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(声)「靖国に奉る覚悟」 おかしい(2014/02/24朝日新聞)自営業 池原正雄(鳥取県 68) 自民党の2014年の党運動方針が決定しました。その案を作成した1月7日の総務会の記事で、私が凍りつく思いで読んだのは「自衛隊員にもしものことがあった場合、靖国神社に奉る覚悟を示すべきだ」との声が出たという部分です。こうした声が党内から出るということに、驚きを禁じ得ませんでした。自衛隊員の方が死ぬ危険にさらされないようにすることが大切なのに、亡くなった後のことを考えているとは。「立派に死んでこい。その時は靖国神社に神として奉ってやるから」と思っているのでしょうか。「靖国神社に奉る」という言葉を、どんな思いで隊員や家族の方は目にされたのか。それを考えると、胸がしめつけられる思いがしました。いくら憲法で何人も「その意に反する苦役に服させられない」と保障されているとしても、いざとなれば拒否しにくいでしょう。あの「特攻」でさえ、志願の形をとりました。9条を大切に思うのは、自衛隊の皆さんをそうした状況に追い込まぬことだと気づきました。隊員の皆さんの命を守りたいと思います。「靖国に奉る」ことを主張した議員が、自ら戦場に出向き死ぬことはありません。 余録:「グリコのおまけ」と呼ばれるが本来は…(毎日新聞 2014年02月23日) ことば:ツワネ原則(毎日新聞 2014年02月24日 東京朝刊) 「国家安全保障上の秘密保護」と「国民の知る権利確立」という対立する課題を解決するため、70カ国以上の専門家500人以上が参加し、昨年6月にまとめた。南アフリカの首都プレトリア近郊ツワネ地区で発表され、国際人権・人道法に反する情報は秘密にしてはならない▽すべての情報にアクセスできる独立監視機関を置く▽メディアなど非公務員は処罰の対象外とする−−など50項目から成る。 時代の風:大都市首長選と民主主義=元総務相・増田寛也(毎日新聞 2014年02月23日 東京朝刊) ◇劣化した政党の機能 東京都知事選は組織力をバックにした舛添要一氏が大差で勝利し、来月行われる大阪市長選は橋下徹市長の独り相撲の様相である。東西の大都市で首長選挙が相次いで行われるのは全くの偶然だが、豊かな財政力を有する大都市の首長選挙の結果が、全国の自治体や国政に与える影響は大きい。それにしては、主要政党の存在感が感じられない。・・・ http://mainichi.jp/shimen/news/20140223ddm003070110000c.html 社説:風力発電 もっと増やせるはずだ(毎日新聞 2014年02月24日) 日本で再生可能エネルギーが総発電電力量に占める割合は2012年度で1.6%(水力を除く)に過ぎない。10年度の1.1%からは増加したものの、世界の動向から取り残されていることは間違いない。欧州をみると、水力を除いた再生エネの比率は12年の推計値でスペインが23%、ドイツが19%、英国が10%で日本とはけた違い。米国でも5%以上を占める。中でも、日本がもっと増やせるはずなのに滞っているのが風力発電だ。13年末の総設備容量は中国が1位で、米国、ドイツ、スペインと続き、日本は18位。電力需要に占める割合は12年でわずかに0.5%。デンマークの30%やスペインの18%に遠く及ばない。 http://mainichi.jp/opinion/news/20140224k0000m070120000c.html 憂楽帳:ミドリガメ(毎日新聞 2014年02月24日 大阪夕刊) 奈良・猿沢池の水を抜いたら、亀の大半が外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)だったという。10年前に大阪・四天王寺の「亀の池」で外来種が席巻している記事を書いたが、その後も各地で在来種を駆逐しているようだ。子どもたちに人気のミドリガメは食欲旺盛で繁殖力が強く、環境省が指定する要注意外来生物だ。先日、神戸市であった淡水ガメ情報交換会で、米国から招かれた亀研究の権威、ジェフェリー・ロビッチ博士は「世界一美しい亀だが、バラにトゲがあるように、生態系に悪影響を与える。日本には天敵のワニもいない」と現状に警鐘を鳴らした。 避難解除:「官僚は頭がいいんです」、判断押し切る 福島(毎日新聞 2014年02月24日) お粗末な対応に怒り 汚染水漏れ、あきれる避難住民(福島民友 2014年02月24日) 東京電力福島第1原発で汚染水をためているタンクから1リットル当たり2億4000万ベクレルと極めて高い濃度の放射性物質の汚染水が漏れ出たことが発覚した20日、原発立地町などの避難住民からは度重なる汚染水漏れに批判の声が上がった。「東電は一体、何をやっているのか」「放射性物質の濃度が高過ぎる」。汚染水漏れが発覚するたびに「防止に万全を期す」としてきた東電に対して、住民はいら立ち、発見が遅れたお粗末な対応にあきれた。双葉町から、いわき市の仮設住宅に避難する自営業松本正道さん(50)は「これまでは汚染水が漏れていたと知るたびに何をやっているのだか、と思っていたが、今回はあまりにも(放射性物質濃度の)桁が違い過ぎる」と怒りとあきれが入り交じった表情を浮かべた。「またか、という思い。あきれ返るしかない」。楢葉町から、いわき市の仮設住宅に避難する主婦(70)は怒りを込め、「これだけ期待を裏切られると、本当はもっと漏れているのではないかと疑いたくなる」と東電への不信感を口にした。 http://www.minyu-net.com/news/news/0221/news8.html マヤ文明、“夜の太陽の神殿”を発見(Ker Than for National Geographic News July 23, 2012) 日本政府の原発推進に世界から強い批判 ――インドなど世界各地の活動家、東電福島第一原発事故の被害者の証言を聞いて(2014/02/21グリーンピース) 核廃絶 現場から訴え 「福竜丸」元乗組員マーシャルへ(2014/02/23東京新聞)
近隣の宇宙―太陽系(ナショナルジオグラフィック) “第6の大量絶滅”は回避できるのか(Robert Kunzig, National Geographic News February 20, 2014) http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140220003 『科学をいまどう語るか 啓蒙から批評へ』 尾関章〈著〉(2014/02/23朝日新聞) 時給、7年で10円上がっただけ 非正規の工場労働者は(2014/02/23朝日新聞) 冷凍食品に農薬が混入された事件で、器物損壊容疑で再逮捕された契約社員阿部利樹容疑者(49)は「会社の待遇に不満があった」と動機を述べているとされる。群馬県大泉町の食品工場で働き、昨年、賞与の減額対象者となっていた。非正規で働く人は今や、雇用者の3人に1人以上。似た境遇で働く工場労働者たちは事件に何を思うのか。夕暮れ時、大泉町の工場街。広大な食品工場の裏口から、仕事を終えた従業員が次々に出てきた。車に乗り、家路につく。「この時間に出てくるのはみな非正規。正社員は2割しかいない」。年配の男性が言った。「正社員は監督と管理が仕事。自分たちは作業だけだから」近くに、事件が起きたアクリフーズの冷凍食品工場がある。阿部容疑者はここで8年間、冷凍ピザを作っていた。当初は年功型の賃金だったが、2012年度に業績評価制度が導入されると、翌年度の賞与が減額になった。「こんなクソ会社どうなってもいい」とロッカールームで怒鳴った。「こんな給料じゃやっていけない」と上司にくってかかる場面もあった。同僚たちはそう証言する。「俺から言わせれば、阿部容疑者は甘い」。別の食品工場で働く契約社員の60代男性ははきすてた。「俺は会社に文句なんて言わない。俺たちは使い捨て。人余りの時代、いくらでも代わりはいる。ほかにどこが雇ってくれる?」中学卒業後、寝る間も惜しんで働き、この地方に一軒家を構えた。養う家族もいる。待遇に不満をもらすときは小声になった。「待遇はひどいもんだ。7年働いて10円上がっただけ。時給910円だよ」。ヒット商品が出て、工場はフル稼働。だが、時給には反映されていないという。・・・ (波聞風問)トップの発言 価値を生むものでないと 安井孝之(2014/02/23朝日新聞) 阪神タイガースの投手だった江本孟紀さんの「ベンチがアホやから野球がでけへん」を思い出した。NHKの籾井(もみい)勝人会長の「慰安婦発言」など一連の言動が混乱を招いている。江本さんの「アホ発言」は、監督の不手際が現場の足を引っ張っているという思いの発露だった。NHKの多くの職員の今の思いは、江本さんの思いと重なるに違いない。・・・ 歴史から見たウクライナの武力衝突(Eve Conant for National Geographic News February 21, 2014) アステカの犬だけの墓を発見、メキシコ(A. R. Williams, National Geographic News February 19, 2014) 福島第1、タンクから最高濃度汚染水100トン流出(2014/02/21河北新報) 脱原発、秘密法廃止など訴え 浦和駅東口で「キャンドルナイト」(2014/02/21東京新聞) ウクライナ:野党、首都占拠 国会掌握、大統領を「罷免」(2014/02/23毎日新聞) 東日本大震災:福島第1原発事故 賠償打ち切り、東電独自基準 一般被災者「次は我々か」 二重生活の男性、懸念(毎日新聞 2014年02月23日 東京朝刊) クローズアップ2014:再生エネ買い取り価格見直し 太陽光偏重、曲がり角(毎日新聞 2014年02月23日 東京朝刊) 映画:原発事故題材「変身」上映 元NHKアナ・堀さん初監督作、渋谷で28日まで/東京(毎日新聞 2014年02月23日 地方版) 元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤さん(36)が初監督した「変身」が、渋谷区宇田川町のアップリンクで上映されている。福島や米国のスリーマイル島、ロサンゼルス近郊のサンタスザーナ野外研究所(当時)など、事故を起こした日米の原発や核関連施設に焦点を当て、周辺住民らの声を集めて汚染の実態を追った。・・・ 映画のタイトルはフランツ・カフカの著書「変身」に由来する。「あの小説に描かれる不条理と被災者の状況が重なった」という。・・・ 水と緑の地球環境:リオ会議で伝説のスピーチ、セヴァン・スズキさん 「愛とは行動すること」 日本でキャンペーン展開(毎日新聞 2014年02月22日 東京朝刊) ラブが地球を変える カナダの日系4世の環境活動家、セヴァン・カリス・スズキさん(34)が「ラブ・イズ・ザ・ムーブメント」と銘打つキャンペーンを日本で展開中だ。12歳のとき、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国連地球サミット(リオ会議)で「伝説のスピーチ」をしたセヴァンさんは現在、2児の母。「ラブ(愛)は市民が行動するエネルギーを生みだす」と言葉に力を込める。【明珍美紀】「電気や燃料だけがエネルギーではない。子どもを愛する気持ち。生き物の命を大切に思う心。そうした内なるパワーが、自然と調和した暮らしや社会を取り戻す原動力になる」とセヴァンさんは言う。・・・ 水と緑の地球環境:原発、放射性廃棄物を問う 「福島 六ヶ所 未来への伝言」28日まで東京・渋谷で上映(毎日新聞 2014年02月22日 東京朝刊)
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