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<POINT NEWS77>2015/01/17・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku77sankaku
2015/01/17sankaku11/24

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。


 

社説:欧州も量的緩和 不安抱えた歴史的決定(毎日新聞 2015年01月24日)
欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和の導入を決めた。日銀や米英の中央銀行が、国債を大量に買い入れて市場にお金を供給する量的緩和を実施する中、一線を画してきたECBだったが、デフレ懸念が広がり、毎月600億ユーロ(約8兆円)の債券を購入する歴史的決断をした。・・・量的緩和にはドイツが猛反対した。中央銀行が事実上、政府の借金を肩代わりすることへの長年の拒絶意識に加え、ECBが購入した他国の国債が大幅に値下がりし、自国民の税金で損失の穴埋めを余儀なくされる可能性が受け入れ難いのだ。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150124k0000m070233000c.html

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(声)憲法9条の発信こそテロ対策(2015/01/24朝日新聞)大学生 牧元桃子(東京都 21)

戦争放棄をうたった憲法9条は、日本が平和に貢献するための強い「武器」になる――。シエラレオネやアフガニスタンなど紛争地での武装解除に努めた伊勢崎賢治さんの言葉だ。戦争をしない、武器を持たないと宣言している日本だからこそ、対話での解決の糸口を見いだすことができる。現地で直接そう感じた伊勢崎さんの言葉は重い。「イスラム国」による日本人人質事件で、中東でのテロ勢力の拡大は日本にとってもひとごとではなくなった。これから日本がすべきことは何か。テロ対策強化は重要だ。だが、日本が世界に示してきた憲法の意思をもう一度強く自覚すべきではないか。戦争をしないと憲法で示す日本だからこそできる平和への道が必ずあるはずだ。安倍政権は集団的自衛権の行使容認の理由の一つにテロ勢力への対抗をあげたが、それはテロ勢力の反発を招き、日本に対するテロの脅威を高めることにもつながりかねない。憲法の意義を国民が改めて考え、その立場を世界に発信していくことが、もっとも有効なテロへの対策ではないだろうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11567088.html

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(声)「安倍談話」の中身に危惧を持つ(2015/01/24朝日新聞)無職 原田敏(長野県 65)

戦後70年の今年、安倍晋三首相が談話を出すという。過去のアジア諸国への植民地支配と侵略を認めた「村山談話」など歴代内閣の見解を継承するそうだ。そうならば、あえて「安倍談話」として首相談話を改めて出す必要性がどれほどあるのか。談話は、有識者による会議で検討するという。植民地支配をめぐる謝罪の表現など内容によっては、特に近隣諸国との関係改善となるどころか、無用な刺激を与えることにならないか危惧する。一方、国会では新たな安保法制が進められる。その中には自衛隊の海外任務の拡大も含まれる。有事やテロの際、任務にあたる自衛官に犠牲者が出れば、「戦後」はそこで終わってしまう。そういう可能性に関して、安倍首相は「談話」にどれだけの覚悟をこめるのか。私は、今の「戦後」がいつまでも続いてほしい。戦後の意味を問い続けることが、平和の礎になるのだと思いたい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11567090.html

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「解放、絶対に諦めないで」 紛争地知るジャーナリストら 「イスラム国」人質事件(2015/01/24朝日新聞)

「72時間」が過ぎた。だが、「イスラム国」の人質となっている後藤健二さん(47)と湯川遥菜(はるな)さん(42)の消息はつかめない。2人の知り合いや家族は、無事を願い続けた。後藤さんと同じく、紛争地の声を伝えようと飛び込むジャーナリストの仲間たちも帰還を祈る。・・・ 危険な思いをしても戦地に行くのはなぜか。原点はアフガニスタンでの体験だという。「血も涙もない集団」と報じられていた反政府勢力タリバーンだったが、支配下の街は平穏だった。「イスラム国」でも、宗教指導者は温厚な人柄で「空腹ではないか」などと気遣ってくれた。「ネットで得た情報ではなく、自分で話をして、身を置かないとわからない」という。・・・ 後藤健二さんの母、石堂順子さん(78)は23日午前、東京都内の日本外国特派員協会で開いた記者会見で、「イスラム国」に後藤さんの早期解放を訴えた。石堂さんは冒頭、「日本国民、日本政府の方々にご迷惑をおかけしていることをおわびします」と謝罪。「(拘束を知った)この3日間、ただ悲しくて泣いていました」と胸の内を明かし、「『イスラム国』の皆さん、健二は敵ではありません。解放して下さい」「健二はイスラムの幸せを願い、平和を願っている」と呼びかけた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11567193.html

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72時間経過、解放へ総力 「イスラム国」人質安否なお不明(2015/01/24朝日新聞)
イスラム過激派組織「イスラム国」が日本人2人を拘束して殺害を予告している事件は、日本政府が身代金の要求期限とみていた23日午後2時50分を経過した。人質2人の安否はなお不明のままで、安倍晋三首相は同日、閣僚らに「内閣を挙げて人質の解放に全力で取り組んでほしい」と指示。早期解放を目指し、外交ルートを通じて情報収集などを進めている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11567222.html

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憂楽帳:我が町にぜひ(毎日新聞 2015年01月24日 東京夕刊)
中国にいても日本の「地方のいま」が垣間見える。鹿児島県は先週、上海で観光PRイベントを開いた。県の魅力を知ってもらおうと、上海の旅行会社の関係者ら約140人に特産品を活用した料理や本格焼酎を振る舞った。「中国東方航空でわずか1時間40分。ぜひ鹿児島へ」。鹿児島市長ら参加した県内の4市長の訴えは必死だった。・・・毎日新聞の世論調査で、アベノミクスの効果が地方に十分浸透していると答えた人はわずか6%。活気を失った地方にとって、外国人客の急増はまさに「恵みの雨」だ。日本人も知らないような場所に外国人客が殺到して、日本人自身が地方の魅力を再発見できれば、面白いなと思う。【隅俊之】
http://mainichi.jp/shimen/news/20150124dde041070038000c.html

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年度内の汚染水処理断念を陳謝 東電、地元「早く処理を」(2015/01/23共同通信)
東京電力が福島第1原発構内のタンクに保管している高濃度汚染水の2014年度内の全量浄化処理を断念したことについて、東電福島本社の石崎芳行代表は23日、福島県相馬市で漁業関係者の会合に出席し、「多核種除去設備(ALPS)の稼働率が予想より低く、3月末までの処理ができない見通しとなった。一日も早く終えるよう努力したい。申し訳ない」と陳謝した。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012301002028.html

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米キューバ交渉  課題を克服し、歩み寄れ(2015/01/23京都新聞)
歴史的な雪解けは進むのか。世界が注目する中で、米国とキューバの国交正常化に向けた初の高官級協議がハバナで行われた。期待された大使館再開の日程は合意に至らず、目立った進展はなかったようだが、まだ協議は始まったばかりだ。長年の断絶を思えば、高官が顔を合わせて両国間の懸案について意見を交わしたことの意味は大きい。浮き彫りになった課題に双方がどれだけ歩み寄れるかは、今後の焦点となろう。協議に先立って、米国はキューバへの渡航制限や金融制裁を緩和し、キューバは米国が指定した政治犯53人を全員釈放した。両国とも本気で国交正常化に取り組む姿勢は示している。米国からは国務次官補が出席した。次官補級のキューバ訪問は約35年ぶりで、オバマ大統領の意気込みの表れといえる。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150124_3.html

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ECB量的緩和  経済構造改革こそ急務(2015/01/23共同通信)

欧州中央銀行(ECB)が、国債などを大量に買い取る量的金融緩和に乗り出すことを決めた。3月から実施する方針で、毎月600億ユーロ(約8兆円)の資産を買い取る。ECBは量的緩和を初めて導入する。日銀やイングランド銀行に追随した動きで、世界的に金利の低下傾向が強まりそうだ。中央銀行が金融機関から国債などの金融資産を大量に買い入れ、代金を金融機関に渡すことで、金融機関が保有するお金の量が増える。結果的に企業や個人がお金を低い金利で借りやすくなり、設備投資や個人消費の拡大を通して経済活動を活発にする狙いがある。19カ国からなるユーロ圏経済は物価が持続的に下落するデフレに陥る懸念に直面している。消費者物価の上昇率は昨年11月まで14カ月連続で1%を割り込んだ。12月には世界的な原油安の影響を受け物価上昇率は0・2%に下落した。マイナス金利政策も奏功せず、さらに懸念が広がった。2%弱の物価安定をめざすECBが信認を失いかねないとして量的緩和を本格的に検討していた。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150124_4.html

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鉄筋コンクリ、揺らして検証 震度7を4回で「倒壊」(2015/01/23朝日新聞)
鉄筋コンクリート建物の耐震性を調べる実験が22日、防災科学技術研究所の「Eディフェンス」(兵庫県三木市)であった。現行の耐震基準を満たす6階建て建物を模した試験体(高さ6.5メートル)を、震動台を使って揺らした結果、震度7相当の揺れを4回繰り返したところで「倒壊」した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11565254.html

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「イスラム国」中東の脅威 国境越え攻撃、自国民が参加(2015/01/23朝日新聞)

日本人2人を人質にとった「イスラム国」。その脅威は中東諸国でも増している。過激思想に共鳴した自国民が国境を越えて戦闘に参加したり、国内でテロ事件を起こしたりする危険が高まっているためだ。・・・ただ、脅威は国境の外側だけではない。中東の湾岸諸国は、いずれも「イスラム国」と同じイスラム教スンニ派の人々が多く、シーア派やイスラエルを敵視する点で過激派に一定の共感を持つ国民がいるとされる。米CNNなどのまとめでは、昨年夏までに「イスラム国」などの過激派に参加した外国人のうち、サウジは2500人に上った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11565362.html

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(地球24時)バス停攻撃、15人死亡 ウクライナ東部(2015/01/23朝日新聞)

ウクライナで親ロシア派が支配している東部のドネツクの市街地で22日朝、トロリーバスの停留所が迫撃砲による攻撃を受けた。現地の医療関係者によるとバスの乗客など少なくとも15人が死亡、13人が負傷した。多くは一般市民とみられる。ノーボスチ通信が伝えた。ウクライナでは、ウクライナ軍と親ロシア派の間で、年明けから再び戦闘が激化。13日にもドネツク近郊で民間路線バスが砲撃を受けて12人が死亡。政府と親ロ派が互いの責任を非難し合っている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11565368.html

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(声)人質事件、ひとごとにしないで(2015/01/23朝日新聞)大学生 成瀬桃子(神奈川県 21)

日本人2人が「イスラム国」に人質にとられた。まずは2人の無事解放を願いたい。日本政府に対して身代金として2億ドルを要求しており、安倍晋三首相がイラクやシリアなどに難民・避難民支援などとして約2億ドルの援助を表明したことへの報復との見方も出ている。ツイッターでは人質が写った画像を加工し「ネタ」にした画像が出回っており、ひとごとのようにとらえる人もいるようだ。「大変なことになっているけれど自分には何もできない」「宗教のことは難しい」という諦めムードもあるのではないかとも思う。「イスラム国」によると思われる動画が合成かどうかも話題になっているが「イスラム国」によって「日本人が人質にとられている」ということは確かな事実だ。分析より、どう解決するかを検討すべきだ。私たち一人ひとりでは何もできないと思うのはわかる。だからといって無関心でいていいことにはならないはずだ。日本が今後、テロの標的となり、紛争当事国になっていく可能性もあるのだ。「イスラム国」がなぜ生まれたのか、私たちに何ができるのか、いま考えることが必要だ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11565217.html

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「残された時間はわずかです」 後藤さん母の声明全文(2015/01/23朝日新聞)

私は石堂順子と申します。ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫(わ)びします。私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。健二は幼い頃から心の優しい子でした。健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。中立な立場で戦争報道をしてきました。イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放して下さい。日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。
http://digital.asahi.com/articles/ASH1R34VFH1RUTIL009.html?iref=comtop_6_02

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社説:難民受け入れ 「冷たい日本」続けるな(毎日新聞 2015年01月23日)
地域紛争や内戦の激化に伴い避難生活を余儀なくされている避難民が世界各地で増えている。2013年時点で、第二次世界大戦後最も多い5100万人と推定される。そうした現状下、13年に世界各国で難民と認定された人は21万人以上いるが、日本の同年の難民認定者は6人だ。人道的理由で在留を認めた人を含めても157人にとどまる。かつて「難民鎖国」と言われた実態は、受け入れ人数から見る限り今も変わっていない。・・・ ただし、懇談会の報告は、難民受け入れ総数の少なさには踏み込まなかった。欧米諸国などは、難民条約に基づいて年間数千、あるいは万単位の難民を受け入れている。認定は「本人や出身国の個別事情」とする法務省の説明は説得力に欠ける。日本は国連難民高等弁務官事務所に世界2位の拠出を行っており、間接的な人道支援への貢献は大きい。だが、実際に難民を受け入れなければ、「難民に冷たい日本」との国際社会の評価は変わらないだろう。イスラム国の台頭で、シリアやイラクでは国内外に数百万人の避難民が生まれている。そうした現実を見据えれば、アジアの一員として一歩も二歩も踏み出すときではないか。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150123k0000m070182000c.html

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東電、汚染水の年度内処理断念 トラブル続きで(2015/01/23共同通信)
 東京電力は23日、福島第1原発構内のタンクに保管している高濃度汚染水の2014年度内の全量浄化処理を断念する方針を固めた。同日午後、広瀬直己社長が経済産業省資源エネルギー庁の上田隆之長官と面会して伝えた。東電は13年9月、安倍晋三首相に14年度中の全量処理を約束したが、トラブル続きで処理が遅れていた。現在、タンクに保管されている高濃度汚染水は約28万トン。東電は当初、汚染水からトリチウム以外の62種類の放射性物質を取り除く多核種除去設備(ALPS)で浄化処理を進めたが、試運転段階でトラブルが頻発。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012301001354.html

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福井県内原発の発電量が初のゼロ 2014年、商業全13基停止(2015/01/22福井新聞)
福井県がまとめた2014年の県内原発の運転実績によると、総発電電力量は商業炉13基(合計出力1128・5万キロワット)の全基が停止していたため、県内で最も古い日本原電敦賀原発1号機が運転を開始した1970年以降で初めてゼロとなった。県内原発の総発電電力量は、商業炉13基体制になった1993年以降はおおむね600〜800億キロワット時台で推移。プラントが運転していた時間を示す時間稼働率も60〜80%台だった。2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、県内の商業炉は定期検査などで次々と止まり、12年2月に全基が停止。同年7月に関西電力大飯3、4号機が国内で唯一再稼働したが、13年9月に13カ月間の営業運転を終え、再び全原発が停止した。県内原発の13年の総発電電力量は146億キロワット時、時間稼働率は10・6%。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/62463.html

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柏崎原発で東電が地元説明会 住民「福島の原因究明を」(2015/01/22共同通信)
東京電力は22日、再稼働に向けて準備を進める柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市、刈羽村)について、柏崎市で住民説明会を開き、国の原子力規制委員会による審査の途中経過を報告した。会場から「福島第1原発事故の原因もはっきりしないまま、審査の説明を聞いても納得いかない」など、福島事故の原因究明を求める声が上がった。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012201001786.html

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くらしの明日:私の社会保障論 おとなしくなった若者=山田昌弘(毎日新聞 2015年01月21日 東京朝刊)

 ◇増える「平穏無事に暮らしたい」 中央大教授・山田昌弘

成人式が終わった。今年も親同伴での出席が多かったという。私が若い頃に比べると、若者のイメージが大きく違ってきているのではないだろうか。今から30年前、私が青年だった頃は、良くも悪くも親や社会に対して反抗的な若者が多かった。社会の伝統や権威に疑問を持ち、従来のしきたりに反して自由に行動することが、若者らしさといわれていた。レジャーや恋愛を楽しみ、中には、政治活動や市民運動に身を投じる者もいた。大人たちに「今の若い者は」と眉をひそめられながらも、新しいことに挑戦していった。ほとんどの若者は、ある程度の年齢になれば、就職して家庭を築き、安定した生活を営む。それでも「やりたいことをやった」という経験は、後の人生の活力になったと思う。最近、「今の若い者は」という言葉は、意味が逆転してしまったようにみえる。・・・何が若者をおとなしくさせたのだろうか。ある大学生からは「就職できるか不安で、恋愛する時間がない」という答えが返ってきた。新しいことに挑戦するのにも余裕が必要だ。経済的にも心理的にも余裕があるのは中高年の方かもしれない。「変わったことをしたり、人と意見が違ったりすると、周りからにらまれて孤立するからやらない」という学生もいた。いずれにしろ、今の若者は、就職活動や周りに気を使うことに、エネルギーを使い果たしているようにみえる。若者がやりたいことをする、という機会をどうしたら実現できるのか、考えなくてはならない時代になったようだ。

http://mainichi.jp/shimen/news/20150121ddm004070029000c.html

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失速する「脱ダム」 八ツ場本体着工、計画浮上から63年(2015/01/22朝日新聞)
国土交通省は21日、八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の本体工事に着手した。総事業費約4600億円は国内のダムで最大。一方、国交省は2010年に八ツ場を含む全国83のダムで必要性の再検証を事業主体に指示したが、これまでに55%が「復活」している。 ダムの再検証は民主党政権時代に「『できるだけダムに頼らない治水』への政策転換」を掲げて始まった。だが「中止」は21カ所にとどまり、「建設継続」が46カ所。残り16カ所で検証作業が続く。政府は来年度当初予算案に前年度比9・1%増のダム事業費(国費)を計上。国土強靱(きょうじん)化を掲げる自民党政権のもと「脱ダム」は失速した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11563456.html

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(社説)「慰安婦」記述 事実をなぜ削るのか(2015/01/22朝日新聞)
教科書会社の数研出版が、高校の公民科の教科書3点から「従軍慰安婦」の言葉を削除する。戦時下で将兵の性の相手をさせられた女性についての記述が、同社の教科書から消える。記述の「誤記」を理由として文部科学省に訂正を申請し、認められた。この春から教室で使われる教科書に反映される。例えば「現代社会」の教科書では、「強制連行された人々や『従軍慰安婦』らによる訴訟が続いている」というくだりを、「国や企業に対して謝罪の要求や補償を求める訴訟が起こされた」と直すことにした。・・・ 朝日新聞は、慰安婦にするため女性を暴力的に無理やり連れ出したとする故吉田清治氏の証言記事を取り消した。同会はそれを挙げ「『慰安婦問題』は問題として消滅した」と主張する。だがそういった極端な主張は、日本が人権を軽視しているという国際社会の見方を生む。慰安婦問題は日本にとって負の歴史だ。だからこそきちんと教え、悲劇が二度と起きないようにしなければならない。論争のあるテーマだが、避けて通るべきではない。議論の背景や論点など多様な視点を示す必要がある。教科書はそのためのものであってほしい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11563319.html

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火星の地下に大量の水素? 東工大助教ら研究(2015/01/22朝日新聞)
火星の地下に、多くの水素が貯蔵されている可能性が高いことが、東京工業大の臼井寛裕助教(宇宙地球化学)らの隕石(いんせき)の研究で明らかになった。火星には約40億年前まで海が存在していたと考えられている。水素は現在、水を含む鉱物か凍土として存在するとみられ、「生命の探査を考える際に非常に重要」という。・・・火星起源の隕石は、隕石の衝突により火星の岩石が飛び出してでき、衝突でできた鉱物には当時の火星の大気や浅い地下の水の組成が反映されているとみられている。臼井さんらは、水素と水素の同位体の重水素の比率に着目し、複数の隕石を詳細に分析した。 火星は地球よりも引力が小さい。軽い水素のほうが宇宙に散りやすく、火星大気の重水素の比率は時間が経つにつれて高まってきたと考えられている。しかし、衝突で地下でできた鉱物中の重水素比率は、約40億年前から数百万年前までほぼ一定だった。このため、宇宙に逃げずに、海があったころから同じ組成のままとどまり続けている水素の貯蔵層があると結論付けた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11563309.html

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憲法によって国家が作られる――超満員の「立憲デモクラシーの会」シンポジウムから(2014/05/03朝日新聞WEB RONZA)
「立憲デモクラシーの会」が設立され、去る4月25日に法政大学で設立記念シンポジウムが開かれた。定員300人の教室は超満員。入りきれない聴講者のために上の階のおなじく定員300人の、これまた超満員の教室でテレビ中継という盛況だった。きっかけはもちろん安倍晋三首相主導による「戦後レジームからの脱却」なるものが、着々と推進されている事態への憂慮である。「安倍政権は……憲法と民主政治の基本原理を改変することに着手した」と設立趣旨にも記されている。特定秘密保護法、武器輸出3原則の閣議決定による改変、そして近いうちに予想される集団的自衛権の打ち出しなどが、それである。・・・ 「憲法は絶対王政への抵抗から始まった」のだから、西洋のことで日本とは関係ない、といった自民党国会議員の発言や、「日本に憲法学は要らない」といった趣旨の北岡伸一氏の発言が紹介され、国会議員や大学の先生とは思えない彼らの拙劣な思考が俎上に載せられた。憲法は、場所を問わず、伝統や歴史による野蛮や抑圧からの離脱の成果なのであって、西洋だから、といった議論は通じない。したがって、自民党改憲草案の前文「日本国民は良き伝統と我々の国家を末永く子孫に継承するため、ここにこの憲法を制定する」といった文章も、憲法理論以前の幼稚さであることは明らかである。・・・

また、パネル・ディスカッションで、憲法学者の青井未帆氏は、自衛隊のぎりぎりの正当化は、憲法9条をやりすごして、いかなる法にも先立って主権国家として持っている「はずの」自衛権を根拠にしてこれまでなされてきた、これは国会と政府による苦心の正当化であった、この前提に立つならば、この前提を掘り崩す、つまり主権国家の最小限の自衛権という原理をつぶす集団的自衛権は成り立ちようがない、と憲法学者らしい有効度の高い議論をされた。・・・ ただ全体を聞いて、素人として思ったのは、多くの発言が、国家による介入を制限するために憲法がある、という前提を素朴に立てていることだった。そういう機能が憲法にあるのは、例えば、法定手続きなしの刑罰はあり得ないこと(31条)や国会開会中の国会議員の不逮捕特権(50条)ひとつをとっても、事実だし、歴史的にもそうした面があるが、むしろ、「憲法によって国家が作られている」という大枠こそ強調すべきではなかろうか。・・・9条には多様なスタンスが可能だが、自由な公論の結果の変更ならば、われわれが決めた憲法をわれわれで変えるという民主的プロセスになる。しかし、今の政治の手法では、変えたら何が起きるかわからない、どこまで連れて行かれるのかわからない、それこそ「片道切符」の恐怖が多くの人々に、テーマそのものへのアレルギーを引き起こしてもいるのだろう。

私個人は、それでも9条の民主的堅持に組みし、ノーベル賞に期待するが、もちろんそうした私の見解も含めて、いつかは民主的手続きによって修正される可能性は常にある、こともまちがいない。
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2014050200004.html

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規制委が海洋放出を認可 第1原発の浄化地下水(2015/01/22福島民友)
原子力規制委員会は21日、東京電力が申請していた福島第1原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」などから汚染された地下水をくみ上げ、浄化後に海に放出する計画を認可した。東電は建屋に流入する地下水が減り、汚染水の増加を抑える効果を想定する。しかし、地元の漁業関係者らには風評被害の悪化を懸念する声が根強く、海洋放出が実現する見通しは立っていない。・・・浄化後の地下水を海に放出する計画については、規制委の認可に次いで、反発する漁業関係者らの理解を得られるかが焦点となる。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「汚染水処理が廃炉に向けて重要な課題とは理解しているが、漁業者の不安は解消されていない」との認識を示し「引き続き疑問点の解消と丁寧な説明が必要だ」と注文した。県漁連の野崎哲会長も国と東電に丁寧な説明を求めた。
http://www.minyu-net.com/news/news/0122/news1.html

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米一般教書演説  協調と改革両立なるか(2015/01/22京都新聞)
オバマ米大統領は、今後の施政方針を示す一般教書演説を行い、「長く続いた戦争と不況を終え、新たな時代に入る」と語った。2期目の任期も残り2年を切った。米中枢同時テロ以降の戦時をしめくくる決意の表れだろう。過去の演説と異なるのは議会上下両院で野党共和党が多数を占める状況となり、共和党が反対しにくい問題に焦点を当てたことだ。確かに政権側の新たな提案に共和党がことごとく抵抗すれば、政策実現は「夢物語」に終わる恐れがある。共和党との協調を重視する考えのようだが、格差是正をはじめ、移民や医療保険制度などの改革が骨抜きになるようだと、大統領としての実績を残すどころかレームダック(死に体)政権となりかねない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150122_3.html

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イスラム国人質  無事解放へ全力尽くせ(2015/01/22京都新聞)
恐れていたことが現実となった。シリアやイラクで勢力を拡大する過激派「イスラム国」とみられるグループが、身代金2億ドル(約235億円)を72時間以内に支払わなければ、人質の日本人2人を殺害すると警告した。命を盾にとった許されない蛮行である。安倍晋三首相は「強い憤りを覚える」と非難し、「人命第一」を強調した。その言葉通り、人質解放に全力を挙げてもらいたい。原油を中東に頼る日本はイスラム諸国と独自の平和外交を進めてきた。今回の中東歴訪で会談したヨルダンのアブドラ国王やエジプトのシシ大統領らには既に協力を要請したが、今こそ中東との信頼関係を最大限に生かし、あらゆる手だてを尽くしたい。最前線でイスラム国と対峙(たいじ)し、自国民を殺害された欧米からの情報提供をはじめ、テロ対策で協調する国際社会にも一層の支援を求めたい。その一員として、卑劣な脅しに屈しない毅然(きぜん)とした姿勢を示すことも重要だ。・・・
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150122_4.html

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宝田明さん:反戦の訴え、NHK生番組で遮られ…(毎日新聞 2015年01月21日)
「人間として言うべきこと」

お笑いコンビ「爆笑問題」のNHKでの政治家ネタの却下、昨年末の紅白歌合戦でのサザンオールスターズの演出……テレビと政治を巡る問題の議論がかまびすしい。実は昨年の衆院選のさなかにも、NHKの姿勢を疑わせる「事件」が起きていた。ベテラン俳優、宝田明さん(80)が「あの時は、俳優である以前に人間として感じていることを申し上げたのですが……」と振り返った。【庄司哲也】・・・「『おや? 何か止められるような発言をしたかな』。あの瞬間に浮かんだのは、そんな疑問でした」。初主演作品「ゴジラ」(1954年)の公開当時のポスターを飾った東京都内の事務所。銀幕のスターらしい落ち着いた口調で宝田さんは語り始めた。

その問題が起きたのは昨年12月3日、NHKの情報番組「ゆうどき」(午後4時55分〜6時)への生出演時。「人生ドラマチック」というコーナーで、宝田さんは自身の近況や「ゴジラ」への思いとともに、幼少期を過ごした旧満州(現中国東北部)のハルビンでソ連軍の侵攻を受け命からがら日本に引き揚げた体験を披露し、「戦争は人間の大罪」と語った。そして、女性アナウンサーから「戦争を全く経験していない世代に伝えたいことは」と問われると、こう述べた。

「無辜(むこ)の民が無残に殺されるようなことがあってはいけませんね。国家の運命というのは、たかが一握りの人間の手によってもてあそばれている運命にあるんですよ。だから間違った選択をしないよう、国民は選挙を通じて、そうではない方向の人を選ぶのか、あるいはどうなのか……」宝田さんが言葉を継ごうとすると、聞いていた男性アナウンサーが突然、「その辺は各自、思うところがあるでしょうから、個々の選択がありますけどね……」と、制止するかのように割って入った。さらに「戦争を知っている世代として、これからもいろんな演技を見せていただきたいです。ありがとうございます」と、コーナー終了を“宣言”してしまったのだ。
http://mainichi.jp/enta/news/20150121k0000e040245000c.html

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地球儀を俯瞰(ふかん)しない外交(2015/01/21東京新聞)
十年前の「悪夢」が頭に蘇(よみがえ)った。ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の葬儀を、パリ支局からバチカンに出張取材した時のことだ。元法王は東欧の民主化を支援し、ソ連崩壊−冷戦終結の「陰の功労者」といわれた。カトリック教会という一宗教の指導者を超えた存在であり世界平和に偉大な足跡を残した。葬儀には百カ国以上の大統領や王族らが顔をそろえた。イラク戦争をめぐり法王の制止を振り切って開戦したブッシュ米大統領は、どの要人よりも先に駆けつけ、法王の遺体の前に跪(ひざまず)いたほどである。大国で元首級が出席しなかったのはバチカンと反目したロシアと中国の「共産国」、そして日本だけだった。歴代三人の大統領が出席した米国とは対照的に、バチカンの影響力を理解していない外交オンチぶりを露呈、弔問外交という貴重な機会を生かそうとの戦略もなかったのだ。悪夢の再来は、フランスで反テロの連帯を示す各国首脳のデモ行進。日本は駐仏大使の出席で済ませた。米国も首脳が参加しなかったが、批判が集中し、ホワイトハウスは「外交上の失敗だった」と判断ミスを謝罪した。しょせん世界が見えていない「井の中の蛙(かわず)」なのである。「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」と大仰だが、単に原発や武器を売る相手国探しだろう。「積極的平和主義」とは戦争には積極的だが、平和裏に行う連帯デモなど無関心なのだろう。まさに悪夢だ。 (久原穏)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015012102000167.html

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タンクから落下の原発作業員死亡 福島、搬送先の病院で(2015/01/20共同通信)

東京電力福島第1原発でタンク上部から作業員が落下した事故で、東電は20日、この作業員が同日未明に搬送先の病院で死亡したと発表した。第1原発での作業中の死亡事故は、昨年3月に土砂の下敷きになって1人が死亡したのに続き、2件目。双葉署によると、死亡したのは福島県広野町、会社員釣幸雄さん(55)。死因は多発外傷だった。
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012001001752.html

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(暗転のパリから:1)風刺の境界、自由の国の葛藤 特別編集委員・冨永格(2015/01/18朝日新聞)
都合5年のパリ暮らしで日々これほどのムハンマドに接したことはない。キオスクに、テレビニュースにシャルリー・エブド(14日発行)の1面があふれる。イスラムの色、緑を背に涙する預言者。偶像崇拝を禁じるイスラム教にすればあり得ない絵だ。欧州最多500万の在仏ムスリムには当惑している信者も多かろう。表現の自由と、個々の内心の尊重。文明が手にした二つの宝物が今、花の都でせめぎ合う。・・・ あらゆる宗教を権力から遠ざけるライシテ(政教分離)の思想は、民主主義と並ぶフランス社会のイロハといえる。風刺のDNAを継ぐシャルリーは、だから全宗教をネタにする。風刺に慣れたカトリックに比べイスラム社会の反発は常に激しかった。勢い、同紙もしつこく取り上げ「反イスラム色」が増した。くだんの1面を手がけた画家は「犯人にはユーモアが欠けていた」と嘆く。己の価値観を至上とする発言は傲慢(ごうまん)に聞こえるが、彼らが表現の限界に挑み続けてきたのも事実である。無論フランスとて表現の自由は無制限ではない。中傷や差別、暴力の挑発、戦争犯罪の称賛などは法で禁じられている。その限りですべてを笑い飛ばす。国民の多くは、これぞフランスのエスプリと信じる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11557060.html

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貧困と移民、過激派の影 ベルギー・銃撃戦の街ベルビエ(2015/01/18朝日新聞)
 ベルギー当局によるイスラム過激派の拠点に対する15日の一斉捜索で銃撃戦が起き、2人が死亡した東部ベルビエは、4人に1人が失業者という国内で最も貧しい街の一つだ。住居費の安さから移民も多い。「人種のるつぼ」の中で複数の過激派グループがつながっていたようだ。

■失業率25% 出身地100カ国

ベルビエ(人口約5万6千人)は首都ブリュッセルの東約120キロ。かつて織物業が盛んだったが、戦後は経済が衰退し、失業率も25%に近い。ベルギー平均の約8・5%と比べても突出している。・・・ ベルビエはオランダやドイツの国境に近いこともあり、約100カ国の出身地の移民が住む。イスラム教徒も多く、2008年の米シンクタンクのテロに関する報告書は「(イスラム組織)ハマスやムスリム同胞団の強力な拠点」と指摘しているという。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11557082.html

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(書評)『「立入禁止」をゆく 都市の足下・頭上に広がる未開地』 ブラッドリー・L・ギャレット〈著〉(2015/01/18朝日新聞)
以前、新聞記者をしていた時に埼玉県の地下水路を探検したことがある。住宅地を流れる都市河川の源流を探り、記事にするのが名目だったが、本音は単に覗(のぞ)いてみたいだけ。電灯を頼りに壁に囲まれた暗闇の中を進み、水の深い所はボートで越えた。ゲリラ豪雨にやられたら溺死(できし)は免れず、デスクの首が飛ぶことは必至だったが、個人的には面白い取材だった。崩れゆく廃虚、知られざる地下水路、人間にはそうしたものに惹(ひ)きつけられる傾向がある。本書は市民の日常生活からは見えない都市空間に足跡を残した欧米の探検家たちの活動の物語だ。だが著者によると探検されなければならないのはむしろ都市である。都市探検の意義は市民に自分たちの都市の真の姿を認識させることにある。言われてみると都市とは人間の身体のようなものだ。我々が普段の生活で内臓器官の状態を把握できないのと同様、都市の内部構造や病巣も探検されないと分からない。探検で市民は新たな視点を獲得し、都市を多角的に捉えることができるのだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11556990.html

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社説:ODA大綱改定 軍事転用を防げるのか(毎日新聞 2015年01月18日)

安倍政権は、政府開発援助(ODA)の理念や原則を定めたODA大綱を11年半ぶりに改定する。名称を「開発協力大綱」に変え、これまで認めてこなかった他国軍への支援を非軍事目的に限って可能にするなどの内容で、月内に閣議決定する。しかし民生用に供与した物資や技術が軍事転用されるのを防ぐ歯止めはない。ODAの非軍事・平和主義の理念が骨抜きになりかねない。・・・また新大綱では、途上国の貧困対策を最優先してきたこれまでの方針に代わり、経済成長の重要性が強調される。ODAを日本企業による投資の環境整備に使い、途上国の経済成長を促し、それを日本企業の利益につなげる「国益」重視の姿勢が鮮明だ。途上国の経済成長の重要性や国益の確保は否定しないが、そのために教育や貧困削減のための援助がおろそかになるようでは困る。国際社会の信頼を得るのに大きく貢献してきた日本のODAが、逆に地域の緊張を高めることのないよう、政府に改めて熟慮を求める。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150118k0000m070081000c.html

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ICC、パレスチナ情勢の予備調査を開始 イスラエルは反発(2015/01/18CNN)
(CNN) パレスチナ自治政府が加盟を申請した国際刑事裁判所(ICC)は18日までに、パレスチナでの戦争犯罪の有無に関する証拠収集や当事者双方の関係者の聴取などを含む予備調査を開始したとの声明を発表した。加盟申請を受けた措置で、調査の結果次第ではイスラエルに対する訴追が行われる可能性がある。自治政府のICCへの正式加盟は今年4月1日に実現する見通し。予備調査は正式調査とは異なる。同声明は、ICCのローマ規程では予備調査の期間は定められていないと述べた。
http://www.cnn.co.jp/world/35059134.html

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ペギーダに待った! 暗闇につつまれたケルンの街(まる / 2015年1月18日みどりの1kWh) 
ここ数ヶ月、ペギーダという妙な名前の運動がドイツで話題を集めています。「西洋のイスラム化に反対する愛国的ヨーロッパ人(Patriotische Europa¨er gegen die Islamisierung des Abendlandes)」の略で、毎週月曜日に2万人近くの参加者を集めるドレスデンのものが一番有名です。1月5日にはケルンでもデモが行われましたが、これに合わせてケルンの大聖堂が照明をシャットダウン。これに共鳴した周辺の教会や役所、博物館やホテルも照明を落とし、自分たちの街をペギーダの舞台に利用させないという意思表示をしました。この「消灯運動」は、カトリック教会ケルン司教区のライナー・マリア・ヴェルキ枢機卿(Kardinal Rainer Maria Woelki)が、ペギーダ(ケルン版はクギーダという)のデモに合わせてケルン大聖堂の「消灯」を宣言したことがきっかけで始まりました。これに倣って、アントニーター教会、チョコレート・ミュージアム、ケルン市商工会議所、マリティム・ホテルなどが次々と「消灯」を予告。フェースブックでも「人種差別者に光を与えるな(Licht aus fu¨r Rassisten)」というページが作られ、運動が広まっていったのです。本当は、その前にもドレスデンのゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)がペギーダのデモの際に照明を落としていたのですが、ケルンの大聖堂の場合は、広報活動が良かったというか、ヴェルキ枢機卿という”顔”があったためか、大きな話題になったようです。

http://midori1kwh.de/2015/01/18/6448

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「女の平和」 赤く国会囲む 人間の鎖(2015/01/18東京新聞)
集団的自衛権の行使容認や改憲に反対する女性たちが、赤のファッションを身に着けて国会を囲む「『女の平和』ヒューマンチェーン(人間の鎖)」が、17日に行われた。国会の周囲約2キロを約7000人(主催者発表)が手をつなぎ、「誰一人、戦争に行かせません」と声を上げた。 「女の平和」は北欧・アイスランドの女性たちが1970年代、地位向上を求めて赤いストッキングをはいた運動がモデル。アイスランドでは80年に女性大統領を誕生させるなどの成果を挙げた。・・・東京都文京区、自営業酒井蘭子さん(26) これまで、フェイスブックで集団的自衛権反対の情報を共有するぐらいで、行動はしなかった。衆院選の結果に不安を感じ、意思表示をと思った。このままでは法律がどんどんできてしまう。声を上げて止めたい。長崎市、無職井形和子さん(77) 父親は原爆投下の前日に仕事で長崎を離れ、命拾いした。ちょっとの差で、救われるかどうかが分かれる。戦争は「国民を守るため」と始められるが、国民は切り捨てられる。戦争がどういうものかを、被爆地から訴えていく。横浜市港南区、主婦木村佐保子さん(66) 原発事故の後、政治の動きに無関心ではいられないという気持ちが強まり、官邸前の抗議行動に参加するようになった。一人の百歩より百人の一歩の方が大事。私もこの輪に入り、一歩を踏み出せたことがうれしい。東京都杉並区、フラダンス講師渡辺悠美子(ゆみこ)さん(71) フラは自然と調和し、人とのつながりを大切にする群舞。ハワイの人は争いごとが嫌い。原発を再稼働したり、武力で強い国を目指すなんて理解できない。安倍首相にフラの愛の精神を教えたい。・・・
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015011802000122.html

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老朽原発の廃炉  再稼働に結びつけるな(2015/01/17京都新聞)
関西電力の美浜原発1、2号機(福井県)や日本原子力発電の敦賀原発1号機(同)など、電力会社4社の老朽原発5基が廃炉の方向となった。原発の運転期間を原則40年と定める原子炉等規制法に照らせば当然といえる。もっとも各電力会社は安全性を最優先に考えたわけではなく、運転延長に必要な1千億円規模の安全対策費用と天秤(てんびん)にかけた結果、出力の小さい原発では回収は難しいと判断したようだ。廃炉に伴う資産上の損失を複数年に分割して計上できるように会計制度を改め、廃炉費用を電気料金に転嫁できるようにするなど、国の後押しも決め手となった。だが、廃炉を進めるに当たっては課題も多い。まずは、使用済み核燃料の受け入れ先が決まっていないことだ。福井県は中間貯蔵施設の県外設置を求めるが、関電は自社の発電所内も含めて検討している。住民の不安が大きく、厳重な管理が必要な施設だけに、国は電力会社任せにせず、候補地の選定も含めて責任を持つべきだ。廃炉作業には20〜30年かかるとされ、円滑に進めるには高度な技術が必要だ。専門知識を持つ人材の育成も欠かせない。国は廃炉支援の一方で、再稼働を進める構えだが、その批判をかわすために老朽原発を減らそうとしているのなら本末転倒だ。・・・来年7月時点で40年を超える老朽原発は7基ある。関電は高浜原発1、2号機(福井県)の運転延長を検討しているが、そろばん勘定で動かしてはならない。原発の安全神話が崩れ、広範囲に甚大な被害をもたらした福島第1原発事故の教訓を踏まえ、廃炉の道を選ぶべきだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150117_4.html

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辺野古調査再開  政府は沖縄と対話せよ(2015/01/17京都新聞)
沖縄防衛局は米軍普天間飛行場の移設先とする名護市辺野古沿岸部で、海底ボーリング調査の再開に向けた作業を始めた。近く調査に着手するとみられる。昨年の知事選とそれに続く衆院選の県内4小選挙区全てで、辺野古移設反対派の候補が勝利した。沖縄県民の意思は明確であり、一方的な調査再開は「民意の無視」と言わざるを得ない。移設を強行すれば、混乱が広がるのは目に見えている。不測の事態を避けるためにも政府は沖縄の声を謙虚に受け止め、翁長雄志知事らとの話し合いに応じるべきだ。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20150117_3.html

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危機の真相:15年度予算・政府案 許されぬ公共財の私物化=浜矩子(毎日新聞 2015年01月17日 東京朝刊)

国防費はまた増えた。これまでで最大の規模になる。生活保護費は、また支給基準が見直されて、一部減額になる。整備新幹線の建設・開業を前倒しする。沖縄振興予算は5年ぶりの減額になる。公共事業の規模は前年並みに維持される。法人実効税率を2016年度までに3・29%引き下げる。赤字企業への課税を強化する。これが、15年度に向けての日本の財政と税制の姿だ。政府案通りに運べば、そういうことになる。これは公共財の私物化ではないか。筆者はそう思う。公共財とは、広く人々に便益が及び、その提供に公的部門が責任を負うモノやサービスを指す。あまり教科書的な定義の仕方ではないが、このようにとらえて大過ないだろう。このような観点から考えた時、政府の予算や一国の租税制度は、典型的な公共財だといえる。その便益が幅広く、しかも公平・公正に人々に及ばなければいけない。えこひいきは許されない。えり好みはご法度だ。・・・ショー先生の辛口好敵手が、かのジョン・メイナード・ケインズだった。この2人の毒舌合戦はまことに面白い。そんな2人だし、話が財政問題となれば、ケインズ先生語録もみておかなければ、申し訳ないだろう。実際に、二つのケインズ発言が今の状況に対して示唆的だ。

発言その一は「政府というものにとって重要なのは、個々人が既にやっていることを彼らより少し上手に、あるいは少し下手クソにやることではない。ほかの誰もやっていないことをやるのが、政府の仕事だ」。これもまた、まことにその通りだ。ほかの誰も手を差し伸べない弱者。放っておけば、誰も提供しようとしないが、大切なサービス。そのような領域に、政府の役割がある。ケインズ発言その二。「今の私は、自分が軽蔑する政府のために、自分には犯罪的だと思える仕事をしている」。同感な方が、今の日本にも多いのではないか。

http://mainichi.jp/shimen/news/20150117ddm005070016000c.html

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阪神大震災20年 忘れまい復興の光と影(2015/01/17東京新聞)
悲しみを乗り越えて街の姿は蘇(よみがえ)ったが、なお、生活を取り戻せぬ被災者も少なくはない。阪神大震災から二十年。復興の教訓を風化させてはならない。一九九五年一月十七日朝に起きた阪神大震災は淡路島北部を震源地とする直下型地震だった。神戸市を中心に死者六千四百人以上、住家の全半壊は約二十四万九千棟に及び、道路、鉄道、あらゆるライフラインが崩壊した。廃虚同然となった被災地には二十年後の今、新たなビルが立ち並び、街の姿は、以前にも増して華やかに見えもする。すでに神戸市では、震災を体験していない世代や転入者が人口の四割を超えている。・・・ボランティア活動は、地縁、血縁による助け合いに代わる新しい社会の相互扶助の仕組みである。日本社会の高齢化、人口減が進む中、その重みは増す一方である。法人税減税の財源をめぐり、昨年、NPO法人の優遇税制を見直す動きもあったが、社会貢献活動の普及に水を差す逆戻りなど、もっての外である。大きな悲しみをきっかけにわたしたちの社会に現れてきた助け合いの心、参加する気持ちである。より大きく育てていかねば。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015011702000156.html

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20万羽処分始まる 岡山・鳥インフル、陸自に派遣要請(2015/01/17朝日新聞)
岡山県笠岡市の養鶏場で見つかった鳥インフルエンザとみられる鶏は、高病原性の疑いが強い「H5亜型」のウイルスに感染したことが県の遺伝子検査で確認された。県は16日、家畜伝染病予防法に基づいて、この養鶏場で飼育している採卵用の鶏約20万羽の殺処分を始めた。殺処分する鶏の数が多いことから、県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、県職員も含めて約400人態勢で作業を始めた。この日は午後5時までに6900羽を処分。全ての鶏の焼却を終えるまで数日かかるとみられる。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11555194.html

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大阪、京都、東京のスーパーマーケットには、アフリカ南部の内陸の国(2015/01/17 CNN)

レソトの標高2200メートルの高地で養殖されたマスが並ぶ。
「手付かずの自然が残るレソトは、大型マスの養殖に理想的な環境」と語るのは、アドバンス・アフリカ・マネジメント・サービスのマネジングパートナー、フレッド・フォーマネク氏だ。アドバンス・アフリカは2009年、レソトでマスの養殖を行う「ハイランズ・トラウト」プロジェクトを立ち上げた。「この高度のおかげで、ほぼ1年中、水温は(マスの養殖に)最適に近い温度に保たれる」(同氏)マスの生産は2012年に始まり、初年度の生産量は500トンだった。アドバンス・アフリカは今年度中に生産量をその3倍に増やす計画だ。日本への輸出には船で4週間もかかるが、同社の幹部は、日本では高値で売れるため、追加の輸送コストをかけても日本に輸出する価値があると語る。
http://www.cnn.co.jp/business/35058496.html?tag=top;subStory

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