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20182019


<POINT NEWS87>2015/03/15・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)



sankaku87sankaku
2015/03/15sankaku03/23

 


原発廃炉 再稼働の口実にするな(2015/03/23東京新聞)
 関西電力美浜原発1、2号機(福井県)など、運転開始から四十年を迎える小型原発五基の廃炉が決まった。再稼働ラッシュや大型炉新設の口実にしてはならない。原発ゼロへの道は踏み外せない。政治主導の廃炉である。昨年十月、当時の経済産業相が、電気事業連合会に、運転開始から四十年を迎える原発の早期廃炉を決断するよう促した。四十年寿命、廃炉は法が求める当然の措置である。だが背景には政権の思惑がにじんでいる。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015032302000164.html

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(声)武力によらぬ国際貢献こそ(2015/03/23朝日新聞)無職 宗近弘武(東京都 75)

日本国憲法第9条は「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又(また)は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定める。安全保障法制をめぐる自民、公明両党の正式合意は、この憲法を頂く国のものとはとても思えない。自衛隊のあり方が大きく変わろうとしているからだ。太平洋戦争で、日本は「八紘一宇(はっこういちう)」「五族協和」を標榜(ひょうぼう)してアジア諸国を侵略した。その反省から、日本国民は武力によらない国際紛争の解決を、世界に誓ったのではなかったのか。自民党の政治家も、かつてはこれを認めていた。中曽根康弘氏は首相として、創設40周年となる国連で「われわれ日本人は、超国家主義と軍国主義の跳梁(ちょうりょう)を許し、世界の諸国民にも、また自国民にも多大の惨害をもたらしたこの戦争を、厳しく反省しました」と述べた。後藤田正晴・元官房長官も「この憲法の中に人類が向かうべき理想的な、光るものがあった」と語っている。こうした認識を忘れている人が多くなっているとしたら、とても怖い。国際貢献には多様な方法がある。その最たるものは「飢餓と貧困の克服」であろう。そのために多くの日本人が、時には政府の援助も得て活動してきた。農業・工業技術の指導のほか、教育、医療、環境、災害分野などでの貢献だ。いまもなお、紛争地域には問題が山積している。武力を伴わない分野での世界への貢献。その原点が忘れられていないか。それこそが、日本が世界に誇る積極的平和主義ではないのか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11664849.html

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(声)若い世代 差別の歴史と現状学びたい(2015/03/23朝日新聞)中学生 勝見さくら(愛知県 14)

50年前に米国で起きた「セルマの大行進」のことをテレビで知りました。1965年3月、アラバマ州セルマで投票する権利を求めて行進していた黒人が、白人の警察隊から暴力を受けたのです。私は人種差別について、白人の偏見という程度しか知りませんでした。たった50年前にこんなことがあったと知り、悲しみと怒りが込み上げてきました。行進への参加は勇気が必要と思います。私なら「これ以上嫌な思いはしたくないから我慢しよう」と考えるでしょう。何があるかわからない状況で、武器を持たずに行進したセルマの人たちは本当に立派だと思います。今も、丸腰の黒人男性や少年が白人警察官に射殺される事件が起きています。偏見がなくなり、全世界の人が本当に平等で理解しあえる世の中を実現するためにも、人種差別の歴史や現状を私たちの世代にたくさん伝えてほしいし、たくさん学びたいと思います。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11664853.html?ref=pcviewpage

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<欧州転換 原子力>民間主導で脱却探る/(3)スウェーデン(上)曲折と妥協(2015/03/23河北新報)
スウェーデンは86年のチェルノブイリ原発事故で、放射性物質拡散を初めて確認、世界に発信した。原発の安全性をめぐる姿勢に妄信的な「神話」は感じられない。同国では10基の原発が稼働する。電源構成の40%を占め、50%の水力とともに基幹電源の役割を果たす。その原子力政策は、長年の曲折と議論、妥協の産物といえる。・・・

<政府支援なし>
現状維持とも異なる。重要なのは、基本政策に盛り込まれた「政府は原発に対し一切支援をしない」との文言だ。エネルギー担当相のイブラヒム・バイラン氏が説明する。「福島事故後の安全規制で、政府の補助なしで原発を造るのは高く付きすぎる。電力価格も安い。新設は可能だが、そうした事業者は現れないだろう」14年発足の連立政権は、今後のエネルギー政策をめぐる超党派の協議に着手した。一部政党は原発維持を求める。バイラン氏は妥協案の必要性を認めながらも「われわれは100%再生可能エネルギーを目指している」と語った。原子力事業者は当面、出力増強や稼働延長で原発維持を図る。政治主導ではなく、市場原理に委ねた民間主導。スウェーデンは期限のない緩やかな脱原発への道に進もうとしている。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150323_73020.html

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反原発訴える住職の福井・若狭の経験とは 土浦で29日、講演会(2015/03/23東京新聞)
テーマは「若狭の原発、そして茨城の原発」。中島さんは、十数基の商業用原発が並び「原発銀座」と呼ばれる福井県若狭で、原発が建ち始めた四十五年ほど前から、一貫して原発に反対してきた。東京電力福島第一原発事故から四年の節目に、原発は地域をどう変えていったのか、高浜、大飯原発の再稼働問題、若狭の原発と日本原子力発電東海第二原発(東海村)との関連などについて語る。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150323/CK2015032302000170.html

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廃炉の課題 島根原発1号機 <上> 安全性 使用済み燃料どこへ(2015/03/23ヒロシマ平和メディアセンター)
「2号機プール」現実味

 中国電力が島根原発1号機(松江市鹿島町)の廃炉を決めた。手続き上は4月末で41年の歴史を閉じるが、実際の解体作業などは20〜30年かかるという長い道のりだ。中電が初めて取り組む廃炉の課題を見る。・・・使用済み燃料は熱を発するため、一定期間プールで冷やし続ける必要がある。島根1号機の燃料プールにあるのは700体余り。搬出先のはずだった青森県六ケ所村の再処理工場の稼働は見通せず、2号機プールへの移送が現実味を帯びる。だが、2号機は約3500体の容量に対し、既に新燃料なども含め4分の3が埋まっている。・・・核のごみを最終的にどう処分するかという道筋も見えない。中電の現時点の試算では、6300トンもの低レベル放射性廃棄物が発生する見込みだ。松江市の松浦正敬市長は「原発の敷地内に使用済み燃料や放射性物質がずっと保管され続けるのは納得できない」と主張。周辺自治体も懸念の声を上げるが、いずれも現時点で搬出先はない。 ・・・ 廃炉に詳しい核・エネルギー問題情報センター(東京)の舘野淳事務局長は「汚染や被曝の危険を避けるには、具体的な作業計画が非常に重要。地元にも十分に計画を説明し、急がず進める姿勢が大切だ」と指摘する。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=42190

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ドイツ人は今も81%が脱原発支持(こちゃん / 2015年3月22日みどりの1kWh)
福島の原発事故から4年後の今も、ドイツ人の大多数はドイツ政府の脱原発決定を支持している。こんな世論調査の結果をドイツの大衆紙、「日曜版ビルト」がこのほど発表した。ドイツ政府は福島の事故を受けて2011年6月末、同国の全ての原子炉を2022年末までに停止することを決めた。その後、ドイツの再生エネルギーの発電量は大きく伸び、昨年末までに総発電量の25.8%にまで達した。この分だと、再生可能電力が石炭やガス火力発電と共に、これからの7年間に原発の発電量を完全に補うことは充分考えられ、国内の電力不足の心配は少ない。また、ドイツの送電網は近隣諸国の送電網とも繋がっているので、近隣諸国との電力のやり取りが可能で、その点からも電力不足の心配は少ない。・・・そこで、2011年当時極めて高かったドイツ人の脱原発支持率がどう変動したかは、興味深い。世論調査会社エムニド社が3月12日に実施した500人を対象とした無作為抽出世論調査では、ドイツ人の81%が脱原発決定を「正しい」とし、「正しくない」と答えた人は16%に留まった。「正しい」と答えた人がより多かったのは旧西独地域で83%、旧東独地域では74%だった。また、脱原発の支持率が特に高いのは若い世代で、14〜29歳で93%だった。40〜49歳では76%に下がる。
http://midori1kwh.de/2015/03/22/6707

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メルケル首相の「ドイツ語の授業」(まる / 2015年3月22日みどりの1kWh)
メルケル首相が東京の浜離宮朝日ホールで行った講演について、「安倍首相のためのドイツ語授業のようだった」という見出しを付けたのは3月9日のフランクフルター●アルゲマイネ新聞(FAZ)です。同紙は「日本人はドイツ人よりも、行間を読むことに慣れている」、「今回の訪日でメルケル首相は常に控えめだった」とし、メルケル首相が「助言をしに日本へ来たわけではない」と言いながらも、安倍首相の歴史感を牽制し、過去と向き合うよう、やわらかく促したことを、安倍首相を含める日本人は理解したであろうと推測しています。・・・ナショナリストの安倍首相に対し、日本が凶暴な占領時代に対する責任をなかったものとしようとしていると批判している。しかしメルケルは中国と韓国のスポークスマンになったわけでもない。その逆に「欧州におけるかつての敵同士が再び歩み寄ることは、ドイツに侵略された国々に和解の用意がなかったら不可能であった」と言った。「少し歩み寄ろうではないかと言い出した偉大な個人たちがいました」と。・・・フランクフルター●アルゲマイネ新聞は他にも別の記事で、「メルケル首相、脱原発をアピール」という記事を掲載しました。メルケル首相が「私にとって福島は人生を変える出来事でした。というのは、福島原発事故は、技術的に高いクオリティーを持った国で起きたからです」とドイツの脱原発とエネルギー転換決定へのいきさつについて話をし、現在のドイツのエネルギー政策の主な目標が、断熱などによりエネルギー効率を上げることで、エネルギー技術に関しては「日本とドイツがお互いから学べることが沢山ある」と語ったことを伝えています。メルケル首相は「自分も長い間原発に固執してきた、多くの政治家にとっては長過ぎるくらい」という、安倍首相を意識したとも考えられる一言も付け加えたそうです。同紙は、「日本政府は国民の大多数が反対しているにもかかわらず、間もなく原発を再稼働するつもりだ。48基のうち4基に、再稼働のゴーサインが出ている」と説明しています。
http://midori1kwh.de/2015/03/22/6719

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類の旅路 戦火を逃れ 国境を越えるシリア難民(2015/03ナショナルジオグラフィッス)
自分の住む町が、もし武装勢力に襲撃されたらどうするか。あなたは自分の命を守るために、とにかく手っ取り早い方法で逃げようとするだろう。自分の車や隣人のトラックで、あるいはバスを盗んで走りだすかもしれない。だがいずれは国境にぶつかる。そこからは歩きだ。検問所では、身分証の提示を求められるだろう。え、身分を証明するものが何もない?(子どもの手を引くのに必死で、それどころではなかったのだ)―事情がどうであれ、車を降りて待つよう命じられる。身分証があろうとなかろうと、歩きという最低限の移動手段しかないあなたは、もう紛れもなく難民だ。あなたはそれまでの人生と決別し、別の人生を歩みだす。切断された鉄条網の隙間を通り抜けたら、国を失い、立場が弱く、誰かに頼る、目立たない存在になる。難民になるとは、そういうことだ。・・・現在トルコ国内には、約160万人のシリア難民がいる。シリア国内で避難をしている人や、レバノンやヨルダンに一時的に滞在して食うや食わずの生活を強いられている人は、さらに800万人以上。戦乱は隣国イラクにも広がり、そこでもイスラム国の戦闘員に追われて、200万人が避難を余儀なくされている。中東全域を合わせれば、その数は1200万人にものぼる。この現状が政治に及ぼす悪影響は計り知れず、長く続いていくだろう。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150219/436217/

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電源構成比率  「原発ありき」でよいか(2015/03/22京都新聞)
エネルギー政策の焦点である2030年の電源構成比率の策定に向け、経済産業省の有識者委員会で議論が進んでいる。原発や火力、再生可能エネルギーなどの割合をどうするか、政府は温暖化対策が議題となる6月のドイツ・サミットまでに結論を出す考えだ。東京電力福島第1原発事故で原発の「安全神話」は崩れ、福島県では4年後の今も約12万人が避難生活を余儀なくされている。いったん過酷事故が起これば、取り返しがつかなくなる現実を私たちは思い知らされた。その教訓を踏まえ、原発依存からできるだけ早く脱却し、再生エネを軸とした持続可能で安全な社会への転換を図る。それが多くの国民の願いであり、将来に向けたエネルギー政策の基本でなければならない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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週のはじめに考える 大学は何のためにある(2015/03/22東京新聞)
 卒業生を送り、四月には新入生を迎える大学に厳しい問いが突きつけられています。「大学は何のために存在するのか」。そこに生き残りもかかります。・・・ 日本の四年制大学は、国立八十六校、公立八十六校、私立六百三校の計七百七十五校、文部科学省の二〇一三年度の調査では四年制大学に二百八十六万九千人、短大、専門学校、高等専門学校を加えると高等教育機関の学生は三百六十五万五千にのぼりました。教員は十九万一千人です。・・・ 大学は何のためにあるのか。時代や社会の要請に応えるのも大切な役目の一つでしょう。大学大衆化時代にあっては学生が就職できるようにビジネス英語や簿記、会計を身に付けさせるべきかもしれません。しかし、大学はやはり「学術研究と教育の場」であるべきです。人知れずの黙々の研究がノーベル賞になったり、実生活と無縁にみえる数学や哲学、歴史研究が長い目では大いに役立つとの真理の逆説を知らせたり。学生には自ら課題をみつけ考えられるようにする。それが最重要の任務にも思えるのです。・・・「君たちは、いつの時代でもそうであったように、自己を確立せねばならない。−自分に厳しく、相手にはやさしく。という自己を。そして、すなおでかしこい自己を」は司馬遼太郎です。
 「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」は訓練で身に付けよと言っています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015032202000151.html

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チュニジアテロ:容疑者「普通の青年」 親族困惑(毎日新聞 2015年03月21日)
【チュニス秋山信一、宮川裕章】チュニジアの首都チュニスで国立バルドー博物館が襲撃され日本人ら20人以上が犠牲になったテロ事件で、特殊部隊に射殺された実行犯の一人、ヤシン・ラアビディ容疑者(21)は、親族や周囲に過激思想に傾倒するそぶりを見せていなかった。容疑者の自宅周辺を歩くと、「普通の青年」が凶悪なテロに走ったと指摘されていることに戸惑いが広がっていた。
http://mainichi.jp/select/news/20150322k0000m030114000c.html

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時代の風:無意識の怖さ=元世界銀行副総裁・西水美恵子(毎日新聞 2015年03月22日 東京朝刊)

 ◇目に見えない「貧困」政治が貧困問題に焦点を当てるようになった。大変いいことだ。が、しばしば視点が「人ごと」と感じるのは、私だけだろうか。数年前、某政治家に、日本に貧困などあるのかと聞かれ、仰天したことがある。「途上国のように1日1ドル25セント以下で暮らす人はいないでしょう」と。世界銀行が策定する絶対貧困層のことで、最低限の生活必需品を買えない所得層と考えられている。 自動販売機に残る釣り銭を探し回るホームレスの人を見たことはないのかと、反問した。「そう言えば……目にしたのに見ていなかった」と恥じる彼のつぶやきに、ブータン国王、雷龍王5世の言葉が重なった。「貧困は目に見えない」
http://mainichi.jp/shimen/news/20150322ddm002070081000c.html

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圧力容器内に燃料なし 1号機、溶けて落下、初確認(2015/03/20福島民友)
東京電力は19日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用して福島第1原発1号機を調査した結果、原子炉の圧力容器内の核燃料がほとんど溶け落ちていることを確認したと発表した。調査で燃料の溶融が確認されたのは初めて。圧力容器内に水がたまっていない可能性が高いことも分かった。
http://www.minyu-net.com/news/news/0320/news1.html

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地域格差「悪化している」29.6% 内閣府世論調査、6年ぶりの高水準(2015/03/22朝日新聞)
地域格差が悪化していると感じる人の割合が6年ぶりの高水準になったことが、内閣府が21日付で公表した「社会意識に関する世論調査」でわかった。景気悪化を感じる人の割合も1年前より大幅に増えた。アベノミクスによる景気回復の実感が広がらず、格差の拡大を感じる人が増えている実情が浮かび上がった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11663564.html

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(声)安保法制、戦争への道を開く(2015/03/22朝日新聞)無職 藤田研一(新潟県 65)

 「自衛隊 海外活動拡大へ」という内容の21日の本紙記事に愕然(がくぜん)とした。これが戦後70年の節目になすべきことかと。半世紀前、米国が陥った泥沼のようなベトナム戦争が脳裏をよぎった。安倍政権は、戦争への道というパンドラの箱を開けようとしている。国民の疑念は、朝日新聞の世論調査で明白だ。自衛隊の海外活動拡大について「反対」は52%。「賛成」の33%を上回った。内閣府の世論調査によると、自衛隊が今後力を入れていくのが望ましい分野は「災害派遣」の72・3%がトップ。東日本大震災などの被災地における自衛隊員の献身的な活動は、国民の記憶に深く刻まれている。わたしの住む新潟県でも中越地震や中越沖地震で、被災者に寄り添うように奮闘する若い隊員の姿が頼もしかった。今後も予測される大地震などに備えるうえで、自衛隊は不可欠だ。これからも、国民のための自衛隊であってほしい。自衛隊の海外活動の拡大は軍事費の増大を招く。少子高齢化の日本の財政に、その余力がないことも考慮すべきだ。しわ寄せが国民生活に向くのは必定だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11663527.html

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(声)自衛隊員の命は保障されない(2015/03/22朝日新聞)無職 後藤茂昭(愛知県 71)

安全保障法制の基本方針について自民、公明両党が正式合意したが、憲法9条のどこを読んでも、この合意に説得力があるとは思えない。合意に沿って法制化されれば、米軍や他国軍への自衛隊による後方支援の範囲は広がり、国連平和維持活動(PKO)などで武器使用基準が緩和される。日本が70年守ってきた「戦争しない国」から「戦争する国」への転換だ。公明党は「歯止め」として「自衛隊員の安全確保」など3原則を示したが、自衛隊を敵とみなして攻撃するかどうかは相手国の判断だ。日本政府が安全をいくら強調しても、自衛隊員の命の保障にならない。そもそも、戦後日本の在り方を根っこから覆す変更なのに、国民への説明は十分ではない。その意味でも「平和の党」を標榜(ひょうぼう)する公明党の責任は大きい。公明党は政権を離脱して「戦争する国」になることを阻止してほしい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11663528.html

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(書評)『ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか』 イヴォンヌ・シェラット〈著〉(2015/03/22朝日新聞)
 冒頭に哲学はドイツの文化の象徴であり哲学者は名士であるとの言葉が出てくる。これまで精査されてこなかったナチスと哲学者との関係に著者が切り込んだ背景には、まさにこのような理由があった。ドイツ人の想像力に甚大な影響を与えてきたのは紛れもなく哲学者だ。ならば彼らがナチに如何(いか)なる態度で接したのかを検証することは、ドイツそのものを浮かび上がらせる作業となるだろう。・・・衝撃が大きいのは第一部、特にシュミットやハイデガーといった大物がナチに魂を売り渡していった経過であろう。当初はナチに反対していたシュミットは国内の哲学界が国民社会主義支持を鮮明にするうちに総統に忠誠を誓うようになり、反ユダヤ主義的傾向を露(あら)わにしたという。二十世紀の最大の哲学者ともいわれるハイデガーの場合、ナチとの結びつきはさらに深刻だ。フライブルク大学の総長就任演説で軍人服を身にまとい、鉤(かぎ)十字の旗がはためくなか、自ら学術機関の新総統と称したというその姿を想像すると、ゾッとするものがある。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11663572.html

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「沖縄知事、近く最大の決意」 辺野古移設反対集会で副知事(2015/03/22朝日新聞)
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画に反対する集会が21日、移設予定地に近い同市の「瀬嵩(せだけ)の浜」であり、約3900人(主催者発表)が抗議の声を上げた。県は現在、移設工事に関連した岩礁破砕許可の取り消しを検討している。集会に参加した安慶田(あげだ)光男副知事は「知事は近く最大の決意をする」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11663588.html

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被爆70年に記憶継承を 「雉」三篠俳句会「ひろしまの祈り」発行 不戦への思い 手記・句に(2015/03/20ヒロシマ平和メディアセンター)
 俳句結社「雉(きじ)」に所属して三篠公民館(広島市西区)などで活動する三篠俳句会が、原爆や平和について詠んだ会員の句や被爆体験記を冊子「ひろしまの祈り」にして発行した。家族を原爆で亡くした会員も多く、被爆70年に合わせて思いを残そうと、全会員16人が寄稿した。(桜井邦彦) ・・・ 原爆についてほとんど語ってこなかったという児玉幸枝さん(83)=西区=も、つらい記憶をたどった。女学校1年のときに学徒動員され、爆心地から約2キロの楠木町(現西区)の軍需工場で被爆。建物の下敷きになった。助かった負い目をつづり、「被爆死した友人のお母さんに出会うたび、申し訳ない思いだった」と記した。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=42167

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サリン事件20年  テロの病巣、今もなお(2015/03/20京都新聞)
13人の生命を奪い、6千人以上を負傷させたオウム真理教による地下鉄サリン事件から、きょうで20年になる。なお後遺症に悩まされる被害者が少なくない。「忘れたら繰り返されてしまう」との遺族の訴えは、いま世界で相次ぐテロを見る時、切実に響く。化学兵器に使う猛毒サリンによって市民を無差別殺傷するテロであり、当時、国内外に強い衝撃を与えた。そして今日、過激派組織「イスラム国」に共感する若者らによる無差別テロが、欧米社会を揺さぶる。なぜ若者たちは宗教を掲げた過激派に入り、テロに身を委ねるのか。社会的背景だけでなく、内面から解いていく必要があろう。オウム真理教の闇は深く、いまも事件の影を引きずっている。・・・イラクやシリアのイスラム過激派に、欧米の若者たちが参加している。インターネットによるメッセージに応えてのことだ。何が若者たちをテロに走らせるのか。失業や貧困、疎外、空虚感など多くが語られる。20年前の事件を、もう一度見つめ直したい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150320_3.html

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憂楽帳:今を教える(毎日新聞 2015年03月20日)
東京都内のある公立中学校に定年間際の名物教師がいる。担当は社会科。時事問題を積極的に扱い、生徒同士で考えさせる授業を続けてきた。例えば昨年12月の衆院選では、各党の公約を掲載した新聞記事を基に獲得議席を予測するという課題を出した。生徒は実際の結果と比較することで、小選挙区制度の仕組みや有権者の投票行動を学んだ。・・・ 斬新で意欲的な「主権者教育」は心ない批判と隣り合わせ、教師は体験としてそう感じている。「私は職場や親の理解に恵まれた」。多くを語らないが、苦労は想像に難くない。でも、教え子からは感謝の言葉が次々に寄せられている。【中田卓二】
http://mainichi.jp/opinion/news/20150320k0000e070235000c.html

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地下鉄サリン20年 凶行の中に人間の弱さ(2015/03/20東京新聞)
オウム真理教による地下鉄サリン事件からきょうで二十年。薄れがちな記憶を手繰り寄せ、あらためて教訓を刻みたい。悲劇の再来を招かないために。「残念ながら人間社会は不完全だし、学歴が高かろうが低かろうが、人間は非常に弱い存在だ。そういう人間の集合体がまた何かをしでかすことは、かなりの確度で起こりうる」  先週、東京都内で開かれた事件を考える集会で、弁護士の山室恵さんが述べた言葉がずしりと響いた。・・・前代未聞の事件の風化を防ぎ、再発を食い止める努力をしなくてはならない。もちろん、警察や行政、司法、報道といったそれぞれの役割と責務があるはずだ。破壊的カルトへと人々を追い込まないような手だても、私たちは地域や学校、企業、家庭などで考えられないか。疎外されたり、孤立したりしていないか見守る努力は欠かせまい。弱い人間を見つめることが風化を防ぐ一つではないか。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015032002000138.html

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「行ったらいかんと言われる所、行かんことだ」鴻池氏が発言 チュニジア事件(2015/03/20朝日新聞)
鴻池祥肇元防災相は19日の派閥会合で、チュニジアの首都で博物館が襲撃され、日本人3人を含む多くの外国人観光客が死傷した事件について「『絶対に行ったらいかんよ』と言われる所は行かんことだ。日本中が大騒ぎし、官邸の国旗が半旗になる。こんなおかしな話はない」と語った。ただ、事件発生当時、外務省が発表しているチュニジア・チュニスの危険情報は4段階のうち最も低い「十分注意」だった。観光客側に非があったと受け取られかねない発言で、鴻池氏の事務所は発言の趣旨について、「リスクのある場所に入るには気をつけるべきだという趣旨だったが、言葉足らずだった」と説明している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11659653.html?ref=pcviewpage

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シャルリーが福島を漫画に 鳥が巨大化、事故連想誘う(2015/03/20朝日新聞)
 風刺が売りもので、連続テロの標的になった仏週刊新聞「シャルリー・エブド」が、東京電力福島第一原発の事故を揶揄(やゆ)する漫画を掲載した。原発からの放射性物質の影響で鳥が巨大化したと思わせる内容だ。・・・シャルリー・エブドはタブーを設けぬ編集方針で、イスラム教徒が嫌悪感を抱く預言者ムハンマドの姿を載せるなどしてきた。テロ後は、「表現の自由」のシンボル的な存在になった。日本の原発事故をやゆしたことについて、在フランスの日本大使館は「遺憾だ」としつつ、「今回の風刺と現実とが異なることは、良識あるフランス人には理解してもらえる」として抗議はしない方針という。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11659579.html

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(声)教員の「言葉の暴力」に傷つく(2015/03/20朝日新聞)高校生 小出佑里子(北海道 18)

 体罰で処分を受けた公立学校の教員が、2013年度は過去最多になった。体罰は決して許さないという風潮をつくることはもちろん大切だが、一方で教員による「言葉の暴力」は置き去りにされていないだろうか。私が通っていた高校で、進学の一括指導が行われたときだ。ある教員が「指定校推薦を使えば、ほぼ100%大学に受かる。羽目を外して推薦を利用できなくなったら、何校でも受験して何校でも落ちて下さい」という趣旨のことを言った。複数の大学を受験する予定だった私は、帰宅後、涙が止まらなかった。何よりもショックだったのは、その場にいた教員の誰一人として発言をとがめなかったことだった。こうした発言に不快感を覚えても、教員からの評価が重視される指定校推薦を使う生徒は口に出せない。それを分かっていて増長している教員が少なくないようだ。高校生活を振り返ると、心が沈むことが度々ある。4月から大学に通う。学校は苦手だが、教員を目指す。子どものことを第一に考える教師になれるように、努力したい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11659548.html?ref=pcviewpage

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(耕論)一票格差、正せるか 宮川光治さん、御厨貴さん(2015/03/20朝日新聞)
「一票の格差」が最大2・13倍だった昨年12月の衆院選について、東京高裁は「合憲」と判断した。格差是正を強く求めてきた司法の流れは変わるのか。国会はどうすべきなのか。今後各地の高裁で判決が続くのを前に考えてみたい。・・・ <人口こそ出発点> この問題についての私の考えはシンプルで、両議院の議員を選ぶ権利は、国民主権を実現するための、国民の最も重要な基本的な権利であり、人口は国民代表を選ぶ際の唯一の基礎であり、投票価値の平等は憲法原則である。人口こそが、議席配分の出発点であり、かつ決定的基準であるというものです。「人口」は選挙人の数と言い換えてもいい。近年の最高裁大法廷判決の多数意見も、明確に、憲法は「議員1人あたりの選挙人数または人口ができるかぎり平等に保たれることを最も重要な基準とすることを求めている」と述べています。そして、憲法は「それ以外の要素も合理性を有する限り国会において考慮することを許容している」とも付言している。ただ、この「合理性」についての最高裁の考えは、厳格であると思います。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11659534.html

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ひと:アレクサンダー・クメントさん=被爆者の声を自らの役割に重ねるオーストリア軍縮大使(毎日新聞 2015年03月19日 東京朝刊)
アレクサンダー・クメント(Alexander Kmentt)さん(49)

 「本当に注目されるべきは、核兵器の非人道性に着目し、応援してくれた人々だ」。米シンクタンク「軍備管理協会」が選んだ「2014年の軍備管理人」は、照れくさそうに何度もうなずいた。昨年12月、ウィーンで開かれた「第3回核兵器の非人道性に関する国際会議」の実務者として奔走し、注目された。158カ国の代表やNGOが顔をそろえ、核兵器保有国の米、英が初参加する成果も引き出した。特に、米国とは何カ月間も事前交渉を重ねる粘り腰だった。心掛けたのは、人道的な側面に注目する利点や狙いを包み隠さずに伝えること。「米国も不参加は誤りだと理解し、前向きな姿勢を示してくれた」と振り返る。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150319ddm008070109000c.html

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謎の古代文明の遺跡、ホンジュラス政府が保護へ(2015/03/19ナショナルジオグラフィックス)
エリア一帯を保護するよう大統領が指示。ホンジュラス共和国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領は、国の東部で最近新たに発見された「失われた都市」の遺跡現場に警備兵を配置し、保護に努める考えを明らかにした。3月上旬に、ナショナル ジオグラフィックが遺跡発見までの模様を独占取材した際、盗掘や違法な森林伐採が遺跡を脅かす恐れがあると報じていた(参考記事:「謎の古代文明の遺跡を中米で複数発見、マヤとは別」)

現場が初めて特定されたのは2012年のこと。LIDAR(Light Detection and Ranging)と呼ばれる航空測量のテクノロジーを使って、まず航空調査が行われた。そこから得られた情報を頼りに地上で調査が行われ、今年2月、ホンジュラス東部のモスキティアという密林の中で遺跡は発見された。調査隊には、ホンジュラス国立人類学歴史学研究所(IHAH)の考古学者やアメリカ人科学者らが参加し、広大な広場、土塁、土で出来たピラミッドの跡を地図に描いた。さらに、石の彫像物も数多く発見され、その中には一部が人間で一部がジャガーの姿をした奇妙な石像も含まれていた。・・・11日間の地上調査隊を率いたアメリカの映画製作者スティーブ・エルキンス氏は、今回の大統領の決定を高く評価している。

「モスキティアはホンジュラスの人々、そして世界にとって宝のような存在です。それが、我々の目の前で消滅しようとしているのです。」衛星写真を見ると、この付近で過去数年間のうちに大規模な森林破壊が進んでいることがわかる。・・・エルナンデス大統領の決定は「喜ばしい第一歩です。これを受けて国際的な保全団体も支援の手を差し伸べてくれる事を願っています」と、調査隊の一員でコロラド州立大学の考古学者クリス・フィッシャー氏はいう。「ホンジュラス政府が遺跡現場の重要性を認識していることは明らかです。国際団体と協力して、人の手が入っていない独特の生態系と文化を持つモスキティアの自然をぜひとも残して行って欲しいと思います」

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/031800002/

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市長「無罪」裁判 控訴は何のためなのか(2015/03/19東京新聞)
 現職市長への無罪判決は、検察にとっては面目丸つぶれの格好だろう。しかし、事はそんな問題ではない。説得力ある証拠が見当たらないまま再び市長を法廷に立たせることに、無理はないか。事前収賄などの罪に問われた岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長を無罪とした名古屋地裁判決を不服として、名古屋地検が控訴に踏み切った。控訴理由は趣意書で明らかにする、というが、判断は果たして適正か。・・・法と証拠に基づいて公権力の不正に立ち向かうことは検察の大きな使命である。だが、説得力ある証拠が見当たらぬまま市長をいつまでも被告の立場に置くのでは、市民の失望を招くだけだろう。検察がすべきは控訴ではなく、次々疑問点が指摘された捜査過程の検証ではなかったのか。まさかメンツのためではあるまい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015031902000152.html

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社説:安保法制 米軍支援の膨張を憂う(毎日新聞 2015年03月19日)
 自民、公明両党は、安全保障法制整備の具体的な考え方について実質合意した。新たな安保法制は、自衛隊による米軍への支援を日米安保条約の枠を超えてグローバルな協力へと質量ともに大幅に拡大するものだ。日米安保条約を逸脱するような政策転換を憂慮する。・・・ 国民の権利が「根底から覆される明白な危険がある」など武力行使の新3要件にあてはまると政府が判断すれば、集団的自衛権の行使も可能だ。与党は20日に正式に合意し、政府が法案化作業に入ることを了承する見通しだ。合意内容は4月に予定される日米防衛協力の指針(ガイドライン)の最終報告に反映される。国会で法案が審議入りする前に対米公約が既成事実化する。こんな大転換をスケジュールありきで駆け足で進めようとする姿勢を危惧する。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150319k0000m070121000c.html

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準惑星ケレス、謎の明るい点は水蒸気噴出か(2015/03/18ナショナルジオグラフィックス)
準惑星ケレスの最新画像から、謎の明るい点の正体について、水が凍った氷とみられること、水蒸気のプルームを噴き出した可能性があることが示唆された。この星が、「死の星」とはほど遠い存在であった可能性がある。画像は、現在この星に接近しているNASAの探査機ドーンが撮影したもので、米国テキサス州で開催されている月惑星科学会議で報告された。「ケレスの地中の状況について手がかりを与えてくれるエキサイティングな発見」と科学者は言う。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150318/439599/

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(社説)廃炉の決定 「脱原発」を見すえてこそ(2015/03/08朝日新聞)
日本の発電所に48基ある原子炉(商業炉)のうち、20基近くが運転開始から30年以上経過している。延長は1回だけ認められるが、特別な審査に合格しなければならず、追加投資の必要も生じる。今後は毎年のように、廃炉にするのか決断を迫られるようになる。1963年に原子力発電に成功して以来、日本は後始末に道筋をつけないまま原発を推進してきた。このため、廃炉を進めるために解決しなければならない課題が山積している。これらを克服し「廃炉できる国」にしていくことは、脱原発を着実に進める前提にもなるはずだ。・・・廃炉事業で最も深刻なのが、ゴミの問題だ。解体にともなって出る使用済み核燃料と放射性廃棄物の置き場所が決まっていない。使用済み燃料については、全量を再処理する「核燃サイクル」を掲げることで直視を避けてきた。しかし、事業は事実上破綻(はたん)している。使用済み燃料は原発の冷却プールや乾式キャスクに入れて敷地内に保管せざるをえないのが実情だ。・・・ 放射性廃棄物の取り扱いもやっかいだ。線量の多寡によって分別され、それぞれ地中で管理する方針は決まっている。だが、高レベル廃棄物はもとより、低レベル廃棄物も処分地が決まっていない。埋設にあたっての管理基準もこれからだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11655467.html

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(声)18歳になる君たちへ伝えたい(2015/03/08朝日新聞)元ウルグアイ大使 角田勝彦(東京都 78)

選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案が、今国会で成立しそうです。来年夏の参院選から約240万人の未成年が有権者に加わる由です。終戦の年以来70年ぶりの選挙権年齢変更に賛成です。18歳になる君たちより60歳も上の私は、年金などで手厚い恩恵を受けています。高齢世代の投票率が高いことが、政策に反映されているからです。一方で、若い世代の投票率の低下は大いに心配です。君たちは、主権者である国民の一人として、国政に参加する権利を享受できることになります。活用して下さい。投票して下さい。そうでなければ、若い世代への政策は後回しになってしまうかもしれません。ところで、新憲法にはもう一つ平和主義という原則があります。安全保障の問題は、選挙のときに年金、社会保障、就職、景気、原発などに比べると、軽く考えられがちです。しかし、日本の繁栄と安全は平和主義によるところが大きいのです。平和主義の骨子は「自衛のためにのみ戦う。海外の戦争には加わらない」ということです。これを変えようとする動きがあります。君たちの命にかかわる問題です。よく勉強して、自分の結論を出して下さい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11655475.html

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原発PR看板、保存も選択肢 双葉町長(2015/03/08朝日新聞)
東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町の伊沢史朗町長は17日、「原子力 明るい未来のエネルギー」などの標語を記した町内の看板の撤去方針について、「柔軟に考えて慎重に対応したい」と語った。現場での維持や撤去後の保存などを検討する。町議会終了後、記者団の取材に述べた。この日の議会では撤去費用約410万円を盛り込んだ新年度予算案が可決されたが、「我々にも原子力を推進してきた責任がある。事故を風化させてはいけない」(岩本久人町議)などと保存を求める意見が上がった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11655600.html

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老朽原発廃炉  脱依存へ着実に進めよ(2015/03/18京都新聞)

 運転開始から40年前後と老朽化した原発のうち、関西電力が美浜原発1、2号機(福井県)、日本原子力発電が敦賀原発1号機(同)の廃炉を正式決定した。18日には中国電力が島根原発1号機(松江市)、九州電力が玄海原発1号機(佐賀県)の廃炉を決める予定だ。東日本大震災での東京電力福島第1原発の事故を受け、運転期間を原則40年と定めた原子炉等規制法に従った初の廃炉決定で、当然の判断といえる。今後の原発廃炉には多くの課題があり、安全性を最優先して解決に取り組み、着実に進めていかねばならない。今回の決定は、老朽原発を廃炉にする実績を示して安全重視の姿勢をアピールし、ほかの原発の活用に国民の理解を得たいとの政府、電力会社の思惑も透ける。

http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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大阪都構想  公正な情報提供が要る(2015/03/18京都新聞)
ここに至るまで、橋下氏がとった拙速かつ強引な手法は看過できない。協定書を作る法定協議会では野党議員を排除し、議論を尽くさずに押し切った。昨秋に府市議会で協定書が否決されると、議決を経ない「専決処分」や、公明党候補が立つ衆院選挙区への立候補に言及して反対派を揺さぶった。 公明党は一転、議会で協定書に賛成したが、住民投票では反対するという。実に不可解だ。こうした橋下氏や各党の姿勢も、大阪市民には投票の判断材料になろう。 橋下氏は「府市の二重行政を解消し、住民自治を拡充する」と都構想の利点を挙げる。だが、最大680億円の移行経費に見合う効果が得られるのか。市の自主財源の4分の3が府に移るが、住民サービスを維持できるのか。区の格差が広がらないか。疑問は多い。 
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150317_4.html

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プーチン氏発言 核での脅しに耳を疑う(2015/03/18東京新聞)
ロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合一年を前にロシアのプーチン大統領が、欧米介入に備え核戦力を準備していたことを明らかにした。冷戦時代に逆戻りしたような発言には耳を疑う。大統領は国営テレビの番組で、昨年三月のクリミア併合の際、核兵器使用を準備するよう指示したことを明らかにした。北大西洋条約機構(NATO)による軍事介入に備えたとし「歴史的にロシアの領土で、危険な状態の住民を見捨てられなかった」と説明した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015031802000180.html

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原発と核燃廃止デモ行進で訴え 青森・市民団体(2015/03/16河北新報)
 青森県保険医協会など49団体でつくる「なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク」は15日、「さようなら原発・核燃3.11青森集会」を青森市で開いた。県内の民放ラジオ番組でパーソナリティーを務める米国出身の詩人アーサー・ビナードさんが講演。「安倍政権は原発の禁断症状に侵されている。政権に正しい現実を突き付けるべきだ。脱原発行動を取らないのは自殺行為だ」と訴えた。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150316_23043.html

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原発防災「対応は困難」 福島の首長ら体験語る(2015/03/16河北新報)
原発ゼロを目指す首長らでつくる「脱原発をめざす首長会議」は14日、国連防災世界会議のパブリック・フォーラム「原子力防災と自治体の役割」を仙台市で開いた。東京電力福島第1原発事故で被災した福島県内自治体の首長らが、避難の体験談を交えながら原発防災の困難さを訴えた。・・・日本原子力発電の東海第2原発が立地する茨城県東海村の村上達也前村長は、原発事故後に全国の関係自治体が策定している避難計画について「(重大事故が起きれば)元の場所に戻れない片道切符の計画しか作れないのではないか」と問題提起した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150315_73005.html

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放射能恐れ、故郷をあとに 避難者らが手記(2015/03/16中日新聞)
 東京電力福島第一原発事故後、東海地方などへ避難した人でつくる「原発事故被害者支えあいの会」(事務局・名古屋市)のメンバーらが、今の心境を手記にまとめた。タイトルは「愛する土地を離れて〜福島原発事故から4年 伝えたい想(おも)い〜」。故郷を離れたときの葛藤、避難先で感じた不安などが切々とつづられている。・・・このほか、『再稼働しようとする東電を許しちゃいけない。自分にできる限りで戦っていきたい』と怒りをあらわにする人、『娘を初期被ばくさせてしまったことを考えると、今でも気が狂いそう。甲状腺検査は生きている限りは続く心配』と不安を吐露する人…。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150316/CK2015031602000095.html

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府の自殺対策  救える命を見過ごすな(2015/0316京都新聞)
京都府の自殺対策条例が成立した。誰にでも自殺の危機があることを前提に、悩みを抱える人の孤立防止や相談体制を充実させるという。自殺対策に府を挙げて取り組む姿勢を示したといえる。自殺の原因になりうる過重労働や職場の人間関係に配慮し、労働者が心身の健康を保てるよう、雇用主にも対応を求めた。自殺を防ぐための人材育成のほか、遺族への支援も行うとしている。毎年3月1日を「京都いのちの日」と定め、自殺防止への関心を高めることも盛り込んだ。自殺対策の条例を持つ自治体は川崎市など全国に9市あるが、都道府県では初めてだという。府内の自治体とも連携し、実効ある具体策を進めるよう努めてほしい。全国の自殺者数は1998年から14年連続で3万人を超えた。ここ数年は減少傾向にあるが、それでも昨年は2万5千人余りと、交通事故死者数の約6倍にのぼる。京都府内の昨年の自殺者は471人で、人口10万人当たりでは全国で5番目に少なかった。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150316_3.html

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無人偵察機が大破 防衛省、公表せず 昨年11月(2015/03/16朝日新聞)
 陸上自衛隊が購入したばかりの米国製の高性能無人偵察機が昨年11月、エンジントラブルから緊急着陸を試み、大破していたことが防衛省への取材でわかった。防衛省は公表していなかった。昨年5月にも国産無人機が訓練中に墜落しており、陸自が導入を進めている無人機の不調が相次いでいる。・・・陸自はスキャン・イーグルなど4機を2011年度の補正予算(約12億円)で購入し、部隊配備に向け最終段階の試験飛行を重ねていた。飛行を中止し、原因を調査している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11652511.html

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原子力廃絶までの道程(2015/03/11WEBRONZA)

定年退職する京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が最後の講演(大久保真紀)

3月5日のWEBRONZA「戦後日本にとって原子力とは何であったのか」でご紹介した京都大学原子炉実験所の助教小出裕章さん(65)が3月末の定年退職を前に、先日、大阪府の南部、熊取町にある京大原子炉実験所で、講演をしました。小出さんを含む「熊取6人組」と呼ばれた反原発を訴える研究者らが1980年から続けてきた「原子力安全問題ゼミ」の第111回目でした。小出さんの大学での最終講演とあって、全国から約140人が集まりました。小出さんはいつもの低い、良い声で、よどみなく1時間半、「原子力廃絶までの道程」と題して、自分の研究生活について、原発問題について、社会について、熱く語りました。・・・ 「私自身は高校生のころ、完璧にこれを信じました。化石燃料がなくなれば原子力しかないと思ったのです」。その夢をかなえるため、小出さんは東北大学の原子核工学科に進みました。

「しかし、事実は全く違ったのです」と小出さんは言い切りました。「原子力の燃料であるウラン(の埋蔵量)は、発生できるエネルギー量に換算して石油の数分の一、石炭の数十分の一しかない。こんな貧弱な資源に、こんなものに、人類の未来を託すのは間違いだったのです。人類はばかげた夢を原子力にかけてきたのです」。毎日新聞のかつての記事にあった「電気料は2000分の1になる」ということについても「冗談じゃない。原子力はやればやるだけ単価が高くなります。いい加減に夢からさめなくてはいけません」と強調しました。・・・ 講演で小出さんは、大量に生み出される放射性物質についても触れました。小出さんによると、100万キロワットの原子力発電所1基が1年運転するごとに燃やすウランから生み出される核分裂生成物は約1トン。これは広島原爆の1万発分だそうです。原子力発電は大量の核分裂生成物いわゆる核のゴミを生み出します。

そして、2011年3月の東京電力福島第1原発の事故です。「4年たった今も、事故は収束していません」と小出さんは断言します。当時の野田首相が「収束宣言」をしたときは、「政治家は頭がおかしいのか」と思ったほどだった、と厳しい言葉で振り返りました。「事故当時、定期検査中で運転していなかった4号機の使用済み燃料プールの底には、広島原爆1万4000発を超えるセシウム137があった。これは最大の危機でした」と述べ、14年11月はじめにようやく、共用燃料プールに移送を終えたときは、正直「ホッとした」そうです。しかし、「当時運転中だった1号機から3号機はすでに熔け落ちた炉心がいまどこにあるかすらわからない。4年たった今でも現場に行けないのですから。(冷却するために)ひたすら水を注入してきたけれど、放射性汚染水があふれる結果になっています。原子力は本当に過酷なものだと思います」と小出さんは続けました。

「放射能の封じ込め作業が果てしなく続いています。毎日7000人が働いているが、彼らは東電社員ではなく、最低賃金も受け取れない下請けの人たちです。あふれる放射能汚染水はタンクに詰められていますが、そのタンクもほとんどが応急タンクです。そして、そこからどんどん汚染水が漏れていく。ちゃんとしたタンクは造れないからです。原発の敷地内は放射能の沼になっていて、応急的な作業しかできないのです」。現場の厳しい状況をそう語りました。 話は、原発内の汚染状況から原発の敷地外に大量に放出された放射性物質に移ります。政府が避難指示を出しているのは、琵琶湖の1.5個分にあたる1000平方キロ。この地域の住民は強制的に避難させられ、流浪化させられた、と小出さんは指摘しました。「10万人を超える人が今も帰れない。おそらく、何十年も帰れない。しかも、その周りの1万4000平方キロの地域も汚染され、放射線管理区域にしなくてはいけないところになってしまっています。本来なら、そこ(放射線管理区域)は水を飲むことも食べることも許されません。しかし、(国の方針では)勝手に住めとなっていて、その地域の人はそこで生きるしかない状態になっています」と話しました。小出さんは、「平和利用」という言葉に隠されたごまかし、原子力と差別の問題などに触れた後に、かつての戦争と、原子力問題を重ねて話しました。

「かつての戦争のとき、大多数の日本人は戦争に協力しました。大本営発表しか流されなかったし、戦争を止めることは誰にもできませんでした。仕方なかったのかもしれません。しかし、戦後、多くの人はだまされたからだと言い訳をしました。ほとんどが自己を正当化し、悪いのは『軍部』と言い出す人もいました。でも、戦争に反対し、国家によって殺された人もいました。その上、ごくふつうの人々が戦争に反対する人を非国民と呼び、村八分にし、殺していきました。原子力でも多くの日本人がだまされてきました。でも、そう言ったままでいいのでしょうか。原子力に対してどう向き合うのか、私たちは未来の子どもたちから必ず問われます」そして、小出さんは、講演の最後をこのように締めくくりました。 「私は若い時に、愚かにも原子力に夢を抱いてしまいました。本当に愚かでした。原子力は私がかけた夢とは、私が願っている世界とは、正反対の世界でした。原子力を進める組織はあまりにも巨大で、私は敗北し続けました。私が原子力を止めさせたいと考えたとき、まだ3基しかなかったのですが、その後全部で58基造られてしまいました。自分の力は無力でした。そして、ついに福島第1原子力発電所の事故も起きてしまいました。敗北の歴史です。何のための人生だったのかとも思いました。でも、私は41年間、ずっと自分のやりたいことをやることができました。だれからも命令されなかったし、最下層の教員だったので、誰にも命令しませんでした。こんな恵まれた職場で働けたことはありがたかったです。全国で反原発を闘う仲間たち、6人組の仲間にも恵まれました。私を見守ってくださった方々に感謝します」大きな拍手が会場を包み込みました。
http://webronza.asahi.com/national/articles/2015030900001.html

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ブラジル全土で大規模なデモ、大統領退陣を要求(2015/03/16CNN)
サンパウロ(CNN) ブラジルの国営石油公社を巡る大規模な汚職疑惑に抗議し、ルセフ大統領の退陣を求めるデモが15日、同国全土で展開された。最大都市サンパウロではデモ隊が主要道路に詰めかけた。参加者の1人はCNNに「ブラジルを愛している。汚職はもうたくさんだ」と語った。
http://www.cnn.co.jp/world/35061812.html?tag=top;subStory

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バヌアツ首都でサイクロン壊滅的被害、全容なお把握できず
(CNN) 史上最大級のサイクロン「パム」に直撃された南太平洋のバヌアツは、首都ポートビラだけで住宅の9割がひどい損害を受けるなど、壊滅的な被害の一端が明らかになってきた。赤十字などは15日、数万人が避難所や食料や水を必要としていると訴え、国際社会に支援を呼びかけた。・・・バヌアツは80あまりの島々から成る。しかしポートビラ以外の被害の実態についてはまだほとんど情報が入っていない。今後犠牲者がさらに増えることも予想され、国連人道問題調整事務所(OCHA)の担当官は「事態が明らかになるほど、様相は悪化している」と指摘する。
http://www.cnn.co.jp/world/35061826.html

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ベルリンは福島を忘れないー「かざぐるまデモ」とチャリティー・コンサート(じゅん / 2015年3月15日みどりの1kWh)
福島第一原発事故の4周年を前にした3月7日、土曜日の午後、快晴に恵まれたベルリンで何百本ものかざぐるまが、風に吹かれてクルクルと回った。ベルリンの市民団体が主催した「かざぐるまデモ」に主催者発表でおよそ700人が参加し、再生可能エネルギーの象徴であるかざぐるまを手に、脱原発を叫んで市の中心部をデモ行進したのだ。この日のお昼過ぎ、ドイツ統合のシンボルであるブランデンブルク門前のパリ広場は、まるでお祭りのパレードが始まる前のような賑やかさだった。緑のぬいぐるみの等身大の熊が子どもたちの人気を集め、祭と背中に大きく書かれた法被を着たドイツ人や色とりどりの法被などを羽織って、ひょっとこやお多福のお面をかぶった日本人男女、さらにはコスプレの派手派手な格好をした若い日本人女性たちがうろうろしていた。緑の熊は、アベノミクスをもじってゼロノミクマと名付けられた脱原発運動のマスコットの熊で、日本からわざわざやってきたのだとか。・・・この「かざぐるまデモ」と集会は、ベルリン在住の日本人の市民団体、「さよならニュークスベルリン(Sayonara Nukes Berlin)」、ドイツの反原発市民団体「アンティ・アトム・ベルリン(Anti Atom Berlin)」や「ベルリン自然友の会(Natur Freund Berlin )」などの市民団体が共催したものだ。参加者の中にはベルリン在住の韓国人たちの姿も大勢見られた。集会はまず「ベルリン自然友の会」代表のウーヴェ・ヒクシュ氏の挨拶で始まった。・・・ 福島事故から4年。もう4年、そして、まだ4年です。人間にとっては比較的長い4年という時間も、放射能から見れば刹那です。 この間に、怒りや驚愕、悲しみ、絶望といった感情が褪せてしまった人も少なくありません。でも永遠に故郷を失った人、子どもたちの健康に怯えて暮らさなければならない人たちが今でもいるのです。屈託無く暮らしたいと思う、その当たり前の願いが叶わないのです。

チェルノブイリと福島があった後で、原子力と命とは共生できないということが、なぜ今もわからない人がいるのか、私には理解できません。・・・かざぐるまとともに掲げられたプラカードには「福島は警告する。世界中で脱原発を!」、「同じコインの表と裏、原発と核兵器」、「一度事故が起これば放射能汚染は国境を越えて地球規模に」「世界から原発が消えるまで、闘おう!?」などの思い思いの言葉が記されていた。
http://midori1kwh.de/2015/03/15/6674#more-6674

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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