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(東日本大震災3年)福島からの民主主義 宇野重規さん、桜井勝延さん(2014/03/18朝日新聞) 地域の異議統合した未来図を 東京大学教授・宇野重規さん <地方自治が機能> 国政選挙や、地域の代表を選ぶ色彩が濃い地方議員選挙と比べ、首長選はもともと時々の地方の思いや不満が劇的に出る場です。福島に広がるのは、福島への関心が低下していく東京への不信感。現職に中央とのパイプがあることはむしろネガティブな要素です。中央に毅然(きぜん)として異議を唱えられる人のほうが、有権者に強くアピールして当然です。福島で起きているこうした事態を、私はカウンターデモクラシー(対抗する民主主義)、あるいは権力に謙虚さを取り戻させるために厳しく監視するモニタリングデモクラシー(監視の民主主義)だと見ています。民主主義にはある種の使いにくさがある。支持したい人を選ぶのには適しているが、住民投票を除けば選挙で「ノー」という投票はできないから、不支持の表明は苦手なのです。 しかし今、世界を見渡すと、米国でも格差社会を糾弾するため、ウォール街が民主的に「占拠」される事態が起きた。格差の拡大や価値観の多様化を受け、現行の政治や政策に異議を唱えるために選挙権を行使したいという機運は強まっているようにみえます。世界、そして日本に必要なのは、まさに福島で起きている二つのデモクラシーです。福島県だけでなく、例えば沖縄県名護市で米軍基地の移転に反対した現職市長が当選しました。地方で中央に刃向かう首長が選ばれることを「地域エゴだ」と非難する向きがありますが、私は日本の地方自治がようやく機能するようになった姿だと考えます。・・・
うのしげき 67年生まれ。専門は政治思想史、政治哲学。11年から現職。著書に「〈私〉時代のデモクラシー」「民主主義のつくり方」など。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11034890.html アメ玉で言いなり、いいのか 福島県南相馬市長・桜井勝延さん(2014/03/18朝日新聞) ・・・原発で被害を受けた地域の再生や住民の生活再建は、国が思うほど甘くない。原発にめちゃくちゃにされた人の心の再生がどれだけ難しいか。国の感覚でやられてはたまりません。我々自身で再生する。そのためには、「原発なんかいらねえ」。選挙で示されたのは、そんな南相馬市の人たちの意思だと思うんです。 <市長自らが説明> 原発事故から3年がたちましたが、住民の不安や不満は依然、深刻です。若い世代はやはり子育て。低線量被曝(ひばく)が子どもの健康に与える影響を専門家がいくら説明しても、不安は払拭(ふっしょく)されない。働き盛りの人は仕事。特に農家の皆さんは生業ができないことに苦しんでいる。高齢者はいち早く戻りたい気持ちを募らせています。・・・市長として私が心がけたのは、市内外の避難所回りから始め、住民との対話の席にすべて出ることでした。「市長がどう考えているか」というのが市民の最大の関心事です。緊急事態のときは、なおさら市長自らが出向いて説明しないと。事務方ではダメなんです。・・・ <現状へ強い不満> ・・・ところが国はまたしても原発を維持、再稼働しようとしている。それは違う。原発事故によって、日本のエネルギー政策を変える絶好のチャンスだったはずです。国の政策決定者は閣僚であれ官僚であれ、ここで起きている現実をしっかり見てほしい。今でも福島では、大気中の放射線量のデータを毎日気にしながら生活をしているんです。そんな地方を補助金や交付金といったアメ玉で国の言いなりにさせようとしていいのか。それがこれまでどれだけ地方の自立を妨げてきたのか。「カネで人の心をしばるなよ!」と言いたい。・・・人々は自分が困難な時ほど政治に関心を向けます。現実を変えるには政治しかない。千年に一度の異常な状況にある福島は政治にあらゆるチャレンジが可能です。現場に根ざした福島型の民主主義? それも夢じゃないと思いますよ。(聞き手はいずれも吉田貴文) * さくらいかつのぶ 56年生まれ。03年に福島県旧原町市議に当選。南相馬市議を経て10年から現職。震災後、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11034890.html 「反知性主義」への警鐘 相次ぐ政治的問題発言で議論(2014/02/09朝日新聞) 自分に都合のよい物語 他者に強要 「嫌中」「憎韓」「反日」――首相の靖国神社参拝や慰安婦問題をめぐり日・中・韓でナショナリスティックな感情が噴き上がる現状を、週刊現代は問題視して特集した(1月25日&2月1日合併号)。 元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は対談で、領土問題や歴史問題をめぐる国内政治家の近年の言動に警鐘を鳴らした。その中で使った分析用語の一つが「反知性主義」だ。この言葉を昨年来、著書などで積極的に使っている。 どう定義しているのか。 「実証性や客観性を軽んじ、自分が理解したいように世界を理解する態度」だと佐藤氏は述べる。新しい知見や他者との関係性を直視しながら自身と世界を見直していく作業を拒み、「自分に都合のよい物語」の中に閉じこもる姿勢だ。とりわけ問題になるのは、その物語を使う者がときに「他者へ何らかの行動を強要する」からだという。反知性主義という概念を使おうと考えたきっかけは、昨年の麻生太郎副総理の「ナチスの手口に学んだら」発言だった。「ナチスを肯定するのかという深刻な疑念が世界から寄せられたが、麻生氏も政権も謝罪や丁寧な説明は必要ないと考えた。非常に危険だと思った」 異なる意見を持つ他者との公共的対話を軽視し、独りよがりな「決断」を重視する姿勢がそこにあると氏は見た。「反知性主義の典型です」。週刊現代の対談では、靖国や慰安婦に関する海外からの批判の深刻さを安倍政権が認識できていない、とも指摘した。自分が理解したいように世界を理解する「反知性主義のプリズム」が働いているせいで、「不適切な発言をした」という自覚ができず、聞く側の受け止め方に問題があるとしか認識できない。そう分析する。 「知的」へ憤りと疑惑 背景にポピュリズム フランス現代思想研究者の内田樹氏も昨年12月、反知性主義が「日本社会を覆い尽くしている」とツイッターに書いた。参考図書を読もうとしない学生たちに、君たちは反知性主義的であることを自己決定したのではなく、「社会全体によって仕向けられている」のだと挑発的に述べた。同じ月、米国の歴史学者ホーフスタッターの著書『アメリカの反知性主義』の書評をネットの「書評空間」に寄稿したのが、社会学者の竹内洋氏(関西大学東京センター長)だった。ホーフスタッターが同書を発表したのは半世紀前。邦訳されたのも10年前だ。なぜいま光を当てたのか。「反知性主義的な空気が台頭していると伝えたかった」と竹内氏は語る。反知性主義の特徴は「知的な生き方およびそれを代表するとされる人びとにたいする憤りと疑惑」であると同書は規定する。米国社会を揺るがした1950年代のマッカーシズム(赤狩り)に直面したことで、ホーフスタッターは反知性主義の分析に取り組んだ。 竹内氏がこの概念に注目したきっかけは、いわゆる橋下現象だった。「橋下市長は学者たちを『本を読んでいるだけの、現場を知らない役立たず』と口汚くののしった。ヘイトスピーチだったと思うが、有権者にはアピールした」なぜ、反知性主義が強く現れてきたのか。「大衆社会化が進み、ポピュリズムが広がってきたためだろう。ポピュリズムの政治とは、大衆の『感情』をあおるものだからだ」 同じ「反知性主義」に警鐘を鳴らしても、佐藤・内田・竹内氏の主張は力点が違う。だが佐藤氏は、3人には共有されている価値があると語る。「自由です」反知性主義に対抗する連帯の最後の足場になる価値だろうとも言う。「誰かが自分に都合の良い物語を抱くこと自体は認めるが、それを他者に強要しようとする行為には反対する。つまり、リベラリズムです」(塩倉裕) 汚染水処理期待外れ ALPS試運転1年(2014/03/17福島民報) 社説:横田夫妻と日朝 北朝鮮は拉致再調査を(毎日新聞 2014年03月18日) 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親の滋さん(81)と早紀江さん(78)夫妻が10〜14日、モンゴルのウランバートルで、めぐみさんの娘のキム・ウンギョンさん(26)と初めて面会した。ウンギョンさんの夫と生後10カ月の娘も一緒だった。孫娘やひ孫の赤ちゃんと過ごした様子を語る横田夫妻は喜びにあふれていた。面会できてよかった。ただそこにめぐみさんの姿はなく、拉致問題は解決とはほど遠い状態だ。・・・ 本大震災をテーマにした漫画「色の消えた町」(毎日新聞 2014年03月18日) オール・イズ・ロスト〜最後の手紙〜:出演者はレッドフォード一人 海上サバイバル作(2014年03月18日) 特集ワイド:浜岡原発再稼働に異議あり 住民の安全は保証されず 迫る南海トラフ巨大地震の震源域内、停止時と変わらぬ危険性(毎日新聞 2014年03月17日 東京夕刊) 東日本大震災の前、「危ない原発」の象徴といえばここだった。東海地震の想定震源域のド真ん中にあるがゆえに3年前、当時の菅直人首相の要請で運転をストップした浜岡原発(静岡県御前崎市)。中部電力は再稼働に向け原子力規制委員会に4号機の安全審査を申請したが、「異議あり」の声が噴出している。・・・菅氏は首相として中部電に浜岡停止を求めたことを国民に報告した。「あり得ないといわれた大地震と原発事故が起きて国民の安全が脅かされたのです。浜岡で同じことが起これば福島を超える惨事になる。法整備をしていては間に合わないと思った。判断は正しかったと今でも確信していますよ」・・・「東京都心から約190キロしか離れておらず、事故が起きれば100万人以上が避難を迫られる。東京と大阪を結ぶ東海道新幹線、東名高速道路という日本の大動脈も寸断されてしまう」と菅氏。・・・ カミナリおやじに変身 藤岡弘、(2014/03/14朝日新聞) 映画評「LIFE!」(2014/03/14朝日新聞) 持続可能な農業(NATIONAL GEOGRAPHICS) アイルランドの神秘な古墳 ニューグレンジ(NATIONAL GEOGRAPHICS) d0azExOhIsHiXHHLDAG1e9ofGtLgHXAp&theme=128 古代人類の発見(NATIONAL GEOGRAPHICS) 3&embedCode=5hODAzOiIpwYZ6Ur_8h6i9XphVe-3jvw&theme=128 (声)避難計画より「廃炉計画」を(2014年03月17日毎日新聞)無職 加藤八郎(愛知県 64) 再稼働ありきの原発事故を想定した自治体の避難計画で4割が未整備だという。自家用車避難を地域防災計画に盛り込んでいる自治体もあるようだが、原発周辺の道路は大渋滞するであろう。・・・さらに入院患者、高齢者ら自力避難困難者用の施設整備が理想であるが、それよりも自治体は原発事故の避難計画の策定をする前に、「原発の廃炉計画」を政府や電力会社に求めるべきである。 (声)子孫残してもいいのだろうか(2014年03月17日毎日新聞)高校生 小野絵理佳(福島県 17) 中学3年生の時に東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故を経験した。最初は原発事故を軽視していた。何とかなる、と。しかし昨年、井上ひさしの「父と暮せば」を読んで少し恐ろしくなった。原爆投下から3年後の広島で独り暮らす娘の前に、原爆で死んだはずの父が現れる物語。「原爆病は……引き継がれる」とある。放射線の生殖機能などへの影響を思わずにはいられなかった。私はどうなるのだろう。命はどうなるのだろう。いずれ私も結婚するかもしれない。私は子孫を残していいのだろうか。いや、その前に死ぬかもしれない。そんなことばかりが脳裏を駆け巡り、なかなか本を読み進めることができなかった。今でも生理の時やニュースを見た時にふと考えることがある。その思いを笑顔で沈めて生活している。私たちの子孫が、放射線のために苦しんで生きていくことはないだろうか。私たちはこれからどうなるのだろうか。 (ニュースの扉)若杉冽さんと歩く福島第一原発周辺 「官製のゴーストタウン」(2014年03月17日毎日新聞) ・・・高校生の時から「社会のため尽くしたい」と公務員を目指した。だが入省から1週間で、違和感を感じるようになった。ほとんど意味がないと感じられる政策に巨額の予算が投じられていく。疑問を口にすると「理想論ばかり語るな」「リアルポリティクスを考えろ」と注意を受けた。疑問が積もり積もった頃、震災が起きた。再稼働に戻ろうとする現政権に立ち向かおうにも1人では無力だ。思いついたのが、小説という形で原発の危険を告発する『原発ホワイトアウト』の執筆だった。・・・「原発政策については考えてきたけど、周囲の人の生活は見えていなかった。申し訳ないです。ここが僕のふるさとだったら許せないし許さないと思う」・・・人のいない町は、本当に痛々しかった。国でエネルギー基本計画や原発再稼働を進めている人には、被災者の失われた生活が見えていない。原発周辺の現状を見て、つくづくそう思いました。見えていたら、わかるはずです。賠償しても、住宅を建てても取り返しがつかないということ。そして自分たちがその責任主体なんだ、ということが。それなのに再稼働に戻るといえることが、僕には理解できない。・・・無関心な人に「あなたも加害者だ」と伝えたい。微力でも、私なりの発信を続けていきたいと改めて感じました。 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11033500.html?iref=comkiji_redirect 鹿児島)川内原発再稼働反対6千人、県内過去最大の規模(2014年03月17日毎日新聞) 「北朝鮮の指導者、ICC訴追を」 国連人権調査委員長(2014年03月17日毎日新聞) (声)原発再稼働の動き 許せない(2014年03月17日毎日新聞)農業 中川寛泰(愛媛県 69) ・・・昨年7月に施行された新規制基準のもと、川内原発が夏にも再稼働1号となる公算が大きくなった。農業を営む者として、福島の原発周辺の農家の苦悩と怒りを思う。福島の事故を忘れたかのような原発再稼働の動きにいたたまれない気持ちだ。昨年12月、妹2人、娘夫婦、孫5人、妻と私の11人で、地元の四国電力伊方原発再稼働に反対する集会に参加した。約8千人が集ったが、あいにくの雨。・・・永田町にこの声届けと、のどをからした。原子力規制委は福島の惨状をどうとらえているのだろう。増え続ける汚染水、放射性廃棄物などを考えれば、原発は低コストとは言えないはずだ。国家百年の計たる原発再稼働は、国民投票で問うべきものである。「美しい国」日本を、これ以上汚さずに子孫に残すために。 三重)ベトナムの大学教授、芦浜原発反対の歴史を視察(2014年03月17日毎日新聞) 岐阜)「木の仕事」縁、新たな古里(2014年03月16日毎日新聞) http://digital.asahi.com/articles/ASG3H5KNCG3HOHGB006.html?iref=comkiji_redirect BS11:大鶴義丹 南相馬への思い 震災・原発を映画で描く ウィークリーニュースONZE(2014年03月16日毎日新聞) 脱原発訴え1200人 中原区で市民集会(2014/03/17東京新聞) 福島事故3年、切り取る 橋本さんが池袋で写真展(2014/03/17東京新聞) 海洋考古学者ロバート・バラード博士 〜海底に魅せられて〜(NATIONAL GEOGRAPHICS) ポーラ・カフンブ 〜環境保護活動家の支援を通して野生生物を守る〜(NATIONAL GEOGRAPHICS) 隔離70年、塔さん故郷に眠る 元ハンセン病患者の詩人(20141/03/16朝日新聞) (日曜に想う)「武器禁輸よさらば」の軽さ 論説主幹・大野博人(2014/03/16朝日新聞) 「腐敗は武器取引につきもの」 英国のNGO反武器取引キャンペーン(CAAT)の幹部、サイモン・ヒル氏はそう話し出した。約6年前、英国からサウジアラビアへの武器輸出をめぐるスキャンダルについて聞いたときのことだ。問題になったのは1985年に調印された契約。戦闘機の売却や維持など長期にわたる内容で総額は440億ポンド(約7兆5千億円)以上。その成約のために英軍需大手がサウジの有力王族に数千億円という途方もない賄賂を贈っていたという疑惑だ。・・・ 日本の武器輸出三原則を野田前政権は緩和し、安倍政権は撤廃した上で新原則を定めようとしている。「国際的な共同開発でコスト削減になる」「米国との同盟強化になる」。それに「国際的な平和及び安全の維持を妨げることが明らかな場合は輸出しない」とも。だが、こうした抽象的な議論は、日本が踏み込もうとしている武器やその取引の現場の生々しさを置き去りにしていないか。腐りきったカネの臭いもしないし、がれきの山となった建物も、血だまりも、銃弾もナイフの刃も、疲れ果てた難民の顔も見えない。・・・ (あのとき それから)人命最優先 守られているか(2014/03/15朝日新聞) 大正元年(1912年)泥まみれの津波被災者の姿に、学習塾経営の堀川文夫さん(59)は「原発が危ないのでは」と不安になった。「セーフティーファースト(安全第一)」の考えが米国から導入されて100年。福島第一原発は津波で非常用発電機や電気設備が使えなくなり、冷却手段を失って炉心溶融(メルトダウン)が起きた。大量の放射性物質も放出した。政府が繰り返した「原発は安全」という神話は崩壊した。・・・「災害対策で重要なのは人が亡くなったり生活が破綻(はたん)したりすることを防ぐこと。しかし、原発事故で、システムの安全を維持することにすり替わったことが明らかになった」と柳田さんは語る。避難場所を転々として死亡するなど、「住民や被害者」の視点がおろそかにされたのだ。原発から5キロ離れた福島県大熊町の双葉病院の入院患者と系列の老人保健施設の入所者約440人の避難が遅れた。避難場所を転々として震災から20日間に50人が死亡した。政府事故調は、住民の避難指示に役立つはずの「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)」を活用すれば、「住民の被曝(ひばく)を最小限にすることができた」と指摘した。・・・ 壊される自然と老夫婦の願い(2014/03/16朝日新聞) 核の島の記憶、届かぬ思い 米移住マーシャル諸島民「もっと知って」(2014/03/16朝日新聞) お金の本来の役割を考える本(上)――『債務共和国の終焉』(2014/03/11朝日新聞) http://astand.asahi.com/magazine/wrculture/2014031000016.html?iref=webronza 【諫早湾干拓とは何だったのか(11)】 激減した底生動物 永尾俊彦(ルポライター)(2014/03/15朝日新聞WEBRONZA) http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/special/2014031100004.html?iref=webronza |