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20182019


<POINT NEWS84>2015/03/01・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)



sankaku84sankaku
2015/03/01sankaku03/05

 

運転40年「自然な成り行き」 島根原発1号機廃炉へ 地元に不安の声も(2015/03/05ヒロシマ平和メディアセンター)
運転開始から40年が過ぎた島根原子力発電所(松江市鹿島町)の1号機を、中国電力が廃炉にする方針を決めたことが分かった4日、地元松江市では「廃炉は当然だ」と受け止める声が相次いだ。一方、再稼働に向け国の審査が進む2号機、建設中の3号機への対応には意見が分かれた。・・・ JR松江駅前で買い物をしていた同市黒田町、主婦山岡真理さん(35)は「3歳の子どもがおり安心した。この際、原発ゼロを目指して」。「原発ゼロをめざす島根の会」の都田哲治事務局次長(63)も「廃炉を機に再生可能エネルギーの普及にかじを切るべきだ」とする。 ・・・これに対し、市民団体「島根原発・エネルギー問題県民連絡会」の保母武彦事務局長(73)は「1号機を廃炉にするからといって、2号機を再稼働し、3号機を稼働させていいとはならない」。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=41611

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原発標語前 考案者が胸痛め「脱原発」発信(2015/03/05河北新報)
 東京電力福島第1原発事故で住民の大半が避難する福島県双葉町で、写真を撮り続けている男性がいる。撮影ポイントは「原子力 明るい未来のエネルギー」との看板が掲げられた町中心部へのゲート前。「子どもの時に自分が応募した標語。考案者として責任を感じている」と、画像で脱原発のメッセージを発信している。・・・町内に福島原発5、6号機が立地するなど、原子力は身近な存在だった。小学6年の時、学校の課題で提出した作品が優秀賞に選ばれた。大きな看板に標語として採用され、ゲートは「自分にとって特別な場所」となった。晴れやかな場所は、原発事故で一転して悲劇の象徴となる。ニュースなどでテレビに映されるたびに胸を痛めた。撮影した写真はブログにアップするなどしている。「原子力に明るい未来なんてない。今はそう思っている。今後も被災地の現状を伝えていく」。大沼さんが力を込めた。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150305_63008.html

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国の監督に甘さ 第一原発汚染雨水流出 規制委と県、対応後手に(2015/03/05河北新報)
東京電力福島第一原発で汚染された雨水が港湾外の海に流れ出ていた問題で、東電に情報開示を求めず、対策を先送りしてきた監督官庁の経済産業省の姿勢が問われている。さらに、監視すべき立場の原子力規制委員会と県は流出を把握しながら見過ごしてきた。監視・規制する側の対応のまずさも浮き彫りとなっている。
http://www.minpo.jp/news/detail/2015030521344

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自衛隊の任務  拡大の一途を危惧する(2015/03/05京都新聞)
 安全保障法制の与党協議で、自衛隊の任務が拡大の一途だ。政府・自民党が新たに示した案によると、船舶検査活動を日本周辺以外の海にも広げ、要件も緩和する。船舶検査は朝鮮半島有事のような周辺事態の際に行う米軍後方支援の一環で、軍艦を除く船舶の積み荷や目的地を検査し、航路などの変更を要請できる。この地理的限定をなくし、「国際社会の平和と安全」に資する場合にも実施するという。さらに現行法では、国連決議または船舶が帰属する国(旗国)の同意が必要で、事実上、船長の承諾を得て検査しているが、承諾がなくても強制的に検査できるようにする。このため正当防衛などに限定している武器使用基準の緩和も求めている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150305_3.html

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電力改革大詰め  逃げ道許さぬ議論必要(2015/03/05京都新聞)
 電力会社9社の発電と送配電部門を切り離し地域独占を突き崩す電力改革が、いよいよ総仕上げの段階に入った。政府は「発送電分離」を2020年4月に実施する電気事業法改正案を閣議決定し、今の通常国会での成立をめざす。消費者が電力の購入先を選べず、電力会社が地域ごとに事業を独占する弊害は、4年前の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によってあぶり出された。原発事故による地域間の電力融通がスムーズに進まず、東電が計画停電に追い込まれるなど電力の供給のもろさが浮き彫りになった。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150305_4.html

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謎の古代文明の遺跡を中米で複数発見、マヤとは別(2015/03/04ナショナルジオグラフィックス)
独占記事:ホンジュラスに伝わるスペイン征服時代からの伝説の文明か。ホンジュラスの密林へ分け入った探検隊が、失われた文明の遺跡を発見したという驚くべき報告を携えて戻ってきた。この地域には昔から「猿神王国」あるいは「シウダー・ブランカ(白い街)」という古代文明にまつわる伝説が存在し、その遺跡がどこかに眠っているといわれてきた。探検隊はその場所を確かめるために、人里離れた未開のジャングルへと足を踏み入れた。発見された遺跡は今からおよそ1000年前に栄え、その後滅びた文明のものと思われる。考古学者らは、広大な広場、土塁、丘、土でできたピラミッド跡を測量、地図を作成し、今年2月に調査結果を持ち帰った。古代に街が棄てられて以来誰にも手を付けられず、そのまま残されていた石の彫像物の数々も発見された。 この近くで有名な古代文明といえばマヤ文明だが、今回新たに見つかった文明についてはほとんど研究がなされていない。今まで存在が全く知られていなかったため、名前すら持たない。・・・過去100年の間、探検家や金鉱を探す人々の間で、ジャングルの木々の上にわずかに頭を覗かせる失われた都市の城壁跡を見たという噂が語り継がれてきた。土地に伝わる古い話によれば、スペインの征服者たちがやってきた時、先住民たちは「シウダー・ブランカ(白い街)」または「カカオの実るところ」と呼ばれる場所へ身を隠した。そこはエデンのような謎めいた楽園で、足を踏み入れて戻った者は誰もいないという。・・・

この調査によって、上空からLIDARで撮影された地形が全て確認された。また、さらに多くの新たな発見もあった。そこには確かに、古代都市が存在した。考古学者たちは今では、伝説に語られているような「シウダー・ブランカ」は1つではないだろうと考えている。それどころか、モスキティアにはそのような「失われた街々」が数多く眠っており、これらをすべて合わせると、街などとは比べ物にならないはるかに重要な意味を持つ歴史的遺産「失われた文明」が姿を現すのではないかという。・・・しかし、遺跡のある一帯に今、大きな脅威が忍び寄っている。遺跡から数10キロほど離れた各地で、牛の放牧のために森林が伐採されているのだ。手つかずだった熱帯雨林が違法に伐採され、焼かれている。この地域は近年、中米でも最大の牛肉生産地として成長し、米国のファストフード産業へ大量の食肉を輸出している。探検チームを支援し、現地に数日間滞在したIHAHのディレクター、バーギリオ・パレデス・トラペロ氏は懸念をあらわにした。「すぐにでも何か対策を取らなければ、この森と渓谷は8年後には消滅してしまうでしょう。ホンジュラス政府はこの地域の自然保護に取り組みたいと思っているものの、資金が不足しています。国際的支援が早急に必要です」

http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150304/437917/

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割れるユダヤ系米国人 イスラエル首相演説に波紋(2015/03/05朝日新聞)
米議会でオバマ大統領のイラン政策を猛批判したイスラエル首相の演説が波紋を広げている。イランとの核協議に批判的なイスラエルの情報機関の元長官ですら、訪米を「大きな間違い」と批判した。これまで超党派でイスラエルを支持してきた米国内でも、民主・共和両党の支持者で差が生まれた。ユダヤ系米国人の賛否も割れる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11633257.html

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(社説)辺野古移設 政府こそ一方的だ(2015/03/05朝日新聞)

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古沖の埋め立て準備作業を巡って、政府と沖縄県の対立が厳しさを増している。これ以上、対立を深めないよう、政府は作業を中止し、沖縄との対話の道を探るべきだ。政府が昨年夏に始めたボーリング調査は、台風や県知事選、衆院選で中断。1月から再開の準備を進めている。その一環で、沖縄防衛局が立ち入り禁止区域を示すブイなどを海上に設置。それを固定するおもりとして、10〜45トンの大型コンクリートブロックをいくつも海底に沈めた。ところが、ブロックが海底のサンゴを傷つけたり、岩にめり込んだりしていることを市民団体や地元紙が明らかにした。・・・沖縄県の対応について、菅官房長官は「一方的に調査を開始した」と批判。さらに一昨日、中谷防衛相が埋め立てに「夏ごろ着手したい」と国会で答弁した。面会を求める翁長知事と話し合おうともせず、ひたすら埋め立てに突き進む政府の姿勢こそ、一方的ではないか。翁長知事は今後、米軍の許可を得て立ち入り禁止区域内も調査する方針だ。海底の変化の全容を把握した上で、岩礁破砕許可取り消しも検討する。取り消されれば海上工事は違法となる。政府は訴訟に持ち込んでも作業を続けるつもりだろうか。移設反対の沖縄の意思にそっぽを向き、憎悪と対立の果てにできた米軍基地が、国の安全保障に役立つとは到底思えない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11633116.html

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(声)政治家の「知らなかった」に失望(2015/03/05朝日新聞)会社役員 仲林義浩(三重県 52)

政治献金をめぐる問題が相次いでいます。閣僚にとどまらず、安倍晋三首相と民主党の岡田克也代表の党支部も受け取っていたことが明らかになりました。多くの国民が「またか」とがっかりしているのではないでしょうか。私の会社では法令順守を大切にしています。契約を結ぶ際には法律上問題がないかを細かく確認します。こちらはもちろん、お客様に迷惑がかからないよう細心の注意を払います。お客様サービスの向上に直接つながることに注力したいですが、結果としてこうしたことがお客様のためになると考えます。政治資金規正法は補助金の交付決定通知から1年間、支部を含む政党や政治資金団体への寄付を禁じています。今回は同法の例外事項にあたる可能性もあるということですが、抵触するかしないかにかかわらず、政治家は常に献金元をきちんと把握し、国民に説明できるようにしておくべきです。政治献金をめぐって疑惑が出るたびに政治家は「知らなかった」と繰り返しますが、こうした言葉に私はとても失望しています。「知らなかった」では済まされません。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11633113.html?ref=pcviewpage

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孤立する精神障害者の家族 「暴力受けた」6割 研究者ら埼玉で調(2015/03/05朝日新聞)
精神の障害を抱えた子どもや兄弟から暴力を受けた経験がある――。研究者などの調査に、障害者の家族の約6割がそんな苦しみを打ち明けた。心中を考えた人も2割ほどいた。精神障害者への誤解や偏見を恐れ、暴力について口を閉ざす人は多い。専門家は「障害者やその家族を孤立させず、社会で支える態勢が必要だ」と指摘した。・・・調査に参加した埼玉県立大の横山恵子教授(精神看護学)は「精神障害者と暴力の問題は長年タブー視されていた」と打ち明ける。今回の調査では、当事者が家族以外の他人に暴力を振るったケースは1割未満と少ないこともわかった。しかし、社会から「精神障害者は怖い」とレッテルを貼られることを恐れる家族は多く、今回の調査に反対する家族もいたという。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11633170.html

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NASA探査機、準惑星に迫る 表面に光る物体二つ、水蒸気観測(2015/03/04朝日新聞)
米航空宇宙局(NASA)は2日、2007年に打ち上げた無人探査機「ドーン」が、6日にも火星と木星の間の軌道上にある準惑星セレス(ケレス)の周回軌道に入る、と発表した。表面などの観測で、太陽系の成り立ちに迫る情報が得られると期待される。セレスは、火星と木星の間にある小惑星帯の中で最も大きな天体(直径約950キロ)。太陽系ができる過程で惑星になり損ねた原始惑星の一つとみられている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11632899.html

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福島事故、隣県でも甲状腺検査を 医師団体示唆(2015/03/03共同通信)
【ベルリン共同】東京電力福島第1原発事故から4年となるのを前に、核戦争防止国際医師会議(IPPNW、本部・米マサチューセッツ州)が3日、ドイツの首都ベルリンで記者会見し「子どもの甲状腺検査が福島県に限定されている」と懸念を表明、事故の影響の全体像把握には隣県での検査も必要との考えを示唆した。チェルノブイリ事故などの健康被害に詳しいアレックス・ローゼン医師は、福島県が事故後に同県内の全ての子どもを対象に実施した甲状腺検査の結果を分析。甲状腺がんと診断が確定した子どもが、これまでに87人に上るとして「予想よりも多い数に驚いている」と述べた。

http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015030301002455.html

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シベリアで巨大クレーター続々、成因に新説(2015/03/04ナショナルジオグラフィックス)
氷塊に押さえつけられていたガスが爆発か。シベリアで昨年7月、巨大な謎の穴が見つかった。SNSでは隕石だミサイルだと憶測が飛び交ったが、最もうなずける原因は、地球温暖化で融解したメタンハイドレートの爆発と考えられた。メタンハイドレートとは、北極地方の凍土中に存在する、メタンと水からできた氷状の物質である。ところが、その説に疑問が生じている。ロシアの研究者が人工衛星による調査を行い、シベリアにさらに多くのクレーターを発見したのだ。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150303/437767/

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企業団体献金 全廃含め抜本見直しを(2015/03/04東京新聞)
 国から補助金をもらいながら政治献金をしている企業の何と多いことか。政治家への税金の還流が疑われては、政治不信は募るばかりだ。企業・団体献金はこの際、全廃を含めて検討してはどうか。「政治とカネ」の問題が次々と発覚するのは、政治家自身の姿勢はもちろん、政治資金規正法自体に不備があるからではないか。規正法は、国から補助金の交付を受ける企業に対し、交付決定通知から一年間、政党や政治資金団体への寄付を原則禁じている。補助金の原資である税金が、政治献金の形で政治家に還流することを防ぐためにほかならない。・・・そろそろ与野党は、企業・団体献金の全面禁止に向けて重い腰を上げるべきだ。企業・団体献金を残したまま、いくら規制を強化しても、抜け道が出てくるだけだ。直ちに全面禁止が難しいなら、当面は政党支部への献金を禁止して党本部に一本化し、段階的に全面禁止したらどうか。まずは決断することが重要だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030402000165.html

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首相への献金  政治改革こそ最優先に(2015/03/04京都新聞)
 「政治とカネ」をめぐる問題が安倍晋三首相にも波及した。西川公也前農相や望月義夫環境相ら各閣僚に続き、新たに安倍首相や岡田克也民主党代表らにも献金問題が発覚した。税金を充当する補助金交付先から寄付を受けていた構図は同じ。「知らなかった」「返金した」では済まない。安倍首相が代表を務める政党支部が2011年以降、国の補助金交付が決まった企業2社から計174万円の寄付を受領していた。首相側は「補助金は知らなかった」としつつも献金を認めた。政治不信を増幅した責任は重い。同様の寄付は、林芳正農相や甘利明経済再生担当相の各政党支部でも判明した。まさに「お金まみれ政権」の様相を呈している。・・・ だが、この期に及んでも安倍首相は「各党各会派において議論すべき問題」と本気度が伝わってこない。「戦後以来の大改革」を訴えるのであれば、まず足元の「政治とカネ」の疑惑を一掃する政治改革こそ最優先すべきである。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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首相含め6閣僚側に寄付 補助金交付企業から(2015/03/04朝日新聞)
 国の補助金の交付決定通知を受けた企業からの政治献金問題は3日、安倍晋三首相や野党代表へと広がった。2社から計62万円の寄付を受領していたことが判明していた安倍首相の自民党支部が、新たに3社から計46万円の寄付を受けていたほか、閣僚では麻生太郎財務相、菅義偉官房長官、宮沢洋一経済産業相、甘利明経済再生相、林芳正農林水産相側にも、同様の寄付があったことがわかった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11631286.html

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政府の原発対応「評価せず」71% 福島県民、世論調査(2015/03/04朝日新聞)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から4年になるのを前に、朝日新聞社は福島放送と共同で、福島県民を対象に世論調査(電話)を実施した。原発事故に対するこれまでの政府の対応については「評価する」は14%にとどまり、「評価しない」は71%にのぼった。・・・今回の調査前に、東電が、福島第一原発から汚染水が海に流れ出ていることを知りながら、10カ月間公表しなかったことが明らかになった。こうした東電の対応については「大いに問題がある」は80%で、「ある程度問題がある」は16%だった。「あまり問題はない」は2%、「まったく問題はない」は1%だった。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11631264.html

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放射性物質、73%「不安」 福島県民、世論調査(2015/03/04朝日新聞)
朝日新聞社と福島放送による福島県民世論調査で、放射性物質が家族や自分に与える影響への不安を尋ねたところ、「大いに感じている」は29%、「ある程度感じている」は44%で、「感じている」は計73%にのぼった。「感じていない」は、「あまり」21%、「まったく」の5%を合わせて26%だった。・・・ 事故から4年がたつ今なお、12万人もの福島県民が避難を強いられ、全都道府県に分かれて暮らす。事故の被災者のためのわずか4890戸の復興公営住宅でさえ、完成したのは260戸余り。これが先進国かと目を疑うありさまだ。・・・ 私たちは「日本の事故」の後始末という長い道の、まだ入り口にいる。風化を許せる状況ではないのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11631327.html

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(社説)大阪府教育長 見過ごせぬパワハラ(2015/03/04朝日新聞)
これが教育の世界のできごとだろうか。大阪府の教育行政のトップである中原徹・府教育長(44)が、4人の職員にパワーハラスメントをしていたとして、進退を問われている。府教委が設置した第三者委員会の報告書によると、見せしめ的に大勢の前で叱ったり異動や解職を示唆する発言をしたりしたことが何度もあったという。・・・府議会の公明、自民、民主系の3会派は今週、教育長の辞職勧告決議案を議長に提出した。しかし中原氏を任命した松井一郎知事は「罷免事由にあたらない」として続投させる方針だ。大阪では「教委制度が形骸化している」という前知事の橋下徹大阪市長の問題提起を受け、校長公募制の導入など、首長主導で改革が進められてきた。中原氏は橋下市長と早稲田大時代からの友人で、弁護士活動を経て民間人校長となり、13年度から教育長を務めていた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11631189.html

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余録:「降れば土砂降り」は英語のことわざである。日本…(毎日新聞 2015年03月04日) 
「降れば土砂降り」は英語のことわざである。日本の「泣きっ面に蜂」と同じく物事、とくに悪いことは重なるとの意味という。この手のことわざは世界中にあるから、人類普遍の真理だろうか▲国の補助金をもらう企業からの献金問題が相次いで発覚する政界である。・・・トランプの「ジョーカー」はおどけ者のことだが、法律にまぎれこませて実質上その立法趣旨を骨抜きにする条項をも意味する。はなから仕込んだものかどうかは分からない。だが結果的に規制を骨抜きにするみごとなジョーカーとなった「知りながら」条項である▲「政治とカネ」をめぐるババ抜きではいつも国民にジョーカーをつかませる術にたけた政治家だ。誤解のないようにいえば、予報なしの土砂降り、泣き面を蜂の群れに襲われた心境なのは国民である。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150304k0000m070149000c.html

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さあこれからだ:/99 暴力には最小の力と大きな愛を=鎌田實(毎日新聞 2015年03月03日 東京朝刊)
 日本人2人が拘束され、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に殺された。許せない残虐な行為である。こんな残虐なことをするテロ組織に、なぜ若者は参加してしまうのだろうか。ぼくが代表をしている日本イラク医療支援ネットワーク(JIM−NET)は、イラク戦争が始まってからの約10年、ヨルダンやイラクに拠点を置き、戦争で傷ついた子どもたちの医療支援を行ってきた。今年の正月にヨルダンを訪ねたとき、ヨルダン軍の幹部の息子が、ISに心を奪われたという話を聞いた。まじめでやさしく、たくさんの友だちがいる青年だったそうだ。 その青年はシリアのアサド政権が一般市民に加える圧政や残虐な処刑に対して、強い義憤を持ったという。「アサドを倒すために、反政府運動に参加しなくてはならない」と考え、行動を起こした。反アサド勢力には、大きく分けて三つあるが、ISはその一つだった。彼らはインターネットで、若者たちを上手に洗脳する。「アラーは偉大なり」と繰り返す。・・・第一次世界大戦の後、イスラム世界は列強に勝手に分断された。自分たちの多くの国民が貧困にあえいでいるのは欧米の資本主義が貪欲だからだという憎悪がある。・・・ アメリカを中心とした有志国連合が、イラクやシリアのISの支配地を空爆。そのなかに無人攻撃機が数多くみられるという。コンピューターで遠隔操作され、ロケット弾を積んでいる。

ISの拠点を標的にしながら、普通の市民の家や子どもや女性も巻き込むことが多い。実際の人数はわからないが、数百人単位で一般市民が殺されていると聞いた。殺された家族にも憎しみがおきているはず。・・・今回、北イラクやシリアでも、どれほど多くの子どもたちが殺されているか、実数はわからない。今、非道なISの暴力を止めるための空爆はせざるを得ないと思う。しかし、ISを倒すための空爆により、何の罪もない一般市民が傷つくことは、新たな憎悪の温床となる。憎悪は憎悪を生み、暴力の連鎖を起こしてしまう。・・・では、愛とは何か。それこそ、困難な状況で生きているシリアやイラクの難民たちに手を差し伸べ、病気の子どもたちを助けたりすることだ。世界をモノと金で牛耳ろうとする資本主義社会が、愛を示すことによって、イスラム社会が強く目覚めていくことを期待したい。
http://mainichi.jp/shimen/news/20150303ddm013070018000c.html

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政治とカネ  疑惑生む構造にメスを(2015/03/02京都新聞)
「政治とカネ」をめぐる疑惑が噴出している。引責辞任した西川公也前農相に続き、下村博文文部科学相、望月義夫環境相、上川陽子法相の3人の閣僚にも、問題が相次いで浮上した。下村氏は支援者で作る各地の団体「博友会」が政治資金規正法で収支報告が義務づけられる政治団体の届け出をしておらず、同法に抵触する可能性が指摘されている。望月氏と上川氏は、それぞれが代表を務める自民党支部が、国土交通省と環境省の補助金交付が決まっていた物流会社から、禁止された期間に計820万円の寄付を受けていたことが分かった。西川氏と同様の構図だ。政治資金規正法は補助金の交付決定通知から1年間、政党や政治資金団体への寄付を禁じている。企業が政治家と癒着し、補助金が見返りとして政治家に還流するのを防ぐためだが、政治家側が交付決定を知らなければ刑事責任は問われない。・・・ 理解し難いのは、これだけ疑惑が相次ぎながら、首相に政治とカネの問題に真正面から取り組もうとする姿勢が感じられないことだ。維新の党は企業・団体献金を全面禁止する政治資金規正法改正案を衆院に提出した。与野党は疑惑を生む構造にメスを入れる議論を真剣に始めるべきだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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核なき世界へ 問題提起 8日広島 京都大の小出助教講演(2015/03/02ヒロシマ平和メディアセンター)
 11月に広島市中区で開催予定の「2015世界核被害者フォーラム」(実行委員会主催)の事前イベントとして8日午後1時半から、中区幟町の世界平和記念聖堂で、京都大原子炉実験所の小出裕章助教=写真=による講演会がある。タイトルは「福島原発事故から4年〜核による非人道的被害を問う」。現状の説明と、核のない世界を実現するための問題を提起する。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=41484

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社説 辺野古サンゴ礁損傷 「粛々と」進められまい(2015/03/02ヒロシマメディアセンター)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沖で、沖縄防衛局の海上作業によってサンゴ礁が損傷した問題が、国と県の対立をさらに深めている。重ねて主張したいが、政権の判断で工事を一時中断することはできないのか。辺野古沖の埋め立てを承認した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)前知事の手続きに法的瑕疵(かし)(欠陥)がなかったかどうか、有識者委員会による検証は先月始まったばかりだ。現段階では、計画が手続きの上で全く問題がなかったとは断言できまい。 ・・・政権はこれを一顧だにしていない。菅義偉官房長官は県の潜水調査は一方的だと不快感を示した上で、岩礁破砕許可の取り消しは「ありえない」としている。海底ボーリング調査については「環境(保全)に万全を期しながら粛々と進めたい」と繰り返すばかりだ。

しかしサンゴ礁損傷をよそに、環境に万全を期す、と言われても説得力はあるまい。「粛々と」進めるべきは沖縄県と県民への誠意ある対応だろう。 ・・・先月下旬、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、反対派の活動家2人が、日米地位協定に基づく刑事特別法(刑特法)違反の疑いで県警に逮捕され、送検された。これも異常事態の一つの表れといえよう。刑特法は1957年に東京都砂川町(当時)の旧米軍立川基地で起きた「砂川事件」の一審で違憲判決の例がある。その後も基地反対運動に適用されており、このような法律を持ち出せば、火に油を注ぐだけだ。シュワブゲート前で活動家2人を最初に拘束したのは米軍で、うち1人が日本人警備員に暴行し基地内に侵入した、としている。だが、活動家は真っ向から反論しており、那覇地検が2人の勾留を請求しないで釈放したことからも明らかなように、米軍の行き過ぎだろう。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=41449

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子どものため脱原発を 越谷で70人、集会やパレード(2015/03/02東京新聞)
東日本大震災から十一日で四年を迎えるのを前に、脱原発を呼び掛ける「さよなら原発in越谷」が一日、越谷市役所近くの河川敷広場で開かれ、市民ら約七十人が集会やパレードに参加した。越谷市の市民や団体などでつくる実行委員会が主催。集会では雨が降る中、歌ったり、スピーチしたりした。被災地の福島県を定期的に訪れている支援団体の女性が仮設住宅の現状を報告。食品関連の団体の女性は「食べ物の安心、安全は待っているだけでは得られない。子どもたちのために、原発をなくし、自然エネルギーをたくさんつくろう」などと訴えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150302/CK2015030202000130.html

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<常磐道全通>高い空間線量 安全対策が課題(2015/03/02河北新聞)
 常磐自動車道の全線開通は、1966年の予定路線決定から49年で実現した。東日本大震災と福島第1原発事故の影響で工事が中断されたが、安倍晋三首相は「復興の起爆剤」として1日の全線開通を表明、現場が工期を短縮するなどし開通にこぎ着けた。・・・再開後、線量が最も高い場所は毎時30マイクロシーベルトを超えた。放射性物質の付着を調べるスクリーニング場を置き、作業員の被ばく管理をした。建設資材確保もままならないことがあった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150302_63008.html

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(報われぬ国 負担増の先に)厚生年金基金の解散 払い続けた年金、消えた(2015/03/02朝日新聞)

第3部 療養不安

昨年12月に届いた書類には、300万円を超える負担額が記されていた。長年加入していた栃木県石油業厚生年金基金からだった。「何十年も掛けてきた企業年金がなくなったうえ、追加負担まであるなんて。詐欺みたいなもんだ」。栃木県で給油所を営んでいた男性(64)は憤る。この基金は栃木県内の給油所などが集まり、社員らの厚生年金の一部(代行部分)と企業年金(上乗せ部分)を出すためにつくった。だが、積み立て不足に陥り、今年1月、ついに解散に追いこまれた。・・・だが、中小企業の基金の多くは企業年金に移行するほどの余裕はない。同年度には代行部分の積み立て不足だけを穴埋めすれば、企業年金に移行せずに解散できる特例も認められた。「国は中小企業の企業年金を守る気はないと感じた。従来の基金のしくみは崩れたと思った」。元行員はそう振り返る。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11628213.html

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(声)沖縄で娘たちに「戦争」を伝えた(2015/03/02朝日新聞)中学校教員 小島守(山形県 54)

休暇が取れたので、妻と2人の娘の家族4人で沖縄を訪れた。20代の娘たちは、美(ちゅ)ら海水族館をはじめレジャー計画を立てたが、私は今回どうしても平和祈念公園に行きたかった。娘たちに「戦争」という出来事を少しでも身近に感じてほしかったからである。「平和の礎(いしじ)」を見て驚いた。国籍や軍人・民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名が刻まれていた。山形県の戦没者のところに行き、一人ひとりの名前に目を通した。娘たちに「もし、この中にお前たちのおじいちゃんやおばあちゃんの名前があったら、お前たちはこの世に存在しないんだよ」と話した。「ひめゆりの塔」では壕(ごう)にいた多くの女子生徒が攻撃を受けて、沖縄本島の最南端にある「平和の塔」では逃げ場を失った人たちがここから身を投げて、多くの人が亡くなったことを教えた。・・・戦後70年。戦争体験者が年々少なくなる中、私たちができることは何なのか。それは、自ら戦争を学び、より正しい情報を言葉、文字、映像などを通して、それぞれの立場で若い世代に語り継いでいくことではないだろうか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11628181.html?ref=pcviewpage

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(声)若い世代 投票は民主主義を担うこと(2015/03/02朝日新聞)中学生 畠山眞太郎(山形県 15)

 有権者の選挙への関心が下がっているという話をよく聞きます。実際、前回の衆院選で安倍晋三首相の率いる自民党が大勝しましたが、その投票率は戦後最低を更新した52.66%でした。テレビの報道番組では、ここまで投票率が落ち込んでしまった理由を、「自分一人が投票しても影響はないし、どうせ意味がない」と考える人がいるからだと分析していました。私は、そのように思うことはとても危険だと思います。民主主義は言い換えると、みんなで決めることです。自分の一票を「意味がないから」と投げ出してしまったら、民主主義を崩壊させてしまうことになります。今年はこれから統一地方選もあります。私は、民主主義を一人ひとりが担っているという自覚を持って、政治に積極的に参加しなければならないと思います。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11628183.html?ref=pcviewpage

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太陽の120億倍、説明不能なブラックホール発見(2015/03/02ナショナルジオグラフィックス)
宇宙誕生から9億年で急成長、従来初期宇宙論の限界か
太陽120億個分の質量を持つ、超巨大なブラックホールが発見された。中国・北京大学の天文学者ウー・シュエビン氏らの国際研究チームが、2月25日付『Nature』誌に発表した。今回見つかったのは、過去最大のブラックホールというわけではない。ただし驚くべきはその成長の早さだ。ビッグバンからわずか8億7500万年(宇宙の歴史全体のうち最初からわずか6%の時点)で、太陽120億個という圧倒的な大きさに成長したと考えられる。「そのような短期間で、どのようにしてこんなに大きくなったのだろうか」とウー氏。・・・ブラックホール自体は観測できない。重力が非常に強く、光さえもその影響を逃れることができないからだ。その代わり、中国やチリ、米国のハワイやアリゾナにある望遠鏡を駆使し、クエーサーを発見した。クエーサーとは、きわめて遠くで光を放つ天体で、その光はブラックホール周辺のガスがブラックホールに吸い込まれる際に放出されたものと考えられている。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150226/437191/

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火星上空の巨大な「雲」の画像が公開(2015/02/19ナショナルジオグラフィックス)
高さ200km以上、10日間以上続いた謎の噴煙の正体は?
スペイン、バスク大学の天文学者アグスティン・サンチェス=ラベガ氏は、天文仲間とともに「Nature」誌に記事を発表し、「火星の超高層大気で起こりうる現象として、今のところ私たちの持っている常識では説明できません」とコメントした。・・・また、サンチェス=ラベガ氏によれば、アマチュアは以前にも一度火星で噴煙が現れるのを発見したことがあるという。人工衛星や地上の大型天体望遠鏡も、何度もその光景を捉えている。しかし、今回の現象が他と大きく違うのは、その高度である。これまで目撃されてきた噴煙はどれも、塵や氷の粒で構成され、地表から100キロ以上も上昇したことはなかった。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150218/435977/

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準惑星ケレスの最新画像に謎の白い点(2015/02/19ナショナルジオグラフィックス)
科学者たちの想像を超える不思議な世界が姿を現した
火星と木星の間になる小惑星帯の中で最大の天体である準惑星ケレスの最新画像が届き、科学者たちの想像を超える不思議な世界が姿を現した。2月17日に公開された画像を見ると、直径950キロメートルの氷の世界の表面を、クレーターがあばたのように覆い、南極のあたりにはごつごつとした地形が広がり、全体にわたって正体不明の白い点が複数確認できる。
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150219/436125/

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(日曜に想う)押しすぎ政権、引けすぎテレビ 特別編集委員・山中季広(2015/03/01朝日新聞)
 先週、東京でコント集団ザ・ニュースペーパーの公演を見た。国会で飛ばしたヤジの言い訳をする安倍晋三首相の口まねに客席が沸いた。「イスラム国」、農協など辛口の新ネタを満喫しながら、政治コメディーの文化は国ごとに違うものだと考えた。米国で政治ネタはお笑いの華である。大統領の演説のトチリはもちろん野党重鎮の靴下の穴にまでつっこみを入れる。フィリピンでは物まね芸人が、恋人に去られた大統領を盛んにちゃかす。対照的なのが中国で、政治番組には風刺の「ふ」の字もない。日本はどうか。テレビ界で働く友人知人の誰もが「このごろは政治をお笑いネタにしにくい」と嘆く。いつからテレビ空間は窮屈になったのだろう。TBS「報道特集」の金平茂紀キャスター(61)は「昨年の総選挙あたりから各局に変化が出てきた」と見る。転機のひとつは11月の衆院解散当夜、首相が出演した生番組だった。「アベノミクスの恩恵が実感できない」と語る女性の街頭VTRが映ると、スタジオにいた首相の声がとがった。「事実6割の企業が賃上げしているんですから。これ全然反映されていませんが。おかしいじゃないですか」

金平氏によると、在京キー局に自民党から選挙報道の公正中立を求める文書が届いたのはその2日後だった。党幹部が民放5社の取材キャップらを呼び、要請文を手渡した。街頭インタビューやゲスト出演者の選定にも細かく注文がついた。「過去の選挙で、総務省から『当選速報は慎重に』と要請されたことはある。今回は違う。政権与党が報道側をじかに縛ろうとした。これほど露骨な干渉は聞いたことがありません」・・・現代に戻ろう。いまほど放送界につっこみを入れたがる政権与党が近年あっただろうか。一強多弱時代の一断面かとは思うが、これが米国やフィリピンなら政権を揺さぶる大失態である。看板政策を批判する映像を見せられて、放送中にカメラの前で怒りの声を発したら、それはもう大統領の負け。放映後に与党がテレビ各局を呼びつけ報道や編成に注文をつけるなど国によっては論外も論外、即アウトである。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11627071.html

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政権批判デモ直前、射殺 ロシア野党指導者 反政権敵視、広がる(2015/03/01朝日新聞)
ウクライナ問題などでプーチン大統領を厳しく批判してきたロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ氏(55)が、モスクワ中心部の路上で射殺された。背後関係は不明だが、反体制派を敵視する政権のあり方が一因との見方が強い。ロシアで相次ぐ政権批判者の殺害に、各国から懸念の声が強まっている。・・・ネムツォフ氏はロシア南部ソチ出身。1986年のチェルノブイリ原発事故の翌年から原発建設反対運動に参加したことで政治に関わるようになった。エリツィン元大統領から改革派として重用され、97年に第1副首相に就任。日本との平和条約交渉にも加わるなどエリツィン氏の右腕として活躍した。現在は、モスクワ北方の州の州議会議員を務めながら野党運動「連帯」の共同代表として野党勢力の結集を目指していた。・・・ オバマ米大統領は27日、「米国はネムツォフ氏に対する残忍な殺人を非難する」との声明を発表した。ウクライナのポロシェンコ大統領は自身のフェイスブック上に「彼はウクライナとロシアの懸け橋だった。銃弾がそれを破壊した。偶然とは思えない」と書き込んだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11627034.html

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自転車ライフ  まちづくりの真ん中に(2015/003/01京都新聞)
滋賀県の近江鉄道は、自転車のまま電車に乗れる。というので、先週の日曜日に出かけた。揺れる電車の中で自転車を支えて、70代の男性が座席に腰掛けていた。1日おきに駅までペダルをこいで、入院中の奥さんを見舞いに行く。「便利やな」と喜んでいた。40代のサラリーマンが自転車を押し乗ってきた。食事で遠出するという。近江鉄道では「サイクルトレイン」と呼んで、2002年から運行している。本線と多賀線で、自転車持ち込みは無料。ママチャリの主婦が買い物に使うなど、地域の生活に定着している。これからの季節、サイクリング客が増えるという。ドイツの列車で、座席のない車両に自転車が乗り込むのを見たことがある。欧州では自転車が優遇されている。「世界一の自転車都市」を自任するデンマークの首都コペンハーゲン。自転車中心の交通政策で、自転車の専用レーン・専用道が延び、電車に自転車を持ち込める。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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週のはじめに考える 自衛隊は軍隊でよいのか(2015/03/01東京新聞)
 自衛隊のあり方を変える安全保障法制をめぐる与党協議が始まりました。昨年の閣議決定さえ拡大解釈され、もはや憲法の「歯止め」は風前の灯火(ともしび)です。「自衛隊は戦争する軍隊になりますよ」。安倍晋三首相のブレーンで、昨年亡くなった岡崎久彦元駐タイ大使は昨年五月の民放テレビ番組でこう断言しました。女性キャスターが「もし総理が決断したら、自衛官が血を流す可能性があると…」と聞いたところで、岡崎氏は「そうです、その通りです」と即答し、「自衛隊は戦争する…」と続けたのです。・・・ 憲法解釈を一方的に変更した問題のある閣議決定を飛び越え、これまで政府が憲法違反との見解を示してきた自衛隊の活動を解禁する。この国会で策定を目指す安全保障法制で裏付ければ、もはや憲法九条は何も禁止していないのと同じことになります。・・・解釈の変更によって憲法をなし崩しにすれば、憲法改正への国民の抵抗感は薄れるかもしれない、安倍政権はそう計算しているのでしょうか。戦後七十年の節目の今年が戦後で一番きな臭くなっている。無理に無理を重ねて、国民に決断を迫るようなやり方が認められてよいはずがありません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015030102000138.html

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社説:遼太さんの死 大人たちが問われる(毎日新聞 2015年03月01日)
川崎市の中学1年生、上村遼太(うえむら・りょうた)さんが無残な遺体で発見された事件で、神奈川県警は少年3人を殺人容疑で逮捕、解明を進めている。だが、私たちの心をいっそう締めつけるのは、快活だった13歳の上村さんの変化と苦悩を早くくみ取り、対応に踏み込んでいれば、最悪の事態の前に救い得たのではないかという悔いである。現場を訪れる人たちの思いでもあろう。・・・学校や教育委員会には不登校生徒に数えられても、その切迫した実情は把握されることはなかった。情報に大きな落差があった。・・・ 文科省は「チーム学校」構想を立て、中央教育審議会で論議を進める。教員以外の専門スタッフの割合を高め、担任らが子供と向き合う時間を増やす。これも事件再発防止に通じる一策となり得るだろう。だが、一番の決め手は、大人たちが分け隔てなく子供たちを気にかけて見守る、適度な「おせっかい」になることではないか。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150301k0000m070067000c.html

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(声)学級通信に感じる言論の自由(2015/03/01朝日新聞)高校教員 佐藤元(長野県 29)

担任している1年生のクラスで週に1、2回、学級通信を出している。日頃の授業やホームルームは忙しすぎて、いろいろなことを語る時間は少ない。だから、伝えたいことを語れる貴重な場だ。学校のことにとどまらず、地域の自然から労働や年金問題まで、彼らの人生に関係すると思われることを話題にしている。私の学校はクラス替えが3年間ほとんどない。卒業までに同じ生徒たちに100通以上の通信を出す。幸いにして今まで苦情をもらわずに続けてこられた。生徒や保護者の寛容さがあったからだ。一方で、世の中を見ると自由な言論を許す空気が後退し、力の論理が他の意見を封殺しつつあると感じる。将来、先の戦争時のように教科書が国の意向に染められるようなことがあれば、学校教育は悲惨なものになる。私の学級通信も許されないだろう。伝えたいという気持ちあってこその教師だ。だから教師にとって言論の自由は生命線だ。学級通信を書くたび、自由にものが言える時代を続けなければならないと感じる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11626969.html

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(社説)与党安保協議 なんでもありですか(2015/03/01朝日新聞)
安全保障法制をめぐる与党協議のテーマが拡散している。主だった論点でも、集団的自衛権と存立事態▼周辺事態法の抜本改正▼他国軍への後方支援をめぐる恒久法の是非▼武力攻撃に至らないグレーゾーン事態▼武器使用基準の見直し▼国連決議の有無や国会の関与▼邦人救出のための自衛隊派遣――など多岐にわたる。ずいぶんと風呂敷を広げたものだ。議論の焦点が定まらないまま、政府・自民党は次々に、自衛隊の活動の歯止めを弱める提案を繰り出している。・・・ 後方支援の中身も、これまでに比べ、格段に危険になっている。「非戦闘地域」に限っていたのを、昨年7月の閣議決定で「現に戦闘の行われていない地域」に広げたためだ。そのとき戦闘がなければ派遣が可能となるが、状況が変われば、現場の部隊の判断で活動の休止・中断を決めなければならない。戦後70年、平和憲法のもとで国際紛争と一定の距離を保ってきた安全保障政策には意味がある。一気に安全弁を取り払い、紛争への関与を深めることが正しい道なのか。与野党、そして幅広い国民の合意なしに進められることではない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11626958.html

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(社説)ヘイトスピーチ 包囲網を狭めよう(2015/03/01朝日新聞)
 特定の人種、民族への憎悪をあおるヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)の対応策を検討してきた大阪市の有識者審議会が、橋下徹市長に答申を出した。答申によれば、法律の専門家で構成する常設の第三者機関をつくり、表現行為をヘイトスピーチと認定すれば、事実関係や改善措置を公表する。被害を受けたとする人が訴訟を起こす時は、市が費用を支援することも盛り込んだ。市は答申をもとに、近く全国で初めての条例を制定し、実行にうつす方針だ。7万人を超す在日韓国・朝鮮人が暮らす大阪市では、深刻なヘイトスピーチが後を絶たない。法規制がないなか、自治体が対策に乗り出す意義は大きい。効果に注目したい。・・・何がヘイトスピーチにあたるのか、第三者機関は公平、中立に審査すべきだ。答申はその定義について、特定の個人、集団を社会から排除したり、権利・自由を制限したりするなどの目的をもった表現行為とした。定義をもとに厳格に判断するのは無論だが、思想・信条の自由を保障したうえで、多くの人が納得できる認定を求めたい。言うまでもないが、権力に対する健全な批判や、民主的なデモは「ヘイト」ではない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11626959.html?ref=pcviewpage

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ロシア:「闇」深く…反政権に凶行再び 野党指導者射殺(毎日新聞 2015年02月28日)
【モスクワ田中洋之】ロシアの野党勢力指導者で元第1副首相のボリス・ネムツォフ氏(55)が2月27日深夜、モスクワ中心部で何者かに射殺された。プーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だったネムツォフ氏の暗殺は社会に衝撃を与えている。事件の背景は明らかになっていないが、昨年3月のウクライナ南部クリミア半島の一方的編入でロシア愛国主義とプーチン大統領の支持率が高まるなか、政治的な寛容さが失われている点を指摘する声もある。・・・ロシアの野党陣営がプーチン政権の締め付け強化で影響力を失うなか、一定の知名度を持つネムツォフ氏は反政権運動の数少ないシンボルだった。同氏を失ったことでロシアの変革を求める勢力はさらに後退を迫られる可能性がある。野党指導者のルイシコフ氏は今回の暗殺の背景として「(プーチン政権と)異なる見解を憎悪する雰囲気が社会に広がっている」と指摘する。
http://mainichi.jp/select/news/20150301k0000m030060000c.html

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憂楽帳:傷痕(毎日新聞 2015年02月28日 大阪夕刊)

横を向いた男性の頭や頬に生々しい傷が残る。米国出身の写真家ジェームズ・ナクトウェイ氏が1994年に大虐殺のあったルワンダで撮影した写真だ。当時、3カ月で約100万人が殺害されたとされる。「長い時間写真を撮らせてくれ、光の当たる方に顔を向けてくれた。顔の傷痕が世界に向けて何を語るか知っていた」。彼は後の講演で、男性を撮影した時の様子をこう語っている。5年前、私はアフリカ東部でソマリア人の難民キャンプを訪れた。内戦に巻き込まれ右足に障害が残った少女を取材中、同じように負傷した人々が集まってきた。脚や腕を失った者、顔に大きな傷が残る者がカメラを持つ私を取り囲み、先を争うように傷痕を見せてきた。その人数の多さに私は冷静さを失い、思うように撮影を続けることができなかった。同じ講演で、彼はこうも話した。「ジャーナリストとして学ばなくてはならなかったことの一つが、自分の怒りをどうするかだった。私の目を曇らせるのではなく、澄ませなくてはならなかった」。暴力や悪意による傷痕を前に、心は熱く、頭は冷静に。それが難しい。【小松雄介】
http://mainichi.jp/opinion/news/20150228ddf041070027000c.html

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首相ヤジ問題:「昔なら内閣が吹っ飛んだ」識者に聞く(毎日新聞 2015年02月26日)
国民のリーダーたる首相が国会論戦で「日教組!」などとヤジを飛ばし、しかも事実誤認で、後日訂正と謝罪−−。安倍晋三首相のヤジ問題は西川公也前農相の献金疑惑と辞任騒動の陰に隠れてしまったかのようだが、実は重大かつ深刻な問題なのではないか。・・・

国会に「ネトウヨ」的言論−−安田浩一さん(ジャーナリスト)

安倍首相が「日教組、日教組!」と連呼するのを見て、「ネット右翼(ネトウヨ)」と呼ばれる人たちが好んで使う罵倒の言葉を思わず連想しました。・・・安倍首相は西川前農相の献金問題を追及する民主党議員に対し、唐突に「日教組!」とヤジを放った。それで相手をたじろがすことができると考えたのなら、ネトウヨ的発想に近いものを感じます。・・・ある選挙中、首相が秋葉原で演説するのを見たことがあります。日の丸の小旗を持った支持者たちが最も熱狂したのは、首相が日教組とマスコミを批判した時でした。「日教組」と言えば多くの人の共感を得られると思っているのかもしれません。
http://mainichi.jp/select/news/20150227k0000m010067000c.html

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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