KIJI LISTpoint NEWS LIST

20182019

<POINT NEWS21>2014/05/01・・・(ヒューマニズムの視点で捉えよう、判断しよう)



sankaku21sankaku
2014/05/01sankaku05/03

日々のニュースは数えきれないほどあります。その1つ1つが今の社会の要素であり現実です。ここに拾い上げたニュースはごくごく一部でしかありませんが、忘れてはいけない出来事も多くあります。未来のその時を考えるための「記憶のために」少しでも記録したいと思います。

 

インド選挙の「ウーマニフェスト」 女性の権利が争点に(2014/05/04CNN)

(CNN) インドの首都ニューデリーで2012年12月に女子学生(当時23)がバス車内で集団レイプされ死亡した事件を転機として、インド国内では女性の権利を巡る議論が一気に活発になった。事件後に全国規模で抗議運動が起こり、政治問題と化したのである。・・・ウーマニフェスト運動が勢いづく中で、課題も見えてきた。まず、法の実行力の問題がある。インドでは法制度が整っていても、現実に実行されないことも多い。さらに、宗教的にも文化的にも地域ごとに多様なインドにおいては、共通の計画を作ることが難しい。子殺しや結婚持参金が慣習として残る地域もある。
http://www.cnn.co.jp/world/35046928-3.html

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虐殺記憶の石、4万6000個に 犠牲者旧宅前に埋設(2014/05/04ドイツニュースダイジェスト)

(ベルリン5月3日付 時事)ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の犠牲者が強制連行されるまで住んでいた住居前に、名前を刻んだ「つまずきの石」を 埋め込む活動がドイツを中心に行われている。 これまで設置された石は欧州各地で約4万6000個。犠牲者を記憶に残す地道な作業が続けられている。「つまずきの石」の埋設はベルリン出身の芸術家グンター・デムニッヒ氏(66)が1990年代に開始した。石の上部には犠牲者の名前や連行先の収容所、死亡場所などが刻まれた金属板を張り付けている。
http://www.newsdigest.de/newsde/news/news/5981-2014-05-04.html

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社説:生活困窮と生存権 「孤の時代」の自立とは(毎日新聞 2014年05月05日)

「自助」を中心にした家族による支え合いを求めるのが安倍晋三政権の社会保障政策の柱である。生活保護基準の切り下げはその象徴と言える。来年4月までに3段階で引き下げられるが、平均6.5%、1世帯当たり最大10%という過去にない大幅減だ。

・・・飽食時代の餓死

生活保護の受給者は過去最多の210万人を超え、予算も3兆円以上だ。とかく不正受給が批判されるが、生活保護の総予算に占める不正受給額は1%にも満たない。むしろ、諸外国と比べて受給者数(人口比)が少ないのが日本の特徴で、困窮者の7〜8割が受給できていないとも言われる。最近相次ぐ「孤立死」は飽食時代にありながら未受給者がたどる悲劇を見せつけている。・・・社会全体が貧しかったころは仕事を失っても、まだ家族や近隣の助け合いがあったものだ。失業や貧困が死に直結しかねないのが「孤の時代」の恐ろしさである。役所に生活保護の相談に行っても「仕事を探したらどうか」「家族に養ってもらえないのか」という言葉が返ってくる。札幌の事件では姉は3度も相談に訪れたが、非常食用のパンの缶詰を渡されただけだったという。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法25条の生存権は今こそ注目されるべきだろう。
http://mainichi.jp/opinion/news/20140505k0000m070111000c.html

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地震:未明の震度5弱「M7級以上の誘発可能性低いが…」(毎日新聞 2014年05月05日)

5日に伊豆大島近海を震源として発生したM6.0の地震は、政府が警戒するM7〜8級の首都直下地震とは震源の深さや規模が異なり、最大震度5弱にとどまった。だが、東京大地震研究所の古村孝志教授は「今回の地震がM7級以上を誘発する可能性は低いだろうが、いつ起きても不思議ではないと予想されている中で、何も影響が無いとも言えない」と話す。さらに「蓄積されてきた地震を起こすエネルギーが減ったわけでもない」といい、引き続き巨大地震への警戒を呼び掛ける。
http://mainichi.jp/select/news/20140506k0000m040047000c.html

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ユネスコスクールはいま:仏ミシェルシャル中学校 野外授業で持続発展教育(毎日新聞 2014年05月05日 東京朝刊)

生徒が真剣な表情で人工池の水面をのぞき込む。「先生、虫を見つけました」。一人が歓声を上げると、他の9人が駆け寄った。パリの南西約50キロの緑豊かなエペルノン市。フランスで「ユネスコスクール」に認定されているミシェルシャル中学校(生徒数512人、11〜15歳)が、ESDの一環として実施している生態系観察の野外授業だ。・・・「バングラデシュの飲料水不足をどう思いますか?」。先生の問いに生徒が即答した。「危機的な状況です」。アメル・ドリヌ教諭(30)の「市民教育」の授業は、生徒が次々に発言し、熱を帯びた。指導は「持続可能な世界」の考え方の理解に重点が置かれた。「危機に立ち向かっているのは誰ですか」「NGO(非政府機関)や国連です」。「ではなぜ国連は途上国を支援するの?」。生徒は自分なりの答えを見つける。「世界中で戦争をなくすには、貧困をなくす必要があるからです」。モード・ズルーニさん(11)は「バングラデシュは知らない国でしたが今は自分のことに置き換えて考えています」。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140505ddm013100035000c.html

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写真展:ボランティアで福島通い、名古屋の女性が千種で 山積みの除染土袋、復旧見えぬ駅舎…現実伝えたい/愛知(毎日新聞 2014年05月05日 地方版)

井上さんが最初に福島を訪れたのは2011年5月。原発事故による住民避難で飼い主を失って餓死していく動物たちを知り、「助けたい」と思ったのがきっかけだった。1人車を走らせ南相馬市でボランティアに参加。その後も毎月、福島に通い活動を続けた。レンズを向け始めたのは1年たったころ。手つかずのまま放置されたがれきの山や牛舎で力尽きた牛−−。現実を愛知の人にも伝えたいとシャッターを切った。知人のつてなどで県内外で展示会を開催。昨年はイタリアでも披露された。
http://mainichi.jp/feature/news/20140505ddlk23040068000c.html

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(声)平和憲法は戦死者の遺言だ(2014/05/04朝日新聞)ケアマネジャー 石井恵子(京都府 59)

1955(昭和30)年生まれの私は戦争を知らない。しかし、朝早くから夜遅くまで働いていた母にかわり面倒をみてくれた祖母から、戦死した叔父のことをことあるごとに聞いた。叔父の生後すぐ、祖父が亡くなった。苦しい家計を新聞配達で助けながら勉学に励む叔父は、祖母の宝だった。祖母は小学校にもろくに行かず字が読めなかった。しかし、叔父が配達していた朝日新聞を戦後も長く取っていた。45年、叔父はフィリピン・レイテ島で命を落とした。親孝行の若者が20歳そこそこで死なねばならないとは。どうしようもない悲しみを、祖母は私に語らずにはいられなかったのだろう。「はらわたがちぎられるほどやった」。叔父の出征時を思い出し、宙を見つめる祖母の顔を私は生涯忘れることはない。
http://digital.asahi.com/articles/ASG514CQ4G51PWPJ002.html

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REcyclerie(ルスィクレリ)これからのパリ・カルチャー発信地(フランスニュースダイジェスト)

年間1100万人が訪れるというクリニャンクールののみの市がある、ポルト・ド・クリニャンクール駅。地下鉄4番線の終点で、複数のバス停があり、数年後にはトラムも開通する予定だ。パリ郊外と市内を結ぶ交差点として賑わうこの地に、エコ・フレンドリーなカルチャースポット「REcyclerie」が建設中であるのをご存じだろうか。・・・「REcyclerie」のコンセプトは、「この世に捨てるものはない」ということ・・・「たとえば、小さな家電が壊れたらどうしますか?捨てますか?でも、もしかしたら直して使えるかもしれない。大量消費社会の中で、壊れたら捨てる、そして新しいものを買うという癖がついていますが、これからの時代は違う。捨てるものは何もないという考え方、習慣を、この『REcyclerie』を通して発信していけたらと思っています」と説明するのは、このプロジェクトのディレクターのステファン・ヴァティ ネル氏。・・・
http://www.newsdigest.fr/newsfr/features/6411-recyclerie.html

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岐阜・長野で地震相次ぐ 震度3が8回、震源はごく浅く(2014/05/03朝日新聞)

3日、岐阜県飛騨地方と長野県中部で地震が相次ぎ、震度3を計8回観測した。火山との関係はないという。気象庁によると、午前10時すぎ、飛騨地方を震源とする地震があり、同県高山市で震度3を記録した。震源の深さはごく浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は4・3と推定される。その後、午後4時20分までに飛騨地方を震源とする地震が5回、長野県中部を震源とする地震が2回発生。
http://www.asahi.com/articles/ASG534HD2G53UTIL016.html?iref=comtop_pickup_02

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(評・映画)「シンプル・シモン」 軽やかに温かく、偏見笑い飛ばす(2014/05/02朝日新聞)

18歳のシモンは発達障害のひとつであるアスペルガー症候群。気に入らないことがあるとドラム缶で作った宇宙船に閉じこもる。宇宙へ飛び立ったシモンが交信するのは大好きな兄だけ。優しい兄が恋人と住む家でシモンも暮らし始めたものの、「イカれたシモンにうんざり」した恋人が家を出る。・・・ここには過剰な同情も遠慮もない。アスペルガーの魅力を確信する作り手は、萎縮することなく笑いの種にし、さりげなく偏見を取り払う。滑稽なのは周りの人々も同様だ。兄のためにみつけた天真爛漫(らんまん)な女の子とシモンのやりとりは、ズレて間の抜けたラブコメディーのノリ。その後の展開には、ファンタジーのような雰囲気が漂う。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11116357.html?ref=pcviewpage

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(声)憲法特集:上 「改変」めざす首相は非民主的(2014/05/02朝日新聞)高校生 鈴木竜治(愛知県 17)

憲法9条を改変したい安倍晋三首相は、まずは憲法を変える手続きを定めた96条を改変し、国会発議要件を衆参の各3分の2以上の賛成から過半数に緩和することをめざした。安倍首相がやろうとしたのは、衆参の国会議員の3分の2以上の賛成を得られないかもしれない9条改変案を、どうにかして国民投票にまでこぎつけようということだ。多数の賛成が得られないまま、十分な議論も尽くさずに、安倍首相の意見を押し通そうとするのは、民主主義からは程遠い。・・・私は、この文章で憲法「改正」とは書かず、憲法「改変」と記した。戦争ができるような国家になることのどこが正しいのか、納得も肯定もできないからだ。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11114710.html

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(声)憲法特集:上 最大の危機にある憲法を守ろう(2014/05/02朝日新聞)無職 田村秀隆(神奈川県 77)

わが国は憲法9条のもと、他国と戦火を交えることなく、来年で戦後70年を迎えようとしている。歴代内閣は集団的自衛権の行使に歯止めをかけ、決して一線を越えることはなかったのに、安倍内閣になって雲行きが怪しくなってきた。最大の危機を迎えている憲法を守らなければならない。よく考えてみたい。国家間の紛争を武力によって解決できる時代だろうか。戦地の若者や市民たちの命が奪われるだけだ。武力ではなく、言葉で戦うべきだ。情理を尽くして外交で懸命に紛争解決の道を探るのだ。あと31年で戦後100年。そのころ、日本はどうなっているだろうか。社会の中核を担っているだろう孫たちの世代が、平和な暮らしを受け継いでいるだろうか。100年間、戦争に参加しなかった国として、憲法前文の「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」という願いはかなえられているだろうか。願わくば無事、戦後100年を迎えた真に「美しい国」を、この目によって、あるいは天空のかなたから誇らしく眺めたい。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11114706.html

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(声)憲法特集:上 戦争ができる国に変えるな(2014/05/02朝日新聞)無職 広田保(大阪府 84)

昭和20(1945)年8月8日の深夜、16歳の私は広島県福山市でB29の猛爆にさらされた。水にぬらした布団を頭にかぶり、逃げ回った。一緒に逃げた伯母は、背中に背負った2歳の子と共に焼夷(しょうい)弾の直撃で即死。この日だけで三百数十人が殺された。これが戦争だ。もう二度と戦争をしてはならない。そして新しい日本国憲法ができた。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三原則は、世界に冠たる最高の規範である。9条(戦争放棄)、11条(基本的人権の享有)、19条(思想及び良心の自由)、21条(集会・結社・表現の自由、通信の秘密)、28条(勤労者の団結権)、98条(最高法規の遵守(じゅんしゅ))は特に秀逸だ。98条では、憲法の条規に反する法律は効力を有しないとしている。昨年、特定秘密保護法が強行採決で成立したが、憲法の規範、崇高な理想に反して言論統制につながるものであり、無効だと私は考える。今、安倍政権が改憲、解釈改憲と言い、戦争ができる国へと前のめりになっているが絶対に憲法を変えさせてはならない。憲法は、我々国民のものだ。
http://digital.asahi.com/articles/ASG4S53T8G4SPWPJ007.html

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(声)憲法特集:下 戦後復興支えた平和と平等(2014/05/02朝日新聞)無職 山本泰(岡山県 65)

陸軍少尉だった父は昭和20(1945)年8月6日、派遣先の広島で被爆しました。母は当時、島根県の女子師範学校で竹やり訓練などの毎日だったそうです。父は5年前に85歳で亡くなりましたが、原爆投下後の広島についてほとんど語ろうとしませんでした。私が幼かったころ、住んでいた鳥取県の田舎町でも米軍のジープやオートバイが疾走し、子どもたちはポカンと見送っていました。食べ物がなく誰もが貧しかった時代ですが、なぜか大人たちの表情は明るかった記憶があります。大きくなって私は日本国憲法が生まれたいきさつを知りました。日本は憲法によって、大きな犠牲を出したあのような戦争を二度と繰り返さないと、世界に決意を示したのだと理解しました。もう戦争は起こさない、男女は平等である、と強く宣言した平和憲法が、日本人に大きな安心感を与え、社会に自由な空気をもたらし、戦後復興の支えになったのです。

http://digital.asahi.com/articles/ASG4T66ZFG4TPWPJ00G.html

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ながり:失われた時代に/3 サクランボ農家・小林郁美さん/山形(毎日新聞 2014年05月03日 地方版)

◇家畜や農作物と共存 自然と向き合う厳しさも−−小林郁美さん(29)初夏の訪れとともに、小林郁美さん(29)=山形市=の胃はきりきりと痛む。サクランボの摘み取りの時期は、いつもそうだ。「風吹いたらどうすんだ」。祖父の一言が重たい。サクランボの摘み取りは、頃合いが大事だ。早過ぎると味も質も落ちる。だが、熟した実が雨風で傷つけば、値は急落する。自然は決して人間の都合に合わせてくれない。向き合う厳しさを日々、かみしめている。それだけにおいしいサクランボが摘み取れた時の喜びはひとしおだ。・・・新聞では、福島第1原発事故で置き去りにされた牛が飢え死にしたことを伝えていた。牛は必死に柱をかじりながら死んだという。思い出すだけで今でも涙がこみ上げる。「人間と家畜、農業との関わりを改めて見つめ直した」と語る。「単に農産物を作っているのではない。農業とは、家畜や農作物と共存しているのだと思う」
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20140503ddlk06040015000c2.html

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チェルノブイリ原発事故:28年 「現場の声、無視は危険」 事故処理担当の元技術者が警鐘(毎日新聞 2014年05月03日 東京朝刊)
【モスクワ真野森作】ウクライナ東部で不安定な情勢が続く中、首都キエフの北約100キロに位置するチェルノブイリ原発は4月26日、1986年の事故発生から28年を迎えた。技術者として事故処理に当たったウクライナ系ロシア人、ワレリー・ウォルコフさん(66)=モスクワ在住=が取材に応じ、「エリートたちが現場の専門家の意見を聞き入れないとき、惨事が起きる」と、改めて事故の教訓を語った。・・・チェルノブイリ原発から30キロ圏内に入るには許可が必要で、放射線の影響を受けやすい18歳未満の子供は入ることが許されない。ウォルコフさんの男女2人の孫は来年、そろって18歳になる。その時には、子供と孫を引き連れてプリピャチを再訪し、何があったか見せてやりたいと思っている。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140503ddm007030037000c.html

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東日本大震災:福島第1原発事故 帰りたい、美しい古里 福島、避難地域の四季(毎日新聞 2014年05月02日 大阪朝刊)

東京電力福島第1原発事故により、8万を超える人々が住み慣れた土地を追われた福島県の避難指示区域。そこにも、花は咲き、鳥が帰る。人の営みが奪われた郷土の四季を、住民の古里にはせる思いと共に見つめた。・・・山がもえる初夏。浪江町民の記憶に刻まれた風景を見てみたいと、高瀬川渓谷を訪ねた。シロツメクサやタンポポが咲く美しい山あいの景色が目の前に広がる。避難区域の中でも空間放射線量が最も高い地域の小丸(おまる)地区。柵の中でゆったりと草をはみ、母牛の乳を飲む子牛が群れていた。見た目には牧歌的な空気が流れるが、集落には人の気配がない。瀬音と共に渓谷が姿を現すと、見渡す限りの新緑に包まれ深呼吸したくなる。「ピーッ、ピーッ」と、携行した線量計の警告音が鳴り、一瞬にしてその気分をかき消した。川面に近づこうと茂みをかき分けたところ、放射線量の表示が毎時30マイクロシーベルトを超え、思わず息を止めた。
http://mainichi.jp/area/news/20140502ddn010040077000c.html

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特集ワイド:近藤勝重の世相をみる 「行動派社会学者」宮台真司さん(毎日新聞 2014年05月02日 東京夕刊)
「うまく生きろ」がこの国を滅ぼす
日本だけの「絶対安全神話」というフィクションの繭。でも原発事故は起こった。繭を作り出すのは空気です。悲劇を伝承できるでしょうか。事故から3年がたち、伝承すること自体が空気によって抑圧されます。原発事故を危惧すると「今は経済が大事」と「KY(空気読めない)」呼ばわりされるのです。・・・冷戦終了後、グローバル化(資本移動自由化)を背景に中間層分解と共同体空洞化が進み、不安ゆえに強がりたがる市民は、理性でなく感情によって政治的態度を決める「ポピュリズム」に駆られがちです。彼らにとっては貧乏よりも孤独が意識されます。安倍首相の高支持率や「保守回帰」の背景にも、孤独による<感情の劣化>がある。この人たちは「こうすればああなる」という因果性を示しても、「そんなこと知るか」と噴き上がる。・・・「孤独な人」ほど<感情の劣化>に陥りやすいというのは、ナチス支持の背景を分析したドイツの学者、マックス・ホルクハイマーやエーリッヒ・フロムの有名な知見。昔ながらの住民が「過去に差別された人々には埋め合わせのための措置も必要だ」となるのに、外来者だったり部屋にこもって育ったりで地縁を持たない孤独な新住民は「そんなこと知るか! 特権を与えるのか!」と激しく憤る。モンスターペアレンツを含む粘着クレーマーの背景にも、孤独な新住民の存在があります。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140502dde012040082000c.html

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キュリオシティ、採掘目標の岩に立つ(National Geographic News May 2, 2014)

NASAの火星探査車キュリオシティに搭載のナビゲーションカメラ(Navcam)が撮影した調査目標地の地面。火星着陸から609ソル(火星日)目の4月23日に撮影された。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2014050202

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スペインかぜ5000万人死亡の理由(Dan Vergano, National Geographic News May 2, 2014)

人類の医学史上、最も大きな謎の一つを解明したかもしれないと研究結果が4月28日に発表された。1918年に大流行したスペインかぜ(インフルエンザ)では世界中で5000万人が死亡したが、犠牲者が主に若い健康な成人だったのはなぜなのか、これまで明らかになっていなかった。・・・ 専門家らは、1918年におけるパンデミックの発生を脆弱性の窓という観点から部分的に説明できるのではないかと考えている。コロンビア大学のウイルス学者、ビンセント・ラカニエロ(Vincent Racaniello)氏によると、今回の新しい研究ではコンピューター解析によって1918年型インフルエンザウイルスの前駆体が1907年頃に発生したことが判明した。このことで、脆弱性の窓がどのようにして開き、また閉じたかが説明できるという。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140502001

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汚染水誤送、スイッチ間違えたか 東電福島第1原発(2014/05/02共同通信)

東京電力福島第1原発で使う予定のないポンプが動き、移送先ではない建屋に高濃度汚染水が流入した問題で東電は2日、建屋で作業していた社員が空調設備を動かそうとした際、誤ってポンプのスイッチを入れた可能性が高いとの調査結果をまとめ、原子力規制委員会に報告した。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014050201002093.html

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福島第1原発の港湾外2地点でトリチウムを検出(2014/05/02福島民友)

 東京電力は1日、福島第1原発の港湾外の2地点で放射性トリチウム(三重水素)が検出されたと発表した。濃度は4号機南側の護岸から約500メートル地点で1リットル当たり2.8ベクレル、6号機北側の護岸から1キロ地点で同1.7ベクレルだった。これまでの測定では2地点とも濃度は検出限界値未満だった。
http://www.minyu-net.com/news/news/0502/news11.html

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ひと:鳥越俊太郎さん=国際テレビ賞で金メダル(毎日新聞 2014年05月03日 東京朝刊)

キャスターを務める報道番組「ザ・スクープスペシャル」(テレビ朝日)の特集「原発と原爆〜日本の原子力とアメリカの影〜」(2013年8月放送)が、世界最大級のメディアコンテスト「ニューヨーク・フェスティバル国際テレビ・映画賞」政治部門の金メダルに輝いた。番組では、広島への原爆投下から東京電力福島第1原発事故まで、「日本は核の被害に遭うたびに、アメリカの影に揺さぶられてきた」ことをインタビューや公開文書をもとに検証した。「核分裂エネルギーの被害をいろいろな形で受けた日本の実体験は、世界から見ても大変貴重」と語る。米国の影を感じさせるのは核にとどまらない。集団的自衛権行使を巡る問題もそうだ。「イラク戦争のような戦争が始まれば、日本は自衛隊を戦闘部隊として戦地に送ることになり、殺し殺される、戦後初の事態が起きる。『二度と戦争はしない』という誓いに真っ向から反し、憲法9条をないがしろにする」と批判。反対の声を上げることは、「戦争を経験した僕らの世代に課せられた義務」と言い切る。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140503ddm008070041000c.html

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核燃料の半数が移送完了 第一原発4号機使用済みプール(2014/05/01福島民報)

東京電力は30日、福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料移送で、予定している1533体のうち約半数の770体の移送を29日に完了したと発表した。燃料取り出しは昨年11月18日に始まった。東電は今年末までの取り出し完了を目指しており、「順調に進んでいる」との見解を示した。東日本大震災発生時、4号機は定期検査中で原子炉内の燃料は全てプールに移されていた。原子炉建屋は水素爆発で大破しているため、再度の大地震でプールが崩壊する危険性が指摘されており、燃料を取り出すことでリスクを低減させる。東電と政府は福島第一原発1〜4号機の廃炉完了を「2040〜2050年ごろ」とする工程表を示している。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014050115422

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「絶対悪」核廃絶早期に 広島市長ら 世界に訴え NPT準備委(2014/05/01中国新聞)

米ニューヨークの国連本部で続く核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会は29日、非政府組織(NGO)セッションを開いた。平和首長会議会長を務める広島市の松井一実市長や、広島で被爆した日本被団協代表理事の山田玲子さん(80)=東京都豊島区=が被爆の惨状を伝え、一刻も早い核兵器廃絶へ各国が力を尽くすよう求めた。 (ニューヨーク発 田中美千子)松井市長は広島原爆について「爆心地の100メートル地点で致死量の60倍以上の放射線を人々に浴びせた」などと科学データを示して非人道性を強調。「被爆者は『絶対悪』である核兵器を為政者が二度と使わないよう廃絶に挑んでいるが、今も、私たちは核兵器の潜在的恐怖の下にいる」として、核兵器禁止条約の早期実現を後押しする決意を表明した。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=30330

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島根原発の稼働率、2年連続ゼロ(2014/05/01中国新聞)

中国電力は30日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)の2013年度の運転実績を島根、鳥取両県と原発30キロ圏6市に報告した。福島第1原発事故の影響で1、2号機とも12年度に続き稼働率はゼロ。停止期間も最長となった。1号機は点検不備問題を受け10年3月31日に手動停止。同年11月から定期検査に入ったまま4年間稼働していない。ことし3月には運転開始から40年を迎え、廃炉も「選択肢にある」と言及している。2号機は12年1月27日に定期検査入りして停止。14年1月から再稼働を目指し原子力規制委の安全審査を受けるが、原発周辺の活断層の追加調査を求められるなど、再開時期は不透明。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=30349

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嘉手納所属ヘリ部品落下 うるま市上空(2014/05/01沖縄タイムス)

【中部】沖縄防衛局から県などに入った連絡によると4月24日夜、米軍嘉手納基地所属のHH60ヘリが海抜800フィート(約243メートル)を飛行中、うるま市具志川上空で、通風孔の部品でスクープと呼ばれるプラスチック製の部品が落ちたという。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=68318

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竜巻、なぜアメリカだけで多発?(Brian Clark Howard, National Geographic NewsApril 30, 2014)

竜巻について想像するアメリカ人は、カンザスやオクラホマといったグレートプレーンズを破壊しながら通過する姿を思い浮かべるという。しかし実際は、東部の広範囲に壊滅的な被害をもたらしている。・・・南極を除くすべての大陸で竜巻は観測されている。NOAAの報告によれば、アメリカを直撃するケースは年間1200件前後だという。世界中で確認されている竜巻の約75%がアメリカで発生しているが、多くの国では十分に追跡されていないだけだという指摘もある。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140430003

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アラスカの緑の空(Nadia Drake for National Geographic News May 1, 2014)

アラスカの夜空を染める緑のオーロラ(4月18日)。米National Geographicサイト「Your Shot」へ投稿された作品。オーロラは、太陽からの荷電粒子が地球の大気とぶつかって発生する。粒子は帯電しているため、地球磁場の磁力線に沿って北極または南極の方向に移動する。そして100〜200キロ上空で、大気中の酸素原子に衝突して緑の光を発する。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2014050101&n_gadget=0000

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活動家:サンドラ・ポステル(ナショナルジオグラフィック)

淡水の問題に人生を捧げようと思った理由は?

自然を愛しているから。水はそのすべての根源なんです。水がなければ生きられない貝や魚やカエルのことが気がかりです。生物の絶滅には心が痛みます。われわれ人間が水を保護し、すべての生物と共有できるように、自分の役割を果たしていきたいと思っています。

普通の日にすることは?

文献を読み、考え、書き物をします。飛行機で講演旅行に出かけることも多いです。運動もよくしますよ。ウォーキング、ランニングに、テニスも時々。季節によっては菜園で農作業をしたり、木材を集めたり。そして、読み、考え、書くことに戻ります。・・・

http://www.nationalgeographic.co.jp/environment/freshwater/freshwater-hero-sandra-postel.html

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憂楽帳:削られた言葉(毎日新聞 2014年05月01日 大阪夕刊)

「憲法」の周辺が近ごろかまびすしい。自民党などの改憲論議だけではない。高知県の土佐電鉄が毎年走らせてきた「平和憲法号」の運行が中止になったり、護憲集会の後援を神戸市が断ったり。憲法99条には「公務員の憲法尊重擁護義務」が規定されている。にもかかわらず、個人の信条はともあれ首相が改憲を主張したり、自治体が後援を尻込みしたりするのには、やはり違和感を覚える。・・・
http://mainichi.jp/opinion/news/20140501ddf041070029000c.html

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新たな原発事故で30万人茨城へ 福島計画、最長16時間超(2014/05/01共同通信)

福島県は30日、東京電力福島第1原発と第2原発で新たな事故が起きた場合の広域避難計画と、避難する際にかかる時間の推計結果を発表した。計画では、両原発から半径30キロ圏に一部が含まれる13市町村に現在住んでいる計約47万人のうち、茨城県に約30万人が避難するとし、現状で避難にかかる最長時間は16時間45分と推計した。福島県の担当者は「茨城県の具体的な避難先は、今後調整したい」としている。東電は第1原発の廃炉を決めているが、廃炉に向けた作業中に事故が発生する場合を想定。推計は、風向きなどの条件を変えて50通り実施した
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014043001002162.html

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浜岡原発の防波壁工事で所得隠し 数十社が計数億円(2014/05/01共同通信)

中部電力(名古屋市)の浜岡原発(静岡県御前崎市)で、同社が進めている防波壁工事に関連し、地元建設業者のほか、作業員らが利用する宿泊施設の業者など数十社が名古屋国税局の税務調査を受け、計数億円の所得隠しを指摘されていたことが30日、分かった。追徴課税額は総額で1億円を超えるとみられる。浜岡原発の防波壁工事は2011年11月に始まり、発注を受けた地元業者が業績を伸ばしていた。工事費は関連工事も含め計約3千億円という。
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014043001001401.html

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