bians
<POINT NEWS40>2014/07/18・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)

記憶のために/LIST

sankaku40sankaku
2014/07/20sankaku07/23

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

交通事故:除染へ向かうワゴン車衝突、5人死傷…福島(毎日新聞 2014年07月23日)
23日午前6時40分ごろ、福島市土湯温泉町横道の国道115号で、福島第1原発事故に伴う除染作業に従事する男性4人が乗ったワゴン車が乗用車と正面衝突した。ワゴン車の1人と、乗用車を運転していた30〜40代の男性会社員が死亡。さらにワゴン車の1人が意識不明の重体、2人が骨折の重傷。
http://mainichi.jp/select/news/20140723k0000e040244000c.html

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福島第1原発:汚染水タンクに中古品 20〜30基、東電は未公表(毎日新聞 2014年07月23日 東京朝刊)

東京電力福島第1原発で2013年8月に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が組み立て式タンクから漏れた問題で、同型タンクの中に別の建設現場などで使われた中古品が少なくとも約20基あり、今も使用され続けていることが分かった。東電はこれまで中古品の存在を公表しておらず、毎日新聞の取材に認めたものの、漏えいしたタンクが中古品か否かは「回答を差し控える」としている。

メーカー保証なし

また、東電はこれまで同型タンクの耐用年数を5年と説明していたが、取材に対し「中古品でも耐用年数が落ちるとは考えていない」と回答した。だが、タンクを納品したメーカーの関係者は「会社として5年という保証をしているわけではないし、そもそも全く水漏れなしに貯蔵し続けるために造られたものではない」と話し、専門家も耐用年数を疑問視している。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140723ddm001040239000c.html

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飛散対応、農水相が陳謝 原発がれき撤去、汚染の疑い説明せず(2014/07/23朝日新聞)
東京電力福島第一原発のがれき撤去作業で放射性物質が飛散し、福島県南相馬市の水田を汚染した可能性を農林水産省が把握しながら地元に説明してこなかった問題で、林芳正農水相は22日の記者会見で「不安を招いた。大変申し訳ない」と陳謝した。これまで対応に問題はなかったとしていたが、地元の反発を受けて一転した。南相馬市で昨秋に試験的に収穫したコメから基準超のセシウムが検出され、市農業委員会は11月20日、「原因がわからない。売れないのに作っても仕方ない」と本格的な作付け再開に反対を表明。その後、農水省から「基準以下のコメは政府備蓄米として買い取る。基準超は東電が賠償する」と説明され、12月13日に作付け再開を受け入れた。これを受け、国は今年3月20日に再開を正式決定した。・・・ 市農業委の鶴蒔清一会長は「国は説明したら復興が進まなくなるため隠したのではないか。原因が飛散なら、がれきを撤去している限り降ってくる。それなら作付け再開に同意しなかった」と憤る。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11259398.html

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(声)電力会社の政界への裏金許せぬ(2014/07/23朝日新聞)無職 井上喜由(千葉県 66)

中部電力が、知事候補側に裏金を渡していたことが露見した。東京電力も原発の地元対策で建設会社に裏金を肩代わりさせたと報じられていたから、今回の中部電力の悪弊を報じた記事に「やっぱりか」とやりきれない気持ちになった。電力会社と政界の間に癒着が横行しているのではないか。電力会社の裏金の原資は、まぎれもなく私たちの電気料金だ。地域独占が温存されている状況で、料金の決定は「総括原価方式」となっているから、必要となる経費すなわち裏金も、料金に上乗せされたのではないかと疑う。折しも、安倍晋三首相は九州電力の貫正義会長らが同席した会食で、九電川内原発の早期再稼働を要請され「川内はなんとかします」と応じたという。東電福島第一原発事故の収拾がついていない中、原発再稼働には世論の反対が根強い。それなのに「なんとかします」発言。「首相である私の一存で何でも決められます」というおごりが読み取れるが、経済界や原子力ムラとの癒着のにおいもする。政界と電力業界の間に癒着があるとしたら、許せない社会の病根だ。政治家、電力業界は国民が納得できる判断と行動をしなければならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11259259.html

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(声)国民が日本を取り戻す番だ(2014/07/23朝日新聞)翻訳業 鈴木広(神奈川県 65)

久しぶりに昔のアルバムを開いた。小学校に入学した昭和30年前後の写真だ。草の上で子どもたちが底抜けの笑顔を寄せ合っている。まだバラックに等しいような家に住んでいる友人もいて、だれも生活は苦しかったはずだが、大人たちの顔も一様に明るい。親たちは初めて会う相手と話をするとき、判で押したように、戦争中はどこにいたのかと互いに尋ねあった。それが会話のきっかけになり、話が弾んだ。戦争中のつらい体験が共通の話題になって、人々を結び付けていた。そして、二度と戦争をしないでよくなったという安堵(あんど)の気持ちが社会全体を満たしていた。人々の明るさは、そこから出ていたのだと思う。そうした時代の思いを、安倍晋三首相や与党の政治家たちは、どうやら分からないらしい。中国憎し、韓国憎しの偏見にかられ、自衛隊、ひいては日本国民を、米軍の雇い兵にしかねない集団的自衛権行使容認への道を開き、日本を恥ずべき武器商人におとしめようとしているとしか思えない。彼らの言う「日本を取り戻す」とは、何を意味しているのか理解に苦しむ。次は、国民が本当に日本を取り戻す番だ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11259261.html

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(原発利権を追う 裏金システム)2人の議員側に1億4000万円(2014/07/23朝日新聞)

政界対策資金として建設会社などに少なくとも2億5千万円を工面させ、簿外で管理してきたと朝日新聞に証言した中部電力元役員は、このうち計1億4千万円を2人の国会議員側に配ったことを明らかにした。中部電の裏金システムは地方政界にとどまらず、中央政界にも及んでいた。元役員は自民党有力議員が東京都内で開く勉強会や朝食会に足しげく通い、親交を深めた。国会議員約20人が名古屋市を拠点とした後援会をつくるのにかかわり、中部電の発注工事に後援業者を参入させてほしいと頼まれたら発注先の大手建設会社に口利きした。首相経験者から依頼され、学生を中部電に入社させたこともあったという。元役員は「政治家を押さえれば霞が関にも影響力を行使できる」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11259385.html

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期限切れ肉、長年使用か ナゲット納入、上海の会社(2014/07/23朝日新聞)

マクドナルドやコンビニエンスストアなどで売られている、身近な食品で、またもや「食の不安」が起きた。中国の食品会社が、使用期限の切れた肉を使った加工食品などを納入していたことが明らかになった。上海市当局は立ち入り調査を実施し、21日までに生産を停止させた。問題になっているのは、米食品会社OSIグループの「上海福喜食品」。上海のテレビ局の調査で明るみに出た。報道によると、使用期限を約半月過ぎた鶏肉を混ぜてナゲットを製造したり、製造日を改ざんしたりしていた。また別の加工品では、期限を7カ月過ぎた牛肉を使っていた事例も確認された。同社関係者は、長年にわたって期限切れの原料が使われており、上層部の指示があったと語ったという。上海メディアによると、工場の従業員は「期限切れのものを食べても死にはしない」と言い放った。・・・取引先は日本のマクドナルドやファミリーマートだけでなく、中国のマクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンなどにも及ぶ。OSI側は21日、「顧客に困難をもたらし、消費者に影響を及ぼしかねないことについて、心からおわびする」との声明を出した。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11259403.html

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(eコラム)行動しない国、日本 編集委員・石井徹(2014/07/23朝日新聞)

 「沈黙の春」を書いたレーチェル・カーソンが亡くなって、今年で50年になる。

第2次大戦後、DDTは鳥や人に無害な「奇跡の化学物質」として殺虫剤や農薬に広く使われた。だが、「沈黙の春」で環境や人体への危険性が知られるようになり、生産は中止された。いま害が少ない農薬として最も使われている種類がネオニコチノイドだ。犬や猫のノミ取り、シロアリ駆除剤など家庭にも広く行きわたる。ただ、「夢の物質」はたいてい問題も抱えている。ネオニコチノイドは、世界各地で昆虫の激減との関連が指摘されている。国際自然保護連合(IUCN)に助言する「浸透性農薬タスクフォース」は6月、初の総合的な評価書を発表した。世界15カ国の科学者が、4年かけて800の学術論文を分析した結果、効果は土壌中で数年間も持続し、環境中の濃度は年々増加している。その影響は、ミミズやミツバチ、チョウ、淡水貝、鳥、魚など、様々な生物に及んでいることが分かったという。・・・ 日本はミツバチの減少との関連を認めないばかりか、食品中のクロチアニジンの残留基準緩和に動いた。住友化学の要請である。現在は食品安全委員会に差し戻され、改めてパブリックコメント中だ。最近の日本は、経済的にマイナスになる環境政策は、世界で最後にやればいいと思っているようにしか見えない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11261062.html

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ボコ・ハラムの襲撃で66人死亡、1万5000人が避難(2014/07/22CNN)
ナイジェリア北部カノ(CNN) ナイジェリアの国家緊急事態管理局(NEMA)によると、同国北東部の町ダンボアがイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」に襲撃され、住民66人が死亡、1万5000人余りが避難した。住民らによると、爆弾や銃で武装した集団が17日夕方に町を襲い、20日まで攻撃を続けた。地元当局の報道官は「17日から18日にかけ、町内で46人が命を奪われた。武装集団は近くの村へ逃げた人々を追跡して、さらに20人を殺害した」と述べた。
http://www.cnn.co.jp/world/35051180.html

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Listening:<ハイチ>子ども奴隷の闇(2014/07/22毎日新聞)
「僕には自由がない。学校にも行けないし、遊ぶこともできない。奴隷のように働くだけなんだ」中米カリブ海に浮かぶ西半球最貧国ハイチ。首都ポルトープランスにあるスラムで、ラルフ・ジャン・バプティスト君(13)が、部屋の窓から外を眺めながらつぶやいた。ラルフ君は叔母の家で暮らす「レスタベック」だ。植民地支配、クーデター、大地震−−。太陽と青い海がきらめくこの国で、過酷な運命にさらされ、外の世界への扉を閉ざされた子どもたちがいる。・・・レスタベックの語源はフランス語の「一緒にいる」だが、貧しさなどから他人に預けられた子どもたちを指すようになった。「子ども奴隷」「奉公奴隷」などと訳される。多くのレスタベックは学校に通わせてもらえず、食事も満足に与えられずに、家事や労働を強制される。暴行や性的虐待を受けるケースも多い。米国務省によると、ハイチ全土で50万人に上るとも言われており、社会問題化している。【文・松井聡、写真・望月亮一】
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20140722org00m030004000c.html

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憂楽帳:非正規と消費者(毎日新聞 2014年07月22日 大阪夕刊)

過去30年、正社員の増加はほぼゼロ。対照的に非正規社員は1200万人も増え、今や雇用者全体の4割弱を占める。競争激化や不景気で企業が雇用の調整弁として増やしてきたためだ。ところが、最近の景気回復による人手不足で、正社員化の動きが出てきた。関西ではグルメ杵屋がパートなど440人の正社員化を打ち出し、時給の引き上げも散見される。 歓迎すべき動きだが、楽観できない。そもそもアルバイトなどの時給は30年前とあまり変わっていないという。確かに当時バイトをした運送会社などの時給の相場は800円前後。関西では最近ネット通販の拡大で商品配達が増え、巨大物流倉庫が急増しているが、ある倉庫でパートの女性に聞いた時給は850円だ。物価はこの間、2割近く上がっており、生活水準は下がったことになる。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140722ddf041070030000c.html

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ことば:生物多様性(毎日新聞 2014年07月22日 東京朝刊)
種や遺伝子などのレベルで多様な生物が存在している状態。地球上には知られているだけで約175万種、未発見も含め約3000万種が存在すると推測される。しかし近年、都市開発などの影響で急速に数や生息域を減らしている。2010年に名古屋市で開かれた国連生物多様性条約第10回締約国会議で、20年までに生物多様性の損失を食い止めるため、効果的で緊急に行動するという国際目標が採択された。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140722ddm008020057000c.html

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再生エネ、自治体8割推進 地域振興に一役、送電線確保の壁 朝日新聞社・一橋大調査(2014/07/22朝日新聞)
朝日新聞社と一橋大学は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの導入状況について、全国1741の市区町村を対象にアンケートした。回答した自治体の8割が推進に意欲的で、電力や売却益だけでなく、再生エネを利用した地域振興にも期待を寄せている実態がわかった。一方で、電力会社に送電線への接続を断られるなど、機運をしぼませかねない障壁も浮かび上がった。・・・地域はこれまで、電気や燃料などのエネルギーを外部から買ってきたが、少子化や若者が大都市に流出することで人口減少が進む多くの自治体にとって、再生エネは地域存続の重要な手段となりうる。一方、課題として多く挙げられたのは、送電線の容量不足から接続できないこと。こうした例は全国的に頻発し、284の自治体から声が上がった。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257729.html

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祈り、届いて 市民団体がろうそくで人文字 パレスチナ問題(2014/07/22朝日新聞)
イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘が続く21日、パレスチナ問題に関わる市民団体が東京・明治公園で集会を開き、ろうそくで人文字を作って即時停戦と和平を訴えた。戦闘開始から、パレスチナ自治区ガザの死者は500人を超えた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257731.html

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「鉄のドーム」高い防御力 ガザからのロケット弾9割撃墜 イスラエルの迎撃システム (2014/07/22朝日新聞)
パレスチナ自治区ガザからイスラエルに撃ち込まれたロケット弾は、「鉄のドーム」と呼ばれる防衛システムで無力化される。成功率は9割。米国の資金援助に支えられ、圧倒的な攻撃力に加えて高い防御力も確立した。しかし、イスラエルは「自衛のため」としてガザへの攻撃の手を緩めていない。・・・今回のイスラエル軍による空爆や地上侵攻で、パレスチナ側の死者数は500人を超えた。一方、イスラエル側の死者は兵士18人と市民2人。「鉄のドーム」の有無の差は歴然としている。それでも、イスラエル政府は「自衛」のための空爆や地上侵攻を緩める気配はない。ネタニヤフ首相は20日、米CNNテレビのインタビューで「鉄のドーム」に触れ、「(迎撃を)かいくぐってくるロケット弾もある。ハマスは地下トンネルでの侵入も試みてくる。これを止めねばならない」と述べ、ガザへの空爆や地上侵攻が欠かせないとの立場を強調した。(エルサレム=渡辺淳基)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257697.html

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(ひと)ドリス・サルセドさん 現代美術を通して平和貢献し、ヒロシマ賞を受賞した(2014/07/22朝日新聞)
暴力や差別の現場に立ち、その痛みを伝えるインスタレーション(空間展示)に取り組んできた。現代美術の分野で平和に貢献した人に広島市が贈る賞を受け、初めて広島を訪れた。「人類史上初めて核兵器が使われ、そこから復興した特別な都市。受賞は何よりも重要な意味のある出来事です」・・・「私は全ての人生を犠牲者に寄り添うことに捧げてきた。人間は人の痛みを知った以上、何らかのリアクションをする責任がある」・・・広島訪問に合わせ、19日から広島市現代美術館で記念展が始まった。記念展の前に広島平和記念資料館を訪れて、被爆者の遺品や写真に顔をゆがめた。「見学前とは全く別の人間になった。間違いなく今後の作風に影響がある。広島の痛みに私はアートで応えます」(文・中崎太郎 写真・青山芳久)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257717.html

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(声)「原発ゼロ社会」、未来への責任(2014/07/22朝日新聞)無職 菅原博雅(宮城県 63)

九州電力川内(せんだい)原発の再稼働について、原子力規制委員会が新規制基準を満たすと認めた。しかし、当の規制委の田中俊一委員長は「安全だということは、私は申し上げません」と言った。全国知事会議は、避難計画に政府が関与せず地方任せにしていると懸念し、積極的に関わることを求める提言を採択した。これらは、再稼働の不安材料がまだまだたくさんあることを示している。九電は、川内原発の火山リスクを「稼働期間中に巨大噴火が起こる可能性は十分小さい」と説明した。だが、原発の安全性は、現在だけを考えればいいということではないだろう。子々孫々まで影響がないようにするべきなのだ。今も、東京電力福島第一原発の事故では未解決の問題が山積みだ。がれき撤去作業で放射性の粉じんが、20キロ以上離れた避難区域外の水田や50キロ付近の場所まで飛んだ可能性が高いということも分かった。13万人の方々が故郷を離れたままだ。日本は「原発ゼロ社会」を目指し、新エネルギーを真剣に模索して転換を図ることを基本に国民全体の幸福を希求するべきだ。これ以上、日本を原発の不安がある国にしてはいけない。それが未来への責任だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257623.html

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音楽は敵同士を友にした ドナルド・キーンさんに聞く(2014/07/22朝日新聞)
初めてオペラを見たのは16歳。長い音楽人生は偶然から始まる。「友人からオペラのチケットを買ってくれないかと頼まれて、期待しないで劇場に行きました。お金持ちの遊びで自分とは関係ないと思っていましたから。一番安い席でしたがあまりにすばらしくて、お金をためて行くようになりました。16歳から92歳まで通っている人は珍しいでしょうね」・・・「私は反戦主義者です。憲法9条のすばらしさは、戦後の日本が一人の戦死者も出していないことに表れています。政府は、戦争をしても日本は負けないと思っているのかもしれませんが、武器を持って戦場に行くのですよ。70年近くの長きにわたって平和であったことは、歴史を振り返っても、とても珍しいことです」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11257602.html

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社説[ブイ シュワブ搬入]民意を無視した暴挙だ(2014/07/21沖縄タイムス)
夜陰に乗じて事をなすのが防衛省の常とう手段である。米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古沿岸部への新基地建設問題で、防衛省は20日未明、民間の大型トレーラーでボーリング調査の関連資材をキャンプ・シュワブに次々運び込んだ。新基地建設に反対する住民らを排除するために、大幅に拡大した常時立ち入り禁止水域を明示するためのブイ(浮標)やフロート(浮具)などである。常軌を逸した時間帯の搬入は、環境影響評価(アセスメント)の最終段階の評価書の提出が2011年の仕事納めの日の未明だったことを思い起こさせる。市民団体のいない時間帯を見計らい、評価書を守衛室に置いていった。異常としか言いようがない防衛省のやり方は、自らの行為に正当性がないことを暴露しているようなものである。・・・辺野古の新基地は単なる普天間飛行場の代替施設などではない。軍港機能を備え、基地機能を格段に強化した一大軍事拠点となるのである。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=77372

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『アングル』 あの瞬間 無言で語る 収蔵庫に眠る2万1000点 原爆資料館 広島市中区(2014/06/18ヒロシマ平和メディアセンター)
 広島市中区の原爆資料館が9日、改修工事の本格化を前に、東館地下の収蔵庫を報道陣に公開した。鉄扉の向こうに、原爆が人間に何をもたらしたのかを無言で伝える遺品など実物資料約2万1千点が眠っていた。劣化を防ぐため空調が管理され、資料は紙で包んだり、封筒に入れたりしてある。佐藤規代美学芸員が手袋をはめ、きりだんすから一つの包みを取り出し、ほどいた。 ・・・
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=32213

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伝えるヒロシマ 爆心地500メートル <5> 匿名なら… 女性 革屋町・電車内で被爆 (2014/06/30ヒロシマ平和メディアセンター)
女性 革屋町・電車内で被爆

今も気になるうわさ

郷里の広島県内の山あいの町で1人暮らしをしている。「名前も住所も書かないのなら…」。女性(84)は何度も念を押し、半生を語った。広島大原爆放射能医学研究所(現原爆放射線医科学研究所)が1972年時点で確認した「近距離被爆生存者」で、今も健在の12人の1人。・・・近くの防空壕(ごう)に逃げ込み、火炎が収まるのを待った。子どもも大人も全身の皮がむけ、体液がだらりと流れる。「まさに地獄の中の地獄だった」3日後の9日、山あいの実家にたどり着いた。左太ももに黒い斑点が現れ、髪も全て抜けた。両親も医師も治療の手だては分からず、ひたすら療養した。母校は広島が未曽有の混乱に陥ったなかで廃校となった。 ・・・日課の畑作業のほかは、自宅でもっぱらラジオを聴いて過ごす。集団的自衛権をめぐるニュースや、勇ましい議論にいら立ちを覚える。「戦争も、原爆にも遭いもせん者らが…」。声は怒気をはらんでいた。・・・
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=32644

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支局長からの手紙:原爆資料館/下/広島(毎日新聞 2014年07月21日 地方版)

8月6日にあったことをよく把握するのは難しい。ある手記に、内臓が体外へ引き出されたような遺体を見たという記述がありました。目玉が飛び出した人を見たという記録は多く、これと同様に原爆の炸裂後、猛烈な爆発により空気が希薄になった爆心へ空気が引き戻される吸引力が働いた時の惨事ではないかと思いますが、あまりのことに絶句するほかありません。体験談や手記にはこういう事実がたくさんあって、被爆の実相に迫るのは容易ではないと思い知らされます。・・・被爆直後にはがれた皮膚をぶら下げたままヒロシマの街をぼう然とゆく人々−−。手記や証言によく出てくる光景で、現在のジオラマ展示は原爆の非人道性の理解によく役立っていると思います。被爆者が現存し、その目のあるうちに確立された展示物であることにも重きを置きたい。この種の展示品は、真偽を見定められる人がいなくなる近い将来には、作れないのではないでしょうか。なるべく多くの人が核兵器の恐ろしさを理解することが、再使用の防波堤になると考えます。その意味で、少なくともあのジオラマは残すべきだと思います。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20140721ddlk34070266000c.html

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イスラエル、作戦拡大宣言 ガザ、死者400人超す(2014/07/21朝日新聞)
 イスラエル軍は20日、イスラム組織ハマスとの地上戦が続くパレスチナ自治区ガザの部隊を増強し、作戦を拡大すると宣言した。侵攻から4日目に入り、双方の攻撃に巻き込まれ、市民の犠牲が急増している。停戦の兆しはなく、状況は一層深刻化している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255741.html

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(社説)記憶遺産 広い視野で地域に光を(2014/07/21朝日新聞)
富岡製糸場の見学者が急増したり、和食が注目されたり。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産、世界無形文化遺産が広く話題を集める。ユネスコにはもう一つ「世界記憶遺産」という事業がある。歴史的に重要な文書、映像、音声などのより良い保存と活用が目的だ。国宝の古文書と並び、市井の人が残した記録も登録される。私たちが生きる時代と世界を考える手がかりとして、生かしたい取り組みだ。記憶遺産は1992年に始まった。登録は隔年。これまでにフランス「人権宣言」、ベートーベン自筆の「第九」楽譜、「アンネの日記」、「ベルリンの壁」の記録など、301件が登録されている。・・・国だけでなく地方自治体や団体・個人も申請できる。日本の15年の登録候補は4件。各国2件が上限のため先ごろ国内選考があり、政府申請「東寺(とうじ)百合(ひゃくごう)文書(もんじょ)」と、京都府舞鶴市「シベリア抑留からの引き揚げ記録」に決まった。17年に向けては、今回選にもれた「知覧特攻遺書」(鹿児島県南九州市)、「全国水平社創立宣言」(奈良人権文化財団など)に加え、水俣病の記録、広島の原爆文学資料など、各地で手が挙がっている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255720.html

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(声)世界注視、辺野古移設は断念を(2014/07/21朝日新聞)主婦 大城文子(神奈川県 58)

沖縄から上京してふた月になる。ここ本土では、沖縄の基地問題の報道があまりに少ないことに違和感を覚える。沖縄では1日、多くの県民が反対する中、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事が始まった。今年1月、辺野古への移設受け入れを拒否している稲嶺進氏が、政府与党の推す候補に圧勝。名護市長に再選されたのにもかかわらず、政府は仲井真弘多(ひろかず)県知事の容認を根拠に民意を無視し、強権国家まがいの暴挙に出たのだ。政府は、知事および沖縄の自民党国会議員5人に「圧力」をかけ、移設容認に変心させた。こんなことがまかり通るなら、日本は民主国家の名に値しないし、選挙の意義も失うことになる。政府が、政治家に対して公約や民意を無視してもよいと教唆したのだ。日本国民の安全保障のためには、沖縄の民意は些末(さまつ)なことなのだろうか。政府は工事を妨害する者は逮捕も辞さないらしいから、早晩、沖縄のオジイやオバアたちが警官に引きずり倒される日が来るだろう。日米同盟の強化、深化を望むなら、普天間の米軍飛行場は本土で引き受けられるべきで、沖縄に押しつけてはならない。人権侵害も甚だしい。そんな日本を超えて、辺野古新基地の建設中止を求める署名運動は世界中に広まり、学者や知識人をはじめ多くの賛同者が連帯を強めている。絶滅危惧種のジュゴンの餌場である辺野古の海を守ることは、人類の義務であり、辺野古移設の断念は国益にもかなう。日本政府の動向を世界は注視している。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255722.html

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(声)若い世代 被爆国の経験を生かして(2014/07/21朝日新聞)大学生 山田夏生(大阪府 19)

集団的自衛権行使容認が閣議決定された。アメリカなど日本と仲の良い国が戦争をすると、日本も一緒になって戦わなくてはならなくなる。自衛隊員だけでは人手が足りなくなり、僕たち若い世代が徴兵されて、戦争にいかなければならなくなる可能性が出てくる。日本は世界で唯一の被爆国だ。僕は広島の出身で、学校では平和学習を受け、被爆体験を聞く機会もあった。正直、子どものころは8月6日が登校日になるのは面倒だったし、被害の生々しさを映した映画を見せられるのはしんどかった。でも、戦争の記憶を刻む教育を受けてきて、今はよかったと思う。閣議決定した今、すごく残念な気持ちだ。日本は被爆国の経験を生かして、戦争をしない国として、平和を願い、世界に訴え続けて欲しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255726.html

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(声)若い世代 患者の家族も思う看護師に(2014/07/21朝日新聞)看護学校生 武藤里沙子(千葉県 18)

私の家には92歳になる祖母がいる。数年前に認知症と診断された。毎日のようにかんしゃくを起こし、泣く。家族総出で祖母をなだめるのに6時間かかったこともある。祖母は日を追うごとに悪化し、耐えきれなくなった母は、平日は朝から夕方まで施設に預けることにした。「これ以上はもう無理。仕方ないよね」。ポツリとそうつぶやいた母の顔は悲しげで、疲れた表情だった。私も祖母を見捨てたような気がして、しばらく祖母の顔をまともに見ることができなかった。「認知症は本人が一番つらい」という人がいる。それは事実であるが、家族も同じくらいつらく、苦しい。それでも悩みながら、支えていこうと精いっぱい頑張っている。私は将来、患者だけでなく、家族のことも思いやることができる看護師になりたい。家族もギリギリの状態で苦しんでいることを常に心に留めておきたい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255728.html

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(原発利権を追う 裏金システム)県知事、何かと世話になる/裏金の額、発電所数も考慮(2014/07/21朝日新聞)
中部電力が建設会社に工面させた裏金を使って知事対策をしてきた狙いについて、中部電元役員は「県のトップには何かと世話になる」と説明した。電力事業を地域で独占してきた電力会社と、地方政界に君臨する知事との密接な関係を物語る証言だ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11255788.html

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秘密法の運用案  官の裁量拡大が防げぬ(2014/07/21京都新聞)
この法律の危険な性格が、やはり現実のものになってきた。12月に予定する特定秘密保護法の施行に向け、政府は運用基準の素案を示し、有識者会議「情報保全諮問会議」(座長=渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆)が了承した。素案は特定秘密の指定や解除などについて、「必要最小限の情報を必要最低限の期間に限って指定する」との基本的な考え方を記す。安倍晋三首相は「秘密の取り扱いの客観性と透明性がより一層進展することが期待される」と述べたが、その担保は素案に全く見当たらない。秘密の指定対象として55項目を列挙したものの、「国民の生命、身体の保護」「国際社会の平和と安全の確保」など抽象的だ。秘密の期限も、30年を超えて延長する場合は「慎重に行う」とぼかす。30年超の文書は国立公文書館に移管するが、30年未満の文書は首相の同意で廃棄できるという。これでは法案段階から指摘されてきたように、官僚の裁量次第で都合の悪い事実や情報を秘密にし、半永久的に国民の目から遠ざけることが可能になる。・・・政府は与党にも案を示し、国民からの意見公募(パブリックコメント)を行う。だが、秘密保護法案への意見公募では、約8割を占めた反対の声に安倍政権は耳を貸さなかった。いつまで強権的な手法を重ねるのか。主権者たる国民の「知る権利」や基本的人権を損なう秘密保護法の廃止をあらためて求める。
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/

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オスプレイ 危険の拡散は許されぬ(2014/07/21東京新聞)
米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイが東日本に初めて飛来した。今後、訓練を各地に広げるというが、安全性への懸念は解消されていない。危険を拡散するだけなら、許すわけにはいかない。米海兵隊のMV22オスプレイ一機が十五日、所属する普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から、米海軍厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)を経由して米海兵隊キャンプ富士(静岡県御殿場市)に着陸。十八日には再び厚木基地に寄航した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014072102000158.html

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中部電、政界へ裏金2.5億円 85〜04年、取引先から工面 元役員が証言(2014/07/20朝日新聞)
中部電力(本店・名古屋市)の元役員が、取引先の建設会社などに工面させた資金を長年簿外で管理して政界対策に充ててきたと朝日新聞に証言した。元役員は政界工作を長年担当し、2004年までの約20年間に少なくとも計2億5千万円を政界対策のために受け取り、多くを知事や国会議員ら政治家側に渡したという。建設会社側への見返りとして「原発関連工事などの発注額に上乗せした」とも証言しており、政界対策資金が利用者が支払う電気料金で賄われた可能性がある。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253810.html

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ガザ地上戦、死者83人 ハマス「戦いに勝つ」(2014/07/20朝日新聞)
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻は19日、3日目を迎えた。地上戦による犠牲者が急速に増えており、侵攻開始後36時間で83人が死亡。8日の戦闘開始からの死者は310人を超えた。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253846.html

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(声)日本への感謝が敵意に変わる時(2014/07/20朝日新聞)無職 青木重夫(千葉県 81)

40年以上前から絵画制作のため何度も訪れているパキスタン北西部の辺境地帯を昨年、旅した。あちこちで日本人への感謝の言葉を聞いた。4年前からのインダス川氾濫(はんらん)で、日本の国際協力機構などが活躍したからだ。特に病院や橋の再建がありがたかったと手を握られ、誇らしかった。旅の後半、アフガニスタン国境付近で転び、右の手のひらに古釘を刺した。破傷風の恐れがあるので町の病院に駆けつけた。数人の医師が集まり、院長が大声でしゃべり始めた。「日本はなぜ米国に燃料を供給したのか。パキスタンやアフガンの人々がどのくらい殺されたか知っているのか」。2001年の米国同時多発テロを機に米軍などが行った対テロ攻撃で、海上自衛隊が米軍などに洋上燃料補給をしたことを責められた。私は「日本人すべての意思ではない」と頭を下げた。医師はワクチンを打ち、手早く治療して、帰国後の指示もしてくれた。日本が「後方支援」と言っても、攻撃された側の受け止めは違うのだ。彼らの感謝を敵意に変えてはならない。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253727.html

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(声)3歳でも分かる「暴力いけない」(2014/07/20朝日新聞)保育士 奥原千夏(神奈川県 47)

20年以上の保育士としての経験から、3歳になる子どもたちに、けんかのとき伝え続けていることがある。幼児は自分の思いが爆発すると、感情を抑えきれず、思わず持っていた玩具で友だちをたたいてしまいそうになることがある。けがの危険もあるので、とっさに玩具を取り上げる。それから「たたいてはいけない」と、相手を傷つけること自体が許されないことをしっかりと伝えるのだ。そして、双方の言い分をとことん聞く。すると3歳といえども、けんか相手の思いが分かり、穏便な解決が出来るのだ。平行線で終わることがあっても、「武力行使」を許すことは決してない。保育の世界では「人間同士は話せば伝わる」という揺るぎない態度で、幼子に接している。「理由によっては武器を使ってもいい」なんて、教えることはできない。大人だったら特別に許される? そんなことはありえない。手塩にかけた子どもたちが、将来、正義の名のもとに戦場にかりだされるなどということも、断じて許すことはできない。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253729.html

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(書評)『音楽の進化史』 ハワード・グッドール〈著〉(2014/07/20朝日新聞)
洗練への過程、謎解きの面白さ。古代の骨笛からボーカロイドまで、洞窟での宗教儀礼からiTunesまで、偶然の発見や複雑な体系化を経て、音楽は紆余曲折(うよきょくせつ)の進化の道筋を辿(たど)ってきた。・・・ ヴェネチアのサンマルコ広場の素晴らしい音響効果がオペラやブラスバンドの揺り籠になったこと、1オクターブが12音で構成される背景、対位法芸術の極致ともいうべきバッハの楽曲の秘密などが謎解きされてゆく過程は凡百のミステリーを凌(しの)ぐ面白さだ。島田雅彦(作家・法政大教授)夏目大訳、河出書房新社・3456円
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253746.html

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オスプレイ飛来、東京と札幌にも(2014/07/20朝日新聞)
 米軍の新型輸送機MV22オスプレイ2機が19日、米軍横田基地(東京都福生市など)を経由し、陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市)へ飛来した。20日に北海道航空協会が同駐屯地で開く航空ショーで展示される。米軍は防衛省に対し、「今後広く本土各地の施設に飛来する」と伝えている。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11253791.html

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被爆前の街 思いはせて こうのさん原作 アニメ映画原画展 原爆資料館 広島市中区(2014/07/18ヒロシマ平和メディアセンター)
広島市西区出身の漫画家こうの史代さん原作で、被爆70年の来年公開を目指すアニメ映画「この世界の片隅に」の複製原画展が17日、中区の原爆資料館東館で始まった。爆心地に近い1930年代の中島地区の繁華街など原爆で破壊された街の在りし日を伝える。8月17日まで。無料。映画の1こまとなる原画の複製35枚をB2判のパネルで展示している。大正屋呉服店(現レストハウス)などモダンな建物やスズラン灯が並ぶ中島地区、主人公の家がある江波地区…。片渕須直監督が被爆者や地元住民から聞き取った話を基に、映画スタッフが鉛筆で繊細に描いた。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=33521

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原爆の惨禍 伝える写真 尾道 「ヒロシマ・ナガサキ」展(2014/07/18ヒロシマ平和メディアセンター)

ヒロシマ・ナガサキ原爆写真展が広島県尾道市防地町の人権文化センターで開かれている。8月15日まで。無料。説明文付きの写真パネル26点を展示。原爆で焼け野原になった広島市中心部、焼け落ちた長崎市の浦上天主堂などの惨状のほか、がんなど後障害についても紹介している。被爆直後の逃げ惑う人々や防火水槽の中で息絶えた人を描いた絵のパネル、2020年までの核兵器廃絶を目指している平和首長会議に関するパネルもある。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=33529

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世界のヒバクシャ(中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター)
ウェブ版『世界のヒバクシャ』は、1989年5月から翌年5月まで1年間、中国新聞に掲載された134回にわたる記事や特集記事を基に、1992年に講談社インターナショナルから出版された英語版Exposure: Victims of Radiation Speak Out に準じて構成されたものである。中国新聞に掲載されてからすでに20年以上がたつ。しかし、その内容は時代遅れとなるどころか、2011年3月に起きた東京電力福島第1原発の炉心溶融事故以降、より一層重要さを増している。著書ではほとんど使われなかった写真も新聞掲載時と同じように多数使用した。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?post_type=exposure

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自然エネルギーへ
今や自然エネルギーを有効に使えるだけの科学力があります。原発を完全に無くし、
化石燃料をなるだけ減らして行くことが未来に対する人類共通の責任です。

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