睦月/1月/JANUARY
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冬のチョコ商戦に異変 止まらぬ価格高騰、ゴディバも1割値上げ(2025/01/31朝日新聞) 冬のチョコレート商戦に異変が起きている。高級チョコレート菓子「ゴディバ」は、今季のバレンタイン向けの商品を昨年比で約1割値上げ。明治は「きのこの山」「たけのこの里」の内容量を約1割減らす。背景には、原料となるカカオ価格が高騰がある。 日本でも、各メーカーは価格転嫁をせざるをえなくなっている。
「終末時計」残り89秒、過去最短を更新 全世界の指導者への警告と(2025/01/29BBC) 人類滅亡までの残り時間を象徴的に示す「終末時計」が28日、過去最短の「真夜中まで89秒」となった。前年から1秒進められた。この時計は、米科学誌「原子力科学者会報(BAS)」が毎年発表しているもの。真夜中の零時を人類滅亡の時とし、世界がそれにどれだけ近づいているか示している。 今年の発表では、核の脅威、生物学や人工知能(AI)の進歩の悪用、そして気候変動が主な要因として挙げられた。同誌・科学安全保障委員会のダニエル・ホルツ委員長は、今回の秒針の前進は「全世界の指導者への警告」だと述べた。 終末時計は1947年、核戦争の危険性を警告する目的で、米マンハッタン計画で最初の原爆開発に参加した米科学者たちが創設。最初は「真夜中7分前」に設定されていた。BASは28日の声明で、「時計を真夜中に1秒近づけることで、厳しい警告を発している」と述べた。
2800mの氷柱は「タイムマシン」、過去の気候変動の謎を解く手掛かりに(2025/01/28CNN) 今回掘削された氷床コアについて、「タイムマシン」であり、「地球の気候の驚異的な記録保管所」だと指摘するのは、カルロ・バルバンテ氏。バルバンテ氏は、氷床コアを採取したプロジェクト「ビヨンドEPICA(南極における欧州合同氷床コア掘削計画)」でコーディネーターを務める。
新石器時代に埋められた「太陽の石」、気候変動後の捧げ物か デンマーク(2025.01.25 Sat posted at 18:00 JST/CNN ) 複雑な線が彫られたこれらの小さな石は、1995年にデンマークのボーンホルム島で科学者らが発見した。島は首都コペンハーゲンの南東約180キロに位置する。 それぞれの石に刻まれた模様は、中心の円から複数の光線が枝分かれしているように見える。そこで考古学者らはこれらの遺物を「太陽の石」と名付けた。ただ一部には植物、または穀物が並んで生える様子を思わせる模様もある。
世界最大の氷山「A23a」、南大西洋の島に衝突する恐れ(2025/01/24CNN) A23aは、南極のウェッデル海の海底に接地し30年以上とどまっていたが、海底との接地が緩むほど縮小したとみられている。海底から分離し海流に流された後、氷山は再び「テイラー柱」につかまった。テイラー柱は、海流が海底の山にぶつかることで生じる水の渦を指す。 英南極観測局の物理海洋学者アンドリュー・マイヤーズ氏によると、A23aは何カ月も海底の山のまわりを回転し「身動きが取れなくなっていた」という。
「戦争を知らない子供たち」に込めた臆病さの力 きたやまおさむさん(2025/01/23朝日新聞) 反戦歌と紹介されることもあるが、発表当時は「軟弱だ」との批判も浴びたという。戦争を知らない世代が平和や反戦を語る行為にはどんな独自の意味があるのだろう。精神科医でもあるきたやまさんに聞いた。 「作詞家として450以上の曲を作ってきました。中でもこれだけはずっと歌い継がれてほしいなと思っている曲が『戦争を知らない子供たち』です。作曲は杉田二郎で、発表したのは1970年。ベトナム戦争のさなかでした」
ロシア・クルスクで北朝鮮兵約1000人が戦死と 西側当局がBBCに(2025/01/23BBC) 匿名の消息筋によると、北朝鮮から派遣された推定1万1000人の兵のうち、約4000人が戦闘で被害を受けた。この「被害」という分類には、戦死者、負傷者、行方不明者、捕虜が含まれる。4000人のうち、約1000人が1月中旬までに戦死したとされている。 この被害規模が事実だった場合、北朝鮮にとって継続が難しいものになる。 負傷者がどこで治療を受けているのか、人員がいつどの程度まで補充されるのかは不明という。 30年経っても実現しない「災害を前提にした社会」 河田恵昭さん(2025/01/18朝日新聞) 僕がセンター長を務める「人と防災未来センター」は、神戸市東部のHAT神戸の一角にあります。被災した神戸製鋼所などの工場の跡地で、他にも大規模な災害復興住宅や県立美術館など様々な施設がつくられました。工場の跡地にまた工場をつくる現状復旧では、真の復興にはなりません。HAT神戸というまったく新しい街をつくったことは、復興の成功例の一つだと思います。 見えざる価値観が支えた民主主義 トランプ政治で米国が失ったもの(2025/01/16朝日新聞) 「今回、トランプ氏は接戦州すべてで勝利し、一般投票でもハリス氏を230万票上回った上、共和党が上下両院で多数を制しました。この結果は、『MAGA(米国を再び偉大に)』と書かれた帽子をかぶる岩盤支持層の外側に、トランプ氏が大きく支持を広げたということでしょう」 「MAGAスローガンの信奉者の中心には、首都ワシントンに巣くうエリートの陰謀組織があると信じ、『ディープステート』(影の政府)と呼んで激しい怒りを抱える人たちがいます。銃所持の権利を強く支持し、白人至上主義で暴力的な行動も辞さないグループです。一方で今回は、一票の権利を行使するために何時間も投票所に並ぶごく普通の有権者もトランプ支持に傾いた。武装した過激な人々と普通の市民が同じ投票行動をとったのです。トランプ氏は、それだけの運動をつくってしまった。この事実は、民主主義を考える上で決して否定できません」 「16万年に一度」の彗星、肉眼で見える可能性 太陽に最接近(2025/01/15BBC) この彗星は「アトラス彗星(C/2024 G3)」。アメリカ航空宇宙局(NASA)は、今後の明るさを予測するのは「難しい」としつつ、肉眼で見えるほどの明るさを保つ可能性があるとしている。 この彗星は13日、太陽に最も接近する「近日点」に到達した。太陽との距離は、彗星の明るさに影響する。専門家たちは、同日夜から彗星が見られる可能性があるとしている。 彗星を見られる正確な場所は不明だが、南半球から観測するのが一番いいかもしれないと、専門家たちはみている。彗星は金星と同じくらい明るく輝いて見える可能性があるという。 ダーウィンの墓に「1.5は死んだ」の落書き、環境活動家を逮捕(2025/01/14CNN) 2人が所属する環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」は声明の中で、「我々を守ってくれるはずだった1.5度の限界を超えた。数百万人が避難し、カリフォルニアで火災が発生し、我々は1970年以来、野生生物の4分の3を失った」と訴えている。 2024年は観測史上、最も暑い年になった。産業革命前と比べて1.5度以上高くなった年は初めてだった。 「我々が6度目の大量絶滅のさなかにいると知ったら、ダーウィンは墓の中で転げ回るだろう」とジャスト・ストップ・オイルは言う。同団体は英政府に対し、30年までに化石燃料の採掘と燃焼を段階的に廃止するよう求めている。 人間の引き起こした気候危機や生息地の破壊によって大量の種が絶滅に追い込まれている現状を、6回目の大量絶滅と位置付ける専門家もいる。 (社説)デジタル化社会を生きる 「人間であること」という一線(2025/01/14朝日新聞) いわく、大小の科学文明・機械文明の所産は「わたしたちに使われるべきでありながら、ややもすれば、わたしたちを使うようになるおそれ」無しとしない、その時に「それは人間であることとなんの関係があるのか」とつぶやく気持ちが多くの人に宿り続けてほしい――。
「生」と「戦争」感じる場から 五感でつなげていく 内田也哉子さん(2025/01/01朝日新聞) 描くことにひたむきで、「表現」という根源的な行為を象徴するエネルギーがある。彼らが戦争で散っていった事実があるから、どうしても悲しいものに見えてしまうけれど、彼らの生命力、純粋に「生きる」ということがそこにはあります。無言館を立ち上げた館主で作家の窪島誠一郎さんの、「戦争資料館としてではなく、命にスポットをあてたい」という思いが込められています。 止まらぬ物価高、絶えぬ列 大みそかの弁当配布に355人(2025/01/01朝日新聞) 年金だけでは暮らせず約2年前から生活保護を受ける荒川区の女性(68)は、灯油の値上がりで、今年から石油ストーブを使うのをやめたという。
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