記憶のために/LIST 日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。 |
私の初夢:敗戦70周年に「平和憲法を祝う楽しいイベント」(じゅん / 2015年1月4日みどりの1kWh) 年末、ドイツの2014年の「今年の言葉」に選ばれたのは「光の境界線(Lichtgrenze)」というもの。2014年11月9日の日曜日は東西両ドイツを隔てていたベルリンの壁が崩壊してから25周年の記念すべき日だったが、この日を前にした金曜日、7日の夕方、かつてベルリンの壁があったところに約8000個の街灯のような明かりが灯された。これが「光の境界線」である。・・・ドイツは日本同様2015年に敗戦70年の節目の年を迎えるが、新しい年はまたドイツ統一から25周年という記念すべき年でもある。ドイツ統一の日である10月3日を中心にまた、さまざまな未来志向のプロジェクトが計画されると思うが、日本からも世界の人々に希望を与えるようなイベントができないものだろうか。国がダメなら市民の手で。日本、韓国、中国の若者多数を呼んで「アジアの平和をテーマにしたシンポジウム」を開くとか、国会議事堂前で「外国のロック歌手も招いて平和憲法を祝う大掛かりな楽しいイベント」などというのはどうだろうか。第2次世界大戦で内外に多くの犠牲者を出した日本人が戦争で唯一学んだことは、平和と近隣諸国との友好関係の重要性であったはずであり、それを象徴するのが、私たちが70年間守り続けてきた平和憲法ではなかったか。 http://midori1kwh.de/2015/01/04/6363 年のはじめに考える 「悲しみ」分かち合う時(2015/01/05東京新聞) 憂楽帳:やはり変だ(毎日新聞 2015年01月05日 西部夕刊) 福岡市内で暮らす中国人の知人が年末年始、家族で上海に里帰りした。「お金がかかって大変でしょう」と言うと「いえ、飛行機代は1人8000円くらいですから」と笑った。佐賀空港発の格安航空会社「春秋航空」の便を早めに予約していたのだという。関西に帰省する私より安いくらいだ。街中で中国人の姿が目立つのも当然だ。博多区のキャナルシティ博多にある大型免税店「ラオックス」を訪れた。山積みのおむつや粉ミルク、化粧品、炊飯器といった中国人向け「定番」商品のすぐ横に富裕層に人気の数十万円もする南部鉄器の鉄瓶が並ぶ。店内で聞こえてくるのはほぼ中国語のみ。大量の商品を両手に抱えた中国人観光客であふれかえるレジを見て後ろに並ぶ気がうせるのと同時に、彼らの旺盛な消費意欲に改めて驚かされた。東京で学生生活を送っていた20年前、「青春18きっぷ」と、大阪・神戸発上海行きフェリー「新鑑真号」との組み合わせで3日も4日もかけて中国にたどり着いたのが懐かしい。時間的にも金銭的にもこんなに往来が手軽になった時代に、隣国といがみ合っているのは、やはりおかしい。【井上俊樹】 社説:戦後70年・家族と社会 多様な暮らしの実現を(毎日新聞 2015年01月05日) ことば:ビキニ水爆実験(毎日新聞 2015年01月05日 東京朝刊) (鏡の中の日本)焼き肉、拒み、受け入れた 戦後70年・第1部(2015/01/05朝日新聞) (報われぬ国 負担増の先に)介護職離れ、負の連鎖 低待遇や負担敬遠―職員減りしわ寄せ(2015/01/05朝日新聞) 東京都心にある特別養護老人ホーム(特養)は、昨年9月から新たな入居者の受け入れをやめた。11月からは在宅で介護を受ける高齢者を一時的に預かるショートステイもやめた。施設長は「介護職員の相次ぐ退職と採用難のダブルパンチ。入居希望者は大勢いるのに申し訳ない」と話す。「心も体も疲れ切り、もう続けられません」。一昨年秋、30〜40代の職員3人が相次いで退職したのが職員不足の始まりだった。この特養では入居者の定員約60人に対して常勤とパートなど約30人の職員がいた。3人がやめた穴をうめるために休日出勤が増えるなど負担が増すと、あとを追うように1人また1人とやめ、昨年夏までに10人余りが退職してしまった。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535529.html 米・ベネズエラ、異例の握手 キューバの転換、影響か ブラジル大統領就任式(2015/01/05朝日新聞) ブラジルの首都ブラジリアで、反米姿勢が強いベネズエラのマドゥロ大統領と米国のバイデン副大統領が言葉を交わし、握手する場面があった。両国の首脳同士が接触するのは異例だ。スペイン通信などが3日までに報じた。・・・ 反米を掲げた故チャベス政権が1999年にベネズエラで誕生して以来、両国関係は冷え込んでいる。ただ、ベネズエラの盟友だったキューバが先月、米国との関係改善を表明。ベネズエラの反米路線が行き詰まる可能性もあるとみられている。(田村剛) (声)世界に注文 軍事費の0.1%回し子ども救おう(2015/01/05朝日新聞)無職 百瀬隆(長野県 67) 日本などの先進国では、飲食店の残飯やコンビニの賞味期限切れの食べ物が捨てられ、飽食の中で肥満対策が叫ばれています。一方、世界では1億人を超す5歳未満の子どもが栄養不良などが原因で低体重とされ、年間630万人が5歳の誕生日前に息絶えるそうです。ユニセフによれば、世界で2億3千万人の子どもが紛争下の国や地域で暮らしています。また、6千万人近い子どもたちが学校に通えず、7億7400万人の成人が読み書きできないそうです。私は提案します。国連加盟各国が軍事費の0・1%を国連に拠出し、国連機関を通じて、その資金を世界の貧困、難民、感染症など地球規模の問題解決に特化して活用することを訴えます。軍縮運動の始まりにもなると思います。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535491.html (科学の扉)明治神宮の森、100年 豊かな自然、科学的に造成(2015/01/05朝日新聞) 新年、多くの参拝客でにぎわう東京都心の明治神宮には、広葉樹でうっそうと茂る森林がある。この森は1915年から数年かけて人工的に造られた。今年は造成から100年になる。いまでは、貴重な生き物がすみ、生物多様性が豊かな自然をかたちづくっていることが確認されている。明治神宮の歴史は、103年前の1912年、明治天皇の逝去に始まる。明治天皇を祀(まつ)る神社を建てることになった。2年後には昭憲皇太后も亡くなった。場所は、多くの候補地の中から、現在の明治神宮内苑となる代々木御料地が選ばれた。・・・ ただ、当時、豊かな緑があったのは約8ヘクタールのみ。約70ヘクタールの神社内苑の大半は草地の広がる荒れ地だった。そこで、神社にふさわしい森を造成する計画が、林学などの専門家によってたてられた。荒れ地に大きな森を造る前代未聞の試みは1915年、始まった。植樹の中心は、全国から寄せられた約10万本の木だ。明治神宮の東側に沿って敷かれている線路で、蒸気機関車にのせられて次々と運ばれてきた。・・・ 進士五十八・東京農大名誉教授は、明治神宮の森について、「東京のもっとも大事な緑の座標軸で、残さないといけない」と話した。(神田明美) <明治神宮と温暖化> 明治神宮の自然の総合調査では、気温上昇の影響と思われる様子も確認された。東京は、コンクリートや放出熱で温められる「ヒートアイランド現象」と地球温暖化で、この100年間に約3度、気温が上昇している。40年前の第1次調査に比べて、今回の第2次調査ではダニなどの土壌動物の種数、個体数が激減した。ダニは湿気を好むが気温上昇の影響で森の土が乾燥していることが一因とみられる。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11535497.html 年のはじめに考える 真の強者は弱者に優しい(2015/01/04東京新聞) 社説:戦後70年・歴史と政治 自分史に閉じこもるな(毎日新聞 2015年01月04日) 人は何らかの共同体に属する。小さくは家族、大きくは国家だろう。共同体での出来事は、人びとに記憶され、時間というふるいに掛けられて、やがて歴史になる。歴史は、共同体を結びつける物語でもある。・・・ 安倍首相の周辺には、戦前への反省を「自虐史観」と排する人が少なくない。こうした考え方は、日本が少しずつ積み重ねてきた「和解」への努力を踏みにじるものだ。70年談話に必要なのは、戦後50年時の村山富市首相談話を戦後日本の揺るぎない基礎と位置づけ、その上で未来を展望する姿勢だろう。 米軍:1943年に普天間飛行場検討 沖縄戦の1年半前/沖縄(2015年01月04日毎日新聞) 暮らしの行方 格差の是正に本腰を入れよ(2015/01/04京都新聞) |
京都市大雪21センチ 観測史上4番目(2015/01/03京都新聞) 地域の再生へ 首長と地方議員が真価示せ(2015/01/03京都新聞) 社説:戦後70年・ピケティ現象 希望求め議論始めよう(毎日新聞 2015年01月03日) http://mainichi.jp/opinion/news/20150103k0000m070088000c.html カザフへ原子炉、東芝が輸出交渉(2015/01/03朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532472.html (社説)日本人と戦後70年 忘れてはならないこと(2015/01/03朝日新聞) 戦争責任問題は、明治以来みごとな近代化を成し遂げ、戦後の焼け野原から奇跡の経済発展と平和で安全で平等な社会を築き上げた日本が、「それでも過ちも犯したんだよ」と自己反省するまたとない材料なのです。過ちを犯したからといって卑屈になる必要はない。過ちを犯さない国家などというものは世界中どこにもないのだから。しかし、過ちを犯さなかったと強弁することは自己欺瞞(ぎまん)であり、自らを辱めることでもある。(『初日への手紙 「東京裁判三部作」のできるまで』) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532433.html (インタビュー2015)西洋からの警鐘 歴史学者、ニーアル・ファーガソンさん(2015/01/03朝日新聞) 「劣化国家」という著書の邦題を初めて見たとき、これは日本のことを指しているのだろう、と受け止めてしまいました。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532430.html (書く生きる 「ひととき」と女たち:2)「過労死」繰り返させない(2015/01/03朝日新聞) 時はバブル景気のまっただ中。俊亜さんは広告会社に勤めるクリエーターとして連日深夜まで働き、「やってもやっても終わらないんだよ」と言っていた。・・・「現代の無数のサラリーマンたちはあらゆる意味で、奴隷的である」「時間で縛られている。上司に逆らえない」・・・それから半年ほどたった10月。本紙朝刊の1面トップの記事に目を奪われた。「過労死」の労災認定を政府が26年ぶりに緩和し、サラリーマンの「一週間内の激務も対象」とするという内容だった。まだ「過労死」という言葉自体ほとんど使われておらず、働き過ぎが労災になりうるとは思ってもいなかった。・・・くしくも同じ時期に、弁護士による電話相談「過労死110番」が始まった。メンバーの川人(かわひと)博弁護士(65)らが八木さんに講演を頼み、つながりが生まれた。「実名を明らかにして訴える八木さんに多くの人が共感した。過労死は社会全体の問題だと認識させる大きな役割を果たした」と川人さんは振り返る。 水彩画からのぞく芸術の世界/小貫恒夫(2015/01/02ドイツニュースダイジェスト) 仏経済学者、国家勲章受章を拒否 著書が世界的ベストセラー(2015/01/02共同通信) 日本海側で大雪の恐れ 3日まで、強風も(2015/01/02東京新聞) ひまわり型の太陽光発電機、海水淡水化など機能も多彩(2015/01/01CNN) 福島、原発事故から4度目の新年 「一日も早く元の生活に」(2015/01/01共同通信) 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から4度目の新年を迎えた1日、避難区域となっている福島県富岡町で、避難先から集まった町民らが初日の出を拝み、早期復興を祈った。震災前、初日の出の名所だった富岡漁港には、日が昇る前から十数人の町民らが車で来訪。津波に遭い鉄骨だけになった建物が残り、コンクリートの破片もそこかしこに転がる中、有志が振る舞う豚汁を味わったりして水平線を見つめていた。 http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015010101000904.html 戦後70年 誤りなき未来を築くために(2015/01/01京都新聞)
民主主義も揺らいでいる。象徴的なのは昨年12月の衆院選だ。小選挙区の投票率は戦後最低の52・66%だった。政策選択肢が乏しかったことなど理由はいろいろあるにしても、国政選挙で若者を中心に半数近くが棄権する状況は、議会制民主主義の空洞化というほかない。 「おまかせ民主主義」や「消費者民主主義」と呼ばれる受け身の姿勢を変えるには、子どもの時から学校で主権者教育をすべきだとする専門家の声もある。教育基本法に政治的教養の必要性がうたわれていても、実際は十分に機能していないからだ。政治教育には危うさもあるが、社会の問題を子どもたちが自分なりに考え、意見を語り合う、そんな民主主義の作法を学ぶ機会がもっとあっていい。米国の歴史家ジョン・ダワー氏は、敗戦から立ち上がる日本人の姿を描いた著書「敗北を抱きしめて」の中で、与えられた民主主義の未熟さを懸念する声が戦後の早い段階からあったことを指摘している。私たち日本人は民主主義を享受しながら、大地にしっかりと根付かせる努力を怠ってこなかっただろうか。 民主主義の基盤となる「知る権利」も危うくなってきた。昨年施行された特定秘密保護法は、秘密指定の乱用を防ぐ監視機関が政府から独立しておらず、情報開示と秘密保護のバランスを著しく欠いたままの見切り発車となった。抜本的な見直しをしなければ、戦前の軍機保護法のように国民の目や耳をふさぐ法律になりかねない。 「平等」はどうだろう。戦後民主主義の中でも、最も影が薄くなった理念ではないだろうか。深刻さを増す格差社会の現実がそう思わせる。 年のはじめに考える 戦後70年のルネサンス(2015/01/01東京新聞) 新貧乏物語が始まる 社説:戦後70年 日本とアジア 脱・序列思考のすすめ(毎日新聞 2015年01月01日) (鏡の中の日本)世界からのメッセージ 戦後70年(2015/01/01朝日新聞) ◇「和気生財」 作家・楊逸(ヤンイー)さん 中国には「和気生財」という言葉があります。家族や社員、取引先と和気あいあいとやれれば、商売はうまくいくという意味です。日本の戦後にも当てはまるのではないか。憲法で戦争放棄を掲げることで70年間、戦争に巻き込まれず、エネルギーを経済発展に集中させることができました。だからこそ、「戦争をしない国」という日本人自らの安心感を壊してしまうことになるとすれば、あまりにも惜しい。中国には今も日本に戦争への謝罪を求める声がありますが、「戦争を起こさない」という国のかたちを堅持することのほうが重要だと考えます。 対日、対中感情がともに悪化しています。日本はバブル崩壊で経済が失速。中国経済も数字は伸びていますが、中国人の個々の生活は必ずしも良くなっているとは限らない。こういうときに人間は心理的に穏やかになれず、どうしても他人の悪口を言ってしまうもの。それで満足感が得られ、社会が平和になるのならばいい。ただ、国民感情が悪化してナショナリズムが台頭し、戦争に向かうことだけは防がなくてはいけません。犠牲になるのは国民です。 日本の戦場は沖縄などの例外を除いて海外にあり、多くの国民は殺戮(さつりく)の場面をみていません。だから、日本人は「戦時中の日本を悪く思いたくない」という気持ちを持ってしまいがちです。歴史には自らにとって不都合なものもあります。全ての歴史に素直に向き合い、教訓をくみとって初めて、どういう道に進めばいいのかわかると思います。(聞き手・益満雄一郎) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11532181.html 創造する力、もっと世界へ ドイツ(2015/01/01朝日新聞) 「永続的な平和」 ベルリン自由大教授、イルメラ・日地谷(ひぢや)キルシュネライトさん 「平和」。ありきたりな言葉かもしれません。しかし世界を見渡せば、70年間ずっと平和な状態が続いているのは、本当に貴重で恵まれたことだとわかります。ドイツは約40年間、東西に分断されていました。日本経済の繁栄も、平和だったから成し遂げられたのです。平和がすべての基本。日本の国民は、あまり意識していないのではありませんか?日本の「ものづくり」は、電化製品、料理、工芸品など、あらゆるレベルで器用さ、丁寧さが行き届いています。おそば屋さんは毎日、丁寧に粉をこねて延ばして切って、全然うんざりした顔を見せない。日本人のきちょうめんで誠実な仕事ぶりに、私はいつも感心してきました。しかも、創造的な「遊び心」が満ちている。日本人の遊び心は漫画やゲームなど、海外でも人気のソフトパワーの背骨にもなっています。 一方で、気になることもあります。グローバル化が進んでいるのに、日本人が内向きになってきているように感じられるのです。商品の宣伝などで、「日本」が強調される場面が増えているのが象徴的です。日本で生活している日本人同士が、なぜことさら「日本」を強調するのか。排他的、鎖国的なメッセージに響きがちで残念です。広く日本の外に目を向けてください。日本の文化や美的感性は、世界中で肯定的に受け止められてきました。一層の創造性を発揮し、世界に向けて発信することに力を注いでください。本当に素晴らしい「ものづくり」の文化を持っているのですから。(聞き手・友野賀世) |
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