東京で脱原発3万人集会 被災者「事故で未来奪われた」(2014/03/09共同通信)
東日本大震災3年を前に、毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている首都圏反原発連合など3団体は9日、東京都内で大規模集会を開き、国会や官邸周辺をデモ行進した。主催者によると参加者は約3万2千人。日比谷公園の集会では、福島県楢葉町の住職で福島原発避難者訴訟原告団長の早川篤雄さんが「原発事故で住民は生活を破壊され、未来を奪われた。繰り返さないためには原発をなくすしかない」と訴えた。出席した音楽家の坂本龍一さんは「被害は続いている。一番困っている福島などの人たちに寄り添い、声を届けないといけない」と呼び掛けた。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030901001978.html
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5300人脱原発集会 全基廃炉など宣言採択 県内3会場(2014/03/09福島民報)
「原発のない福島を!県民大集会」は8日、郡山市の郡山ユラックス熱海をメーン会場に県内3カ所で開かれ、県内の原発の全基廃炉などを国や東京電力に求める集会宣言を採択した。 県平和フォーラム、県生協連、県漁連などでつくる実行委員会の主催で3回目。郡山ユラックス熱海、福島市の県教育会館、いわき市文化センターの3会場に合わせて5300人(主催者発表)が参加した。 ・・・浪江町から郡山市に家族3人で避難している中学校教諭柴口正武さん(52)は「我慢も限界に来たというのが、(震災と原発事故から)3年目を迎える私たちの気持ちだ」と怒りをぶつけた。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014030914393
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チョコレート産業の裏側、なぜカカオ農家は豊かになれないのか(2014.02.28 Fri CNN)
(CNN) チョコレートの需要は高いのに、なぜカカオ農家は豊かになれないのか。2012年、CNNはチョコレート産業の裏にある、西アフリカの児童強制労働の現実を探ったドキュメンタリー「Chocolate’s Child Slaves」を放送した。それから2年、再び現地に飛び、サプライ・チェーンの実態や強制労働が改善されているのか、また農家が十分な収入を得るにはどうすればよいのか取材した。チョコレート産業は、全世界1100億ドル規模の産業であるにもかかわらず、カカオ農家の多くは貧困状態にある。正確な数字を測るのは難しいが、西アフリカに位置するコートジボワール共和国では、およそ80万人にも及ぶ児童が、カカオ産業に従事していると言われ、要因はすべて貧困によるものだ。・・・
http://www.cnn.co.jp/business/35044552.html?tag=rcol;editorSelect
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(報われぬ国)都会が吸い込む高齢者 呼び寄せ移住(2014/03/09朝日新聞)
ビジネスセンターなどが立ち並ぶ千葉市の「幕張ベイタウン」。そのなかのマンション群の一角に、3階建てのサービス付き高齢者住宅(サ高住)がある。「住めば都と思って、ここで生きていこうとね」。その一室に住む大薗佐代子さん(73)は手芸の手を休めて、窓の外を眺めた。夫の菊雄さん(74)とともに、長年住んだ福岡県大野城市から移って半年がたつ。部屋にはベッド二つと小さなソファ。ほかに台所と洗面所、トイレがある約25平方メートルがついのすみかだ。入居58人のうち、北海道や秋田、石川、兵庫、福岡など地方から移ってきた高齢者が2割を占める。・・・都市では高齢者の呼び寄せの後に団塊の世代が控える。厚労省の見通しでは、75歳以上の高齢者は2025年までに全国で約759万人増え、半数近い約373万人が東京、大阪など都市部の6都府県で増える。
一方、特養など介護保険3施設の整備率(65歳以上の人口に対する定員数の割合)は、全国平均の3・12%に対して6都府県の平均は2・59%にとどまる。介護職員などの求人倍率も全国平均が1・64倍に対して東京は2・73倍と高く、人手不足に陥りやすい。人口10万人あたりの開業医の診療所数は全国平均が10・1カ所なのに対し、千葉が4・2カ所、埼玉が6・1カ所、神奈川が8・2カ所と少ない。増田寛也・元岩手県知事を座長に学者らでつくる人口減少問題研究会の将来予測はさらに厳しい。都市への人口移動がいまのペースで続けば、40年以降、地方では高齢者や若い女性らが流出して小さな市から消滅し、都市では急増する高齢者の医療や介護の費用がかかって子育て支援が進まず、出生率が低下する。
「大都市圏に人口が吸い込まれるように集中し、日本全体でも人口減少が加速する『人口のブラックホール現象』が起きる」。増田氏は警鐘を鳴らす。
http://digital.asahi.com/articles/ASG365DRXG36ULFA02C.html
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(報われぬ国)皆保険、こぼれ落ちる人々 国保・年金…(2014年3月3日朝日新聞)
帰宅を急ぐ会社員らで混雑し始めた夕方、東京のJR新宿駅前でショウタ(23)はせわしなくポケットティッシュを配っていた。「保険証? 持ってない」。鹿児島県の高校を卒業後、上京して機械メーカーの社員になったが、仕事になじめず、1年ほどで辞めた。公的な医療保険は会社の健康保険に入っていたが、今は国民健康保険だ。
しかし、アルバイトをかけ持ちして稼ぐ月20万円ほどは家賃や生活費に消え、保険料は払っていない。「今は若いから。いずれ必要だから、25歳ごろには正社員に戻りたい」・・・男性は退院後も、月1回は病院に通う。毎月、区役所に行っては滞納してきた保険料を分割して払いながら、1カ月の短期保険証を受け取る生活が続く。
さらに心配なのは年金だ。国民年金や厚生年金といった公的年金は原則として通算25年以上は保険料を払わないと、高齢者になってから年金を受け取れない。正社員時代の17年間は払っていたので、あと8年分をなんとか払いたいが、いまはそんな余裕がない。・・・
http://digital.asahi.com/articles/ASG2W5QFLG2WULFA02V.html?iref=comkiji_redirect
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3・11前に「再稼働反対」 都内で脱原発デモ3万人(2014/03/09朝日新聞)
東日本大震災が起きた「3・11」を前に、改めて脱原発を訴えようと、市民グループが9日、東京都内で大規模な集会を開いた。首都圏や被災地から集まった参加者らが「未来のために再稼働反対」などと訴え、首相官邸や国会周辺をデモ行進した。「首都圏反原発連合」など3団体が呼びかけ、主催者発表でのべ3万2千人が参加した。・・・デモには若者からお年寄りまで様々な世代が加わり、「原発ゼロを撤回するな」などと訴えた。さいたま市中央区の無職小野重幸さん(69)は孫(4)と一緒に歩いた。エネルギー基本計画の政府案に反対といい、「核兵器に技術を転用できる原発は平和と真っ向対立する。孫に核のない社会を残したい」と話した。東京都墨田区のイラストレーター大島史子さん(31)は2012年6月から、毎週末の脱原発デモに足を運んできた。「原発は周辺住民や作業員だけが命をむしばまれる不公平なシステムの上に成り立つ。あってはいけない」(八木拓郎)
http://digital.asahi.com/articles/ASG395GNDG39UTIL00N.html?iref=comkiji_redirect
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(声)政党も市民も護憲の輪広げよう(2014/03/09朝日新聞)パート 川邊宗孝(愛知県 65)
憲法を空洞化しようとする安倍政権の動きが止まらない。特定秘密保護法の強引な制定に始まり、集団的自衛権行使容認に向けての解釈改憲の動き、教育の国家統制化など、戦後70年近く守り続けてきた平和主義日本の姿がもろくも崩壊しようとしている。今こそ「護憲」の立場をとる人々が結集しなければならない。「戦争のできる国」へと突き進む安倍政権に反対する作家らの呼びかけで4日、「戦争をさせない1000人委員会」が発足した。だが、このような民間レベルでの動きに比べて、国会議員の危機感があまり伝わってこない。特に共産党、社民党、民主党護憲派などの責任は重い。彼らが大同団結しなければ動きが分散するだけで、安倍政権に対抗することなど不可能である。政党間の利害を乗り越え、統一会派、選挙協力などの戦略を見直し、幅広くその勢力を再構築する必要がある。安倍政権は解釈改憲の次には憲法改正の動きに出てくるだろう。いずれ日程に上るであろう「国民投票」に向けて、「護憲」の旗を掲げる人たちは今こそ、家族、親戚、友達、会社やサークルの仲間などに声かけをし、輪を広げていかなければならないのではないか。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3752RMG37UWPJ005.html?iref=comkiji_redirect
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(声)世界史学び悲劇繰り返すまい(2014/03/09朝日新聞)高校生 石井優希(東京都 17)
必修教科である世界史Aの全範囲の授業が先日終わった。今、世界史がなぜ必修なのかが分かった気がする。例えば現在、尖閣諸島をめぐる問題では、一つの衝突から拡大した第1次世界大戦のように再び戦火が起きるのではないかとの危惧の声がある。もしそうなれば、日本はもちろん、世界中が影響を受ける。誰もが戦争がもたらす悲惨さを知っているはずだ。そうならないために世界史を学んで外国のことや日本との関係を知り、主観にとらわれずに国際問題を考えることが求められているのではないか。若い世代である私たちが世界史を学んで積極的に世界の問題と向き合うことが、歴史の悲劇を繰り返さず国際社会の未来を守るために重要だと思う。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11019308.html?iref=comkiji_redirect
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クリミアで反ロシア集会 ウクライナ系住民(2014/03/09朝日新聞)
ロシア軍による掌握が進むウクライナ南部クリミア自治共和国の首都シンフェロポリで8日、少数派のウクライナ系住民による反ロシア集会が開かれた。ロシア軍の介入や、その支配下で行われる予定の住民投票に反対の声を上げた。市内では、多数を占めるロシア系住民がロシア編入を歓迎する集会を繰り返している。これに対し、少数派のウクライナ系や先住民族クリミア・タタール人は表だった動きを控えてきた。この日は100人ほどが集まり、「平和を」「住民投票反対」と声を合わせた。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11019393.html?iref=comkiji_redirect
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(声)戦災跡にそびえるスカイツリー(2014/03/09朝日新聞)作家 早乙女勝元(東京都 81)
また、あの日がやってくる。1945年3月10日未明、300機もの米国の爆撃機B29による無差別爆撃で東京は「炎の夜」となった。下町地区は全滅に近く、100万人が家を焼け出され、10万人もの生命が絶たれた。犠牲者は、男たちを戦場に送った留守家族が主だった。その数時間前まで、灯火管制による薄暗い照明の下、乏しい食糧を分かちあったり語り合ったりしていた一人ひとりに、生活と人格があったことを忘れてはならない。今、その被災地に屹立(きつりつ)するのが観光客が集中する東京スカイツリーであり、そこから少し南には民立民営の「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区北砂)がある。空襲の惨劇を語り継ぐ学びの場だ。戦争・空襲の歴史は二度と繰り返してはならない。それには戦争で民間人がどうなったかを知ること、学ぶことが不可欠だ。次世代への確かな平和継承のため、スカイツリー見学を兼ねてでも、センターを大いに活用して欲しい。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11019303.html?iref=comkiji_redirect
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「還暦」近い店も、常連客に惜しむ声 阪急十三駅前火災(2014/03/08朝日新聞)
横丁の中央付近にある1956年創業のバー「十三トリス」。「焼けたもんは仕方ないが、店は今年で59年目。あと少しで還暦だったのに」とつぶやくマスター江川栄治さん(64)のそばで、常連客の太田隆雄さん(68)=大阪府箕面市=が寄り添った。十三トリスはサントリーの酒を出すバー。サントリーの社員だった太田さんは江川さんと40年来の付き合いで、こうしたバーの担当になった20代後半から店に通っていた。江川さんから頼まれ、サーバーを使った生ビールの注ぎ方を教えたこともあるという。
7日午前6時すぎ、大阪市淀川区十三(じゅうそう)本町1丁目の阪急電鉄十三駅前で、「店のトイレ付近から火が出ている」と居酒屋の女性店主(63)から119番通報があった。大阪市消防局によると、車両52台が消火にあたり、約3時間後にほぼ消し止めたが、飲食店など36店舗、延べ1500平方メートルが焼けた。・・・
■昭和の大衆文化が香る地域《居酒屋文化に詳しいエッセイスト・吉田類さんの話》 ションベン横丁は「飲酒文化」と「キャバレー文化」が混在し、昭和の大阪の大衆文化が色濃く残る地域。テレビ番組の収録でも何度か通った。細長い路地がどこまでも続き、迷路に迷い込んだような不思議な雰囲気が魅力的だった。昔ながらの洋食屋や純喫茶、老舗バーもあり、大人がくつろげる街でありながら、最近は若い人も営業を始め、開放的なイメージも生まれていた。今後どうなってしまうのかとても心配です。
http://www.asahi.com/articles/ASG375HPCG37PTIL02W.html
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ドイツで千人が原発反対訴える 「かざぐるまデモ」(2014/03/08共同通信)
【ベルリン共同】東京電力福島第1原発事故から3年たつのを前にドイツの首都ベルリンで8日、風車を掲げながら原発反対を訴えるデモが行われた。風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの象徴として風車を選んだ。主催者発表によると、約千人が参加した。参加者は「フクシマのような事故はどこでも起きる」とシュプレヒコールを上げ、ブランデンブルク門から日本大使館までの約2キロを練り歩いた。ドイツで暮らす日本人も参加した。子供が3人いるというドイツ人女性(50)は「安全な原発など世界に一つもない。日本政府は原発の再稼働をやめるべきだ」と話した。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030901001330.html
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(社説)原発関連死 福島の痛みを直視せよ(2014/03/08朝日新聞)
「事故によって死亡者が出ている状況ではない」。福島での原発の事故について、自民党の高市早苗・政調会長が昨年、こんな発言をした。だが、命にかかわるのは放射線だけではない。避難生活で体調を崩して亡くなったり、自殺に追い込まれたりする「震災関連死」が増え続けている。長期避難が続く福島では今年1月末までの関連死が1660人で、地震や津波による「直接死」の1607人を上回った。東日本大震災の被災3県全体の関連死のうち、6割近くを福島が占める。 福島では今なお、毎月30人ほどが新たに関連死と認定されている。「原発事故関連死」とも呼ばれ、避難生活が長期化する原発事故の深刻さを浮き彫りにしている。・・・調査した福祉施設での12年2月までの3カ月の死亡率は、前年同期の1・2倍に増えた。報告では、全体に健康へのリスクが高まったと考えるべきで、認定された関連死は「氷山の一角」としている。福島の避難者は13万人を超える。関連死を防ぐには生活の立て直しが最大の課題だが、帰還の前提となる除染は長引き、生活再建への道のりは長い。・・・
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11017580.html?iref=comkiji_redirect
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(声)安倍首相、もっと福島視察を(2014/03/08朝日新聞)無職 氏家義一(千葉県 76)
福島第一原発事故による汚染水漏れは、3年を経ようとしている今でも続いている。汚染水は拡散し、地下水に混じったり、海へ流出したりしているようだ。東電の対応のまずさが如実に感じられる。安倍晋三首相は今国会での施政方針演説で「国も前面に立って予防的・重層的な対策を進める」と語った。だが、汚染水対策で前もってことに当たったこともなければ、うまく処理できた実績も見当たらない。すべて東電頼りではなかったか。昨年9月、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、「(福島第一原発の汚染水問題の)状況はコントロールされている」と表明した。その後、さすがに気になったのだろう。帰国してから福島第一原発を訪問した。そのとき、貯蔵タンクや放射性物質の浄化装置、汚染水の拡散を防ぐ水中カーテンなども視察した。その際、実効性のある対応を指示してはいなかったのか。・・・
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11017589.html?iref=comkiji_redirect
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熊本)震災から3年 各地で「追悼」「反原発」イベント(2014/03/08朝日新聞)
進み出した津波被災地の復興と、いまだ見えぬ福島第一原発事故の収束。東日本大震災から間もなく3年が経つ。県内各地では今年も、追悼イベントが相次いで開かれる。「人と人のつながりをつくることで、避難者の人たちに、決して1人ではないんですよと伝えたい」。光照寺(宇城市)の副住職、糸山公照さんはそう話す。震災から月日が経つ中で、避難者の孤独死が増えているという話を仲間の宗教者などから聞き、胸が痛んだ。心のケアや、避難者を1人にしない「つながり」が求められていることを改めて痛感し、昨年2月、地域住民や避難者らの交流や支援の輪を広げる目的で「うきのわ(宇城の輪)」を始めた。・・・ 足尾銅山鉱毒事件を告発した田中正造の言葉、「真の文明は川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」を掲げる。呼びかけ人の一人、猪飼隆明・くまもと9条の会代表は、「水俣も福島も足尾銅山の問題も、国家が自然の摂理を犯したという意味で本質は同じ。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3671Y4G36TLVB019.html?iref=comkiji_redirect
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メディア時評:攻めの農業、農村壊す=熊本大文学部教授(農村社会学)・徳野貞雄(毎日新聞 2014年03月08日 東京朝刊)
農業や食べ物を、新聞はいつから経済・政治課題としか扱わなくなったのか。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の記事が連日掲載された。「にらみ合い続く日米」(毎日、2月26日)、「日米、溝埋まらず」(朝日、同21日)など、各紙ともほぼ同じ論調である。米や肉など「関税撤廃なら大打撃」(毎日、同23日)と、経済的影響の解説記事が多い。・・・素人でも分かることは、起業家精神を持った「起農家」は一握りで、農業の大規模化は農村に人がますますいらなくなる政策であり、農村の解体をより進めることだ。「攻めの農業」にみられる一連の論調は、農業を産業・カネだけで見る偏向した農業論に基づく。農業は、貨幣よりも資本主義よりも企業よりも古いし、頼りになる。人間の生活が根づく日常の営為である。現代の日本人は60歳では死ねない。80代まで生き続けなければならない。そして今、農業は「高齢者の生活機能」としての性格を色濃くしている。農政に関わる人たちは、今こそ経済政策と農村政策をデカップリング(分離)する勇気を持ってほしい。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140308ddm005070022000c.html
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福島原発事故3年:長崎から考える/下 手作り平和博物館 資料で被害、語り継ぐ/長崎(毎日新聞 2014年03月07日 地方版)
福島第1原発から約80キロ離れた福島県白河市にNPO法人「アウシュヴィッツ平和博物館」がある。古民家を改築した手作りの平和博物館だ。第二次世界大戦下でナチス・ドイツがユダヤ人を虐殺したアウシュビッツ収容所に関する記録写真や犠牲者の遺品などが並ぶ。ポーランド国立博物館から借り受け、歴史の事実を伝えている。「アウシュヴィッツは、狂った人びとが、まちがえて作ったものではなかった。(略)ただ、(略)自分さえよければ、他の人がすこしくらい苦しんでも、すこしくらい死んでもしかたがないと思っていた。自分が優秀で正しいと思うあまり、自分がほんとうはなにをしているのか、分からなくなっていた」
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20140307ddlk42040526000c.html
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安倍首相の地元・山口で反原発集会 7千人参加(2014/03/08朝日新聞)
・・・ 集会の共同呼びかけ人の児童文学作家那須正幹さんは「広島で3歳で被爆し、放射線の怖さは身に染みて知っている。もう原発とは手を切ろう」。「上関原発を建てさせない祝島(いわいしま)島民の会」の清水敏保代表は「皆さんと連帯し、上関原発が白紙撤回されるまで闘っていく」と訴えた。・・・
http://digital.asahi.com/articles/ASG385DKRG38TZNB00H.html
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ことば:東京大空襲(毎日新聞 2014年03月08日 東京夕刊)
第二次世界大戦末期の1945年3月10日未明、米軍の爆撃機B29約300機が東京・下町に約1700トンもの焼夷弾を投下。隅田川両岸一帯が猛火に包まれ、現在の江東、墨田、台東区を中心に約26万戸の家屋が焼失。死者は約10万人と推定されている。米軍は日本の戦意喪失などに効果があるとみて、同様の無差別攻撃をその後、日本各地で行った。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140308dde041040030000c.html
東京大空襲:88歳で語り部になる決意「地獄でした」(毎日新聞 2014年03月08日)
一夜にして10万人が亡くなったといわれる1945(昭和20)年3月の「東京大空襲」から10日で69年。19歳で被災した坂本邦男さん(88)は、大空襲翌日に召集され、終戦後約3年3カ月のシベリア抑留を強いられた。まぶたに焼き付いた大空襲の状況は、あまりに悲惨すぎて口にしづらかったが、「風化させてはならない」と、米寿を迎えて語り部になることを決意。8日、東京都墨田区のすみだ郷土文化資料館で行われた空襲画ギャラリートークで自身の体験を語った。・・・
http://mainichi.jp/select/news/20140308k0000e040246000c.html
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大江氏「政府宣伝だまされるな」 脱原発集会で訴え(2014/03/08共同通信)
東京電力福島第1原発事故から3年となるのを前に、脱原発を求める集会「原発のない福島を!」が8日、福島県内3カ所で開かれ、計約5300人(主催者発表)が参加した。郡山市の集会では、作家の大江健三郎さんが「政府の『原発を再稼働しても恐ろしいことは起こらない』という宣伝は、戦争中に『戦争で悲惨なことにはならない』とだましたことと同じだ。次にだまされてしまえば、私たちの未来はない」と訴えた。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030801001910.html
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山口市で原発反対集会 作家らが呼びかけ(2014/03/08共同通信)
中国電力が進める上関原発(山口県上関町)建設計画の反対を訴える「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が8日、山口市の維新百年記念公園で開かれた。集会を呼びかけたのは「ズッコケ三人組」シリーズの作家那須正幹さんや、清水敏保上関町議ら。上関原発建設に長年反対してきた上関町祝島の島民にも参加を呼びかけていた。・・・
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030801001436.html
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福島第1原発事故 痕跡今も生々しく 過酷な現場、ミス誘発(2014/03/07河北新報)
福島第1原発事故から3年となるのを前に、東京電力が1.2号機の中央制御室を報道機関に公開した。津波で全電源が喪失する中、社員が初期対応に当たった痕跡を残す。汚染水流出などのトラブルも相次ぎ、最長40年と言われる廃炉工程の道のりは険しい。・・・2号機原子炉の温度計破損、4号機につながるケーブルの破損。ヒューマンエラーによる重大事故が後を絶たない。ケーブル破損では使用済み核燃料プールの冷却停止を招いた。取材陣は防護マスクと防護服姿。視界は遮られ、声はくぐもる。スムーズな身動きも封じられる。頭はマスクで締め付けられ、痛み始める。人為ミスの続発は過酷な労働環境が影響している。「完全にアンダーコントロール」。取材で原発に入るたび、安倍晋三首相の言葉と現実の隔たりを感じる。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201403/20140307_63016.html
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地球生命の火星由来説に2つの新根拠(Marc Kaufman for National Geographic News September 6, 2013)
地球の生命の起源は他の天体から飛来したとする「パンスペルミア説」は、長らく議論されながらも多くの場合は否定されてきた。だがこのところ、この学説がにわかに息を吹き返している。生命の形成に不可欠ないくつかの物質が、初期の地球には欠けていたが当時の火星には存在した可能性が高いとするそれぞれ別個の研究が、相次いで2件発表されたのだ。・・・パンスペルミア説が勢力を盛り返してきたのは、地球の生命の起源に関する科学界の長年の探求の成果と(というより、成果のなさと)軌を一にしている。ベナー氏が専門とする合成生物学の分野では数十年にわたって研究が行われてきたものの、壁を乗り越えられずにいる。 ・・・
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130906001
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アラスカの鉱山、最大サケ漁場を汚染?(Dan Vergano, National Geographic News March 4, 2014)
アメリカ環境保護庁(EPA)は2月28日、アラスカで計画されている大規模な露天掘り銅鉱に対し水質浄化法を適用し、開発を一時停止するよう求めた。・・・「大規模な科学研究の結果、ペブル社の鉱山が湾流域と豊かなサケの漁場に深刻で回復不能なダメージを与える とみなすのに十分な理由が得られた」とマッカーシー氏は述べた。 ・・・ブリストル湾はアンカレッジからおよそ400キロ南西に位置し、世界最大の天然サケ集団の生息地となってい る。鉱山が予定されているイリアムナ湖近くの産卵場所には、3600万トン)の銅と3000トンの金が埋まった鉱床が ある。 ・・・
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140304001
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児童虐待:通告2万人超 13年、過去最多(毎日新聞 2014年03月06日)
全国の警察が2013年に虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した子どもの数は前年比31.8%増の2万1603人で、統計を取り始めた04年の22倍に上り、過去最多だったことが警察庁のまとめで分かった。子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」が同48.4%増の8059人で全体の数字を押し上げた。同庁は「DV事案の認知件数が増加したことや面前DVも虐待という認識が広まった」と分析している。・・・
http://mainichi.jp/select/news/20140306k0000e040223000c.html
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被災3県、震災関連死3千人 福島では直接死上回る(2014/03/07朝日新聞)
東日本大震災後の肉体・精神的疲労が原因で亡くなったり自殺に追い込まれたりした「震災関連死」が、岩手、宮城、福島の被災3県で2973人に上ることが朝日新聞の調べでわかった。東京電力福島第一原発事故による避難者が13万人を超える福島県が最多の1660人で、津波や地震による「直接死」の1607人を上回った。被害が長期化する原発事故の深刻さが浮き彫りになった。
http://www.asahi.com/articles/ASG364R8WG36UTIL07S.html
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(声)安倍首相、「美しい国」どこに?(2014/03/07朝日新聞)主婦 清水芳枝(神奈川県 63)
安倍晋三首相。あなたが第1次安倍内閣で掲げた「美しい国、日本」という政治目標を聞いた時、私は政治家が使う「美しい」という主観的な言葉に違和感を覚えました。あなたが再び首相になられて1年余、今の日本はどうでしょうか。私たちの国には、人々の間に「思いやり」があり、それがこの国を麗しくしていました。ところが、最近起きた「アンネの日記」破損事件が示すように、今、急速に「憎しみ」の感情が社会に表れてきているように感じます。あなたの靖国神社参拝を始め、最近の日本の右傾化が影響しているものと思います。人々が互いに「信頼し合う」関係も、日本の美しさを形成してきました。ところが昨年末、強引な国会運営により「特定秘密保護法」が成立してしまいました。その結果、この先、私たちは「疑い」の目でお互いを監視し、生きていかざるを得なくなるでしょう。それに加え、あなたは恐ろしい原発を停止しようとはしません。あの福島第一原発事故が起きたのに、です。第2、第3の事故が起きたら、この国は滅ぶでしょう。私たちの国は「美しい国」とは正反対の「憎しみ」「疑い」「滅び」の方向に進んでいるのではないでしょうか。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11015560.html?iref=comkiji_redirect
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(声)憲法を形骸化する政治に不安(2014/03/07朝日新聞)無職 村上博彦(愛知県 77)
およそ戦争は自衛を名目に行われる。あの大戦も、日本は自国の生命線を守るためとして中国はじめアジア諸国に侵攻し甚大な損害を与えた。一方、日本も多くの人命と財産を失い、軍隊では国民は守れないことを思い知らされた。戦後、日本はそのことを反省し、憲法9条で「国権の発動たる戦争と(中略)武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めた。この9条こそ、国際社会で日本への信頼を高めるのに寄与してきたと思う。歴代政権は、集団的自衛権の行使は戦争を拡大する恐れがあり、憲法上許されないとしてきた。これを安倍晋三首相は、憲法を変えないまま新しい解釈で覆そうとしている。選挙で国民の審判を受けると言うが、一票の格差は「違憲状態」のままだ。もし憲法の規定が、時の政権の勝手な解釈で変えられるなら、憲法は形骸化し、基本的人権さえ変質する恐れがある。それを防ぐために憲法99条は首相を含む公務員に「憲法尊重擁護義務」を課している。だが、「最高責任者は私だ」と声を荒らげる安倍首相にそれは見られず、政治に不安を感じる。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3545W6G35UWPJ004.html?iref=comkiji_redirect
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(声)非正規雇用 使い捨てに失望(2014/03/07朝日新聞)派遣社員 藤原直子(兵庫県 44)
昨年、派遣社員として食品会社に勤めていた。仕事内容は正社員と変わらないレベルを求められたが、年収は正社員の半分以下だ。同僚はもっとひどく、パート採用で正社員と同じ仕事を6年もしていた。私と同僚は正規雇用を希望しており、上司にも相談した。しかし「新卒で入るのも大変なのに、ここで働いているからと優遇したら不公平でしょ」と言われた。結局、私はある正社員から嫌がらせを受け体調を崩し、退社した。上司は完全に正社員の味方だった。同じ仕事を誠心誠意勤めていても、非正規雇用だから軽んじられるのだろうか。いくら努力をしても認められる機会はないのか。待遇が不満だからと食品に農薬を混入する気は全く起きないが、冷凍食品の農薬混入事件を起こした容疑者の心の動きが、私にはよく分かる。経済成長のために使い捨ての人材が必要と考えるような社会に失望している。
http://digital.asahi.com/articles/ASG343HB2G34PWPJ002.html?iref=comkiji_redirect
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(声)司馬さんの思い 大人にも響く(2014/03/07朝日新聞)パート 村瀬美紀(福岡県 50)
10年前、娘は大阪府東大阪市の小学校を卒業した。その時の記念品は司馬遼太郎さんのエッセー「二十一世紀に生きる君たちへ」だった。同市にある司馬遼太郎記念館が図録として販売しているもので、何色もの色鉛筆で言葉を加えては削った推敲(すいこう)の跡は、子どもたちにどうすれば思いが伝わるか悩んだ司馬さんの熱い心であふれている。21世紀は人類が仲良しで暮らせる時代にちがいないこと。自分に厳しく、相手にはやさしくする訓練をして、自己を確立せよと、子どもたちに期待を込めている。「君たちはつねに晴れあがった空のように、たかだかとした心を持たねばならない。同時に、ずっしりとたくましい足どりで、大地をふみしめつつ歩かねばならない」。大好きな一節だ。落ち込んだ時、つぶやきながら空を見上げると背筋が伸びる。子どもたちだけでなく、大人も読むたびに身が引き締まる一冊だ。
http://digital.asahi.com/articles/ASG3544FNG35UWPJ003.html?iref=comkiji_redirect
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神社で「寺子屋」12年 福岡・行橋で元教員夫妻(2014/03/07朝日新聞)
江戸時代に「読み書きそろばん」を教えた寺子屋の現代版が、福岡県行橋市にある。教室は神社。姿勢を正して正座した子どもたちが、算数や漢字、論語を学ぶ。元教員の老夫婦が隔週土曜日に営むこの寺子屋は、まもなく12回目の「卒業式」を迎える。・・・ 「人としての心、思いやりの大切さを伝えたい」。2002年、寺子屋を始めた。学校週5日制が完全実施されたところだった。「子どもの土曜日の居場所の一つに」という思いもあり、隔週土曜日の午前10時〜正午に開校する。月謝は100円だけもらう。・・・
http://digital.asahi.com/articles/ASG233R7FG23TLLS001.html?iref=comtop_list_edu_n01
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原発再稼働を目指す政官電の関係(2014/03/07朝日新聞)
朝日新聞で展開している連載記事「原発利権を追う」の中で今年1月、原発再稼働を訴える甘利明経済再生相と電力業界の隠された関係について報じた。東京電力、関西電力など、原発を持つ9電力会社が2006年以降、甘利氏のパーティー券を水面下で分担購入していたことが取材で判明した。9社で1回あたり約100万円分のパーティー券を分担し、平均的な年間購入額は数百万円とみられる。東電は2011年の原発事故後にやめたが、他の8社は購入を続けてきたという。・・・
http://astand.asahi.com/magazine/wrnational/2014030300007.html?iref=webronza
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宇宙エレベーター、部分的に実現?(Joseph Bennington-Castro for National Geographic News March 7, 2014)
“蜘蛛の糸”をたどって月へ旅することも可能になるのだろうか? 人工衛星を静止軌道に運ぶ「部分的な」宇宙エレベーターが、その端緒となるかもしれない。・・・ SF界の巨匠、アーサー・C・クラークが1979年に刊行した小説『楽園の泉』に触発され、複数の科学者が、か なり以前から完全版の宇宙エレベーターの構想について研究を続けている。これは地球の赤道上に位置する地点 から宇宙空間に向けて、月との距離の4分の1ほどの長い軌道を設置するというものだ。これに対し、今回提言さ れた部分的な宇宙エレベーターは、長さは完全版の半分以下で、地上と直接結ばれている必要もない。 ・・・
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140307003
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6周年の種子貯蔵庫に2万品種が追加(Christine Dell'Amore, National Geographic News March 6, 2014)
スバールバル世界種子貯蔵庫(SGSV)が2万品種の作物の種子を新たに受け入れた。貯蔵庫の6周年を祝うように、100カ国以上に起源を持つ種子が一斉に送られてきた。貯蔵庫のパートナーであるグローバル作物多様性トラストの上級研究員ルイジ・グアリーノ(Luigi Guarino)氏によれば、貯蔵庫は世界の食物の遺伝的多様性を守る“貸金庫”であり、北極圏にあるノルウェー、スバールバル諸島の高度な施設に82万619品種の種子を貯蔵しているという。われわれはほんの一握りの最も収穫量が多い果物や野菜、穀物に頼るようになったため、それ以外の何千もの品種が驚くべき速さで失われている。 ・・・
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140306004
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天文学者の日々:/124 存在しない論文に真の答えがある/愛媛(毎日新聞 2014年02月08日 地方版)
前回は年末年始に読んだ本を紹介しました。その中で「存在しない小説」(いとうせいこう著、講談社)を手にした理由は、宇宙の真理はまだ存在しない論文に書かれているように思ったからだと書きました。・・・研究はパラダイム主義で進んでいくものです。今回の場合、動物では細胞が刺激を受けて初期化されることはないというのがパラダイムでした。普通はその手のひらの上で研究が進められていくものです。しかし、その一方でパラダイムは崩れ、新たなパラダイムに乗り移ってきたことも歴史は示しています。例えば、天文学ではコペルニクス以前、太陽が地球の周りを回っていると考えられていました(天動説)。だが、今では地動説が正しいことを誰もが知っています。パラダイムにとらわれず研究するべきだと改めて思いました。真の答えは現在存在しない論文の中に書かれているのです。・・・
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20140208ddlk38070625000c.html
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「世界で原発停止を」と訴え 福島・富岡町の松村さん(2014/03/07共同通信)
【パリ共同】2011年の東京電力福島第1原発事故後に警戒区域に指定された福島県富岡町に残った松村直登さん(54)が6日、訪問先のパリで環境保護団体などが主催する討論会に参加し、「原発事故は今の科学技術では制御できない。世界中の原発を止めなければならない」などと訴えた。松村さんは事故直後に東電社員から「数日したら元に戻る」と言われた経験を紹介し「日本政府と東京電力は今もうそをついている」と批判。富岡町は昨年「帰還困難区域」などに再編されたが「汚染の状況は前と変わらない」と話した。松村さんは事故から3年となるのに合わせて欧州各国を訪問。
http://www.47news.jp/CN/201403/CN2014030701001361.html
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