記憶のために/LIST 日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。 |
独断時評|熊谷徹|ウクライナ内戦とマレーシア航空機撃墜事件(ドイツニュースダイジェスト) 読者の皆さんの中には、「なぜ内戦が行われている地域の上空を、旅客機が通過していたのか」と思われる方もおられるだろう。だが航空界では、国際民間航空機関(ICAO)などが飛行禁止命令を出さない限り、紛争地域の上空を旅客機が通過するのは日常茶飯事である。 (核といのちを考える)国際司法裁の勧告的意見、元裁判長「廃絶へ強い意図込めた」(2014/07/31朝日新聞) (世界発2014)台湾、希少山猫に関心 その名は「石虎」、今や500匹(2014/07/31朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11275101.html (声)原爆ドーム思い平和を考える(2014/07/31朝日新聞)中学生 有我朋子(東京都 14) 今年、群馬県にある富岡製糸場がユネスコ世界遺産に登録された。夏休みを迎え、来場者数は増え続けているそうだ。世界遺産といえば昨年登録された富士山や、無形文化遺産になった和食が記憶に新しい。そんな新しい話題に埋もれそうだが、1996年に世界遺産になった広島市の原爆ドームを忘れてはいけない。原爆の惨禍と世界平和の象徴として登録されたこの建物が、今も役割を果たしていることは、負の遺産ながら、多くの人が訪れ続けていることからも分かる。いま、憲法第9条の解釈改憲について世論が分かれている。政府は、集団的自衛権の行使を認めるという閣議決定をしたが、太平洋戦争に突入した戦前の日本の二の舞いになるのではないかと危惧する国民は多い。政府は、この不安の声をどう考えていくのだろうか。この8月で敗戦から69年もの月日が過ぎる。ほとんどの世代が戦争を知らない。戦争の記憶がかろうじて残る今、当時のことを知り、これからどう進むべきなのかを私たちがいま一度しっかり考え、声を上げなくてはならないと思う。8月6日が近づいた。原爆ドームを思うとき、人々の平和への思いは一層深まるだろう。 (声)沖縄の苦悩を軽視していいのか(2014/07/31朝日新聞)翻訳業 塩川優(神奈川県 74) 「友好国に身勝手と言われないか」(27日)は、集団的自衛権の行使容認に反対の意見を「他国から攻撃された時は友好国の助けを得るのに、逆の場合は憲法9条を盾に助けることを拒否するのは身勝手」と批判している。はたしてそうだろうか。日米安全保障条約は、日本が攻撃されたら米軍が守り、日本は米軍に基地を提供するという内容だ。「直接的な軍事行動」「場所の提供」という双方が可能な分野で、負担を分け合う「双務的」な関係が成立している。「米国の若者は戦場で血を流しているのに日本は金を出すだけ」などと言われるが、基地があるゆえに沖縄県民は土地や家を失い、騒音や米軍機事故、米兵による暴行など塗炭の苦しみをなめてきた。別の形で「血を流している」のだ。それを思えば「何もしない日本は身勝手」というのは、沖縄の苦悩を軽視する政府の言い分をうのみにした見方だと思う。他国を武力を用いて支援する集団的自衛権の行使は、本来は日本の米軍基地の縮減や撤廃と同時に論じられるべきだ。でなければ、日米安保の双務性が崩れ、日本側の過剰負担になりかねない。 学校は社会と関わる場 「ローマの教室で」ピッチョーニ監督(2014/07/31朝日新聞) ネオニコチノイド系殺虫剤、鳥類の減少にも影響か(2014/07/31朝日新聞) 【平和国家どこへ】 「スーツデモ」で政権にノー 東京・新橋で会社員ら行進(2014/07/31共同通信) 回らない核のサイクル(4) 大きすぎる万一の危険(2014/07/31東京新聞) 最低賃金改定 貧困から抜け出す額に(2014/07/31東京新聞) 二〇一四年度の最低賃金の引き上げ幅は、昨年度に続き高水準になった。だが、働いても貧困から抜け出せない人たちの生活向上にはほど遠い。非正規雇用が増える今、さらなる底上げが必要だ。最低賃金は企業が払う最低限の賃金水準で、下回る賃金は違法となる。非正規で働く人たちの賃金額の目安にもなっている。・・・ただ、政府は四年前に閣議決定した成長戦略で「早期に全国最低八百円、二〇年までに全国平均千円」の実現を掲げている。達成にはほど遠い改定に終わった。・・・アベノミクスは中小企業にまで波及しておらず賃上げは経営を圧迫するとの懸念は分かるが、働く人の生活があってはじめて消費が拡大する。企業側の努力こそ全体の底上げにつながる。安倍政権は「女性の活躍」推進を掲げる。企業などで働く女性の55%は非正規なのに、雇用対策にその視点が欠けていないか。正社員への転換促進や、厚生年金と健康保険加入拡大など雇用に安心を与える対策に本腰を入れないと肝心の労働力が先細るだけだ。貧困の放置は許されない。 峠三吉の最期 克明に 文学仲間の故坪田さん 遺品の手帳を確認(2014/07/31ヒロシマ平和メディアセンター) オノさんとヒロシマ考えた 被爆地の若者が企画し集い(2014/07/31ヒロシマ平和メディアセンター) 大阪府警:犯罪8万件報告せず 280人処分(毎日新聞 2014年07月31日) ドキュメント映画:「原発さえなければ」 事故直後から追う 津で来月3日上映/三重(毎日新聞 2014年07月31日 地方版) 東京電力福島第1原発事故直後から福島県内を取材したジャーナリストが、250時間の映像から制作したドキュメンタリー映画「遺言 原発さえなければ」が8月3日、津市大門の津センターパレスで上映される。イラクの劣化ウラン弾問題やチェルノブイリ原発事故などを取材してきた豊田直巳さんと、紛争地や災害を取材する野田雅也さんが、共同監督を務めた。2人は東日本大震災発生直後の2011年3月12日から13年4月まで、同県飯舘村を中心に取材。11年4月に全村避難を開始した同村の酪農家が苦悩する姿や、苦境に立ち向かう住民たちの訴え、相馬市で酪農家が「原発さえなければ」と壁に書き残して自殺した現実などを映し出す。 だいあろ〜ぐ:東京彩人記 原発事故避難者の健康相談を続ける八王子の小児科医・山田真さん/東京(毎日新聞 2014年07月31日 地方版) そうした中で、国をはじめ行政の体制はどうみえますか。 調査にしても施策にしても「福島は安全になった」という前提で強引に物事を進めている感じを受けます。低い放射線量に長期間、人間がさらされるという意味では、チェルノブイリとも種類の違う事故です。 |
くらしの明日:私の社会保障論 格差広がり、支援届かず=山田昌弘(毎日新聞 2014年07月30日 東京朝刊) http://mainichi.jp/shimen/news/20140730ddm004070026000c.html 福島原発:汚染水タンク 中古品は計39基 東電が発表(毎日新聞 2014年07月30日) 文芸時評:7月 「三・一一」以後 無限の欲望と限りある生命=田中和生(毎日新聞 2014年07月30日 東京夕刊) 加藤典洋の長篇(ちょうへん)評論『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社)は、冒頭で「三・一一の原発事故は、私の中の何かを変えた」と宣言する。その変わったなにかに言葉をあたえようとしてはじまる論考は、社会学からサイバネティクスにいたる様々な著作を博引旁証(ぼうしょう)し、フクシマの原発事故が起きた日本から二十一世紀の世界に向けて、その意味を問うことのできる新しい思想を模索する。・・・つまりそれは人間の自由を拡大してきた無限性が、地球の有限性という枠組みを大きくはみ出すようになったということだが、加藤が模索するのはその有限性を前提にしながら無限性を否定しない思想である。思想自体の検証は今後の課題だが、反原発運動を否定した吉本隆明の思想を継承し「吉本が誤り、また私も誤った」という事実を引き受け、その誤りを超える思想を試みようとしているところに三・一一後の文芸評論としての倫理と強い文学性を感じた。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140730dde018070053000c.html 「平和とは何か」語る リーパーさん、広島県熊野で講演(2014/07/30広島平和メディアセンター) 近づく「あの日」 広がる願い:「アオギリ」広島復興の味(2014/07/30広島平和メディアセンター) 広島市中区の洋菓子店店主で、胎内被爆者の市原董永(まさなが)さん(68)が平和記念公園にある被爆アオギリをモデルに「アオギリ」と名付けたクッキーを作り続けている。一枚一枚に特別な思いをこめて焼き、3年目になる。洋菓子店は「ポワブリエール」。アオギリは葉を模した2枚のバタークッキーにジャムを挟んだ。ジャムはハッサクかレモンで県産の果実を使っている。セット売りの箱には「爆心地から約1・3キロの地点で爆風と熱線を浴びたが、奇跡的に芽を吹き、人々を勇気づけた」と説明を添えた。外国人観光客には、英語やフランス語の説明書きを渡している。
近づく「あの日」 広がる願い:高校生 世界で核廃絶訴え(2014/07/30広島平和メディアセンター) 広島市の高校生が8月6日、世界各地で核兵器の廃絶を訴える。スウェーデンで崇徳高(西区)、米自治領のテニアン島で広陵高(安佐南区)の生徒たちが慰霊祭に参列。ノートルダム清心高(西区)の高校生平和大使もドイツで被爆の実態を伝える。ヒロシマの願いを広げる一翼を担う。(西村萌)・・・広島に原爆を投下した米軍B29爆撃機エノラ・ゲイ号が飛び立ったテニアンを訪れる広陵高は、2005年から交流するテニアン中高と平和式典を合同開催する。生徒16人が地元の生徒との討論などを通じ平和を考える。高校生平和大使として、ベルリンで日本大使館が開く平和行事に出席するのはノートルダム清心高1年浜崎楓子さん(15)=西区。「被爆した曽祖父母の思いも背負って話す」。核兵器の恐ろしさを英語で訴える。 無縁化、さまよう墓 不法投棄続々、「墓の墓」も(2014/07/30朝日新聞)
空き家率、最高の13.5% 820万戸、都市圏も上昇 総務省調査(2014/07/30朝日新聞) 子どもの貧困―ひとり親世帯を救おう(2014/07/30朝日新聞) (声)戦場へ行くのは若い皆さんです(2014/07/30朝日新聞)無職 大島規義(東京都 78) 若い皆さんへ。太平洋戦争が終わった1945年以降に生まれた日本人は、全人口の8割に達します。その世代がいくら戦史などを読んでも、実体験がなければいま一つピンとこないのは仕方がありません。集団的自衛権の行使が大きな政治的争点になっている中、若い方の中には、戦場へは自衛官が行くものと思っている人がおられるようです。さて、どうでしょうか?一般の自衛官として募集している18歳以上27歳未満の男子は、94年をピークに減り続けています。一方、65歳以上の高齢者は人口の4分の1を占めます。世論調査を見ると、「日本が侵略されたら自衛隊と共に戦う」と答える高齢者もいますが、体力が追いつきません。視力が衰えれば、小銃の射撃さえも満足にはできません。現在、皆さんと同年代の自衛官は、あくまで国民の生命や財産を守り、大災害にも立ち向かうと決意して入隊した真面目な人たちです。しかし、海外での戦争でたくさんの犠牲者が出れば、補充の対象は皆さんしかいません。ご自身とこの国の将来を、この際、よくお考え頂きたいと願っています。 (声)危なくなっても延命させないで(2014/07/30朝日新聞)社会保険労務士 藤川六十一(三重県 70) 長生きし過ぎて見苦しい死に方をするよりは、平均寿命より前だけれど、潔く死んだ方がいい。早く死ぬ方が、医療費を抑え年金も節約できる。最後に、わずかでも、社会のお役に立つことをしないとな。でも、これからは、はっきりそうは言わなくても、巧みな言葉で、その方向へ誘導されることになると思うよ。そうしないと医療も年金ももたないから。都道府県ごとに適正な医療費の数値目標を設定するなんて言っているそうだが、それも一つの兆候だ。前は、死後再び生まれ変わることも夢見たが、最近の世の中を見ると、そんな気はなくなった。男に生まれ変わったら、時間ではなく成果で賃金が支払われ、長時間労働で過労死するかもしれない。あるいは、集団的自衛権とやらで、戦死するかもしれない。女に生まれ変わったら、たくさん子供を産め、家庭に閉じこもらず仕事もたくさんやれ、と言われて、これも大変だ。こんな有り様では、永久の安らぎが一番だ。私が危なくなっても、絶対に生き返らせようとしないでくれ。それじゃ、あとはよろしく。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272925.html?ref=pcviewpage (声)外国人の行動阻む高い交通費(2014/07/30朝日新聞)翻訳家 亀井雄三(神奈川県 45) 来日中の外国人の友人から「交通費が高くて滞在先の埼玉から東京へあまり行けない」という嘆き声を聞きました。経済的に豊かでない国の人にとって先進国日本の物価は驚異です。文部科学省の奨学生として日本語学校に通い、日本語の上級者でもある彼ら。日本の文化に理解が深く、日本との懸け橋になってくれる人たちです。都内のバラエティーあふれるイベント、お店、居酒屋……。行きたいところは尽きず、日本人とも十二分に交流できるのに、交通費を気にして近郊に閉じこもらざるをえないのはもったいないと思います。外国人が移動しやすい格安のパスなどの仕組みを整えるべきだと思います。東京五輪・パラリンピックを控え、「観光立国はまず交通手段から」ではないでしょうか。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272924.html (声)ありがたい学校での平和教育(2014/07/30朝日新聞)保育士 西村久美子(山口県 40) 小学6年生の息子が「母さん、8月6日は広島に原爆が投下された日ぞ。黙祷(もくとう)せんと」と言う。息子の小学校では、6年生が平和学習をする。修学旅行では、千羽鶴を持って、広島の原爆ドームや平和記念公園を訪れる。被爆体験者の話も聞く。事前学習をし、事後学習もする。夏休みの宿題には「世界の平和について考える」という課題もある。私が小さかった頃は、祖母から戦争の話をよく聞いた。その祖母も98歳になり、多くを語らなくなった。戦後生まれの私たち夫婦が息子に戦争の具体的なことを伝えるのは難しい。だから、息子が小学校で戦争のことを教わるのはありがたい。8月6日は息子が言った通り、午前8時15分に一緒に黙祷をしようと思う。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11272923.html 街むしばむ空き家 売れず・貸せず・解体できず(2014/07/30朝日新聞) 【環境】福島第一原発の近くに生息するサルの血球数が少ない(Nature Japan/Scientific Reports 2014年7月24日) http://www.natureasia.com/ja-jp/srep/pr-highlights/9370 |
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。
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