東電告訴・告発に参加求める(2012/10/08中国新聞) http://www.47news.jp/localnews/ 「脱原発」訴え市民ら集会 大江さんら呼び掛け(2011/12/10共同通信) http://www.47news.jp/CN/ 台湾で1万3千人超が反原発デモ 福島県の被災者も参加(2011/04/30共同通信) デモには、交流サイト「フェイスブック」などで集まった若者や親子連れの姿も目立ち、社会全体に原発への不安が高まってきていることをうかがわせた。小学3年生の子らを連れて参加した台北の主婦(37)は「古い原発は早く止めるべきだ。子どもは、環境問題に関心を持ってほしいので連れてきた」と話した。台湾では北部と南部の3カ所に計6基の原発が稼働中。北東部に2基が建設中。福島の事故を受けて来年の総統選でも争点となりそうで、野党民主進歩党は党員にデモへの参加を呼び掛けた。 |
〈ニッポン人脈記〉石をうがつ:10(2012年9月14日朝日新聞) 89年、福島第二原発で部品が脱落する事故が起こり、3号機が停止した。都立高校生になっていた大賀は、大人たちに交じって現地を訪れ、住民の考えを聞いてまわった。地元では原発で仕事をしている人も多い。ほとんどの人が「早く再開してほしい」と言ったが、よそ者の自分に本音を言ってくれる人もいた。「本当は心配してたけど、声を出せなかったんだよね」住宅地図を手に一軒ずつ訪ね歩くうち、原発の問題は別にして、地元の人たちの素朴な人柄にひかれていった。 暮らしとともに地元の人たちと交流が深まり、恋もした。04年に会社員の夫と結婚。「根を張ってきたねえ」。そう言われるのがうれしかった。そんな中で、地震と原発事故が起きた。 昨年10月下旬。初めて一時帰宅することになり、大賀は、夫のほかに、友人の澤井(さわい)正子(まさこ)(59)らにも家の様子を見に行ってもらった。 東京のNPO法人、原子力資料情報室で活動している澤井とは長い付き合いで、澤井の娘の子守をしたこともある。将来の出産を考え、できるだけ被曝(ひばく)は避けたいと考えた大賀から、澤井はもろもろの用事を引き受けた。晴れ上がった空に、風の音だけが聞こえる。新居は地震にも揺らがずしっかりたっていたが、線量計はけたたましく鳴り続けた。 5月には、大飯原発の再稼働問題で揺れた地元、福井県おおい町を訪れた。ほかの被災者とともに副町長に会い、こう語りかけた。「いまの福島の状況を視察されてはいかがでしょうか。町の将来のため、子どもたちの未来のため、後悔のない選択をしてください」 |