記憶のために/LIST 日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。 |
復興住宅「孤独死」千人超す 阪神大震災17日で20年(2015/01/16東京新聞) 新・戦争文学 戦後70年の“臨場感”(2015/01/16東京新聞) 戦争を知らない世代が二十一世紀初頭に突然出現させてしまった戦争文学−。芥川賞を逃した「指の骨」を、このように評した人がいる。戦後七十年。時代は何を語らせようというのだろうか。芥川賞は小野正嗣さんの「九年前の祈り」が四度目の挑戦で受賞した。一方で話題になったのが高橋弘希さんの「指の骨」だった。高橋さんは三十五歳のミュージシャン。戦場、ましてや太平洋戦争そのものを体感できる由もない。だとすれば、その圧倒的な現実感は何なのか。・・・「子供の頃、毎年夏になると放映される戦争の番組を観(み)ていて、なぜかそれほど遠い出来事とは思えませんでした」(「新潮」十一月号)戦後七十年。この国は“戦争のできる普通の国”への後戻りを始めているようだ。大戦の記憶の風化、戦争や戦場、命に対する現実感の喪失が叫ばれる中、戦争を知らない世代の想像力が、新たな文学に昇華した。その意味をよく考えてみたい。戦争、戦史を知れば知るほど、不戦の思いは自然、強まるのではないか。 介護報酬下げ 現場が崩壊しかねない(2015/01/16東京新聞) 介護保険から個々のサービスに対して事業者に支払われる介護報酬が、四月から全体で2・27%引き下げられる。人手不足がより深刻になり、介護の現場が崩壊しかねない。介護サービスの公定価格である介護報酬は三年に一度、見直されている。二〇〇〇年度に制度がスタートして以来、五回目の改定となる今回、過去最大規模の下げ幅となった。制度開始時よりも報酬は実質2・1%下がっている。三年前と比べ消費者物価は4%超上昇していることを考えても、引き下げは乱暴だ。・・・ 介護職員の人手不足は深刻化している。最大の要因は賃金の低さだ。常勤のホームヘルパー、施設職員の平均月収は全産業平均よりも約十万円低い。人手が足りないため過酷な勤務状況にならざるを得ず、離職率も高い。昨年十一月時点で介護関係職種の有効求人倍率は二・五一倍と、全職業の一・〇四倍を大きく上回っている。・・・ 政府は二五年度には、今より介護職員を百万人増員する必要があるとする。だが、このままでは職員が集まらずサービスの質が低下したり、サービスが必要でも利用できない「介護難民」が増えるのは必至だ。社会保障を充実させるための消費税8%への引き上げだったはずだ。 客の命を救ったマリ人店員に仏国籍 パリ立てこもり事件(2015/01/16CNN) 阪神大震災20年 あの日を胸に刻み続けよう(2015/01/16京都新聞) 社説:表現すること 他者を尊重する心も(毎日新聞 2015年01月16日) 戦争の言及、昭和天皇踏み込む 外務省は事前対策「簡単に」 外交文書公開(2015/01/16朝日新聞) (世界発2015)極東のウクライナ系 19世紀から移住、ロシア全土に2千万人(2015/01/16朝日新聞) (声)「大丈夫です」で本当に大丈夫?(2015/01/16朝日新聞)主婦 岡村孝子(神奈川県 85) 11日の声欄に載った「大丈夫です」という言い方、私も若い人からよく聞きます。私は時々、市民運動で街頭に立ちます。「原発についてどう思いますか」「戦争と平和の問題を一緒に考えましょう」と語りかけつつ、問題提起のチラシを配りますが、にこやかに「大丈夫です」と言う若い人が増えているのです。「大丈夫って言うけど、何が大丈夫なの?」と問い返したくなりますが、どうやら「結構です」「ノーサンキュー」という意味のようです。「我々はちゃんと考えているから余計な呼びかけはいらない」のか。「そんなこと考えたって仕方がないから大丈夫、大丈夫」と、やわらかく相手を傷つけずに断ろうというのか。こちらは「本当に大丈夫?」と、追いかけてでも話し合いたいと思うのですが。言葉はものの名前だけでなく、一人ひとりの思考や感情を互いに伝え合うものです。思考を伴わない言葉だけが通り過ぎていく社会では、上滑りした言葉にころりとだまされるのではないか、皆が同じ方向に向かって行ってしまうのではないか、私はそう心配しています。 新年度予算案 危うい経済、財政の両立(2015/01/15京都新聞) 秘密法の運用 懸念は深まるばかりだ(2015/01/15京都新聞) 15年度予算案 見えない「負担」も語れ(2015/01/15東京新聞) 漫画「はだしのゲン」 「学校に置くべき」9割 武蔵大教授大学生調査 「想像力を養う」(2015/01/15ヒロシマ平和メディアセンター) イスラエル紙、パリ行進写真から女性首脳の姿を削除(2015/01/15CNN) 新年度96.3兆円予算案、決定 社会保障増え歳出最大/税収4.5兆円増、借金なお(2015/01/15朝日新聞) 公共事業・防衛費、3年連続増 税収は14年度より4・5兆円増の54・5兆円を見込み、新規国債の発行額は当初予算で6年ぶりに40兆円を下回る。借金に頼る割合は14年度の43%から38%に下がる。ただ、借金総額は増え続け、15年度末の国と地方の長期債務残高は1035兆円と、前年度末より26兆円増えると見込む。 風刺画再び、仏紙発売 売り切れ続出、500万部に増刷へ 「侮辱」イスラム反発(2015/01/15朝日新聞) (ひと)宇田学さん 阪神大震災を演劇で伝え続ける脚本家(2015/01/15朝日新聞) (社説)新年度予算案 弱者へしわ寄せなのか(2015/01/15朝日新聞) (声)表現の自由、日本の現実はどうか(2015/01/15朝日新聞)団体嘱託 各務二男(岐阜県 64) 米国では、映画制作会社へのハッカー攻撃。フランスやドイツでは風刺画を掲載した新聞社への暴力。こうした攻撃に対して世界中で「表現の自由を守れ」の声が高まっています。そして映画は、内容の良否は別に「テロに屈した」などの批判で一転、米国内で公開されました。パリでは、テロに抗議して120万人超が行進したそうです。それは民主主義の根幹に言論・表現の自由を見据え、それへの暴力は許さないという人々の良識があるからでしょう。ただ国内に目をやると、その認識は揺らいでしまいます。例えば、慰安婦問題の記事を書いた元記者やその家族に対しての嫌がらせや生命に関わる脅迫。さらにはそれが元記者の勤務する大学へまでエスカレートしている現実。それは、他国の言論・表現の自由への迫害には敏感なこの日本でのこととはとても信じ難いものです。またそれに対する抗議の声があまりに小さいのも不思議です。本来、言論・表現の自由については、自国についても不断の検証が必要なはずです。今足元にある言論・表現の自由を守る、大きなうねりの年になることを願うばかりです。 吾妻山で火山性地震急増(2015/01/15朝日新聞) |
故四国さんが描いた広島 市民有志が小品展(2015/01/14ヒロシマ平和メディアセンター) 『書評』 「ベン・シャーンを追いかけて」 描き続けた 核の残虐性 被爆2世の永田・武蔵大教授 出版 (2015/01/14ヒロシマ平和メディアセンター) 医療保険改革 負担能力に目くばりを(2015/01/14京都新聞) 仏連続テロ:「表現の自由、制限ない」風刺画家が会見(毎日新聞 2015年01月14日) 14日の同紙表紙は、涙を流すムハンマドが、同紙を支持する「私はシャルリー」と書かれたプラカードを掲げる絵で、「すべては許される」との見出しを付けた。ルス氏は会見で「私たちはようやくこの表紙を見つけた。これが私たちの表紙だ」と語り、批判や反発を承知の上で、議論の末に出した結論だったことをにじませた。ムハンマドについては「また描いたことは申し訳ないが、私たちの描いたムハンマドは涙を流す一人の人物だ」と説明した。 社説:「大阪都」住民投票 筋が通らぬ承認手続き(毎日新聞 2015年01月14日) くらしの明日:私の社会保障論 日英の戦後70年=宮武剛(毎日新聞 2015年01月14日 東京朝刊) <国によっては、ゆりかごより墓場まで、すべての生活部面が、この(社会保障)制度によって保障されている(中略)貧と病とは是非とも克服されねばならぬが、国民は明らかにその対策をもち得るのである>同審議会の会長は戦前からの言論弾圧を耐え抜いたマルクス経済学者で当時の法政大学総長、大内兵衛(ひょうえ)だった。深い危機感と烈々(れつれつ)たる気概を込め、宰相・吉田茂を挑発したのだ。 勧告本文は、社会保障の全体像と社会保険、生活保護、公衆衛生・医療等の制度別にあるべき姿を初めて描いた。そのモデルは、大戦中の42年、若き日はスラム街で貧民救済に取り組んだ経済学者ウィリアム・ベバリッジが提案した英国の福祉国家構想である。通称「ベバリッジ報告」は、人類を脅かす「五つの巨悪」(貧困・病気・失業・無知・不潔)に打ち勝つため「公助」(生活保護)や「共助」(社会保険)を整え、教育、都市計画の拡充を体系的に打ち出した。ドイツ軍の攻勢にあえぐ最中に一筋の光を与えた報告書は熱狂的な支持を得て、小説「風と共に去りぬ」に匹敵する売れ行きをみせた。しかし、長年にわたりベバリッジを引き立てた当時の首相ウィンストン・チャーチルも社会主義的な政策に反発し、その提案が実るのは労働党政権に代わる40年代半ば以降になる。敗戦国と戦勝国との落差を超えて、この社会保障の「事始め」が教えてくれるのは、民主主義こそ、その生みの親で、平和と豊かな社会が育ての親であることだ。 (時時刻刻)反テロ、熱気と現実 フランス、首脳ら370万人行進 「パリ解放」以来の規模(2015/01/13朝日新聞) (報われぬ国 負担増の先に)介護職不足 特養急増、薄い人手(2015/01/13朝日新聞) 第1原発労働、作業員の約半数「不安」 東電がアンケート(2015/01/13福島民友) 福島原発事故、再び刑事告発 東電関係者ら9人(2015/01/13共同通信) 社説:佐賀知事選 安易な中央主導の失敗(毎日新聞 2015年01月13日) 憂楽帳:記憶の継承(毎日新聞 2015年01月13日 大阪夕刊) 阪神大震災から17日で20年になる。150万都市神戸などを襲った都市直下型地震は、多くの家屋を倒壊させ、6400人以上の命を奪った。被害が大きかったJR神戸線や阪神沿線では、瓦屋根の家は姿を消しスレート屋根の軽量鉄骨住宅にとってかわった。住宅の耐震性強化の現状はどうなっているのか。都市直下型地震が懸念されている大阪や東京の担当者に聞いてみた。大阪市の住宅の耐震化率(推計)は、最新の2011年度のデータで80%。07年度が76%だから、毎年1%程度向上している。ただ、市が補助する耐震診断や耐震化工事の実績は低調という。その要因はいくつかあるものの、担当者は「大阪では地震が少ないせいか、記憶の風化を感じる」と嘆いた。東京都の住宅耐震化率は12年度で81・2%。担当者は「耐震化への関心は高い」と話していた。災禍を繰り返さないため、しっかりと記憶を継承していきたい。【湯谷茂樹】 時代の風:地域の国際化=元世界銀行副総裁・西水美恵子(毎日新聞 2015年01月11日 東京朝刊) 反テロ、200万人行進 欧州首脳ら参加 フランス(2015/01/12朝日新聞) (ニュースの扉)佐伯一麦さんと歩く神戸・長田区 「復興」が持ち去った下町の根っこ(2015/01/12朝日新聞) 佐伯さんは「慣れない高層マンション暮らしは、年寄りにはきつい。ここで生きてきた人の再建を妨げるよね」と漏らす。・・・ 歳月は、良いものでもある。少しずつ商いを広げ、小さいお店を改修して、増築する。そういうつなぎ目に人間の工夫があった。取り壊すと、その歳月は見えなくなるし、高層ビルは歳月による変化が見えにくいよね。歳月を積み重ねた充実感は人間の感じ方にもあって、それが小説の表現として厚みを与えていたこともあった。今は何でも、ちょっと古いものは変えてしまう。熟練のようなものを求めなくなってしまった。この20年は「失われた20年」とも重なる。かけがえのないはずの歳月をそう呼ぶことも、歳月を重んじない表れかもしれません。・・・ 商店街も駅前はチェーン店ばかり。奥に行けばいくほど味わいがあった。でも路地裏の商店街のような建物はなくなっていってしまう。高齢化や地方経済といった問題が、被災した弱いところから露骨に表れてくるしね。単なる郷愁だけでは続かないし、根本的に考え方が変わらないと駄目なんじゃないかと思う。 年のはじめに考える 戦争しない人に成る(2015/01/12東京新聞) 成人の日 主権者の自覚を持とう(2015/01/12京都新聞) 認知症新戦略案 国が責任持って実行を(2015/01/12京都新聞) パリの風刺週刊新聞の襲撃事件に対するドイツの反応−1(じゅん / 2015年1月11日みどりの1kWh) パリの風刺週刊新聞への襲撃事件に対するドイツの反応−2(やま / 2015年1月11日みどりの1kWh) 高浜原発、再稼働禁止再申請へ 仮処分求め滋賀の住民(2015/01/09京都新聞) |
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