birth point
<POINT NEWS69>2014/12/10・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku69sankaku
2014/12/10sankaku12/18

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。


 

蚊が媒介するチクングニア熱、米大陸で100万人が感染(2014/12/18CNN)
(CNN) デング熱に似た症状を引き起こす感染症のチクングニア熱が米大陸で流行している。治療法はなく、ワクチンも存在しない。1年前に流行が始まって以来、感染者は103万人を超え、うち155人が死亡した。チクングニア熱は蚊がウイルスを媒介して感染する。かつてはアジアやアフリカからの帰国者で感染が確認されていたが、2013年12月、カリブ海のサンマルタン島で初めて地元の蚊を介した感染が確認された。西半球で流行が発生したのは初めてだという。・・・感染者が蚊に刺されると、血中のウイルスが蚊に運ばれて感染が広がる。サンマルタン島から始まった流行は急速に広まり、収束する兆しはない。・・・ドミニカ共和国では感染者が人口の5%に当たる52万人を突破。これから夏を迎える南米のブラジル、ペルー、パラグアイなどでも国内感染が報告され、ブラジルの感染者は2000人を超えた。
http://www.cnn.co.jp/world/35058084-2.html

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福島第1 ALPS処理後、汚染水6トン流出(2014/12/18河北新報)

東京電力は17日、福島第1原発の多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水約6トンが土壌やトレンチ(電源ケーブルを通すトンネル)に流出したと発表した。本来の移送ラインではない施工中の配管に誤って水が送られたとみられる。・・・ 流出した水はALPSのA、C系統から送られ、15日に採取したストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)は1リットル当たり89〜120ベクレルだった。東電は土壌を回収し、詳しい原因を調べている。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141218_63034.html

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被爆70年へ首長メッセージ 平和会議が協力 第1弾33人 核廃絶機運高める(2014/12/18ヒロシマ平和メディアセンター)
中国新聞社は、160カ国・地域の6435都市が加盟する平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の協力を得て、被爆地広島への連帯の思いや核兵器廃絶・世界平和を願う気持ちを込めたメッセージを寄せるよう呼び掛けている。来年の被爆70年に向け国内外で核兵器廃絶の機運をさらに高めていくのが狙い。第1弾として長野県松本市で11月にあった国内加盟都市会議に出席した首長らに依頼。賛同した33人のメッセージをまず紹介する。届いたメッセージは順次、紙面に掲載する。ヒロシマ平和メディアセンターのウェブサイトにも載せ、多言語での世界発信を目指す。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=39201

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(安倍政治 その先に:下)主権者よ、しつこくあれ 特別編集委員・山中季広(2014/12/18朝日新聞)
「こんな選挙は二度とごめん被りたい」。少なからぬ有権者にとって偽らざる心境ではないだろうか。戦後最低だった投票率。推し量るに、いま有権者心理の最大勢力は間違いなく「棄権党」だろう。投票所に足が向かない事情はそれぞれあったにせよ、有権者1億396万人の実に47%が選んだ。第2勢力は自民だが、比例区の得票は棄権党の3分の1に過ぎない。・・・ 海外の関心は今回めずらしく有権者にも注がれた。棄権の多さは「解散に国民が納得できず、歳末に寒波も来た」ため。「高度成長期に郷愁を感じる60歳以上が自民を支えた」「心ならずも自民に投票した人が多く民意と議席が背離した」と踏み込む分析もあった。・・・世界に誇れる日本の選挙だが、今回は根っこのところで評判を傷つけた。一義的には首相と国会が対立して立ちゆかなくなった時に使うべき宝刀を、延命という本来とはまるで別の目的に振り抜く――。首相の魂胆は世界に丸見えだった。第3次政権を迎え、有権者は忙しくなる。原発、自衛権、女性の活躍、憲法。自分にとって大切な課題が議論の節目を迎えたら、賛否の声をはっきり上げることが欠かせなくなった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11512749.html

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(安倍政治 その先に)世界の視線 格差、でも選択肢なく グローバル化、細る中間層(2014/12/18朝日新聞)
ミズーリ州ファーガソンで黒人少年を射殺した警察官が不起訴になり、ニューヨークではやはり黒人男性が警察官に首を絞められ、「息ができない」と言い残して亡くなった。これらの事件に対する抗議に乗せて、参加者らは格差に対する異議も同時にマンハッタンに響かせた。「この国では普通に暮らせるだけの賃金がもらえない。私たちは投票して物事を変える力を持っているはずなのに」。デモに参加した37歳の男性は語った。このデモの約3時間後、太平洋を挟んだ日本で衆院選の投票が始まった。投票率は52・66%。戦後最低となった。現状に満足していないのに、有権者は投票所に足を向けない。そんな状況は日米に共通する。先日の米中間選挙でも投票率は40%を切る記録的な低さだった。・・・ 格差が排外主義を生むという見方は欧米に通底する。バローゾ前欧州委員長は「移民への敵対と経済格差の拡大は相互に作用している」とブログで語る。「失業の増加により、移民のために働き口が減る恐怖が生まれる。リーダーシップの欠如、代表制民主主義の弱体化、激化するナショナリズムによって国民的アイデンティティーが揺り動かされ、有権者が極端な政治的選択に向かう」・・・ 「巨大な隣人中国とのすでに傷んだ関係に予測不能な結果をもたらすと推測する分析者もいる」(英インディペンデント紙)。「勝利によって日本人の多くが反対する原発再稼働や軍備増強などの政策を進めることが容易になるだろう」(米ブルームバーグ)・・・
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11512650.html

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処理済み汚染水漏れる 福島第一原発(2014/12/18朝日新聞)
東京電力は17日、福島第一原発で処理済みの汚染水6トンが漏れた、と発表した。作業ミスにより、タンクにつながっていない配管に流れ込んだらしい。漏れた汚染水は、周辺の地面に染みこむなどしたが、海への流出はないという。東電などによると、17日午後3時ごろ、処理水をタンクに移送する際、配管の先端から約5分間漏れた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11512656.html

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(声)釈然としない衆院の選挙制度(2014/12/18朝日新聞)地方公務員 久保慎太郎(神奈川県 44)

衆院選では、投票先を悩んだ人が従来以上に多かったのではないだろうか。小選挙区で野党が候補者調整をしたため、支持政党の候補者がいないというケースが多々あったように思う。2年前の衆院選では、多くの小選挙区で2位以下の候補者の合計得票数が当選者の得票数を上回っていた。それが調整の背景にあったようだ。多くの死票を生み、支持政党の候補者がいないこともある現行の小選挙区制度が、正当な地域の代表を決めていると言えるだろうか。もう一つは、選挙の度に起こる「一票の格差」の問題だ。今回の衆院選でも、得票が5万票台で当選した人がいる一方で、10万票台を得ながら落選した人もいた。さらに釈然としなかったこともある。沖縄県では小選挙区で敗れた候補者が次々と比例区で復活当選。全部で四つの小選挙区に立候補した9人が全員、議員バッジを手にする。沖縄1区では、小選挙区の当選者に比例復活の2人を加えた3人が当選した。1人しか当選しなかった小選挙区から見れば、不公平ではないだろうか。国民の声を十分に反映できておらず、不公平感が漂う現行制度は、早急に是正するべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11512596.html?ref=pcviewpage

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(声)憲法改正の現実化を心配する(2014/12/18朝日新聞)無職 大矢整(宮城県 83)

天声人語は11日、次のように伝えた。1972年の沖縄返還をめぐる日米密約の存在について元外務省アメリカ局長の吉野文六さんは「国会で何度もウソを言っていた」と語った。検事総長だった松尾邦弘さんは、10日の本紙で「国家権力は、場合によっては、国民はもちろん、司法に対しても積極的に嘘(うそ)を言う」と話した。特定秘密保護法が10日に施行された。政府はホームページで「国民の知る権利が侵害されませんか」との質問を設定し、こう回答している。「皆様に伝えるべき情報が特定秘密に指定されることはありません」一方で、不正な秘密指定のチェック役の管理監が要求しても、大臣が「安全保障に著しい支障を及ぼす」と考えれば、「資料提出を拒める」と報じられている。歴代の自民党政権は、沖縄返還という国家的な重大事でさえ嘘を重ねてきた。その自民党政権を、どうやって信じろというのか。安倍政権は特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を容認した。衆院選で自民党が勝利したことで、安倍晋三総裁の悲願であろう憲法改正が現実化するのではないか。心配でならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11512602.html

 

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パキスタン惨事  マララ演説に応えたい(2014/12/18京都新聞)
パキスタン北西部のペシャワルで、陸軍が運営する学校を7人の武装グループが襲撃し、銃の乱射や自爆により140人を超える子どもらの命が奪われた。イスラム過激派の反政府武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が無差別殺害を認めた。襲撃された学校は、日本の小学校から大学に相当する年齢の男女1500人が通う。死亡者のほか負傷者も120人を超え、流血の現場には子どもたちの悲鳴が響いた。何とも痛ましく、目を覆いたくなる惨事だ。卑劣な犯行は断じて許されず、強く非難する。シャリフ政権は今年6月から和平路線を転換して、TTPなどイスラム武装勢力に対する軍の掃討作戦を続けている。これに対抗する報復テロも相次ぎ、治安回復の兆しは見えない。今回の事件もTTPは「政府がわれわれの家族や女性を攻撃しているため、軍の学校を(標的に)選んだ」としている。とめどない暴力の連鎖と言うほかない。・・・過激派の多くは貧困家庭の出身という。十分な教育を受けられず、暴力と不寛容に染まってしまう。これを暴力で断ち切ることはできない。パキスタン政府のみならず、国際社会は連携して貧困解消にこそ力を尽くさねばならない。その鍵は、マララさんが平和賞の受賞スピーチで語ったように教育だろう。「1人の子ども、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えられる。戦争を起こす強い国々が、なぜ平和をもたらす力は弱いのか。戦車をつくるのは易しいのに、なぜ学校を建てるのは難しいのか。空っぽの教室はもう終わりにしましょう」この訴えに大人が応えたい。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141218_4.html

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首相の会見  民意は見えているのか(2014/12/17京都新聞)
案の定というべきか。安倍晋三首相は衆院選の結果を受けた記者会見で、7月に閣議決定した集団的自衛権の行使容認に信任を得たとの認識を示した。自民、公明の与党で3分の2を超える勢力を維持し、長期政権への切符を手にした首相である。安全保障法制の整備にとどまらず、宿願の憲法改正に取り組む好機とみているのは間違いあるまい。だが、衆院選で首相は経済政策「アベノミクス」の是非を争点の前面に打ち出し、安全保障政策については集団的自衛権の文言を公約から外すなど深入りを避けてきた。平和国家の根幹にかかわる問題を正面から問わず、選挙で勝ったとたんに「国民の支持を頂いた」というのでは、あまりにもご都合主義ではないか。・・・衆院選で、沖縄の4小選挙区すべてで自民候補が敗れたことについても、首相はきちんと受け止めようとしていない。結果が示すのは、政府が進める米軍普天間飛行場の辺野古移設に対する明確な「ノー」の意思である。首相は「唯一の解決策であり、考えに変化はない」と予定通り進める意向を強調したが、強引に移転を進めれば問題はこじれ、解決がさらに難しくなるのは目に見えている。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20141217_4.html

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社説:大間原発の審査 脱依存の道踏み外すな(毎日新聞 2014年12月17日)
Jパワー(電源開発)が、青森県大間町に建設している大間原発の稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。2020年12月の完成を目指すという。建設中の原発の申請は初めてで、合格すれば原則40年の稼働が可能となる。だが、それでは、多くの国民が望んでいる脱原発依存の道を踏み外してしまう。・・・津軽海峡を挟み大間原発の対岸にある北海道函館市は、Jパワーと国を相手に建設差し止めなどを求める訴訟を起こした。同市は一部が原発30キロ圏に入り、避難計画などの策定義務を負った。原発を増やさないために、建設中や計画中の原発は無期限に凍結すべきだと主張している。福島第1原発事故を踏まえたもので、原発の再稼働に慎重な世論にも合致している。先の衆院選で、自民党は「原発依存度を可能な限り低減する」、公明党は「原発ゼロをめざす」との公約をそれぞれ掲げた。原発計画の見直しで大きな影響を受ける地元に配慮する必要はあるが、大間原発の容認は公約に矛盾しないか。政府は、原発依存度低下という目標を、言葉だけで終わらせてはならない。
http://mainichi.jp/opinion/news/20141217k0000m070131000c.html

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凡語/べからず選挙(2014/12/16京都新聞)
こんなに人々が無口で、冷めた選挙は見たことがない。居酒屋でも、開票から一夜明けた通勤電車でも、政治談義はついに耳にしなかった。候補者の多くは無観客試合の悲哀を感じたのではないか・・・公職選挙法の弊害もある。六法全書を繰ると民法並みの分量がある。条文は細部に及び、禁止ずくめの「選挙運動べからず集」に映る。「何ができるのか探すのが難しい」という悪評はうなずける・・・無味乾燥な政見放送はいったい何人が見たのだろうか・・・政治的活動は自粛を迫られ、有権者手作りの公開討論会も開けない。もう少しおおらかな活動が可能なら投票率52%台という民主主義の危機はなかったかもしれない。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/bongo/

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(安倍政治 その先に)アベノミクス 「この道」危うい足場 円安、材料高に中小悲鳴(2014/12/16朝日新聞)
中小企業が立ち並ぶ東京都大田区。金属加工業の佐々木忠義さん(68)は円安に苦しむ。この1年でステンレスなどの材料価格が2割ほど上がった。「投資家がもうかって、収益が厳しくなるばかりだ」。衆院選では野党候補に投票した。・・・ 円安で生産用機械や造船などの輸出が伸びたり、訪日外国人が増えて宿泊・飲食サービスが回復したりといった効果は、短観でも確認できる。ただ、3カ月先の景況感は、企業の規模を問わず、製造業、非製造業のいずれもが悪化する見通しが示された。特に中小企業は、製造業が16業種のうち14業種、非製造業でも12業種のうち8業種が、悪化する見通しだ。・・・ 安倍首相は選挙中、「15年苦しんだデフレから脱却し、みなさんの生活を豊かにする」と訴え、物価や賃金が下がり続けるデフレの悪循環を、物価や賃金が緩やかに上がる好循環に変えると強調した。だが、数十年単位で起きている日本経済の「構造変化」への対応はあまり語らなかった。

デフレが始まった1990年代後半は、おもに働く世代である15〜64歳の人口が増加から減少に転じた時期と重なる。総人口も08年ごろから減りはじめた。00〜13年度の実質経済成長率が平均で1%を切るのは、働き手が減って市場が縮んだことも大きい。・・・日本企業の稼ぎ方も変わった。高度成長期は人口増で国内消費が伸びると同時に、欧米より安い人件費でつくった自動車や家電を輸出して稼いだ。だが、より人件費が安く、市場も広がる海外への進出が進んだため最近は円安でも輸出が伸びず、貿易赤字が続く。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508716.html

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投票率52.66%、戦後最低 候補者減も一因か 衆院選(2014/12/16朝日新聞)
 総務省が15日に発表した衆院選小選挙区の投票率は、52・66%で戦後最低を大きく更新した。全都道府県で前回を下回り、東京都を除く46道府県で戦後最低となった。これまでの戦後最低は前回の59・32%。2回続けて60%を切ったのも、戦後初めてとなる。 共産を除く野党が候補擁立を見送った選挙区が増えたのも要因とみられる。小選挙区の候補者は前回1294人から959人に減った。候補2人の選挙区も前回の6から32と増えた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508828.html

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停戦合意後、死者1357人 局地的砲撃続く ウクライナ(2014/12/16朝日新聞)
国連人権高等弁務官事務所は15日、ウクライナ東部の政府軍と親ロシア派の衝突で、9月の停戦合意から今月12日までの死者が少なくとも1357人に上ると発表した。停戦合意後の死者数は市民を巻き込んで春からの累計の約3割に上り、局地化した戦闘の激しさが浮き彫りになった。15日付のウクライナの人権状況についての報告書で明らかにした。報告書によると、衝突が始まった4月半ばからの死者は計4707人。停戦合意は9月5日に成立したが、報告書は「大規模な攻撃は止まっても、戦闘行為と重火器による砲撃の応酬が続いている」とした。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508720.html

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(声)憲法改正まで委ねていない(2014/12/16朝日新聞)主婦 清水芳枝(神奈川県 64)

衆院選の結果、安倍政権の継続が決まりました。早速、安倍晋三首相は憲法改正への意欲を表明しました。でも、ちょっと待ってください。安倍首相は選挙期間中、改憲についてはあまり触れなかったのではないですか。目の前の経済問題を争点の中心に据えていながら、終わった途端に持論を持ち出すのは、国民を欺くことにはならないでしょうか。憲法改正は、国民の基本的人権が関係する重要な事柄です。どのように改正するか国民に説明し、国民の意見をくみ取る必要があります。例えば自民党が2012年4月に発表した「憲法改正草案」には「国防軍」の創設が明記されていますが、それ一つとっても大きな議論になります。世界の歴史は、国民が政治家たちの言葉にごまかされ、操られ、真相が分からないまま戦争に突入したことを教えています。私たちはその教訓を学び、政治家の言葉を聞き分けなければなりません。しかし同時に、政治家も真実を語るべきです。安倍首相は改憲が悲願なら、正々堂々と持論を国民に問いかけるべきです。今回の表明の仕方には不信が募ります。衆院選で安倍自民党は勝利しましたが、多くの国民は憲法改正まで委ねたわけではないのです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508711.html

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(声)沖縄の民意を尊重するべきだ(2014/12/16朝日新聞)無職 田川清(熊本県 66)

衆院選は与党が大勝したが、沖縄県は違った。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を進める自民党の候補者は、県内の4小選挙区すべてで移設反対の候補者に敗れた。先の知事選でも、移設反対の翁長雄志(おながたけし)氏が勝った。多くの県民が「県内移設ノー」を突き付けたといえるだろう。元米国防次官補のジョセフ・ナイ氏が辺野古移転について「長期的には解決策にならない」と述べたと8日付の本紙が報じた。ナイ氏は、中国の弾道ミサイルの射程内にある沖縄に在日米軍基地の7割超が集中する現状を「卵を一つのかごに入れておけば(すべて割れる)リスクが増す」と指摘する。素人にも理解できる考えだ。ナイ氏は「沖縄の人々が辺野古への移設を支持しないなら、我々は再考しなければならない」とも述べている。そこには、民主主義に対する米国の健全な姿勢が見られる。衆院選で沖縄が示した民意を、安倍政権も国民も重大に受け止めるべきだ。日米両政府は、21世紀の安全保障環境の変化に合わせて、沖縄の基地のあり方を白紙の状態で真正面から議論すべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508710.html

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(声)選挙権を行使しないのは危険(2014/12/16朝日新聞)高校生 藤島未羽(山梨県 18)

衆院選の投票率は50%台前半にとどまり、2回連続で戦後最低を記録した。これを見て、高校の国語の授業を思い出した。政治学者の故丸山真男の評論を扱った授業である。丸山は、こんな趣旨のことを述べている。「権利があることに安心してその行使を怠る者は、いつかその権利を失う」私は、国政選挙に関しても全く同じことが言えると考える。「有権者である」という事実にあぐらをかき、「投票する」という権利の行使を怠っていると、いつか選挙権そのものを失うことになるのではないか。権利は行使することで、その権利を守ることになるのだ。現在、国民が当然のように持っている選挙権は、多くの先人が努力した末に勝ち得たものであるという事実を忘れてはならない。投票は国のあり方と行方を決めるだけでなく、自らの権利の保全ひいては先人たちの努力に報いることになる。有権者の方々には、それをしっかりと理解して投票所に行ってほしかったのだが……。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508713.html

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精神科病院を考える:上 回復は社会生活の中で ロベルト・メッツィーナさん(2014/12/16朝日新聞)
心を病んだ人、認知症の人などが入院する精神科の病床(ベッド)は日本では34万床あります。それが世界で飛び抜けて多いことを知っていますか。対照的なのがイタリアです。世界に先駆けて、大半を占めた県立の精神科病院を閉鎖し、地域で患者を支援する改革を実施しました。なかでもモデルとされるのが同国のトリエステ県。そこで精神保健局長を務めるロベルト・メッツィーナさん(61)が来日したのを機に、話を聞きました。
病院なくし地域で患者支援

イタリアではなぜ大半の精神科病院が廃止されたのですか。

「精神障害者にとっての回復とは、単に症状をなくすことではなく、社会の中に戻って人生を取り戻すことです。狭い意味での治療や治癒とは違います。しかし、入院施設のある精神科病院はドアが閉ざされていて、規則があります。病院があると、どうしても入院という形をとり、人々の個人性、主体性を奪ってしまいます。精神科病院はシステムとしてそうならざるをえない存在。だから閉鎖されたのです」

日本では、退院が進まない理由に「本人や家族が望まない」「地域に受け入れ先がない」と話す医師が少なくありません。

「受動的存在となっている『患者』は、その役割から出ること自体を恐ろしく感じます。患者や家族がほかの選択肢や可能性を知らないまま『どうしたいか』と尋ね、『病院にいたい』という答えを引き出しても、意思を尊重していることにはなりません」「人間は社会的な動物です。真空の中に病気だけがあるという考え方は間違いです。社会的な関係性の中で、病気が進行したり、回復したりする。調子がよくなるために必要なことは、仕事をする、猫を飼う、友人をもつ、など人によって違う。それが何かを見つけるのを助けるのが私たちの仕事です。地域精神保健センターでは薬物療法もしますが、ニーズを聞きながら社会的な関係性を取り戻すという総合的な対応をします。入院は、回復に必要な環境や支援の幅を狭めるものです」

病床はゼロですか。

「トリエステ県では24時間オープンの地域精神保健センターに26床と、地域の総合病院にある6床の計32床があります。休憩が必要なとき、あるいは急性期の対応に使いますが、使用率は約7割、入院は長くて2週間です」

患者は手がつけられないほどの危機的な状況になることもあります。

「強制的な介入は他に方法がないときの最終手段。極めて少なく年約20件です。強制的といっても、緊急対応の病床でも部屋に鍵はかからないし、隔離室もありません。拘束もしません。出て行こうと思えば出て行ける。スタッフがコーヒーを勧めたり、ママに電話をかけるから話してと頼んだりしてその場にとどまってもらい、時間をかけて治療を受けるよう説得します」

「危機的な状況に陥って治療を拒否するとき、力ずくで収容したり治療したりすれば、対立関係が固定化します。危機的なときこそ信頼関係をつくるチャンス。『あなたには何が必要ですか』と問い、一緒になって考えます。本人の声や意見を聞くことが大切です。すると患者は信頼を寄せてくれる。信頼関係があってやっと薬を使えます」「もともと家族も含めて当事者とよく話し合っているので、それほどの危機的状況にはならない場合が多いといえます」

精神科病床が世界一多い日本へのメッセージはありますか。

「精神科病院という場所があると、『入院しているあの人たちは危険だ』という意識が社会で再生され、承認されていくことになります。いま世界は精神科病院を減らしたり、閉鎖したりする方向です。日本の精神科病院は9割が民間と聞きました。病院の役割を、患者の入院だけでなく、地域の拠点として地域のニーズに対応するという仕組みに変えればいいのではないかと思います」

 

トリエステ県(イタリア)精神保健局長 精神科医。78年、トリエステの精神科病院に赴任。病院の脱施設化に尽力した。09年から世界保健機関(WHO)精神保健調査研修協働センター長。

リハビリ・職場確保、24時間の万全態勢

イタリアでは1978年に精神科病院の新設、新たな入院を禁止する法律が成立した。患者の拘束など入院の実態が人権的にも医療的にも問題があるとの批判の高まりと、先進的な取り組みをしていた一部で症状が重くても地域で支える実践ができていたことが背景にある。

99年までにすべての県立精神科病院が閉鎖された。かつての入院患者12万人が自宅やグループホーム、ふつうのアパートで暮らすようになった。法務省管轄の司法精神科病院(1200床)と強制治療・入院が許されない民間精神科病院(4千床)以外の病床は原則なくなった。

トリエステ県(人口24万5千人)では、80年に1200人収容の精神科病院を完全に閉鎖。患者は、365日24時間開いている四つの地域精神保健センターで、治療やリハビリ、生活支援を受ける。住居や職場の確保はセンターと契約を結んだ社会生活協同組合が支援する。診療も含む精神保健サービスの利用者は年5千人。病院時代の医師・看護師らスタッフは570人だったが、現在は210人に減り、医療コストは約4割減った。

トリエステの実践は、世界保健機関から世界的なモデルと認められ、各国に広められている。(編集委員・大久保真紀)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508693.html

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言葉なき選挙、広がった無関心 政治学者と衆院選の現場歩く(2014/12/16朝日新聞)
語られるべき言葉の無い選挙だった――。自民党が「一強多弱」の勢力図を上書き保存したような結果になった衆院選を、そう振り返る政治学者がいる。何が、もっと語られるべきだったのか。選挙の現場をともに歩き、考えた。・・・「ソーリ! ソーリ!」という聴衆のコールを背に、岡田さんは「首相は『身内』に向けた言葉しか語っていないようだ」。「反民主党」や保守主義を共有する支持層へのアピールを自民は強めている――。自民が政権を奪還した前回衆院選の「得票率」から説明してくれた。全国の小選挙区で得た計約2600万票は、全有権者の25%。「25%の支持で小選挙区では8割近い議席を得た。価値観の違う層への訴えより、身内に偏る戦略は自然だ」・・・ そして、首相のキャッチフレーズ「この道しかない」。公約の「優秀さ」を訴える必要性は認めつつ、「あの道、この道と有権者が考えて選ぶのが選挙。『考えなくていい』とも受け取れるメッセージは危うい」。経済政策以外の課題も、「この道」の陰に隠れた。

野望隠した首相

2005年の「郵政解散」を思わせる手法だが、「小泉純一郎首相(当時)は郵政民営化という『野望』を唯一の争点にした。安倍首相は改憲などの『野望』を前面に出さなかった点で違う」とも話す。投票率は過去最低を更新。岡田さんはその理由を「『大義なき解散』と野党が批判し、メディアも批判的に伝えた結果、『意味の無い選挙』と受け取った有権者が多かった」とみる。「言葉のない選挙」を経て、巨大勢力の自公による政治が続く。「集団的自衛権の行使容認にみられる官邸主導の政策決定や、与党の強引な議会運営が今後ますます懸念される」と岡田さんは話す。価値観の異なる勢力との議論や妥協に乏しい政治に向かうのか。

「それを防ぐには、有権者が考えを発し続けることだ。パソコンで、スマホで政治について語り続け、他人の話に耳を傾ける。社会にいつも、そうした落ち着いた議論があれば、政治も無視できない」(岡雄一郎)


おかだ・けんじ 専修大法学部教授。1962年生まれ。専攻は現代デモクラシー理論。近著に「ええ、政治ですが、それが何か?」、「『踊り場』日本論」(共著)など。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11508812.html

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「1強」ゆえに謙虚たれ 安倍政権継続へ(2014/12/15東京新聞)
衆院選結果を受けて安倍内閣は継続するが、懸案は山積だ。選挙結果には表れない「声なき声」にも謙虚に耳を傾け、政権運営に誤りなきを期すべきだ。衆院議員の任期四年を半分以上残した時点での解散・総選挙を仕掛けた安倍晋三首相は、安堵(あんど)していることだろう。自民党が党勢を維持し、来年四月の統一地方選でも大敗しなければ、首相は来年九月予定の自民党総裁選で再選される可能性が高くなる。長期政権も視野に入る。・・・しかし、その足元は、強固とは言い難い。投票率は史上最低の52%台にとどまる見通しだ。与党の得票率が40%程度だとしても、全有権者数に占める得票数の割合「絶対的得票率」は30%にも満たない。それが選挙制度だと言ってしまえば、それまでだが、安倍政権の側はまず、全有権者の三割に満たない支持しか得られていないことを自覚しなければならない。・・・ 大企業や富裕層を中心に円安・株高の恩恵を受けている人たちもいるのだろうが、その果実は国民全体、特に中小企業や地方への広がりを欠くこともまた、選挙戦を通じて明らかになった。雇用は増えたが非正規の割合も増えた。世論調査では首相の経済政策を評価しない人が半数を超える。本当に「この道」しかないのか。・・・公示直前の共同通信世論調査では、安倍政権の安保政策を支持しない人は53%に達する。このまま進めていいわけがない。原発再稼働も同様だ。首相は選挙戦で原発・エネルギー政策について多くを語らなかったが、政府は国民の多数が反対する再稼働に向けた動きを着々と進める。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014121502000218.html

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安倍政権の勝利  自民減はおごりへの警鐘だ(2014/12/15京都新聞)
衆院選で自民党が大勝した。選挙区完勝の公明党とともに衆院の3分の2を占め、安倍晋三首相が連立政権を維持する。民意はひとまず、政治の安定を優先させた。ただ、定数が削減されたとはいえ、自民が改選前から議席を減らし、公明が増やした。首相に謙虚な政権運営を求める有権者の警告とも読み取れよう。民主党は議席回復に伸びを欠いた。前回大敗しただけに揺り戻しがあると見られていたが、3年にわたり担った民主政権への批判は依然、根強かったと言わざるを得ない。第三極である維新の党は振るわず、次世代の党は壊滅状態に近い。主張が鮮明な共産党の躍進ぶりだけが目立った。・・・ 戦後最低を更新した投票率が、有権者の戸惑いを象徴していよう。支持政党のない無党派層だけでなく、前回は第三極に投じた人も一部が棄権に回ったとみられる。有権者の半数近くが政治に参加しないのでは、民主主義の根幹が揺らぐ。極めて残念で、深刻な事態である。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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ドイツ電力最大手エーオン、事業の中心を再生可能エネルギーに移行(こちゃん / 2014年12月14日みどりの1kWh)
ドイツ電力4大手中の最大手エーオン(E.ON)が、このほど画期的な発表をして人々を驚かせた。大型発電所で発電される多量の電力が市場を席巻していた時代は終わりを告げ、これからは、あちこちで発電される(比較的少量の)電力を無駄なく利用して電力需要を賄うようにしていく時代が来るという前提にたった、大決断をしたからだ。・・・同社は、電力業界の将来的な大きなビジネスチャンスは、風力や太陽光発電などの再生可能エネルギー装置の構築や、各地域に密着して分散する中・小規模の自然エネルギー発電装置の接続、変化しつつある顧客への対応にあると判断した。発電装置を発電量の変動に耐えられる次世代送電網(スマートグリッド)に接続し、また消費者もこのスマートな(洗練された)グリッド(電力網)に接続して、彼らに新しいサービスなどを提供することが考えられる。スマートグリッドはIT技術を駆使し、リアルタイムに電力の発電量や需要量を把握するなどして電力を効率よく送電・供給するインテリジェントな電力網といわれ、省エネも可能にする。
http://midori1kwh.de/2014/12/14/6321#more-6321

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コラム/筆洗(2014/12/14東京新聞)
カウンターで隣り合わせた男は同じカクテルを何杯も飲み干しては「楽なもんだ」とつぶやいている▼「失礼ですが、何の商売ですか」「選挙関係。若者の投票を調整している」という。「調整?」「若い連中を投票所に行かせない、工作をしている」▼酔いのせいか男は冗舌である。「選挙の行方は二十代が握っている」。その通りだ。衆院選の二十代の投票率は、一九九〇年の57%を最後に五割に一度も届いていない。ずっと三、四割だ。前回二〇一二年は37・8%で、六十代74・9%に遠く及ばない▼「要するに二十代がいつも通りに投票しなきゃ、この世界はオレたちの思うがままなのさ」。そう言って、また飲む。「今回は簡単だったな」。寒い上に忙しい季節。事前調査で有権者の傾向もはっきりしている。「二十代では選挙に行く方が少数派なんだよ。ありがたいことに」。30%を切れば、「アモン」なる人物がボーナスを出すという▼それは、悪魔じゃないか。「今の二十代は考えているよりもずっとまじめだよ。三割を切るなんてあり得ない」。男は笑う。「そうかな。投票日は天気も悪そうだよ…。まあ一杯飲めよ」。同じカクテルを勧める▼「ラムとコワントローとレモンジュース。この世界では、『XYZ』というそうだな」「アルファベットの最後。世界は終わりっていう酒だ」。幸い、そこで目が覚めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014121402000101.html

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2014/12/09 グリーンピース声明:日本の民主主義の“終わりの始まり”にしてはいけない 〜政府の恣意的な「秘密拡大」に歯止めを、市民は「知る権利」の主張を〜 ――特定秘密保護法の施行を前に
「明日の秘密保護法施行を、日本の民主主義の“終わりの始まり”にしてはいけない。市民社会を形成する私たち市民は、今後も積極的な情報開示を政府に求め、恣意的な『秘密の拡大』に歯止めをかけなければならない。

今年7月、安倍晋三内閣は憲法の解釈変更によって集団的自衛権の行使を認める閣議決定を行ったが、決定前に国会での議論及び国民的議論の場を持つことは行われなかった。今後さらに、安全保障に関する外交文書などが特定秘密に指定されていけば、健全な民主主義発展の足かせとなることは間違いない。・・・いま、日本は情報を秘密にしようとするのではなく、公益性の観点から積極的に情報を公開し、市民が必要な情報にアクセスするための情報公開制度を充実していくべきである。以上のとおり、秘密保護法は健全な市民社会とは相いれないため、グリーンピースは引き続き『知る権利』の主張を続けるとともに、同法の廃止を求めていく」。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2014/pr20141209/

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公営住宅、4分の1が高齢独居 孤独死、昨年度1300人超 朝日新聞社調査(2014/12/12朝日新聞)
全国の公営住宅で、一人暮らしの高齢者が全世帯の4分の1を占めることが、47都道府県と20政令指定市を対象に朝日新聞が実施した調査でわかった。著しい「単身高齢化」を背景に孤独死も多発しており、昨年度1年間では計1320人に上っていた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11504581.html

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汚染水放出に言及 規制委長、福島第一を視察(2014/12/12朝日新聞)
原子力規制委員会の田中俊一委員長が12日、東京電力福島第一原発を視察し、廃炉に向けた作業の進み具合などを確認した。今後の課題として増え続ける汚染水の対策をあげ、「水を捨てていかないとならない。(汚染水増加が)どこかで打ち止めになるようなことを住民の理解を得ながらやるしかない」と述べた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11504459.html

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衆院選 介護・医療 安心への将来像示せ(2014/12/13東京新聞)
急速な少子高齢化により、社会保障は見直しの圧力にさらされている。いざというときに国民の生活を守る介護、医療保険制度の将来像は争点の一つだ。介護保険の給付費は八兆四千億円(二〇一二年度)から、二五年度には十九兆八千億円と、二・三倍に膨張すると推計される。医療給付費も三十五兆円から一・五倍の五十四兆円になる。・・・医療保険では七十〜七十四歳の自己負担が今年四月から順次、二割に引き上げられている。入院患者が支払う食費の自己負担増も検討されている。介護サービスのカットを柱とする法律は六月に成立。一定以上の所得がある人の利用者負担を二割に上げることや、軽度の要支援者向けの一部サービスを国から市町村に移行させるなどの見直しが、一五年度から実施される。・・・ 同居する家族が主に介護を担う世帯のうち、介護される人だけでなく、する人も六十五歳以上という世帯の割合は五割を超えた。家族の介護力は先細りしている。介護を理由にして離職する人は年間十万人といわれる。特別養護老人ホームの入所待機者数は五十二万人に上っている。サービスの水準は十分とは言い難い。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014121302000148.html

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社説:衆院選 ここを問う…若者のために(毎日新聞 2014年12月13日)
未来を語らない各党。今の日本の政治は「シルバーデモクラシー」と呼ばれることがある。とかく政党や政治家は、人口が多く、選挙で投票率も高い高齢世代を優先しがちになる。一方、大切にされていないと感じる若い世代はますます政治離れをしていく。残念ながら今回の衆院選も政党側からこの悪循環を断ち切るためのメッセージが発信されているとはいいがたい。・・・ 貧困は若年層にも広がり、安倍政権下で進められている政策はさらに格差を広げて将来世代を先細りさせる心配がある。ところがその主役である若者の視点に立ったような論戦はほとんど聞こえてこない。これでは若い世代は興味も持てない。若者の投票率低下は深刻だ。戦後最低だった前回衆院選の投票率は全体で59%。総務省の抽出調査によれば年代別では最も高い60歳代の74%に対し、一番低い20歳代は37%で、差は年々、拡大する傾向にある。
http://mainichi.jp/opinion/news/20141213k0000m070127000c.html

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メディア時評:判断材料提供する選挙関連記事=沖縄国際大教授(政治学)・照屋寛之(毎日新聞 2014年12月13日 東京朝刊)

衆院選は全国的に自民優勢が伝えられているが、基地問題を最大の争点にする沖縄では自民に逆風が吹いている。11月16日の知事選は、仲井真弘多知事(当時)が辺野古移設問題で公約を破って政府の埋め立て申請を承認したことへの審判となり、移設反対を訴えて保革共闘で支援した翁長雄志氏に大敗北を喫した。その直後の衆院選になる。・・・ 毎日は12月3日の「年の瀬の決断 沖縄では自民逆風」、4日の連載企画「混戦(1) 辺野古 続く保革共闘」で取り上げ、自民前職が公約破りで逆風を余儀なくされている選挙戦がよく理解できる。政治家にとって公約がいかに大切であるかを痛感させる。選挙には議員が任期中に公約を実現しているかをチェックする機能があり、公約を考えることは選挙の意義を高めることにもなる。
http://mainichi.jp/shimen/news/20141213ddm005070007000c.html

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投票に行こう  お任せの危険を考えて(2014/12/13京都新聞)
どうして今、選挙なの…といった気分を、いつまでも引きずっているわけにはいかない。あすは衆院選の投票日だ。投票率が低くなるのではないか、と心配されている。最近の共同通信の世論調査で、衆院選に「ある程度」を含め関心があると答えた人の割合が、戦後最低の投票率(59・32%)だった2年前の前回衆院選直前より10ポイント以上も低い。この最低記録を更新しかねない。なぜ、投票に行かないのか。前回衆院選後の調査で、最も多かったのは「適当な候補者も政党もなかったから」だった。次いで仕事の都合、3番目は政党や候補者の政策、人物像の違いがよく分からなかったから、となる。・・・ アベノミクスの是非や財政再建、雇用、社会保障、集団的自衛権、原発政策など将来の方向を左右する今回の衆院選である。憲法改正も視野に入れておく必要がある。確かに各党の公約をみると抽象的で、説明が足りない。だからこそ小さな違いをチェックし、実行力や信頼性を見抜かなければいけない。これまでの言動や実績を思い起こすのもいいだろう。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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秘密法の反対活動 「公選法抵触せず」(2014/12/12東京新聞)
金沢弁護士会が石川県選管の指摘で特定秘密保護法に反対する街頭活動を取りやめた問題を受け、日本弁護士連合会は十一日、「公職選挙法に抵触しない」とするコメントを発表した。公選法第二〇一条が総選挙中に禁止するのは「政党その他の政治活動を行う団体による政治活動」と説明。そのうえで「弁護士会をはじめこれに該当しない団体が、人権を侵害する法律の廃止を求めて街頭宣伝等をすることは公選法に抵触しない」との見解を示した。「特定の候補者に当選を得させる目的の活動でもないから、公選法上の選挙運動でもない」とも述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2014121202000265.html

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原木生シイタケ 出荷制限を解除 那須塩原(2014/12/12東京新聞)
東京電力福島第一原発事故に伴い、県産原木生シイタケの出荷が制限されている問題で、県は十日、新たに那須塩原市の一農家への出荷制限と、那珂川町の三農家への出荷自粛要請が解除になったと発表した。いずれも施設栽培農家で、那珂川町で自粛要請が解除されるのは初めて。今回、出荷できるようになった四農家は、県の生産工程管理基準を満たした方法でシイタケを生産。九月の放射性物質検査で、全ての検体の放射性セシウムが不検出または一キログラム当たり二八ベクレル以下となり、国の基準(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を大幅に下回った。 (大野暢子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20141212/CK2014121202000139.html

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「漁業者に寄り添って」 汚染地下水放出で説明会(2014/12/12福島民友)
 東京電力福島第1原発の建屋周辺の井戸「サブドレン」などから汚染地下水をくみ上げ、浄化後に海に放出する計画で、県漁連は11日、相馬市で相馬双葉漁協所属の漁業者を対象に説明会を開いた。国と東電は計画について「海洋汚染を防ぐとともに、確実な廃炉のため必要な対策」と理解を求めた。佐藤弘行同漁協組合長は「東電と国は安全性と必要性の説明に終始している。放出による弊害と対策など漁業者の心に寄り添った対応をしてほしい」と注文を付けた。
http://www.minyu-net.com/news/news/1212/news8.html

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スイッチ誤操作で冷却停止 福島第1原発2号機プール(2014/12/12共同通信)

東京電力は11日、福島第1原発2号機で11月に使用済み核燃料プールの冷却が一時的に停止するトラブルがあり、作業員が誤って周辺機器の運転スイッチに触れて切ってしまったのが原因だった可能性が高いと発表した。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121101001925.html

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被ばく上限250ミリSv検討 規制委、原発事故の作業員(2014/12/10共同通信)

原子力規制委員会は10日、原発事故の緊急時に収束作業に当たる作業員の被ばく線量上限を引き上げる方針を決めた。現行は100ミリシーベルトだが、250ミリシーベルトへの引き上げを軸に検討する。年明け以降、九州電力川内原発1、2号機などの再稼働が見込まれており見直し作業を急ぐ。
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121001001889.html

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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