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<POINT NEWS24>2014/05/26・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)



sankaku24sankaku
2014/05/26sankaku05/31

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

eye:見つめ続ける・大震災 失われる里山 福島・阿武隈山地、シイタケ農家の嘆き(毎日新聞 2014年05月31日 東京夕刊)

「シイタケが終わると、阿武隈の里山は失われる」。福島県田村市船引の原木シイタケ農家、宗像(むなかた)幹一郎さん(63)は繰り返す。28歳から、露地栽培で生産してきた。厚さ5センチで深いうまみ。誇りだった。コナラの原木に植菌し、スギ林で発生させる露地栽培は放射線量が高く、福島第1原発事故から、全く流通していない。言葉の真意を知りたいと、「山の男」たちを訪ねた。福島の中通りと浜通りの間を南北に縦断する阿武隈山地。なだらかな山で人が入りやすく、古くからスギ林は材木に、コナラの雑木林は薪炭となった。原発で作った電力と同じように、東京へ炭を送っていた。1960年代、炭は衰退し、シイタケ栽培が興った。コナラは原木となり、切られた後は、年月をかけて再生され、里山が維持された。シイタケは山の救世主だった。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140531dde012040002000c.html

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(声)戦争の痛みを知る国の役割は(2014/05/27朝日新聞)主婦 末松恵美子(福岡県 47)

声欄「語りつぐ戦争」を読むと、この日本で起きたとは思えないような話ばかりだ。特攻隊員を描いた映画「永遠の0」では、わが子があの中にいると思っただけで息が詰まりそうだった。戦争体験者やその記録が繰り返し「戦争はいけない」と語っているのに、それが安倍晋三首相にはわからないのだろうか。戦争体験者が高齢になられ、その声が小さくなったからといって、力ずくでことを進めていいはずがない。・・・
http://www.asahi.com/articles/ASG5R4G9BG5RUWPJ00C.html

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(声)集団的自衛権 テロに逆効果(2014/05/25朝日新聞)主夫 柏木良太(沖縄県 37)

安倍晋三首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が、集団的自衛権行使の容認を提言する報告書を出した。安倍首相は、それを受けた会見で、紛争地から避難する邦人を乗せた米輸送艦を描いたパネルを見せながら、それを「自衛隊は守ることができない」と強調した。だが、私はそれだけでは解釈改憲が必要だとは納得できなかった。 集団的自衛権をめぐっては、日本が米国を「助ける」との文脈で語られることが多い。だが、米国の力は衰えたと言われているものの、いまだに世界最強の軍隊を持つ。その米軍と一戦交えようという国家や、国家に準ずる組織が登場するとは到底考えられない。
http://www.asahi.com/articles/ASG5Q44BKG5QUWPJ005.html

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(声)殺し殺される覚悟があるのか(2014/05/26朝日新聞)主婦 山田宏子(神奈川県 75)

「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」の報告書を受け、安倍晋三首相は集団的自衛権行使容認を目指している。首相は安保法制懇について「空疎な議論をされている方は排除している」と述べたが、要は集団的自衛権行使の積極論者だけ集めたということ。各世論調査で国民の賛否は分かれているのに、解釈改憲による行使容認に反対の意見は反映されず、まさに偏った空疎な議論だろう。戦時中、私も空襲警報で防空壕(ごう)に避難し、間近に機銃掃射を受けた。周囲にはついに戦地から生還できなかった人もいた。こうした戦争経験のない世代の甘い議論はご免こうむりたい。集団的自衛権行使を入り口に、ひとたび戦争に巻き込まれれば「限定容認」で済むだろうか。自衛隊員は他国民を殺し、殺されもする。そこまでの覚悟が国民にあるか問う手続きが必要だ。閣議決定ではなく、憲法改正しかないはずだ。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11155677.html

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(声)柔軟な保守が築いた不戦69年(2014/05/26朝日新聞)会社員 原清敬(神奈川県 61)

自衛隊が、専守防衛に徹する存在であることに納得しています。第2次世界大戦後、69年にわたってただの1人も他国の人を殺さず、また殺されることもなかったという事実は称賛に値します。その背景には、日本の政治の柔軟さがあったのだと思います。憲法を字義通り厳格に解釈するのではなく、柔軟にとらえた保守派の知恵があればこその不戦だったと思います。いい意味でのあいまいさは、日本の伝統でしょう。もらいものでも拾いものでも、いいものはいいのです。民主主義も、もとは海外の考え方でした。洋服も、日本人の体にすっかりなじんでいます。よく耳にする音楽も、多くは西洋音階でできています。本や新聞を読むにも、手紙やリポートを書くにも、大陸から伝わった漢字と、そこから派生したひらがな、カタカナを使っています。毎日、仏壇に手を合わせる家庭も多いでしょうし、葬儀も仏式が主流です。日本人は昔からずっと、それらをほどよく、便利に使いこなしてきました。敗戦後の一点のみを捉え、ことさら自主憲法を叫ぶのは、寛容性のない、独りよがりです。しかも国会で議論して決めるのではなく、内閣のトップの首相が解釈を変更するのは言語道断です。行政の最高位にある者は憲法を順守する義務があります。国民の日々の暮らし、そして未来のために無私になり、仕事をしてほしいものです。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11155676.html

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(声)若い世代 きちんと意見言えるように(2014/05/26朝日新聞)大学生 小潟由聖(福岡県 20)

私には小学生以来の悩みがある。それは自分の感想、意見を述べることが苦手なことだ。就職活動を控え今まさに困惑している。現在私は大学生。授業のコメントカードやリポートを書く機会がよくある。だが、その度に頭を抱えている。このままではいつまでたっても意見が言えないと気づき、なぜ書けないのだろうかと自問自答してみた。

 今までの自分を反省してみると、考える努力が足りなかったと思う。意見を求められる時、幾つかキーワードがあり、自分のアンテナに引っかかったキーワード、問題点の解決法を探すことで、自分らしい意見を形成できるのだと思う。気になるポイントが違うから、それぞれ意見が異なるのではないか。来年私は就活生になり、面接などで自分の考えを聞かれる機会が増えると思う。自分の意見をきちんと答えられるように、「なぜ」という疑問を大切に日々過ごしたいと思う。
http://digital.asahi.com/articles/ASG5R5259G5RUWPJ00H.html

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(声)原発の再稼働より国民の命を(2014/05/26朝日新聞)主婦 小袋朋美(長崎県 52)

関西電力大飯原発3、4号機をめぐり福井地裁が再稼働の差し止めを命じた。判決理由は純粋に国民のための言葉として私の心に響いた。判決では原発は経済活動であり、生命を守る人格権より劣位であるという当たり前の認識が示されている。さらに「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻せなくなることが国富の喪失だ」と目先の経済優先を戒めている。とても温かく、力強い言葉に思える。「そんなのはきれいごとだ」と言う人は、認識が憲法上の人格権の中核部分に反していることを自覚していただきたい。確かに、経済もエネルギーの供給もとても大事だと思う。しかし、それらは国富のため、ひいては国民一人ひとりの命のための手段でしかないのだ。言い尽くされてきたことだが、例えば、仮に事故が起こらないとしても、原発の稼働によって出る放射性廃棄物は地下に埋めるという原始的なやり方しか処理方法はない。処理技術は完成にはほど遠いレベルなのである。ましてや、今回の争点である事故に対する具体的な危険性は計り知れない。そんな欠陥の多い原発にエネルギーを頼ること自体がまた危険であることを、改めてこの判決は述べている。家族のため、未来の子どもたちのため、私たちにできることは、この判決をしっかりと受け止め、熟慮することだ。大飯だけの問題ではない。川内、玄海原発。判決を尊重し、安倍政権には、エネルギー政策の一日も早い転換を望む。
http://digital.asahi.com/articles/ASG5R4T1DG5RUWPJ00G.html

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(声)若い世代 スペインを歩き日本を知る(2014/05/26朝日新聞)大学生 長谷美幸(京都府 21)

日本人の海外渡航が自由化されて今年で50年ということを新聞で知り驚いた。時代の流れの面白さを感じている。私の初の海外旅行は昨年夏。大学のゼミでインドネシアを訪れ、海外に魅了された。言語、風景、料理、価値観……。日本との違いが新鮮だった。今春、1人でキリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路の一部を歩いた。スペイン北西部サリアを出発し、5日で約110キロ。各国から来た人々と出会った。私は多くの韓国人に親切にしてもらった。冷え込む日韓関係の影は見えない。欧米の人からは、東日本大震災や福島第一原発事故について聞かれた。「君が住んでいる所は大丈夫なのか」と心配もされた。震災や事故の大きさ、悲惨さを私は改めて思い知った。多様な価値観に触れることで自分の国を知ることができる。国を越えて交流を深めることは大切だと思う。
http://digital.asahi.com/articles/ASG5Q5TBMG5QPWPJ005.html

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(声)若い世代 武力介入をしてはならない(2014/05/26朝日新聞)中学生 樫山菜未(大阪府 14)

近頃、日本は軍隊を持って戦争ができる国にしよう、武力で世界をより平和にしよう、という意見があふれているが、私は反対だ。20歳の方の投稿「議論なしの武力反対に違和感」(16日)では、100万人が殺されたとも言われるルワンダ内戦を例に、統治機能が失われた地域で日本が限定的に武力介入することについても議論してほしいと述べていた。人が理不尽に殺され、暴力を受けることに私も憤りを感じるが、軍事介入とは、日本人の命を危険にさらして戦い、死ぬかもしれないということだ。その誰かが自分なら軍事介入すべきだとは言えないに違いない。武力介入すれば、日本は現地の武装勢力に敵視され、テロ攻撃される可能性も十二分にある。自分の大切な人や自分が犠牲になるかもしれない。身近な人の安全を守るために、日本は戦争をしない国、武力介入しない国であり続けるべきだ。
http://digital.asahi.com/articles/ASG5Q4HSRG5QPWPJ003.html

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(声)差別しない 偏見と闘いたい(2014/05/26朝日新聞)就労支援事業所通所 玉木健(宮崎県 36)

36歳になった。18歳の時、心の病を発症してから、ちょうど人生の半分を病気とつきあい、生きてきたことになる。入退院を繰り返した時期、服薬を中断して荒れた時期、薬をきちんと飲み睡眠も足りているのにどうしようもなくつらかった時期。色々あった。それでも、同じ病気の女の子と、遊園地や動物園で、二人きりのデートを楽しんだのは良い思い出だ。将来に対する不安はある。この年齢で、この収入で大丈夫なのか? 結婚はできるのか? 親に孫の顔を見せる夢は果たして実現するのか? 一方、障害への偏見そのものに対する不安も大きい。だが、思うことがある。障害のある自分だからこそ弱者の気持ちに寄り添えるということを。性的少数者への偏見。人種差別。身体・知的障害者への差別。これらの差別への加担は、自己否定に他ならない。自分自身の問題として、弱者への差別や偏見と闘いたいと強く思う。

http://digital.asahi.com/articles/ASG5R4DRMG5RUWPJ008.html

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