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<POINT NEWS43>2014/07/30・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku43sankaku
2014/07/30sankaku07/31

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

独断時評|熊谷徹|ウクライナ内戦とマレーシア航空機撃墜事件(ドイツニュースダイジェスト)
・・・軍事関係者の間では、ロシア製の自走式地対空ミサイル「ブーク」が使われたという見解が有力だ。このミサイルは1970年代に開発された兵器だが、改良を重ねられ、現在のブークの最大射程は2万5000キロメートルに達する。通常旅客機の飛行高度は1万キロメートルなので、このミサイルの射程内である。・・・もしも親ロシア武装勢力がMH17便を撃墜したとすれば、同機のフライトレコーダーやボイスレコーダーの回収など、事故原因の究明は困難を極めるだろう。墜落地点は親ロシア武装勢力が支配している地域なので、調査活動が制限される可能性が強く、親ロシア武装勢力による撃墜を示唆する証拠は隠滅される危険性が高い。事故の原因が本当に誤射にあるとしたら、持続的な停戦を実現できないロシア政府、ウクライナ政府にも今回の事故の責任がある。さらに、両国を交渉のテーブルに着かせることができない欧米諸国にも、間接的な責任がある。戦争によって最も大きなツケを払わされるのは、常に市民なのだ。・・・空の旅は30年前に比べて割安になり、快適になった。だが今回の事件は、空の旅も実は薄氷の上を歩んでいることを浮き彫りにした。

読者の皆さんの中には、「なぜ内戦が行われている地域の上空を、旅客機が通過していたのか」と思われる方もおられるだろう。だが航空界では、国際民間航空機関(ICAO)などが飛行禁止命令を出さない限り、紛争地域の上空を旅客機が通過するのは日常茶飯事である。
http://www.newsdigest.de/newsde/column/dokudan.html

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(核といのちを考える)国際司法裁の勧告的意見、元裁判長「廃絶へ強い意図込めた」(2014/07/31朝日新聞)
国際司法裁判所(ICJ)が1996年に「核兵器の使用・威嚇は人道法違反」として決定した勧告的意見をめぐり、当時の裁判長が朝日新聞の取材に真相を初めて明かした。「解決の道は核廃絶しかない」とし、強い意図を込めた究極の決定だった、と語った。この勧告的意見は核の非人道性に注目する核兵器禁止の国際的機運の原点となっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11275094.html

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(世界発2014)台湾、希少山猫に関心 その名は「石虎」、今や500匹(2014/07/31朝日新聞)
「石虎(シーフー)」を守れ――。台湾で石虎と呼ばれる山猫が環境保護のシンボルになりつつある。かつて1万匹以上いるとされたが、今は絶滅危惧種だ。中部苗栗(ミアオリー)県では生息地を貫くバイパス道路計画が見直しに追い込まれた。希少さを町おこしにつなげる動きも出ている。・・・動物園ではこの日、石虎の「集宝(チーパオ)」が一般公開された。石虎は1940年の調査では台湾に広く生息し、1万匹以上いるとされた。だが、工業化や都市化で激減し、今では500匹以下とされる。苗栗県、南投県など中部でしか生息が確認できていない。石虎は警戒心が強く、公開されているのは台湾でもここだけだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11275101.html

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(声)原爆ドーム思い平和を考える(2014/07/31朝日新聞)中学生 有我朋子(東京都 14)

今年、群馬県にある富岡製糸場がユネスコ世界遺産に登録された。夏休みを迎え、来場者数は増え続けているそうだ。世界遺産といえば昨年登録された富士山や、無形文化遺産になった和食が記憶に新しい。そんな新しい話題に埋もれそうだが、1996年に世界遺産になった広島市の原爆ドームを忘れてはいけない。原爆の惨禍と世界平和の象徴として登録されたこの建物が、今も役割を果たしていることは、負の遺産ながら、多くの人が訪れ続けていることからも分かる。いま、憲法第9条の解釈改憲について世論が分かれている。政府は、集団的自衛権の行使を認めるという閣議決定をしたが、太平洋戦争に突入した戦前の日本の二の舞いになるのではないかと危惧する国民は多い。政府は、この不安の声をどう考えていくのだろうか。この8月で敗戦から69年もの月日が過ぎる。ほとんどの世代が戦争を知らない。戦争の記憶がかろうじて残る今、当時のことを知り、これからどう進むべきなのかを私たちがいま一度しっかり考え、声を上げなくてはならないと思う。8月6日が近づいた。原爆ドームを思うとき、人々の平和への思いは一層深まるだろう。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11274973.html

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(声)沖縄の苦悩を軽視していいのか(2014/07/31朝日新聞)翻訳業 塩川優(神奈川県 74)

「友好国に身勝手と言われないか」(27日)は、集団的自衛権の行使容認に反対の意見を「他国から攻撃された時は友好国の助けを得るのに、逆の場合は憲法9条を盾に助けることを拒否するのは身勝手」と批判している。はたしてそうだろうか。日米安全保障条約は、日本が攻撃されたら米軍が守り、日本は米軍に基地を提供するという内容だ。「直接的な軍事行動」「場所の提供」という双方が可能な分野で、負担を分け合う「双務的」な関係が成立している。「米国の若者は戦場で血を流しているのに日本は金を出すだけ」などと言われるが、基地があるゆえに沖縄県民は土地や家を失い、騒音や米軍機事故、米兵による暴行など塗炭の苦しみをなめてきた。別の形で「血を流している」のだ。それを思えば「何もしない日本は身勝手」というのは、沖縄の苦悩を軽視する政府の言い分をうのみにした見方だと思う。他国を武力を用いて支援する集団的自衛権の行使は、本来は日本の米軍基地の縮減や撤廃と同時に論じられるべきだ。でなければ、日米安保の双務性が崩れ、日本側の過剰負担になりかねない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11274976.html

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学校は社会と関わる場 「ローマの教室で」ピッチョーニ監督(2014/07/31朝日新聞)
学校とは、教育とは――。そんなことを考えさせられるイタリア映画「ローマの教室で〜我らの佳(よ)き日々〜」が8月23日から東京・岩波ホールで公開される。ジュゼッペ・ピッチョーニ監督に話を聞いた。・・・3人の高校教師を軸に、物語は進む。授業への情熱を失った老教師や、規則に縛られて四角四面な女性校長は、落第生やかつての教え子と向き合ううち、温かな人間らしさを取り戻していく。「教える=教えられる」という関係が逆転していくかのようだ。・・・グローバル化への対応が求められ、ITや金融の知識、語学力が推奨される時代。イタリアでも、美術史や文学など人文教育が軽視される風潮があるという。 「でも、それは幻想なんじゃないか。ビジネスで求められる学問を一流大学で学んで大企業に入っても、倒産してしまう時代だ。それよりも、古代ギリシャの悲喜劇やゲーテを知る方が、どれだけ人生を豊かにし、生きていく上でのヒントになるか」映画祭への出席などで訪れた東京でも、同じことを感じた。経済大国の首都の風景に「暴力的なまでのエネルギーと孤独」を感じたという。「きちんとした身なりのビジネスマンたちが金曜の夜、泥酔しているのを見た。それも確かに一つの生き方だ。でも、それだけじゃ寂しいでしょう」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11274984.html

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ネオニコチノイド系殺虫剤、鳥類の減少にも影響か(2014/07/31朝日新聞)
世界的なミツバチ減少との関係が指摘されるネオニコチノイド系の殺虫剤が、鳥類の減少にも影響している可能性があることをオランダの研究グループが、英科学誌ネイチャーに発表した。「影響は考えられていたより深刻で、規制には食物連鎖の影響も考える必要がある」としている。研究グループは、オランダの農地で主に昆虫をえさとしているスズメ目の15種を調べた。ネオニコチノイド系のイミダクロプリドが河川や湖沼などに1リットルあたり20ナノグラム以上含まれている地域で、鳥類が年平均で3・5%減少していた。オランダに殺虫剤が導入された1990年代半ば以降に起こったという。幼虫が水中で暮らす昆虫が減少しているため、農地から流出した殺虫剤が鳥類のえさとなる昆虫を減らした可能性があるという。鳥が汚染昆虫を食べる影響の詳細調査が早急に必要だと指摘した。(須藤大輔)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11275015.html

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【平和国家どこへ】  「スーツデモ」で政権にノー 東京・新橋で会社員ら行進(2014/07/31共同通信)
 集団的自衛権行使容認や原発再稼働など安倍政権の姿勢に抗議するため、スーツやワイシャツ姿のサラリーマンら約100人が30日、東京・新橋をデモ行進した。仕事帰りに気楽に参加できるように「スーツデモ」として企画された。参加者は午後7時ごろJR新橋駅近くを出発、「戦争反対」「脱原発」と書いたプラカードを手にオフィスビルや飲食店が立ち並ぶ街を歩いた。・・・渋谷区の会社で勤務を終えて駆けつけた男性(39)は「九州電力川内原発の再稼働が現実味を帯びてきた。生活全てを破壊する恐れのある原発は世の中にいらない」と訴えた。
http://www.47news.jp/47topics/e/255732.php

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回らない核のサイクル(4) 大きすぎる万一の危険(2014/07/31東京新聞)
六ケ所再処理工場の約二十キロ南に、軍民共用の三沢空港がある。「北の槍(やり)」との異名を持つ米国空軍が駐留し、F16戦闘機が実戦配備され、大陸へのにらみをきかせている。航空自衛隊や民間航空を合わせた離着陸は、年間四万回以上という。二〇〇七年には、その三沢基地からF16がイラク戦争に出動し、その一部がアフガニスタン東部で反政府武装勢力タリバンの拠点を攻撃した。そうなると気がかりなのが、核燃料サイクル施設の航空事故対策、そしてテロ対策だ。再処理工場の上空は飛行禁止区域になってはいる。それでも、戦闘機の墜落事故対策は福島第一原発事故以前から、安全評価の対象にされてきた。
米国の構造物研究機関で、本物のF16を滑走させてコンクリート壁に衝突させる実験を繰り返し、主要建屋の天井や壁の厚さは一・五メートルと、原発よりも厚くした。しかし、実験では爆弾を積んでいたわけではなく、墜落事故への効果も定かでない。テロへの備えは、どうか。日本原燃は特別に武装した警備員の配備について「いるともいないとも言えません」(広報部)。
仏のラアーグの再処理工場は対空ミサイルを備えている。一九七五年、英国原子力公社の再処理施設は、軽機関銃などで武装していることが明らかになった。その後の公聴会で市民団体などから、「このままでは、核の管理機関に強力な権限が与えられ、市民生活にさまざまな制限が課される『プルトニウム社会』の到来は避けられない」との声が強まった。保安対策の強化などにより、六ケ所再処理工場の建設費は二兆円超と、当初の三倍に膨らんだ。原子力規制委は稼働の条件に、航空機の墜落やテロ対策のさらなる強化を求めている。そこにプルトニウムがある以上、対策に限りはないようだし、核拡散の恐れはつきまとう。 (論説委員・飯尾歩)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073102000141.html

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最低賃金改定 貧困から抜け出す額に(2014/07/31東京新聞)

二〇一四年度の最低賃金の引き上げ幅は、昨年度に続き高水準になった。だが、働いても貧困から抜け出せない人たちの生活向上にはほど遠い。非正規雇用が増える今、さらなる底上げが必要だ。最低賃金は企業が払う最低限の賃金水準で、下回る賃金は違法となる。非正規で働く人たちの賃金額の目安にもなっている。・・・ただ、政府は四年前に閣議決定した成長戦略で「早期に全国最低八百円、二〇年までに全国平均千円」の実現を掲げている。達成にはほど遠い改定に終わった。・・・アベノミクスは中小企業にまで波及しておらず賃上げは経営を圧迫するとの懸念は分かるが、働く人の生活があってはじめて消費が拡大する。企業側の努力こそ全体の底上げにつながる。安倍政権は「女性の活躍」推進を掲げる。企業などで働く女性の55%は非正規なのに、雇用対策にその視点が欠けていないか。正社員への転換促進や、厚生年金と健康保険加入拡大など雇用に安心を与える対策に本腰を入れないと肝心の労働力が先細るだけだ。貧困の放置は許されない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014073102000142.html

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峠三吉の最期 克明に 文学仲間の故坪田さん 遺品の手帳を確認(2014/07/31ヒロシマ平和メディアセンター)
「原爆詩集」で知られる詩人峠三吉(1917〜53年)の最期の様子を細かくメモした手帳が現存していた。東広島市の国立療養所広島病院で、峠の肺葉切除手術に立ち会った文学仲間の故坪田正夫さんの遺品。広島文学資料保全の会(広島市)が入手し、確認した。(道面雅量)  手帳は名刺大で、12ページ分を抜き取って残していた。峠は肺の病から再起しようと53年3月9日に手術を受けるが、患部の癒着がひどくて出血もかさみ、翌10日未明に亡くなる。坪田さんは投薬、執刀、脈拍、輸血などの経過をメモするとともに、「おれたちの峠三吉よ/頑張れ/死ぬるな/生きろ/生きるんだ/大衆は待っている」などと、抑えきれない感情も書き付けている。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=34013

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オノさんとヒロシマ考えた 被爆地の若者が企画し集い(2014/07/31ヒロシマ平和メディアセンター)
 世界的な芸術家で平和活動家のオノ・ヨーコさん(81)を招き、被爆地の若者が果たすべき役割を考える集い「オノ・ヨーコさんと平和を想う会〜被爆70年へヒロシマからの発信〜」が30日、広島市中区の広島国際会議場であった。中高生や大学生でつくる実行委員会が企画。約300人が参加し、「平和へ向けた一歩を踏み出す」との共同声明に思いを重ねた。・・・平和に貢献した現代美術作家に贈られる「ヒロシマ賞」を受けたオノさんに実行委が協力を求め、実現した。中国新聞社と連携して今後1年間、世界からメッセージを募り、専用のホームページで発信する。(奥田美奈子)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=34004

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大阪府警:犯罪8万件報告せず 280人処分(毎日新聞 2014年07月31日)
08〜12年、全65署が関与 街頭犯罪は全国最悪のまま。大阪府警は30日、警察庁に報告した刑法犯の認知件数を、2008〜12年の5年間で計8万1307件少なくしていたと発表した。全65署が関わっていた。都道府県別の街頭犯罪の認知件数で、全国ワースト1位が続いた大阪府は10〜12年、東京都を下回ったとされたが、実際は最悪のままだった。府警は同日、内規などに基づいて幹部を含む280人の処分を決めた。
http://mainichi.jp/select/news/20140731k0000m040161000c.html

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ドキュメント映画:「原発さえなければ」 事故直後から追う 津で来月3日上映/三重(毎日新聞 2014年07月31日 地方版)

東京電力福島第1原発事故直後から福島県内を取材したジャーナリストが、250時間の映像から制作したドキュメンタリー映画「遺言 原発さえなければ」が8月3日、津市大門の津センターパレスで上映される。イラクの劣化ウラン弾問題やチェルノブイリ原発事故などを取材してきた豊田直巳さんと、紛争地や災害を取材する野田雅也さんが、共同監督を務めた。2人は東日本大震災発生直後の2011年3月12日から13年4月まで、同県飯舘村を中心に取材。11年4月に全村避難を開始した同村の酪農家が苦悩する姿や、苦境に立ち向かう住民たちの訴え、相馬市で酪農家が「原発さえなければ」と壁に書き残して自殺した現実などを映し出す。
http://mainichi.jp/area/mie/news/20140731ddlk24040203000c.html

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だいあろ〜ぐ:東京彩人記 原発事故避難者の健康相談を続ける八王子の小児科医・山田真さん/東京(毎日新聞 2014年07月31日 地方版)
広範囲で詳細な調査必要−−山田真さん(73)東京電力福島第1原発事故から3年半近くが経過しようとしている。復興庁などによると、避難生活を強いられている福島県民は今年7月10日現在、約12万6000人。うち約6400人が東京に住んでいる。避難者の健康相談活動に当たる八王子市の小児科医、山田真さん(73)に現状と課題を聞いた。【黒川将光】・・・

そうした中で、国をはじめ行政の体制はどうみえますか。

調査にしても施策にしても「福島は安全になった」という前提で強引に物事を進めている感じを受けます。低い放射線量に長期間、人間がさらされるという意味では、チェルノブイリとも種類の違う事故です。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20140731ddlk13040168000c.html

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くらしの明日:私の社会保障論 格差広がり、支援届かず=山田昌弘(毎日新聞 2014年07月30日 東京朝刊)
深まる女性の貧困−−中央大教授・山田昌弘。成長戦略の目玉に、女性の経済分野での活躍が政策課題となっている。日本の女性管理職比率は、世界最低レベル。日本経済の活性化のために指導的地位にある女性を増やす、これはこれでよいことである。しかし、その裏側で起きていることにも目を向けなければならない。男女雇用機会均等法成立から30年近くたち、確かにキャリアで活躍する女性もでてきた。しかし、一方で貧困状態に陥る女性も確実に増えている。・・・「女性の貧困」と言っても、ピンとこない人が多いかもしれない。確かに路上生活者はほとんどが男性で、女性は3・5%(2014年厚生労働省調査)だ。しかし、ホームレスの定義を広げると、深刻な実態が浮かび上がる。女性ホームレスを調査研究する丸山里美・立命館大准教授によると、日本では、女性は隠れたホームレスになりやすいという。野宿よりましだからと知人宅を転々とする、暴力におびえながらDV男性と同居し続ける、不本意でもアパートを提供してくれる接客業で働くなど、自分が安心して寝起きできる「ホーム」がない若い女性が増えているという。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140730ddm004070026000c.html

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福島原発:汚染水タンク 中古品は計39基 東電が発表(毎日新聞 2014年07月30日)
東京電力福島第1原発の汚染水タンクに中古品が使われていた問題で、東京電力は30日、敷地内の2地区にある計39基が中古品であると発表した。中古品は原発事故直後に急場で設置されたとみられていたが、39基のうち19基は事故から2年後の昨年4〜5月に設置されていた。19基は同じ地区に設置され、同地区では昨年6月にタンクからの小規模の汚染水漏れが見つかっているが、そのタンクが中古品か否かは明らかにしていない。
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20140731k0000m040106000c.html

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文芸時評:7月 「三・一一」以後 無限の欲望と限りある生命=田中和生(毎日新聞 2014年07月30日 東京夕刊)

加藤典洋の長篇(ちょうへん)評論『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社)は、冒頭で「三・一一の原発事故は、私の中の何かを変えた」と宣言する。その変わったなにかに言葉をあたえようとしてはじまる論考は、社会学からサイバネティクスにいたる様々な著作を博引旁証(ぼうしょう)し、フクシマの原発事故が起きた日本から二十一世紀の世界に向けて、その意味を問うことのできる新しい思想を模索する。・・・つまりそれは人間の自由を拡大してきた無限性が、地球の有限性という枠組みを大きくはみ出すようになったということだが、加藤が模索するのはその有限性を前提にしながら無限性を否定しない思想である。思想自体の検証は今後の課題だが、反原発運動を否定した吉本隆明の思想を継承し「吉本が誤り、また私も誤った」という事実を引き受け、その誤りを超える思想を試みようとしているところに三・一一後の文芸評論としての倫理と強い文学性を感じた。

 

http://mainichi.jp/shimen/news/20140730dde018070053000c.html

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「平和とは何か」語る リーパーさん、広島県熊野で講演(2014/07/30広島平和メディアセンター)
前広島平和文化センター理事長で平和活動家のスティーブン・リーパーさん(66)が29日、熊野町の介護老人保健施設「熊野ゆうあいホーム」で「平和とは何か」について語った。入所、通所のお年寄りや子ども約100人を前にリーパーさんは「自分や自国さえよければと競い、勝とうとするのが戦争。他人や周囲の幸せを考えるのが平和文化」などと説き、世界地図のウェブサイトをスクリーンに映しながら「温暖化など地球環境の問題も重要」と呼び掛けた。小学6年平田俊介君(12)は「地球を守りたいと思った」と話していた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=33952

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近づく「あの日」 広がる願い:「アオギリ」広島復興の味(2014/07/30広島平和メディアセンター)

 広島市中区の洋菓子店店主で、胎内被爆者の市原董永(まさなが)さん(68)が平和記念公園にある被爆アオギリをモデルに「アオギリ」と名付けたクッキーを作り続けている。一枚一枚に特別な思いをこめて焼き、3年目になる。洋菓子店は「ポワブリエール」。アオギリは葉を模した2枚のバタークッキーにジャムを挟んだ。ジャムはハッサクかレモンで県産の果実を使っている。セット売りの箱には「爆心地から約1・3キロの地点で爆風と熱線を浴びたが、奇跡的に芽を吹き、人々を勇気づけた」と説明を添えた。外国人観光客には、英語やフランス語の説明書きを渡している。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=33959

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近づく「あの日」 広がる願い:高校生 世界で核廃絶訴え(2014/07/30広島平和メディアセンター)
ウェーデン・テニアン島…慰霊祭や式典参加

広島市の高校生が8月6日、世界各地で核兵器の廃絶を訴える。スウェーデンで崇徳高(西区)、米自治領のテニアン島で広陵高(安佐南区)の生徒たちが慰霊祭に参列。ノートルダム清心高(西区)の高校生平和大使もドイツで被爆の実態を伝える。ヒロシマの願いを広げる一翼を担う。(西村萌)・・・広島に原爆を投下した米軍B29爆撃機エノラ・ゲイ号が飛び立ったテニアンを訪れる広陵高は、2005年から交流するテニアン中高と平和式典を合同開催する。生徒16人が地元の生徒との討論などを通じ平和を考える。高校生平和大使として、ベルリンで日本大使館が開く平和行事に出席するのはノートルダム清心高1年浜崎楓子さん(15)=西区。「被爆した曽祖父母の思いも背負って話す」。核兵器の恐ろしさを英語で訴える。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=33947

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無縁化、さまよう墓 不法投棄続々、「墓の墓」も(2014/07/30朝日新聞)
先祖代々受け継がれてきた墓が受難の時を迎えている。墓守が絶えた無縁墓から撤去された墓石は、慰霊の場を離れ、さまよう。人里離れた山中に“墓の墓”が現れ、不法投棄も後を絶たない。・・・無縁墓はどれほどあるのか。全国的な調査はないが、熊本県人吉市は昨年、全国でもまれな市内の全墓地995カ所の現況調査をした。人口はこの10年で1割減り3万4500人。65歳以上が32%を占める。「墓が雑草に埋もれている」「墓石が転げ落ちている」。近年増え始めた市民の相談を受け、役場はまる1年かけて、明らかに長く人の手が入っていない墓を拾い出した。「結果は想像以上でした」。市環境課の隅田節子課長補佐は言う。市内の墓1万5123基の4割超、6474基が無縁墓だった。8割が無縁の墓地もあった。「市として何ができるか。知恵を絞りたい」。妙案はすぐには浮かばない。(才本淳子)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11273057.html

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空き家率、最高の13.5% 820万戸、都市圏も上昇 総務省調査(2014/07/30朝日新聞)
全国の空き家が820万戸にのぼり、総住宅戸数に占める割合が13・5%で過去最高となったことが29日、総務省の住宅・土地統計調査で明らかになった。人口減少や高齢者の施設への入所などが、空き家率を押し上げている。調査は1948年以来、5年ごとに実施。今回は昨年10月時点の総住宅数、空き家数などを調べた。・・・人口が増加かほぼ横ばいの大都市圏でも空き家率は上昇傾向にある。東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県のうち埼玉(10・9%)、神奈川(11・2%)は前回より上昇。大阪府(14・8%)は全国平均を上回り、愛知県(12・3%)も前回より1・3ポイント上昇した。一人暮らし高齢者も過去最多を更新し、552万世帯にのぼった。持ち家率が8割を超える団塊の世代も多くが65歳を超え、「空き家予備軍」が拡大している。(田中聡子、武井宏之)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11273056.html?ref=pcviewpage

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子どもの貧困―ひとり親世帯を救おう(2014/07/30朝日新聞)
事態を打開するため、まずは今そこにある貧困の解消に力を注いでほしい。子どもの貧困率が、過去最悪の16・3%(2012年)に達した。子どもの6人に1人が、平均的な所得の半分を下回る世帯に暮らしている。この数字は、先進国の中では最悪クラスだ。しかも、この30年近く、率の悪化に歯止めがかからずにいる。・・・政策の効果を検証できるように、大綱には貧困率や進学率、就職率などを改善する数値目標を定めておくべきだ。生活の苦しい家庭の子どもに学習や食事を支援する民間組織は各地にあり、効果をあげている。ただ、どこもメンバーの献身的な努力に支えられているのが実情で、運営は厳しい。
http://digital.asahi.com/articles/ASG7Y35RPG7YUSPT001.html?iref=articles_cusokir

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(声)戦場へ行くのは若い皆さんです(2014/07/30朝日新聞)無職 大島規義(東京都 78)

若い皆さんへ。太平洋戦争が終わった1945年以降に生まれた日本人は、全人口の8割に達します。その世代がいくら戦史などを読んでも、実体験がなければいま一つピンとこないのは仕方がありません。集団的自衛権の行使が大きな政治的争点になっている中、若い方の中には、戦場へは自衛官が行くものと思っている人がおられるようです。さて、どうでしょうか?一般の自衛官として募集している18歳以上27歳未満の男子は、94年をピークに減り続けています。一方、65歳以上の高齢者は人口の4分の1を占めます。世論調査を見ると、「日本が侵略されたら自衛隊と共に戦う」と答える高齢者もいますが、体力が追いつきません。視力が衰えれば、小銃の射撃さえも満足にはできません。現在、皆さんと同年代の自衛官は、あくまで国民の生命や財産を守り、大災害にも立ち向かうと決意して入隊した真面目な人たちです。しかし、海外での戦争でたくさんの犠牲者が出れば、補充の対象は皆さんしかいません。ご自身とこの国の将来を、この際、よくお考え頂きたいと願っています。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272919.html

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(声)危なくなっても延命させないで(2014/07/30朝日新聞)社会保険労務士 藤川六十一(三重県 70)

長生きし過ぎて見苦しい死に方をするよりは、平均寿命より前だけれど、潔く死んだ方がいい。早く死ぬ方が、医療費を抑え年金も節約できる。最後に、わずかでも、社会のお役に立つことをしないとな。でも、これからは、はっきりそうは言わなくても、巧みな言葉で、その方向へ誘導されることになると思うよ。そうしないと医療も年金ももたないから。都道府県ごとに適正な医療費の数値目標を設定するなんて言っているそうだが、それも一つの兆候だ。前は、死後再び生まれ変わることも夢見たが、最近の世の中を見ると、そんな気はなくなった。男に生まれ変わったら、時間ではなく成果で賃金が支払われ、長時間労働で過労死するかもしれない。あるいは、集団的自衛権とやらで、戦死するかもしれない。女に生まれ変わったら、たくさん子供を産め、家庭に閉じこもらず仕事もたくさんやれ、と言われて、これも大変だ。こんな有り様では、永久の安らぎが一番だ。私が危なくなっても、絶対に生き返らせようとしないでくれ。それじゃ、あとはよろしく。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272925.html?ref=pcviewpage

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(声)外国人の行動阻む高い交通費(2014/07/30朝日新聞)翻訳家 亀井雄三(神奈川県 45)

来日中の外国人の友人から「交通費が高くて滞在先の埼玉から東京へあまり行けない」という嘆き声を聞きました。経済的に豊かでない国の人にとって先進国日本の物価は驚異です。文部科学省の奨学生として日本語学校に通い、日本語の上級者でもある彼ら。日本の文化に理解が深く、日本との懸け橋になってくれる人たちです。都内のバラエティーあふれるイベント、お店、居酒屋……。行きたいところは尽きず、日本人とも十二分に交流できるのに、交通費を気にして近郊に閉じこもらざるをえないのはもったいないと思います。外国人が移動しやすい格安のパスなどの仕組みを整えるべきだと思います。東京五輪・パラリンピックを控え、「観光立国はまず交通手段から」ではないでしょうか。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272924.html

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(声)ありがたい学校での平和教育(2014/07/30朝日新聞)保育士 西村久美子(山口県 40)

小学6年生の息子が「母さん、8月6日は広島に原爆が投下された日ぞ。黙祷(もくとう)せんと」と言う。息子の小学校では、6年生が平和学習をする。修学旅行では、千羽鶴を持って、広島の原爆ドームや平和記念公園を訪れる。被爆体験者の話も聞く。事前学習をし、事後学習もする。夏休みの宿題には「世界の平和について考える」という課題もある。私が小さかった頃は、祖母から戦争の話をよく聞いた。その祖母も98歳になり、多くを語らなくなった。戦後生まれの私たち夫婦が息子に戦争の具体的なことを伝えるのは難しい。だから、息子が小学校で戦争のことを教わるのはありがたい。8月6日は息子が言った通り、午前8時15分に一緒に黙祷をしようと思う。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272923.html

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街むしばむ空き家 売れず・貸せず・解体できず(2014/07/30朝日新聞)
空き家の増加に歯止めがかからない状況が、総務省が29日に発表した調査結果で浮き彫りになった。自治体には処分に困った所有者の相談が相次ぐが、「個人の財産」への税金投入には慎重だ。民間団体が対策に乗り出した地域もあり、試行錯誤が続いている。空き家が増え続ける理由の一つが、1973年度に始まった固定資産税の住宅用地特例だ。住宅が立つ土地の固定資産税が最大で更地の6分の1に軽減される。バブル後の90年代から景気対策として拡大した住宅ローン減税も新築を優遇。土地の相続税は賃貸住宅を建てると軽減される。国は08年度から空き家の改修や解体に補助金を出し始めた。今年4月からは中古住宅に耐震改修をした購入者にも住宅ローン減税を拡大した。だが、建設促進制度は残ったままで、今も都市部を中心に新築住宅が増え続けている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11273014.html

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【環境】福島第一原発の近くに生息するサルの血球数が少ない(Nature Japan/Scientific Reports 2014年7月24日)
Environment: Blood changes in monkeys near Fukushima
福島市の森林地域に生息する野生のニホンザルの血球数が、青森県のサルと比べて少ないことを報告する論文が掲載される。この結果は、ニホンザルの血球数の変化の一因が、福島第一原子力発電所事故後の放射性物質の被曝であった可能性を示唆しているが、正確な原因は証明されていない。今回、羽山伸一(はやま・しんいち)たちは、福島第一原子力発電所から70 kmの地点に生息している61匹のサルと同発電所から約400 km離れた下北半島に生息している31匹のサルを比較した。今回の研究では、福島のサルの赤血球数、白血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値が、いずれも下北半島のサルより有意に少ないことが判明した。また、福島のサルの筋中放射性セシウム濃度(放射線被曝の指標の1つ)は、生息地の土壌汚染レベルと関係していたが、下北半島のサルの筋中放射性セシウム濃度は、いずれも検出限界以下だった。福島のサルの場合、未熟なサルの白血球数が筋中放射性セシウム濃度と負の相関関係にあったが、成熟したサルには、そのような関係は見られなかった。この点について、羽山たちは、若いサルの方が放射性物質に脆弱である可能性が示されていると考えている。また、血球数の少ないことについては、免疫不全の徴候であるとし、そのためにサルが流行性感染症にかかりやすくなる可能性があるという見方を示している。

http://www.natureasia.com/ja-jp/srep/pr-highlights/9370

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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