福島第一 高濃度汚染水を誤移送 200トン予定外の場所に(2014/04/14東京新聞) 地下水、基準超でもくみ上げ 水質分析、井戸別に停止(2014/04/12福島民友) 汚染水203トン建屋地下に流入 ポンプ誤作動「外部漏えいない」(2014/04/14共同通信) 東京電力は14日、福島第1原発の汚染水処理で、使う予定のないポンプ4台が動き、移送先ではない「焼却工作建屋」と呼ばれる建屋の地下に高濃度汚染水約203トンが流入したと発表した。・・・東電によると、移送中の汚染水には放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレル含まれていた。 第1原発、最大1トン汚染水漏れ 小型のタンク(2014/04/14共同通信) 東京電力は13日、福島第1原発のタンク群の脇に設置された小型のプラスチック製タンクで、側面の穴から水が漏れているのを見回り中の協力企業作業員が見つけたと発表した。タンクに残った水を東電が分析したところ、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり1400ベクレル検出されたが、高濃度汚染水ではなかったという。タンクの容量は約1立方メートルのため、東電は漏えい量を最大1トンと見込んでいる。 (@スイス)脱原発、そろり小国流(2014/04/12朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/ASG493FKLG49ULPT001.html 愛知)映画「遺言 原発さえなければ」名古屋で上映(2014/04/12朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/ASG4B66W0G4BOQIP001.html 声)原発輸出を認める協定は疑問(2014/04/12朝日新聞)主婦 西英子(愛知県 76) トルコ、アラブ首長国連邦への原発輸出を可能とする原子力協定が、衆院を通過した。東京電力福島第一原発でレベル7の深刻な事故を起こした日本に、原発を輸出する資格があるのか。私には納得しがたい。原発の安全性を審査する態勢が日本に整備されていないのに、原発を輸出することが許されていいのか。トルコは世界有数の地震国だ。福島第一原発事故の十分な検証もなく原発を輸出するのは、無責任でないのか。安倍晋三首相は昨年、トルコを訪問し、自ら原発を売り込んだ。もし、輸出した原発で事故が起きた場合、日本政府は責任を追及されるのではないか。今年1月、福島第一原発事故の炉を製造した日米のメーカーを相手取り、被災者を含む国内外の約1400人が東京地裁に損害賠償請求訴訟を起こした。原子力損害賠償法は、原発事故で被害が出ても電力会社などの「原子力事業者」以外は賠償責任を負わないと定める。訴訟には、原発メーカーがリスクを負わずに利益を追求できる現状を改める狙いがある。原発で利益追求するメーカーを、政府が後押しする必要はあるのか。原発輸出を可能とする原子力協定は疑問だ。 http://digital.asahi.com/articles/ASG4B3JSLG4BUWPJ003.html (時時刻刻)なし崩しの原発回帰 エネルギー基本計画、閣議決定(2014/04/12朝日新聞) 東電が子ども向け副読本 地元首長「誰も信用しない」(2014/04/14朝日新聞) 創作意欲あふれる存在感 ボブ・ディラン、4年ぶり7度目の来日公演 小倉エージ(2014/04/14朝日新聞) http://digital.asahi.com/articles/DA3S11084094.html ベートーベンと向き合えた アンスネス、55都市めぐるツアー(2014/04/14朝日新聞) (評・音楽)ジェフ・ベック 圧巻ギター、言葉など不要(2014/04/14朝日新聞) (声)女性を蔑視 橋下市長の発言(2014/04/13朝日新聞)契約社員 山畑富男(大阪府 70) 橋下徹大阪市長が御堂筋の規制緩和にからみ、「愛人を2、3人住まわせて下さい」とシンポジウムで発言し、批判の声が上がると「しゃれ、冗談の極みのことだ」と述べて発言を撤回しなかった。私は満身に怒りを覚えた。しゃれ、冗談とは、聞いている人たちを愉快な気持ちにさせてこそ初めてそう言えるのであって、女性蔑視に満ちたこのような発言は、聞いている人たちを不愉快な気持ちにさせるだけだ。あんなものはしゃれでもなければ冗談でもない。今回の発言は、彼が昨年、沖縄の米軍普天間飛行場で司令官に会った時、性犯罪対策として「もっと風俗業を活用してほしい」と勧めた発言(後で撤回)や、旧日本軍の慰安婦を「必要だった」とした発言と軌を一にしていると私は思う。彼が女性蔑視の考え方で満ちあふれていることがこれらの発言で露呈した。橋下市長は市長就任以来、大阪市の教育改革に遮二無二取り組んでいるが、こんな女性蔑視思想を持つ市長に子どもたちの教育が委ねられているかと思うと背筋が凍る思いがする。こんな思いを抱くのは私だけだろうか。 http://digital.asahi.com/articles/ASG4B647MG4BPWPJ00J.html (声)「ブラック企業」に言いたい(2014/04/13朝日新聞)アルバイト 市村元(神奈川県 24) 学生時代からいくつかのアルバイトをしたが、労働者を使い捨てる「ブラック企業」と思った会社がある。3年間働いたファミリーレストランでは、アルバイトでも有給休暇が取れることを教えてもらえなかった。豆腐をつくる食品工場は、深夜の割増賃金を規定通り支払ってくれなかった。大手の学習塾は、残業手当がなかった。アルバイトには権利がないような扱いを受け続けてきた。安価で便利な部品として組み込まれていたようだった。私は言いたい。アルバイトといえども、働いている以上はその会社に貢献していることに変わりない。労働法規は、きちんと守ってほしいと思う。 (声)大間町は自然エネに転換促せ(2014/04/13朝日新聞)主婦 木村和子(青森県 68) 北海道函館市が、青森県大間町の大間原発について、事業者のJパワーと国を相手取り、建設差し止め訴訟を起こしたが、大間町は原発推進の態度を変えていない。だが、住民同士は親近感を持っている。昨年、大間と函館を結ぶフェリーが新しくなり、大間の人たちは医療や買い物などで函館を頼りにしている部分がある。「大間のマグロ」の名は定着しているが、私は「津軽海峡のマグロ」だと思っている。福島第一原発の事故で、青森県産のリンゴに風評被害が出て生産者の苦労に胸が痛んだ。函館の農産物は、そうなってほしくない。大間町は電力会社からの交付金を当てにせず、自然エネルギーへの転換を促してほしい。それは対岸の道民のためでもあると思う。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11082809.html メキシコ湾流出原油、今なお生物に打撃(Christine Dell'Amore, National Geographic News April 10, 2014) 継続中の研究でも、原油で汚染された海域を泳ぐイルカに低体重、貧血、肝臓疾患や肺疾患の兆候が見られる。ハンドウイルカのような最上位捕食者が病気になっていることから、食物連鎖のずっと下位の生物種にも問題が生じていることが予測されるとインクリー氏は述べている。 ・・・原油で汚染された生態系を元に戻すのが目標だが、特に湿地や深海の原油を除去するのは容易ではないと、インクリー氏は述べる。NWFが今後の原油流出防止、具体的には化石燃料に代わる代替エネルギー資源の導入を重視しているのもそのためだ。 「いまだに頭のてっぺんからつま先まで油まみれの“歩く屍”となったカッショクペリカンが頭から離れない」とインクリー氏は続ける。「こんな悲劇は二度と起こしてはならない」。 もんじゅ不適切処理は数百カ所 機器の点検記録に内規逸脱(2014/04/11共同通信) 日本原子力研究開発機構は11日、原子力規制庁が3月に行った高速増殖炉原型炉もんじゅの保安検査で、機器の点検記録数百カ所を内規を逸脱した不適切な処理で訂正したことや、それまでの報告に含まれていない未点検機器が見つかったことを指摘されたと明らかにした。もんじゅでは大量の機器の点検漏れが発覚したため、機構は昨年11月、再発防止に向け、点検頻度や方法を定めた点検計画を原子力規制委員会に提出したが、計画表に記載された機器の点検時期や名称などに誤記があったため、保安検査3日前に約520カ所を訂正。このうち249カ所は、規制庁が「不適切な処理」と指摘したという。 廃棄物処分 候補地に50億円 風評被害対策に交付へ(2014/04/10東京新聞) 安倍政権が武器輸出解禁 平和主義崩れ 技術流出も(2014/04/11東京新聞) エネ計画 閣議決定 原発膨張へ舵(2014/04/12東京新聞) 東電、2億8千万ベクレルに修正 昨年8月の汚染水漏れ(2014/04/11共同通信) 東京電力は11日、福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価していた問題で、修正した測定値を発表した。昨年8月にタンクからの漏えいが発覚し、当時1リットル当たり8千万ベクレルと発表した汚染水は、2億8千万ベクレルと大幅に上方修正した。この時の漏えい量は約300トンで、一部が外洋に流出、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目に当たる「レベル3」とされた。・・・ 原発推進側官庁に104人戻る 規制庁職員(2014/04/10共同通信) 原子力規制庁は10日、2012年9月の発足から今年4月1日までの約1年半の間に、同庁の職員計132人が出身官庁に戻ったことを明らかにした。原子力推進側の官庁への配置転換は認めない原則だが、推進側の経済産業省と文部科学省に59人と45人の計104人が戻っていた。旧規制組織の原子力安全・保安院が経産省の傘下にあり、東京電力福島第1原発事故を防げなかった反省から設けた仕組みが、機能していない実態が浮かび上がった。 http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041001001661.html ことば:軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)(毎日新聞 2014年04月13日 東京朝刊) 東日本大震災:漫才で脱原発訴え 名古屋で「おしどり」夫婦 東電会見の様子など報告/愛知(毎日新聞 2014年04月13日 地方版) 東京電力福島第1原発事故の情報を発信している夫婦漫才師「おしどり」のマコさんとケンさんが12日、名古屋市北区志賀町の北文化小劇場で東電の会見の様子などを笑いを交えて報告した。脱原発を訴える市民団体「子どもたちに安心な未来を手渡す会」主催。約180人が訪れた。・・・多くの人が出入りする東電の会見は、質問にヤジが飛ぶこともしばしば。そうした様子を面白おかしく説明したほか、汚染水処理が難航していることや、作業員の過酷な労働環境を紹介。「実際に取材をすると国や東電が公にしていないことがたくさんあり、改めて原発は危険なものだと感じた」と話した。 外務省メール:被ばく情報、矮小示唆し要求 福島自治体に(毎日新聞 2014年04月13日) 東京電力福島第1原発事故による住民の被ばくと健康影響を巡り、外務省が先月中旬、「報告書を作成中のIAEA(国際原子力機関)から要請された」として、福島県の自治体にメールで内部被ばくなどの測定データ提出を求めていたことが分かった。メールは、他の国際機関より被ばくを小さく評価されるとの見通しを示しており、受け取った自治体の約半数が「健康影響を矮小(わいしょう)化されかねない」「個人情報をメールで求めるのは非常識」などと提出を断り、波紋が広がっている。・・・ 夕感!:福島の「今」劇で訴え 「避難した仲間に見せたい」郡山の劇団、20日に福岡で上演(毎日新聞 2014年04月12日 西部夕刊) 福島県郡山市の市民劇団が、福島第1原発事故後の福島を舞台にした作品を20日、福岡市で開かれる演劇イベントで上演する。劇団代表の佐藤茂紀さん(50)が「福岡に避難した元団員に見せたい」とイベントの出演公募に応募した。「原発のことは日本全体が考えるべき問題。福島か、そうでないかの壁を取り払う機会になれば」。佐藤さんは遠征上演にそんな願いも託している。・・・ ネルギー基本計画:閣議決定 原発回帰、批判の嵐 3・11を忘れたか/避難者の思い無視/「命の問題」すり替え(毎日新聞 2014年04月12日 中部朝刊) 政府が11日閣議決定した中長期的なエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」は、前民主党政権の「原発ゼロ」路線から一転、原発稼働を継続させる方針を明確にした。東海地方の市民からは「原発問題はエネルギー問題ではなく、命の問題だ」などと、基本計画に対する批判の声が相次いで上がった。・・・また、東京電力福島第1原発事故で福島県飯舘村から津市美杉町に避難している農業、村上真平さん(55)は「生活を奪われ、帰れなくなった避難者の状況に思いが至っていない。今なら再稼働できるという基準は何なのか。今後も事故が起こり得るという考えはないのか」と政府の方針を非難。「原発は生活を壊すのに、政府は再び安全神話を作ろうとしている。事故前と変わらず金や経済を優先し、電気産業、経済界の方を向いている」と厳しく指摘した。・・・ エネルギー基本計画:閣議決定 市民から批判噴出 怒り、あきらめ「末端の声届かぬ」/群馬(毎日新聞 2014年04月12日 地方版) 原発再稼働推進を明記したエネルギー基本計画が閣議決定された11日、県内からも批判やあきらめの声があがった。【塩田彩】 東京電力福島第1原発の事故後、福島県南相馬市小高区から桐生市に避難してきた小沢京子さん(62)は「結局、同じ立場に立ってみないと分からないんでしょう」とため息をつく。住み慣れた故郷は除染が進まず、帰還には少なくともさらに2年かかる見通し。自宅は津波に流された。・・・原発事故で一時、平均的な空間放射線量が毎時0・23マイクロシーベルト以上となり、国から「汚染状況重点調査地域」に指定された沼田市。主婦の奈良英子さん(49)は、閣議決定に「事故の原因も究明されていない中で、なぜ再稼働を進めようとするのでしょうか。ますます政府を信じられなくなります」と怒りをにじませる。・・・ 社説:エネルギー計画 これは計画に値しない(毎日新聞 2014年04月12日 東京朝刊) 政府が、エネルギー基本計画を閣議決定した。中長期的なエネルギー政策の指針となるべきものだ。しかし、与党の議論を経ても原発など電源別比率の数値目標は盛り込まれず、将来像はぼやけたままだ。これではとても指針にはなるまい。・・・ところが出来上がった計画は、原発依存度低減を目標に掲げてはいるものの、原発再稼働には積極的だ。将来にわたって一定規模の原発を確保する方針も示し、新増設に道を開いた。使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクルは事実上行き詰まっているが、使用済み燃料の最終処分について具体策がないため、これまで通り推進する。要するに、民主党政権が12年に決めた原発ゼロを目指す方針を転換し、原発に依存してきた従来の政策をほとんど追認したということだ。こうした計画の本質的な部分は1カ月半に及んだ与党の協議を経ても、まったく変わらなかった。 迷走する原子力:/上 エネルギー基本計画、閣議決定 原発回帰、責任どこに 電事連「国策民営」に抵抗(毎日新聞 2014年04月12日 東京朝刊) エネルギー基本計画:閣議決定 原発事故「人生狂った」 被害住民、再稼働へ憤り(毎日新聞 2014年04月11日 大阪夕刊) 原発再稼働を推し進めようとするエネルギー基本計画が11日、閣議決定された。東京電力福島第1原発事故を引き起こした東日本大震災から、ちょうど3年1カ月。事故で放射性物質を浴びた地域は広範囲に及んでおり、後遺症に苦しむ住民は「政府は私たちを忘れたのか」と怒りの声を上げた。・・・「原発は壊れたら人間の知恵で制御できない。動かしてほしくない」と話すのは、千葉県我孫子市の住民団体「広域近隣住民連合会」事務局長、小林博三津(ひろみつ)さん(63)。原発事故で拡散した放射性物質に汚染された焼却灰を一時保管する県営施設の近くに住む。・・・ エネルギー基本計画:閣議決定 「原発事故忘れたのか」 被害者怒りの声(毎日新聞 2014年04月11日 東京夕刊) |