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2024

如月20182月

february

(声)みんなに伝えたい福島の現状(2019/02/05朝日新聞)中学校教員 屋代貴之(栃木県 30)
「新聞やニュースで実情はよく知っている」。そのような私の考えが、いかに浅はかであったかを思い知らされた。東電福島第一原発事故のため、いまだ避難指示が解除されていない福島県双葉町と大熊町を訪れた。現地入りした直後、言葉を失った。ほぼ全ての民家や店舗で草木が生い茂り、外壁が剥がれ落ち、鉄骨が露出している。人影は防護服を着た原発関係者のみ。他には誰もいない。

 「ここは本当に日本なのか」。人が住めない町を見て涙が止まらなくなった。現状から目を背け、未来の日本を語れようか。だから私は、その様子を、人々に伝えようと努めている。一人ひとりの理解が日本の飛躍につながると信じて。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13879584.html

原発事故後の現地現状をマスコミはもっとつぶさに報道しなくてはいけないと思います。その現実を知れば再稼働や原発輸出がいかに無反省と無責任の中で行われているかがわかります。

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後藤健二さんの思い継ぐ ダイヤ原石の直接取引へ、アフリカで動く2人(2019/02/03朝日新聞)
 「ダイヤモンドが、子どもたちを不幸にする現実があるのではないか」。ジャーナリストの後藤健二さんは、ダイヤの産地であるアフリカの紛争を取材し、著書の中でそう問いかけていた。過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人人質事件で、後藤さんの殺害映像が公開されてから4年。後藤さんと縁のあった人たちが、彼が残した問いに答えようとしている。・・・だが2014年10月、後藤さんはシリアで行方不明になった。15年2月1日、ネット上に後藤さん殺害の映像が公開された。

 事件から2年後。高津さんは青木さんに出会った。アフリカの約15カ国を取材。戦場の最前線より、難民キャンプや農村の人を追い続けていると聞いた。常に弱い立場の人に寄り添おうとする姿勢が、後藤さんにそっくりだと感じた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13877231.html

国がどこであっても、場所がどこであっても常に弱い立場の人に寄り添おうとするのがジャーナリストの姿だと思う。それにしてもいかなる道義や使命感があろうが、死を覚悟した取材はあまりにも過酷に思われます。

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生誕100年 やなせさんの「正義」(2019/02/08東京新聞)
六日は漫画家の故やなせたかしさんの生誕百年の日だった。代表作「アンパンマン」をはじめイラストや詩など、多彩な創作を残した。それを貫く生命の尊重と「正義」を問う心に思いをはせたい。一九一九年生まれのやなせさんは二〇一三年、九十四歳で死去。五十代で描き始めた「アンパンマン」は、版元のフレーベル館によると、絵本や関連の本を合わせ八千百万部の大人気シリーズだ。一見は正義のヒーローが活躍する子ども向けの勧善懲悪の筋立てだが、「この社会で一番憎悪すべきものは戦争だ」「正義のための戦いなんてどこにもない」と訴えた作者の信念がこもる。

・・・やなせさんはかつて、本紙への寄稿で「戦争で死線の間をさまよった」と自身の二十代を吐露し、命の大切さを訴えた。また、多くの人に愛唱される名曲「手のひらを太陽に」の歌詞では、「万物の霊長」とおごる私たち人間に、ミミズもオケラもアメンボもみんな生きている友だちだと諭した。・・・ やなせさんを死線に追い込んだ昭和の無謀な戦争は遠く、国土を戦場にしなかった平成の時代も三十年を超えた。それにつれて、不戦の誓いや専守防衛の国是はあやふやにされ、戦争にじわじわ近づいているのではと、不安になる政策が次々に取られる。そんな今、次代を生きる子どもたちにやなせさんが託した思いを、大人こそがしっかりと受け止めたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/
column/editorial/CK2019020802000163.html

「この社会で一番憎悪すべきものは戦争だ」「正義のための戦いなんてどこにもない」戦争は絶対に嫌、絶対に繰り返さないとのやなせさんの叫びが聞こえて来ます。先の戦争の悲惨な体験から誓った不戦の誓は何があっても誰であってもおろそかには出来ないはずのものです。

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児童虐待疑い8万人超 児相通告、5年で2.8倍(2019/02/07東京新聞)
警察庁は七日、二〇一八年の犯罪情勢(件数などは暫定値)を公表した。虐待を受けた疑いがあるとして児童相談所(児相)に通告した十八歳未満の子どもは前年比22・4%増の八万百四人で、統計のある〇四年以降初めて八万人を超えた。ドメスティックバイオレンス(DV)やストーカーの相談件数なども高水準。・・・ 通告児童数は過去五年間で約二・八倍に増加。一八年分の内訳は、暴言などの心理的虐待が五万七千三百二十六人と七割を占めた。暴力による身体的虐待が一万四千八百二十一人、ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否が七千六百九十九人、性的虐待が二百五十八人で、いずれも前年を上回った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/
201902/CK2019020702000268.html

 

精神的に未熟な大人が経済的に欠乏したり欲求を封鎖されたりすると暴力的になる。いたいけな子どもに向かったり、女性に向かったり、弱っている路上生活者などにも向かう。精神的な事も経済や欲望の事も、この国の基本的なあり方、教育の姿勢に問題があるのだと思う。もちろんほとんどの人はそうならないんだけど、そうなってしまう人にはちゃんと教育する必要はあります。

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(特派員メモ ブリュッセル)生徒のデモを支持(2019/02/06朝日新聞)
 1月24日昼、日中の気温が零下のブリュッセルが熱気に包まれていた。学校のある平日にもかかわらず、高校生を中心に3万5千人以上がデモに繰り出した。テーマは地球温暖化だ。欧州連合(EU)本部周辺の道路を埋め尽くし、「自分たちの未来と地球を守ろう」と訴えた。スウェーデンの高校生が温暖化対策の不十分さを訴えて始めた学校ストライキがベルギーに波及し、1月10日から毎週木曜にデモが実施されている。驚いたのは、学校から許可を得ている生徒が少なくないことだ。

クレメンティーンさん(16)もその一人。「デモや学校の欠席だけで政府の行動を変えるのは難しいことはわかっている。でも、若者も重大な問題に関心があることを示したい」と話す。ブリュッセル近郊のマーティン第5高校では、高校2、3年生にあたる生徒の7割以上が参加した。デジュムプ校長は「学校では持続可能な開発に関する活動もしている。デモ参加を支持するのは、それに矛盾しないようにするため」。ベルギーでは日常的に様々なデモを目にする。その理由が少しわかった気がした。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13881341.html

 

デモに学校が許可を出す。ベルギーの教育姿勢は素晴らしいなと思います。「デモや学校の欠席だけで政府の行動を変えるのは難しいことはわかっている。でも、若者も重大な問題に関心があることを示したい」日本の16歳にこんな意見を言う人がどれだけいるだろう?

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仏デモ13週目、5万人超 減少続く、再び衝突も(2019/02/11琉球新報)
【パリ共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが9日、13週連続で行われた。メディアによると、内務省は全国の参加者が約5万1400人だったとの集計を明らかにした。前週2日は約5万8600人で、3週連続の減少となったが、根強い参加が続いている。一方、衝突やデモに乗じた過激派らの暴力行為も繰り返された。約4千人が参加したパリでは国民議会(下院)前でデモ参加者が防護壁を壊そうとしたほか、エッフェル塔周辺などで車放火や破壊活動も起きた。
https://ryukyushimpo.jp/kyodo/entry-873635.html

 

個人が考えを主張する社会、そしてそれが出来る社会。フランスなどの欧州の国のデモを見ていると、デモがまるで国民の習慣のように根付いているなと感じます。

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