的自衛権:シンクタンクがシンポ 鳥越さんら批判(毎日新聞 2014年04月22日) 平和主義の立場から政策提言を続けるシンクタンク「新外交イニシアティブ」は22日、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について考えるシンポジウムを国会近くで開いた。約150人の市民や国会議員が参加。パネルディスカッションでジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「安倍政治は情念の政治。『やりたいから、やる』という政治家がリーダーになっている。非常に危険だ」と述べ、行使容認反対に理解を求めた。憲法問題に詳しい山口二郎法政大教授(行政学)も「内閣に憲法改正の権能を持たせるという、とんでもないことをやろうとしている」と批判した。 http://mainichi.jp/select/news/20140423k0000m040113000c.html 苦渋 被ばく自力検査 福島県外は国費対象外(2014/04/22東京新聞) クレーン車が電線接触し断線 第一原発構内(2014/04/21福島民報) 英国から返還核廃棄物が青森到着 5電力計132本(2014/04/22共同通信) ゆうけいの心のおき処:原発問題、のど元過ぎれば…=画僧・牧宥恵/和歌山(毎日新聞 2014年04月22日 地方版) http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20140422ddlk30070509000c.html チェルノブイリ原発事故:事故から28年 福島県の事故被害者支援 27日、大阪で市民のつどい/大阪(毎日新聞 2014年04月22日 地方版) 市民団体によるつどい「チェルノブイリとフクシマを結んで〜フクシマを核時代の終わりの始まりに!」が27日午後1時半〜午後4時半、大阪駅前第2ビル5階の大阪市立総合生涯学習センターで開かれる。今月26日でチェルノブイリ原発事故(1986年)から28年たつのにあわせ開催。福島県からは、食品の放射能測定や子どもの一時保養事業などに取り組んでいる僧侶の佐々木道範さんが報告する。 Listening:<記者の目>函館市の青森・大間原発反対訴訟=鈴木勝一(北海道報道部<在・函館>)(2014年04月22日毎日新聞) 青森県大間町で進む大間原発の建設をストップさせようと、北海道函館市が今月3日、国とJパワー(電源開発)を相手に建設差し止めや原子炉設置許可の無効確認などを求める訴訟を東京地裁に起こした。自治体による全国初の原発建設差し止め訴訟だ。函館市が訴訟という手段を選んだのは、大間原発の問題を津軽海峡エリアのローカルな問題で終わらせないためだ。提訴を機に、国内すべての原発やエネルギーの在り方について、国民的な議論が起こることを強く願う。函館市と大間町は最短で約20キロの距離にあり、古くから一つの文化圏をつくる。ともに津軽海峡の海の恩恵を受け、結婚式や買い物、通院などで行き来してきた。だが、ひとたび大間原発の問題になると、函館市民が建設反対を声高に訴えるのとは対照的に、大間住民は一様に口が堅く、本音を語る人はほとんどいない。町人口の約1割が原発関連の仕事に携わり、一般会計予算の約2割を原発交付金に頼る大間町には、建設中止は死活問題となるからだ。 足尾鉱毒事件:強制廃村の苦難描く 移住先の北海道で上映会(毎日新聞 2014年04月22日 東京朝刊) さあこれからだ:/78 子どもを大切にする国に=鎌田實(毎日新聞 2014年04月22日 東京朝刊) 「二分の一成人式」をご存じだろうか。成人のちょうど半分にあたる10歳前後の子どもたちに、これまでを振り返り、将来の自分に目を向けてもらうイベントだ。全国の小学校で、行事や授業として行うところが増えてきた。・・・「自由を大切にしてください」「勇気のある人になってください」「好奇心のある若者になってください」「人間は弱い生き物だと知ってください」「相手の身になって考えられる人になってください」・・・経済的に困窮し、就学援助を受けている小・中学生も年々増加し、2010年には約155万人になった。貧困の問題で注目したいのは、学力への影響だ。3月末に全国学力調査の詳細な分析結果が公表されたが、親の年収と小学校6年生の正答率ははっきりと正比例の関係になった。また、年収の高い親は、学歴も高い傾向にある。子どもには平等な機会が与えられるべきだが、貧困の世代間連鎖が起こっている。 昼間に楽しむオペラ 会場外が明るく余韻に浸れないが…(朝日新聞) 首相の靖国参拝は「精神的苦痛」 戦没者遺族ら損賠提訴(2014/04/22朝日新聞) (@アムステルダム)より鮮やかなブルーのデニム(2014/04/21朝日新聞) 世界中で愛されるデニム。米国のイメージが強いが、もともとは欧州が発祥という。そんなデニム産業の新たな人材育成、情報発信の拠点をオランダにつくろうと、動き出した人たちがいる。ジーンズは1本つくるのに、数千リットルの水を使うといわれ、環境団体の間では悪名が高い。デニム業界全体で、環境に配慮した商品づくりを進めるのが目的だ。・・・ ジーンスクールを立ち上げたのは「ハウス・オブ・デニム財団」。09年にデニムメーカー出身のジェームス・フェーンホフさんとファッションコンサルタントのマリエッテ・ホイティンクさんの2人が中心になってつくった。・・・なぜ、アムステルダムなのか。同地は「G−Star」「Scotch&Soda」「Kuyichi」「Kings of Indigo」といった衣料品ブランドが本拠を構える。ロンドンなど他の欧州から本社機能を移してきたメーカーもある。・・・ジェームスさんによると、ジーンズ1本をつくるのに7千リットルの水を使う。青色に染める染料や色落ちのために化学薬品を使うことが多いが、きちんと処理をしなければ、周囲の環境を汚してしまう。生産地によっては、工場労働者の粗悪な労働環境も問題視されている。・・・デニム産業を「きれい」にするための仕掛けができないか――。知り合ったマリエッテさんと一緒に考え、地元自治体の支援も受けて設立したのがデニム財団だった。マリエッテさんは「立場の違ういろんな人たちのアイデアを集め、既存のものに付加価値を付けるのはオランダ人の得意技。みんなの知恵を集めれば、この業界を変えられる」。 http://digital.asahi.com/articles/ASG4K7VXXG4KULFA03N.html?iref=comtop_list_int_f01 神奈川)ビキニ被災60年、三浦市で集会 元漁船員語る(2014/04/21朝日新聞) (声)核兵器告発者 広島を訪れて(2014/04/21朝日新聞)会社役員 野間伸次(広島県 51) 4月21日は記憶に残る日だ。10年前のこの日、イスラエルが極秘で進めてきた核兵器開発を英紙に暴露したとして18年の刑に処られていた元技師モルデハイ・バヌヌさんが、イスラエルの刑務所から釈放されたのだ。私は国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルの活動の一環として獄中の彼と文通していた。釈放の当日、刑務所前で彼を迎える団体に加わり、教会で彼に会った。そこで彼は「きっと広島に行く」と私に約束した。以上の話は2010年7月の声欄に「『ヒロシマ』思う獄中の手紙」の題で掲載してもらった。エルサレムで彼と接触している知人から近況を聞いた。彼は寂しそうな様子だったという。また、アムネスティ・インターナショナルの情報によると、彼はいまだに国外に出るどころか、外国大使館や国境に近づくことも許されていない。さらに外国人との接触も制限されているそうだ。イスラエル当局は、彼が新たな秘密を漏らす可能性を警戒している。だが彼がイスラエルの核兵器開発を暴露したのは28年も前のことだ。最新の核開発情報を、彼が持っているはずは一切ない。にもかかわらず彼の行動が制限されているが、そのような措置には何の根拠もない。服役中に私に届けられた手紙で、核兵器開発情報を暴露した理由について、「ヒロシマ(での悲劇)を中東で繰り返さないため」と述べている。彼が一刻も早く自由になり、広島を訪問できることを望む。 (声)減った年金…首相の句に怒り(2014/04/21朝日新聞)無職 藤村英子(山口県 87) 先日、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」が東京で開かれた際、首相は「給料の上がりし春は八重桜」という自作の句を披露したという。このことを知って、私はむらむらと怒りが湧いてきた。昨年10月、私は振り込まれた年金額を見て、あまりの減りようにがくぜんとした。私の場合は共済年金だが、各種保険料なども引かれ、それ以前よりも8%強も減っていた。そして、この4月はさらに4%弱減った。併せて昨年10月以前より12%弱減ったことになる。高齢者からも容赦なくむしり取るような政策だ。安倍首相の句のように、給料の上がった人は一部大企業の正社員などに限られるのではないか。大企業の大株主は潤っているかもしれないが、大方の国民の生活は苦しくなっていると思う。首相は「桜を見る会」で、「景気回復の実感」を強調し、「午後にはどんどんお買い物をしていただきたい」と述べたと言うが、誰に向かっての言葉だろう。 http://digital.asahi.com/articles/ASG4L4VDVG4LUWPJ00J.html 今国会で憲法解釈変更「不要」68% 朝日新聞世論調査(2014/04/21朝日新聞) 朝日新聞社が19、20日に実施した全国世論調査(電話)で、安倍晋三首相が目指す憲法の解釈変更による集団的自衛権の行使容認について尋ねたところ、「反対」は56%で、「賛成」の27%を上回った。今国会中に憲法解釈を「変える必要がある」は17%にとどまり、「その必要はない」の68%が圧倒した。・・・ 安倍内閣が閣議決定した新しいエネルギー基本計画で、民主党政権時代の「原発ゼロ」から方針転換したことには、「評価しない」が46%で、「評価する」の39%を上回った。原発を輸出する政策にも「反対」が51%で、「賛成」は29%だった。 (声)若い世代 もっと安全な方法で電気を(2014/04/21朝日新聞)中学生 柳崎愛香(山口県 12) 東京電力福島第一原発の事故が起きるまで、私は放射性物質について何一つ知りませんでした。しかし、福島で実際に事故は起き、ニュースなどで放射能の怖さを知って、原発について考えなければと思いました。放射能は人体に悪影響を及ぼします。私たち人間のDNAを壊します。放射能を浴びると、短期的には元気でいられても、時間が経ってから、がんなどの病気を発症します。悪いことばかりです。そして、年が若いほど細胞が傷つきやすいということに驚きました。お母さんのおなかの中の赤ちゃんが、正常に生まれてこなかったとしたら、人間一人の未来が奪われたことになります。私は原発の再稼働に反対です。もっと安全な方法で、電気を作るべきだと思います。ひとごとではありません。原発についてもっとしっかり考えていくべきです。 劣化進むポンペイ遺跡に新たな修復プラン(Dan Vergano, National Geographic News April 21, 2014) 探検家ジョン・フランシス氏独占インタビュー(ナショナルジオグラフィックス) <医者の卵から生物学者へ>―生物学者になったきっかけ 自然農法で日本の野菜を栽培する(2014/04/08 英国ニュースダイジェスト) 故意かミスか 汚染水処理トラブル頻発 福島第1(2014/04/20河北新報) 再稼働の危険を論客訴え、横浜で脱原発イベント(2014/=04/21神奈川新聞) 「私も安全神話信じた」 菅元首相 原発事故、宇都宮大で講演(2014/04/下野新聞) 再生エネの未来探る 産総研研究所開所記念シンポ(2014/04/21福島民報) (声)忙しすぎる教員の現場に絶望(2014/04/21朝日新聞)元中学校教員 久永理(神奈川県 58) 36年間、入学式や新学期で子どもたちを迎える立場でしたが、この3月に退職しました。子どもたちを人間らしく豊かに育てたいという教育の理想を実行できない、あまりの忙しさに絶望的になったからです。教員は学級指導、個々の子どもへの対応、書類の作成・整理、授業の準備などの仕事に、朝早くから追われます。どの子も伸びるようにと全員の声に耳を傾け、何にどう取り組んだらよいか、じっくり考える時間が必要です。しかし、今の学校にその時間はありません。先生方に言いたいと思います。過労で健康を害しては元も子もありません。できないことは「できない」と声をあげましょう。子どもたちのために何が最も大事かを考えましょう。 (著者に会いたい)『葭の渚 石牟礼道子自伝』 石牟礼道子さん(2014/04/21朝日新聞) 飛行機が熊本に着く前、涌蓋山(わいたさん)ののびやかな稜線(りょうせん)が見えた。山麓(さんろく)にある「泣きなが原」がこの世でいちばん好きな地名だと、石牟礼さんは教えてくれたことがある。「祈るべき天とおもえど天の病む」という句も、そこで詠んだと。入院中の病室で私が、泣きなが原と口にしたとたん、童女のような顔が輝いた。「昨夜ふと思いだし、『泣きなが原の夕茜(ゆうあかね)あえかな狐(きつね)と思えども化けそこないの尻尾かな』と書きとめたばかり。よく名づけたものですね」『葭(よし)の渚(なぎさ)』には、『苦海(くかい)浄土』を書くまでの前半生が描かれている。天草に生まれ、水俣で育ち、16歳で国民学校の先生になり20歳で結婚。水俣病に侵され、近代化によって失われる以前の、豊かな自然や懐かしい人たちと交感した時代の描写がすばらしい。自伝的な物語「椿(つばき)の海の記」や「あやとりの記」に書かれていない細部の記憶も総動員される。「道子節」は理路整然とした記述からほど遠く、過去と現在、時には未来まで筆の赴くままに往還する。幼いころのことを思いだすのがいちばん楽しいという。病床の幻覚ともとれる、こんな願いを語る。 「水俣川の河口には昔、大廻(うまわ)りの塘(とも)という自然豊かな一帯があり、キツネや大金玉をもつタヌキ、ガゴという妖怪までおりました。今はコンクリートで固められた土地にススキやハギを植え、原っぱに戻し、この世ならぬ者たちを呼び戻したい」あれほど豊かだった不知火の世界を奪った近代とは何なのか。私は、今の世の中に合わないのではないか――そんな声が行間から聞こえてくる。泣きなが原をひとり歩む詩人の、後ろ姿を見る思いがした。(藤原書店・2376円) 辺野古「座り込み」10年 移設反対市民ら海上パレード(2014/04/21朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/ASG4M56FBG4MTPOB009.html シンポジウム:ビキニ60周年 放射能の脅威、知るべき 被ばく者ら体験談−−三浦/神奈川(毎日新聞 2014年04月21日 地方版) 1954年3〜5月、米国がマーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験で第五福竜丸などの船舶乗組員や島民が被ばくしたビキニ事件から60年。事件を風化させずに後世に語り継ぐためのシンポジウム「ビキニ被災60周年 三浦市民集会」(実行委員会主催)が20日、三浦市三崎5の同市民ホールで開かれ、約400人が参加した。原子力専門家の講演、放射能の被災体験談などで、原爆から水爆実験、原発事故にいたるまで核にとらわれた社会の現状を改めて問うた。【田中義宏】ビキニ事件では三崎港の多数のマグロ漁船も被ばくし、放射能検査の結果、159隻の船、約200トンのマグロが廃棄され、価格も暴落するなど全国で最大の被害を受けた。同年4月20日、旧三崎町の町民大会で原爆禁止などを求める決議が採択され、原水爆禁止運動の原点になったとされる。 日本大震災:福島第1原発事故 反対町民集会に1100人 指定廃棄物最終処分場、候補地選定で大和町/宮城(毎日新聞 2014年04月21日 地方版) 原発事故に伴う指定廃棄物最終処分場の候補地の一つに大和町の下原が選定されたことを受け、「建設に断固反対する大和町民集会」が19日夜、同町まほろばホールで開かれた。集会には町の各界から約1100人が参加し、町民挙げての反対行動を確認した。 原発:再稼働に反対 弁護士らが署名呼びかけ−−彦根/滋賀(毎日新聞 2014年04月20日 地方版) 弁護士や学識者らが呼びかけ人となって結成した「彦根・愛知・犬上 原発のない社会をつくる会」(共同代表・井戸謙一弁護士ら11人)が19日、彦根市本町2丁目のキャッスルロード京橋で、関西電力に対し原発の再稼働申請を取り下げるように求める要請書への署名を呼びかけた。要請書は「福島原発事故で、原発が『必要で安全なもの』ではなく『地域を破滅させる危険極まりないもの』だと知った」として、関西電力に大飯・高浜原発の再稼働申請を取り下げることと、社の方針を原発維持から原発廃止へ転換することを求めている。 ドラゴン宇宙船の打ち上げ成功、ISSへ物資輸送(2014/04/19CNN) 憂楽帳:再出発(毎日新聞 2014年04月19日 西部夕刊) 3月末、沖縄で一つの団体が解散した。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設受け入れに反対する地元住民たちの「命を守る会」。17年間、移設を進める政府と対峙(たいじ)してきた。会の代表は金物店を営む西川征夫さん。元々自民党支持者だったが、子供のころに潜って貝や魚を取った海を埋め立てようとする政府に怒りを覚え、反対運動に身を投じた。受け入れを巡って地元は二つに割れ激しく対立。不整脈などで4回入退院を繰り返した。本土の人々から「日本の防衛のために移設を受け入れるべきだ」との電話も受けたが「地元の豊かな自然を守りたいだけだ。防衛全体がどうあるべきかはみんなで考えよう」と返した。 http://mainichi.jp/opinion/news/20140419ddg041070010000c.html |