江さん、哲学者の鶴見俊輔さんらが共同で記者会見を開いた。「九条を世界に輝かせたい。一人ひとりができるあらゆる努力を今すぐ始めよう」。加藤さんが原案を書いたアピール文を紹介した。趣旨に賛同し、各地にできた九条の会は約7500。自衛隊の装備の完全放棄から、専守防衛に限っての保有を認める立場まで、参加者は多様だが、戦争につながる「他国での武力行使に反対」では一致する。この10年で呼びかけ人のうち、加藤さん、作家の井上ひさしさん、小田実さん、元首相夫人の三木睦子さんの4人が亡くなり、全国でも解散状態となったグループも多い。だが近年、また盛り返してきた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11181172.html
BACK
空き家対策 地域の財産ともしたい(2015/07/24東京新聞)
空き家は年々増えている。二〇一三年には全国で八百二十万戸で、住宅七〜八戸に一戸の割合に上る。賃貸用でもなく、売却予定もない一戸建てがほとんどで、少子化で人口が減っているのに供給が多すぎることが背景にある。・・・ 日本では持ち家志向が強く、新築に偏ってきたことが、空き家を増やす原因になってきた。住宅総数は六千万戸で総世帯数を上回る。空き家を減らすには、欧米のように中古住宅に手を入れながら長く活用していく、そんな住宅政策への転換も必要だろう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015072402000124.html
BACK
地球に似た「いとこ」惑星発見 NASA(2015/07/24CNN)
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は23日、太陽とよく似た恒星系の生命居住可能圏(ハビタブルゾーン)内に、地球とほぼ同じサイズの惑星が初めて見つかったと発表した。この惑星は宇宙望遠鏡「ケプラー」を使って発見され、「ケプラー452b」と命名された。地球のような岩盤や水や空気があるかどうかは不明だが、これまで見つかった中では最も地球に近いという。地球からは1400光年離れたはくちょう座の中にあり、大きさは地球の約1.6倍。ハビタブルゾーン内にあることから生命を支える液体の水が地表に存在する可能性がある。・・・NASA研究者のジョン・ジェンキンズ氏によれば、「大気があることはほぼ確実」だが、成分は分かっていない。ただ、地球より濃い大気や活火山が存在している可能性が大きいという。恒星の周りを公転する周期は385日と、地球の365日に近い。誕生したのは60億年前と推定され、「生命の存在に必要な成分や条件がすべてそろっていたとすると、生命が生まれる可能性は相当高い」とジェンキンズ氏は指摘する。
http://www.cnn.co.jp/fringe/35067831.html?tag=cbox;fringe
BACK
「アフリカの天井」が危ない 世界遺産、森の8割失う(2015/07/24朝日新聞)
4千メートル級の山々が連なり、「アフリカの天井」と呼ばれるエチオピア北部の世界遺産「シミエン国立公園」。断崖絶壁で守られてきた貴重な自然環境が、周辺人口や家畜の増加で存続の危機にさらされている。・・・同機構の推定によると、公園内で暮らす人の数は70年代の約10倍の数千人規模に増えた。放牧などで公園内の森の約8割が失われ、96年には世界遺産の価値が脅威にさらされていることを示す「危機遺産リスト」に登録された。同機構のアザナウ・カフェロさん(50)は「現状が改善されなければ、あと数十年のうちに、貴重な自然が消えてしまうだろう」と指摘する。一方、周辺住民たちは2千年以上前から、この地で放牧を営んできた。羊の放牧をしているアルベル・ミギルさん(65)は「世界遺産だと言って土地の利用を制限し始めたのは、後から来た白人や都会の役人たちだ」と不満を漏らす。・・・
1967年から2年間、初代シミエン公園長を務めた作家C・W・ニコルさん(75)の話
知り合いからエチオピアで公園長になってみないかと誘われ、初めてアフリカの地を踏んだ。当時はまだ公園内に道はなく、馬やロバにのって公園内を見回り、テントで寝泊まりした。あちこちで山賊が出て、治安が悪かった。それ故に、公園には素晴らしい自然が残されていた。「アフリカの天井」と呼ばれる絶景に加え、草木や花があふれ、まるで桃源郷のようだった。昨年、45年ぶりにシミエンを訪ねたが、森が失われ、草花も消えていた。最大の原因はやはり家畜で、草や木の芽が根こそぎ食べられている。人々の生活スタイルを変えていくのは重要だ。観光業はその一つ。でも森や花がなくなっては、観光は成り立たない。そうなる前に手を打たなければならない。時間との闘いだ。
http://digital.asahi.com/articles/ASH7P6RJFH7PUHBI033.html?ref=rss
BACK
社説 防衛白書 「対話の力」を忘れるな(2015/07/23ヒロシマメディア平和センター)
日本の行く末を左右する安全保障関連法案の参院審議入りを前に、2015年版の防衛白書が公表された。集団的自衛権の行使に前のめりな安倍政権の意向を、色濃く反映しているように思える。 ・・・日本を取り巻く状況が厳しさを増しているのは確かだ。警戒を怠らない姿勢も分かる。しかし一つ言えるのは、中国や北朝鮮への対応はそもそも個別的自衛権の範囲に収まることだ。安保法案とは切り離して論じるべきではないのか。 ・・・時の政権に都合のいい記述ばかりでは、白書の役割から明らかに外れていよう。沖縄の米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐっても政府の言い分を書くだけで、地元の反対が強く対立が続くことに触れなかった。垂直離着陸輸送機オスプレイに安全性への不安があることも言及していない。 ・・・国際環境が複雑化した時代だからこそ、対話も含む臨機応変な外交力が求められるはずだ。イスラム国のような非国家の国際テロも、力で封じ込めることが難しいのは、泥沼化した現地の情勢からも明らかだ。平和国家の日本にとっては非軍事のアプローチも当然、必要だ。その姿勢を、国内外にもっと示すべきである。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=47813
BACK
古代シナゴーグで発見された“場違いな”もの(2015/07/23ナショナルジオグラフィックス)
躍る男や武装ゾウ、古代の大王のモザイク画に考古学者も困惑。イスラエル北部、ガリラヤ湖を見下ろす丘の上で、土に埋もれていたシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)の跡が見つかり、そこから見事なモザイク画に飾られた床が次々に姿を現した。さまざまな色の石で描かれたモザイク画が最初に発見されたのは2012年。それ以来、米国ノースカロライナ大学教授のジョディ・マグネス氏とイスラエル考古学庁の考古学者スハ・キシレビッツ氏は、毎年6月に現場へやって来て、地下に眠る遺跡の発掘調査を続けている。・・・大きなモザイク画のすぐ脇では、東側廊周辺で最初に見つかったモザイク画の発掘調査も進められた。発掘作業にボランティアで参加していたブライアン・ボザング氏が、その驚くべき発見をしたのは2012年のこと。こてで土を取り除いていたら、人間の顔が現れた。さらに土を払ってみると、それはイヤリングをつけた女性の顔で、横には、黒地に白のヘブライ文字で文章が記されていた。
文字は部分的に欠けていたが、イスラエル人考古学者のダビッド・アミット氏は文章の解読を試み、2013年に亡くなる直前に次のような推論を発表した。
また、すべての戒律に
従う(町の人々?)は
幸いである。
あなたがたの労苦も
(祝福されますように)。
アーメ(ン、セ)ラ
(平)安
この文章が何を伝えようとしているのか、この女性が誰なのかは、この遺跡が秘めている多くの謎の一部にすぎない。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/072200192/
BACK
仏、原発依存率を引き下げ(2015/07/23京都新聞)
【パリ共同】発電量に占める原子力発電への依存率が世界最高とされるフランスの国民議会(下院)が22日、現在の依存率75%を2025年までに50%へ引き下げるエネルギー転換法案を可決した。既に上院で可決しており、法案は国会を通過した。 「原発依存率引き下げ」は、オランド大統領が12年大統領選で公約としていた。法案は二酸化炭素(CO2)排出課税の強化、再生可能エネルギーの活用などを含む包括的なエネルギー政策の転換を規定している。法案は、原子力発電量の増加を認めず、再生可能エネルギーの比率を12年の2・5倍に相当する約32%に拡大するとしている。(共同通信)
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20150723000026
BACK
内閣支持率急落 強引な手法への警鐘だ(2015/07/23京都新聞)
安倍内閣の支持率が急落した。共同通信社の世論調査で37・7%にまで下がった。逆に不支持率は51・6%と、第2次安倍政権発足後初めて過半数に達した。国民の理解が不十分なまま、安全保障関連法案の衆院可決を強行したことへの反発の強さがうかがえる。報道各社の調査でも同様に支持率急落が顕著であり、民意とかけ離れた独善的な政治手法に対する国民の危惧の表れと言える。・・・内閣支持率が30%台となり、政権運営に「黄信号」がともったとみることもできる。巨額の総工費と無責任さが厳しい批判を浴びた新国立競技場建設計画を首相の「決断」で白紙撤回したとの演出も奏功しなかったようだ。・・・安保法案に加え、今夏の戦後70年談話や原発再稼働、沖縄の「辺野古」問題、環太平洋連携協定(TPP)交渉など、安倍政権の前途には国論を二分する課題が待ち受ける。国民の声にきちんと耳を澄まさねば政策決定を誤り、将来に禍根を残すことになる。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/
BACK
愚かさ際立つ原色の戦場 フィリピン戦線描く「野火」塚本監督 尾道で大林監督と対談(2015/07/23朝日新聞)
「今こそ描かないといけないという切羽詰まった気持ちにならないと戦争映画は作っちゃいけない」。大林監督は製作する際の覚悟の必要性を説き、監督だけでなく主演や撮影、脚本、編集もこなして完成にこぎ着けた塚本監督の執念を評価した。 ・・・ 戦争映画で注意すべき点として、大林監督は「カタルシスを持たせない」ことを挙げた。「あーかわいそうとか、同情して見るとおかしくなる。カタルシスを持たせることは犯罪に近い。お国のために死のうと思ってしまう」と指摘。近年、そんな傾向の日本映画が増えていると危惧し「見てつらいということで、戦争映画はようやく許される」と力を込めた。塚本監督は、目を覆いたくなるようなシーンもひるまず描いた。「戦場を体感し、この嫌な感じは何だろうと考えてほしかった」。敵の銃撃に手足はちぎれ、内蔵が飛び出す。そんな死体を踏みつけて逃げ惑う兵士たち。倒れた体にはウジが湧く。平凡な人間が簡単に人を殺していく。「カタルシスとヒロイズムで戦争を描くのが一番嫌。米国映画には今でも、敵を決め、自分は正しく相手は人間じゃないというような作品がある。そんな考えが戦争につながる」と強調した。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=47802
BACK
(ひと)ホセ・メロ・チンガルさん 民族の知恵を伝える南米先住民族アワのリーダー(2015/07/23朝日新聞)
バラバラの粒がひとつの房の中で生きなくてはならない。「世界はトウモロコシ」だという。南米コロンビアで半世紀に及ぶ内戦に翻弄(ほんろう)された先住民族アワ。自治区マグイのリーダーとして地域再生に奔走する。民族の言葉で「人間」を意味するアワ。内戦の悲劇や大地の中で生きてきた民族の知恵を伝える「歴史記憶の家」の建設を目指す。・・・今春来日し、「紛争のない未来へ」と題して6地域で講演した。北海道では同じく「人間」を意味するアイヌ民族の人々と交流。数十年先を見据え、伝統を継承していくことの大切さを再認識した。「一粒一粒が飛び出さず、共同作業で信頼を作り上げること」。故郷で互いに生きるために大切にしてきたことだという。民族が守ってきた「知恵」が争いのない未来に必要だと信じる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11875133.html
BACK
(声)学生デモ、特攻の無念重ね涙(2015/07/23朝日新聞)無職 加藤敦美(京都府 86)
安全保障関連法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。「今こそ俺たちは生き返ったぞ」とむせび泣きしながら叫んだ。山口県・防府の通信学校で、特攻機が敵艦に突っ込んでいく時の「突入信号音」を傍受し、何度も聞いた。先輩予科練の最後の叫び。人間魚雷の「回天」特攻隊員となった予科練もいた。私もいずれ死ぬ覚悟だった。死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、五体爆裂し肉片となって恨み死にした。16歳、18歳、20歳……。若かった我々が、生まれ変わってデモ隊となって立ち並んでいるように感じた。学生さんたちに心から感謝する。今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11875037.html
BACK
天風録 「益川博士と時計」(2015/07/22ヒロシマ平和メディアセンター)
朝、駅までの時間を逆算して8時3分に家を出る。風呂には夜のニュースを見て9時36分に入る…。ノーベル賞受賞者の益川敏英さんは日々の行動を分単位で決めるそうだ。この春にインタビューした折に聞いて驚かされた▲無駄な動きを省いて研究に没頭したいからだと。そんな益川さんが、ここまで研究以外に時間を割くのは異例だろう。安保法案に異を唱える集会の最前列で「廃案」のビラを掲げるさまが、きのうの本紙に載っていた▲覚悟の裏に自身の体験もあろう。戦時下の名古屋。5歳の益川少年は両親のリヤカーに乗せられ、火の海を逃げまどう。自宅に焼夷(しょうい)弾が落ち、不発で命拾いしたことも。「戦争に反対というより嫌い。大嫌いなんです」と▲法案に反対する研究者は1万人以上になっている。日本の科学界は岐路にある。研究予算が減る一方、防衛研究に手を貸す「軍学共同研究」はじわじわ広がる。いずれ学問の自由が脅かされる、との危機感もあるのか▲「真面目なことを言うにはエネルギーがいるが言わなきゃならん」。先の取材で物理学の重鎮は語ってくれた。時計の針が平穏に進む日々は何よりの幸せだろう。後戻りするのを見たくはない。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=47767
BACK
陸自イラク報告 検証し問題を洗い出せ(2015/07/21京都新聞)
「戦地」の実態と、これまでの政府の説明との隔たりを浮き彫りにする内容だ。陸上自衛隊が2004年から06年にかけてイラク南部サマワで実施した人道復興支援活動の内部報告書の全容が判明した。注目されるのは、当時の部隊責任者がイラク派遣を「純然たる軍事作戦」だったと総括している点である。自衛隊の活動地は、イラク特別措置法で「非戦闘地域」に限定された。しかし報告書には、宿営地への迫撃砲やロケット弾による攻撃が10回以上あったことや、派遣前の訓練で多くの指揮官が隊員に「危ないと思ったら撃て」と指導していたことが書かれている。戦闘に巻き込まれるリスクを陸自は派遣前から認識し、実際に危険に直面したことになる。結果的に一人の犠牲者も出さなかったとはいえ、これを「実績」に、他国軍への弾薬補給など自衛隊の海外活動を広げようとする安倍政権の動きは極めて危ういと言わざるを得ない。参院の安全保障関連法案の審議で、イラク派遣の徹底検証と問題点の洗い出しを求めたい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/
BACK
原発工事会社から報酬 立地の道県議6人、役員や顧問に(2015/07/21朝日新聞)
原発が立地する自治体の道県議計6人が、地元の原発工事を受注する会社の役員や顧問に就任し、報酬や株主配当を受けていたことが朝日新聞の調べでわかった。関係する6社の原発工事受注額は、東京電力福島第一原発事故後で少なくとも計10億7千万円。6議員は議会などで、原発の再稼働を促す考えを表明している。
http://digital.asahi.com/articles/ASH7M5H97H7MUUPI001.html?ref=nmail
BACK
瀬戸内寂聴さん:安倍首相批判「悪い政治家だったかも歴史に残る」(2015年07月20日毎日新聞)
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が19日、京都市の寂庵で定例の法話を開き、集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案の衆院通過を受け「何とか覆さなければならない。若い人たちが立ち上がっているから、希望がないわけではない」と訴えた。自身の戦争体験にも触れ、「戦争は“集団人殺し”。世のため人のための戦争など存在しない」と指摘。与党による採決強行という手法と安倍首相も痛切に批判し、「これだけ多くの人が反対したことは歴史に残る。安倍さんがいかに悪い政治家だったかも歴史に残る」と強調した。
http://mainichi.jp/sponichi/news/20150720spn00m200010000c.html
BACK
益川氏ら学者150人 安保法案「廃案」を(2015/07/21東京新聞)
大学教授らでつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」が20日、都内で会見した。ノーベル物理学賞受賞者の益川敏英・京大名誉教授ら約150人が集まり「法案を廃案にするため、あらゆる行動をする」と訴えた。益川氏は「安倍政権はこの法案で、憲法9条をなしくずしにしようとしている」と批判した。 参院での法案の審議に向け、教育学者の佐藤学・学習院大教授が「学生と共同行動をする」と語ると、学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」の奥田愛基(あき)さんも「学者の皆さんと声を上げたい」と応じた。 学者の会は、益川氏や佐藤氏らが発起人となり、6月上旬に発足。20日現在で1万1218人の学者、研究者が賛同人として名を連ねている。会とSEALDsは31日夕、国会周辺で抗議活動をする。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015072102000117.html
BACK
(声)安保法制、抑止力論は疑問(2015/07/21朝日新聞)会社員 草野伸一(神奈川県 53)
安全保障関連法案の必要性について抑止力の向上を挙げる人がいるが、疑問を感じざるを得ない。抑止力を向上させるということは、相手国に軍事力ではかなわないと思わせることだ。常に軍事的な優位を保つことが必要となる。政府が念頭に置いているようにみえる中国が、日米同盟の強化による安全保障環境の変化を理由に更なる軍事予算増強に走ったとする。そうなれば、日本も軍備の拡張を迫られることは必至だ。安倍政権は、軍事力による問題解決に傾斜しているように思えてならない。それよりは環境問題や貧困、教育といった分野に日本が率先して取り組んだ方がいい。中国だけでなく世界にとって日本がなくてはならない国になる方が、本当の意味で日本の安全に資するのではないだろうか。政治家は、今ある危機を語るだけでは不十分だ。将来にわたって日本の安全を保つために、日本がやるべきことは何なのかというビジョンを語ってほしい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11871171.html
BACK
安保法案、学者の会が抗議声明(2015/07/21朝日新聞)
「安全保障関連法案に反対する学者の会」に賛同する大学教授ら約150人が20日、東京都内で記者会見し、安保法案に対し「世論調査で反対多数の状況での強行採決は、国民の意思を踏みにじる立憲主義と民主主義の破壊」とする抗議声明を発表した。20日までに会の賛同者は学者1万1218人、市民2万2779人に上ったという。発起人でノーベル物理学賞受賞者の益川敏英・京都大名誉教授は「安倍首相が有事と思えば戦争ができるようになる。立憲主義に真っ向から敵対している」と批判した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11871279.html
BACK
(現場から考える 安全保障法制)対テロ戦、どこでも「前線」 米輸送隊、死傷者絶えず(2015/07/21朝日新聞)
「アフガニスタンやイラクには本当の意味での『前線』が存在しない。後方支援の輸送車隊は、どの戦闘部隊より攻撃にさらされる可能性が高い」。米国防総省で後方支援を担当するマーク・ライト広報官は朝日新聞の取材にこう語った。国どうしの伝統的な戦闘であれば、後方支援が敵の空爆にさらされることはあっても、まだ対策は立てやすかった。だが、タリバーンや過激派組織「イスラム国」(IS)など、テロを多用する勢力の台頭で、後方支援部隊はいつどこで襲われるか分からない。戦闘部隊ではないため、攻撃にはより脆弱(ぜいじゃく)だ。「燃料補給などの車列(の防衛)は、国対国による過去の戦争と同じように扱えなくなった」(ライト氏)といい、対策は格段に難しくなった。・・・自民党が推薦した長谷部恭男・早大教授は「非戦闘地域、戦闘地域の区別をなくしてしまうと、武力行使の一体化が生ずる恐れが極めて高くなる」と指摘。さらに、小林節・慶大名誉教授は「後方支援は日本の特殊概念で、要するに戦場に後ろから参戦するだけの話だ」と述べた。野党からも問題点を指摘する声が上がった。安全保障関連法案を審議する5月27日の衆院特別委員会。共産党の志位和夫委員長は米海兵隊の教本を引用し、「『兵站(へいたん)(軍への物資補給)は戦争と一体不可分。兵站は全ての戦争行動の中心構成要素である』。これが兵站の本質ではないか」と質問した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11871197.html
BACK
安保法案の採決強行に懸念示す 丹羽・前中国大使(2015/07/21朝日新聞)
6月に日中友好協会の会長に就任し、北京を訪問中の丹羽宇一郎・前駐中国大使が20日、日本の安全保障関連法案について「憲法違反との疑義があるのなら、まず今のようなやり方が正しいのか国民的コンセンサス(同意)を得ることが必要ではないか。そうでなければ、国会そのものが憲法違反ということになってしまう」と述べ、自民・公明与党が衆院採決を強行したやり方に懸念を示した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11871211.html
BACK
(表現のまわりで)加害者が語ることの意味 映画「沖縄うりずんの雨」ジャン・ユンカーマン監督(2015/07/21朝日新聞)
米国人監督ジャン・ユンカーマンの映画「沖縄うりずんの雨」(公開中)は、沖縄と米軍の関係を広い視野で読み解いたドキュメンタリーだ。この中で、20年前に沖縄で少女暴行事件を起こした元米兵が実名・顔出しで当時や現在の心境を語っている。犯罪加害者が公の場で語ることの意味を改めて考えさせられる。事件は1995年に起きた。加害者は3人の若い米兵だった。被害者が小学生だったこともあり、県民の怒りが爆発。抗議集会には8万5千人が参加したとされる。今回取材を受けているのは加害者の1人、ロドリコ・ハープ。画面では、涙にくれるでもなく、冗舌になるでもなく、淡々と話す。教会に通っていると言い、しかし「神の許しなどより、彼女は許してくれるだろうか」と問う。「あの時暴走しなかったら僕の人生はどうだったか」「僕の人生は変わった。彼女の人生はもっとひどく変えられた」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11871188.html
BACK
「アベ政治許さぬ」、怒りの声うねる 京都で安保法案反対集会(2015/07/19京都新聞)
衆院を通過した集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法案に反対する抗議集会が18日、京都市東山区の円山公園音楽堂であった。市民ら約4千人(主催者発表)が参加し、「憲法9条を守れ」「戦争法案廃案」と怒りの声を上げ、繁華街を練り歩いた。集会では憲法学者や学生団体「SEALDs(シールズ)関西」のメンバーが登壇し、「安倍政権は立憲主義、民主主義、国民主権を否定している」「今こそ未来を担う若者とほかの世代が手を携え、主権者として反対の声を上げよう」と演説した。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150718000133
BACK
ベルリンの“自転車映画館(2015/07/19みどりの1kWh)
野外上映会というのは、夏のベルリンではよく行われており、それ自体は特段珍しいものではない。しかし、ベルリンの日刊新聞「ターゲスシュピーゲル」が報じた上映会は、「自転車映画館」と呼ばれるもので、上映に必要な電力はすべて自転車を漕いで得られるエネルギーで賄われるという。これはベルリンでもユニークな催しと言えるだろう。この上映会を企画したのは、ベルリンに住む移民の背景を持つ若者たち、とくに教育を受ける機会を逸した青少年の支援活動を行なっているNPO法人で、その名も「お小遣い会社」という団体である。団体の代表者で、この「自転車映画館」を発案したタル・テュンタシュ氏はベルリン生れ、小学校はトルコで終え、ベルリンでアビトゥア(大学入学資格)を得て、ベルリン自由大学で古代学を学んだという経歴の持ち主である。卒業後、演劇や映画のプロジェクトへの関わりを強め、同時に社会的プロジェクトにも参加するようになり、2012年からNPO法人「お小遣い会社」の代表となっている。
「ターゲスシュピーゲル」によると、この「自転車映画館」プロジェクトは、ベルリン工科大学のエネルギー教室の技術協力によって実現可能になったという。自転車発電自体は、新しい発明ではないが、「お小遣い会社」では発電のための様々な部品や組み立てに工夫を重ねた。トレーニング用自転車の後輪に装着された点灯装置が、後輪の回転に対する抵抗となることで発電される。つまり点灯装置(新品ではなくリサイクルされたもの)が発電機となり、直流の電気を生み出す。この電気が、自動車のバッテリー(これもリサイクル)に蓄電され、交流に変換される。サイクリング好き、映画好きな人が集まり、ペダルを漕いで、700ワット時の電力を生み出せばよい。ペダルを漕ぐ人は、頑張らなくても良い。ゆったりと、しかし均一に漕ぐことが求められる。上映と音響設備のために必要な電力は400ワット時だという。
この夜上映された映画は、セネガル、フランス、ドイツ合作で2011年に制作された「小舟 (La Pirogue)」という作品で、2012年カンヌ映画祭「ある視点」部門の出品作である。危険を承知でダカールからスペインのカナリア諸島を小舟で目指す30人の男たちを描いた映画である。今まさに問題となっている「地中海難民」を先取りしたかのような作品である。当日は、上映に先立って、「ドイツにおける難民と難民庇護」をテーマとした討論が行われた。前述のテュンタシュ氏は、「単なる楽しい上映会で終わらないことが大事」と「ターゲスシュピーゲル」に述べているが、実際、ドイツでは現在増え続ける難民の対応をめぐって、ベルリンをはじめ各地で激しい論争が起きているため、このような映画の上映は難民をめぐる問題を考えるきっかけにもなるだろう。
http://midori1kwh.de/2015/07/19/7110
BACK
(地球異変)極北、大地に謎の穴(2015/07/19朝日新聞)
先住民族ネネツ人の言葉で「世界の果て」を意味するロシア・西シベリアのヤマル地方。8日、高度100メートルを飛ぶヘリコプターから見下ろすと、地平線まで広がるツンドラの平原に、月面のクレーターのような巨大な穴が現れた。ロシアメディア以外では最初の現地取材だ。・・・ 地元政府の緊急要請でロシアの科学者が調査を始めた。穴は直径約37メートル、深さ約75メートルあった。その後、同様の穴の報告が相次ぎ、4個が確かめられている。では、穴はどのようにして生まれたのか。隕石(いんせき)の衝突、不発弾の爆発、宇宙人の襲来――。出来た瞬間を見た者はおらず、さまざまな臆測がされた。
真冬には気温が零下40度まで下がる厳寒の地。地中には永久凍土が数百メートルの厚さで広がっている。メタンが多く含まれ、近くには世界有数の天然ガス田もある。研究者の間では「永久凍土が溶け、メタンガスの圧力が地中で高まって爆発した」との説が有力だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11867901.html
BACK
(声)新国立白紙、安保強行採決隠す(2015/07/19朝日新聞)医師 尾関由美(東京都 57)
安保法案が衆院を通過すると、一転して新国立競技場の建設計画の白紙見直しが発表された。私はそこに安倍政権の策略を感じてならない。国民の目を安保法案から新国立にそらしてしまおう、新国立について国民が満足する対応をして、安保法案の強行採決に対する国民の不満を和らげようという策略である。だから、「だまされてはならない」と強く思う。確かに2520億円の国費の無駄遣いも見逃せない問題ではある。だが、戦後70年、曲がりなりにも守ってきた「国際紛争を解決するために武力を行使しない」という、日本の根本姿勢を覆してしまう法案を強引に通されることに比べたら、軽い問題だと私は考える。こんなところでの点数稼ぎは姑息(こそく)だ。安倍晋三首相は憲法の「戦争放棄」の精神を骨抜きにし、憲法そのものを誰にはばかることなく武力行使が可能なものに変えてしまうことに政治生命を賭けているらしい。この目標の阻止のため、国民もマスコミも惑わされることなく最大限の努力を最後まで放棄しないで欲しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11867800.html
BACK
(ウォッチ安保国会)怒りの文字、街角印刷 共通プラカード、コンビニ通じ誰でも入手(2015/07/19朝日新聞)
デモには欠かせないプラカード。手書きに代わってコンビニで印刷したものが増えている。共感するメッセージをすぐに入手できる手軽さが受け、幅広い世代に広がる。18日午後1時には、安全保障関連法案の採決を強行した安倍政権への抗議を込めた同じプラカードが各地で一斉に掲げられた。
「PEACE NOT WAR」
・・・ 衆院特別委で安保法案の採決が強行された際、委員長を取り囲んだ野党議員は「アベ政治を許さない」と書かれたプラカードを掲げ、抗議した。同じプラカードは18日午後1時、全国各地で一斉に掲げられた。ノンフィクション作家の澤地久枝さん(84)、ジャーナリストの鳥越俊太郎さん(75)らが呼びかけ、プラカードはセブン―イレブンやネットで入手できるようにした。
・・・「戦争を経験させてはいけない」 揮毫した俳人・金子兜太さん
「アベ政治を許さない」の文字を書いたのは、俳人の金子兜太(とうた)さん(95)だ。「どれだけ頼まれても、戦争は二度と行きたくない」終戦の前年、海軍の主計中尉として南太平洋・トラック島に赴任した。手製手投げ弾の実験が失敗し、目の前で工員の腕が吹き飛び、背中がえぐれた。即死だった。「これからの人たちに同じ経験をさせてはいけない」。その思いを筆に込め、一気に書き上げた。
「許さない」と書きつつも、米国に「夏までに成立する」と約束し、法案成立へとひた走る日本の首相の言動をみると、「気の毒にも思える」という。「でっち小僧が旦那になだめられたり引っぱたかれたり、時々菓子をもらったりして、いいようにされている姿を想像してしまう」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11867877.html
BACK
新競技場見直し あまりに遅すぎる決断(2015/07/18京都新聞)
なぜもっと早く決断できなかったのか。安倍晋三首相は、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画を白紙に戻すと表明した。総工費が2520億円に膨らんだことへの厳しい世論を受け、費用の縮減に向けゼロベースで見直すという。・・・ただ、このタイミングでの見直し表明には政治的計算も感じる。首相は「1カ月前から検討していた」と言うが、この間、政府は事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の計画決定や資材発注を黙認してきた。国会答弁で完成が間に合わないと見直しを否定し続けたのは何だったのか。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/
BACK
「辺野古」の検証 「瑕疵」との指摘は重い(2015/07/18京都新聞)
「法律的な瑕疵(かし)が認められる」と断じた沖縄県の有識者委員会の報告書を重く受け止めたい。翁長雄志知事が設置した有識者委は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先とされる名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認手続きをめぐり、前知事の判断の是非を検証してきた。その結果、埋め立ての必要性に「合理的な疑いがある」などとして公有水面埋立法の要件を満たしていないと結論づけ、承認手続きの欠陥を指摘した。報告書を受け取った翁長知事は「最大限尊重し判断を下したい」と語り、来月にも承認取り消しに踏み切るとみられる。そうなれば政府も法的対抗措置を講じ、双方の応酬で亀裂は決定的になろう。・・・政府は辺野古移設推進で歩調をそろえる米国への配慮もあって「予定通り埋め立てに着手する」とかたくなな姿勢を崩さない。だが地元の理解が得られぬまま作業を進めても、反基地感情が高まるだけだ。決して安全保障にプラスに働くとは考えられない。政府が優先すべきは強引な移設計画推進ではなく、沖縄との関係修復だろう。「辺野古が唯一の解決策」と言うが、県民が納得できる説明も怠ってきた。一方的に計画を押し付けるだけでは解決は遠のくばかりだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150718_3.html
BACK
国会前デモ 街頭のデモクラシーよ(2015/07/18東京新聞)
安保法制に反対する若者たちが国会前に集まっている。憲法に違反し、「戦争できる国」へと暴走する政治に黙ってはいられない。同じ思いで集うデモは民主主義の表現手段である。耳を傾けよう。「憲法守れ! 勝手に決めるな! 国民なめんな!」マイクを握った若者に合わせ、激しいコールが響き渡る。プラカードを掲げ、声をからし、深夜まで沿道に人波があふれる。国会前のデモは、学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」などがツイッターやフェイスブックなどで呼びかけ、法案審議が始まった五月から行動してきた。・・・今、各地で行動を起こしている若者はまさに、おかしいことにはおかしいと言う、異議申し立ての手段だという感覚を持ちあわせている人が少なくない。それが行動につながる。原発再稼働も、特定秘密保護法も、反対する世論をまるで無視するように強行されている。貧困と格差が広がる中で、若者の暮らしは追い詰められている。ブラック企業やブラックバイトに象徴されるように、違法、脱法、長時間、低賃金の労働がはびこる。安保法案ができて、日本が他国の戦争に加担する国になったとき、だれが自衛隊に入るのか。だれが戦地に向かうのか。奨学金の返還に苦しむ学生の中では「自衛隊で何年か働けば、学費免除になるような制度ができるのではないか」という不安が、現実味を帯びて語られてもいる。そういう不安を考えてほしい、というのだ。・・・ 日本の将来を率いる若者の叫びにじっくり耳を傾けてはどうか。「民意は国会の中でなく、外にある」と若者は力強く言った。国会前にこれだけ多くの若者が集まるのは、聞く耳を持たない政権への危機感の表れである。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015071802000177.html
BACK
人種隔離政策撤廃に尽力 ラプスレー司祭に聞く 「記憶の癒やし」争い防ぐ(2015/07/18ヒロシマ平和メディアセンター)
南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)撤廃闘争に身を投じたマイケル・ラプスレー司祭(66)が広島市を訪れた。25年前、爆発物による暗殺未遂で両手と右目を失った。現在は南ア・ケープタウンを拠点に、紛争や暴力の当事者が体験を語って「癒やし」「和解」を模索するワークショップを開いている。故ネルソン・マンデラ大統領の盟友でもあった司祭に聞いた。(金崎由美)
―自ら希望しての被爆地訪問だと聞きました。
広島は世界最悪の「人道に対する罪」が刻まれた場だ。筆舌に尽くしがたい人間の苦しみに思いを致したかった。被爆者の小倉桂子さんから体験を聞いた。自ら語るまで何十年もかかったという。戦争や暴力で心に傷を受けた人は記憶を封印しようとする。だが本当は語るべき言葉を持っている。小倉さんの軌跡に希望の光を見た思いになった。
―自身も最悪の暴力の被害者です。
赴任先の南アフリカでアパルトヘイト反対を各地で説いていた1976年、国外退去処分を受けた。レソトを経てジンバブエに拠点を移していた90年、受け取った手紙が爆発した。天井が崩れるほどの威力。生きていること自体が奇跡だろう。私の名が南アフリカの暗殺者リストにあったことが、後に分かった。
・・・ ―国家間の戦争の予防にもなるでしょうか。
南アフリカではアパルトヘイトゆえの抑圧や暴力は終わったが、地域や家庭内で暴力がまん延している。かつての被害者が相手を傷つけるし、その逆もある。暴力の連鎖が戦争の根幹にはある。限りなき負のサイクルは断ち切らなければならない。今回の来日で実感したのは、国家レベルでは日本が世界の手本であること。憲法の平和主義は戦争という暴力の連鎖からの決別宣言だ。放棄するなら世界的な損失にほかならない。
49年ニュージーランド生まれ。73年南アフリカに派遣。アフリカ民族会議(ANC)に加わり、ジンバブエにいた90年、暗殺未遂事件に遭う。今回は「記憶の癒し アパルトヘイトとの闘いから世界へ」の出版に合わせ、日本聖公会の招きで初来日。東京都内などで講演した。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=47444
BACK
南部陽一郎さん死去 素粒子理論、ノーベル物理学賞(2015/07/18朝日新聞)
素粒子物理学の分野で独創的なアイデアを提唱し、2008年にノーベル物理学賞を受賞した米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎(なんぶ・よういちろう)さんが5日、急性心筋梗塞(こうそく)のため、大阪市内の病院で死去した。94歳だった。大阪大などが17日発表した。葬儀は近親者で営まれた。・・・南部さんは「なぜ質量が生まれたのか」という根源的な謎を解き明かす研究のカギとなった「自発的対称性の破れ」に関する理論を、60年代初めに提唱。このアイデアは「標準理論」という20世紀の素粒子物理学の最も重要な理論のひとつの基盤になった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865825.html
BACK
70年談話「違法な侵略戦争と明確に」 学者ら74人、首相に要望(2015/07/18朝日新聞)
戦後70年の節目に安倍晋三首相が出す「安倍談話」をめぐり、国際政治学者ら74人が17日、共同声明を発表した。1931〜45年の戦争を「国際法上、違法な侵略戦争だった」と指摘し、侵略や植民地支配への反省を示した「戦後50年談話」や「60年談話」の継承を求めた。発起人代表として声明をまとめた大沼保昭・明治大特任教授(国際法)は、記者会見で「安倍首相は『侵略の定義は定まっていない』などと逃げるのではなく、国際社会でも共有されている通り、日本の戦争は違法な侵略戦争だったと明確にすべきだ」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865761.html
BACK
(声)世論を顧みないで決めるのか(2015/07/18朝日新聞)無職 本間清(新潟県 61)
安全保障関連法案が衆院で可決され、参院に送られた。私は不安と疑問を感じている。日本は先の大戦での悲惨な体験から「平和主義」を基調とした現憲法を制定した。第9条には「武力による威嚇又(また)は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とうたっている。集団的自衛権の行使を認める安保法案だが、多くの憲法学者や内閣法制局長官を務めた人までもが「違憲」とする中、なぜ強硬に成立させようとするのか。確かに国際情勢をみると、武力紛争やテロは頻発している。しかし、これらの要因の一つに大国の陰で苦しむ人々の怒りや悲しみがあることを忘れてはならない。紛争を武力で解決しようとすれば、戦争になってしまう。他国の軍隊を支援するために派遣された自衛隊は、戦闘に巻き込まれることも有り得る。紛争地域に安全圏など存在しないのは周知だ。真の国際的リーダーになろうとするなら外交努力を重ねて、軍事力に頼らない幅広い支援をするべきだ。今、かじ取りを誤れば、取り返しのつかない犠牲を払うかもしれない。こんな大切なことを、世論を顧みない政治家だけで決めていいのか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865698.html
BACK
(声)安保法案の阻止が私の民主主義(2015/07/18朝日新聞)アルバイト 塔嶌麦太(東京都 19)
私は安全保障関連法案の成立を止めるため、国会前の抗議行動に参加する。デモにも行く。友達にも呼びかける。こうやって投書も書く。できることは全てやる。「デモに行っても無駄」と多くの人は言うだろう。でも、私は法案成立を止められるからデモに行くのではない。止めなければならないからデモに行く。無駄かどうかは結果論だ。私は間もなく選挙権を手にする。この国の主権者の一人として、また「不断の努力」によって自由と権利を保持していく誇り高き責務を負った立憲主義国家の一員として、この法案に反対し、この法案を止める。声を上げるのは簡単だ。むしろ声を上げないことの方が私にとって難しい。なぜなら、私はこの国の自由と民主主義の当事者だからだ。戦争が起きてこの国が民主主義でなくなり、この国が自由を失ったとき、やはり私はその当事者だからだ。何度でも言う。私は当事者の責任において、この法案を止める。それが私の民主主義だ。この投書を読んだあなたが、もしも声を上げてくれたならば、それは「私たち」の民主主義になる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865700.html?ref=pcviewpage
BACK
(ウォッチ安保国会)安保法案、大学から「NO」 京大発の声明、「いいね!」1.7万件(2015/07/18朝日新聞)
衆院を16日に通過した安全保障関連法案をめぐり、大学で教員やOBが反対声明を出したり、抗議集会を開いたりする動きが相次いでいる。京都大有志の声明がネット上で多くの共感を呼ぶなど、大学を超えた広がりもみられる。京都大では2日、教育や経済など分野を超えた教員と学生が「自由と平和のための京大有志の会」を発足させた。・・・法案に対する声明を示したり、意見を交換しあったりする動きは全国の大学で広がっている。明治学院大では教職員有志15人が6日に法案反対の声明を発表して以来、有志が昼休みに「声明を語る会」を開いている。教職員や学生のほか、インターネットで開催を知った地域住民も参加。ざっくばらんな雰囲気の中、法案について議論する場となっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865881.html
BACK
新国立、市民の声が動かす 「責任の所在はっきりと」「支持率上げたいのか」(2015/07/18朝日新聞)
政権の方針に反対する声が賛成を上回っているのは、新国立競技場の建設問題だけではない。「新国立に対する反対の声だけが聞こえて、目の前で訴えているこっちの声は聞こえないとは言わせない」。17日夜、安保関連法案に反対する国会前デモに訪れた東京都杉並区の会社員加藤梅造さん(48)は語った。法案は衆院を通過したが、国会周辺には夕方ごろから人々が続々と集まった。神奈川県松田町のアルバイト妹尾尚美さん(33)は「方針が打ち出されても市民の声によって撤回することができると、安倍首相が自分で言ってくれたようなもの。法案も撤回してと言いたい」自宅が福島県浪江町の帰還困難区域にあり、県内に避難している今野秀則さん(67)は、五輪招致の演説で大量流出が続いていた福島第一原発の汚染水問題を「コントロールされている」と言い切った安倍首相を思い出していた。「民意によって見直しをするなら、原発再稼働も国民の意見に従うべきだ」
沖縄県名護市辺野古。金物店を営む西川征夫さん(71)はテレビで新国立競技場の建設計画の見直しを知った。米軍普天間飛行場の移設問題では、各種選挙で移設反対派が勝っても、政権は譲らない。「安倍政権が基地問題で民意に耳を傾けることはないと思う。最後は司法の場。それまではあきらめない」政治評論家の有馬晴海さんは「新国立の白紙撤回は評価したいが、本当の意味で国民の声を聞いたわけではない。安保法案の強行採決による内閣支持率の下落幅を小さくするのが狙いで、反対の声が多い他の問題でも同じ対応をするとは考えにくい」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11865871.html
BACK |